遅咲き鬱金香(チューリップ)の花咲く日

巴 金香(ともえ このか)は寺子屋で教師手伝いをしている十九才。
母を早くに亡くし父親は仕事で留守であることが多く、家庭の愛情に恵まれずに育った。そのために自己評価の低いところがあり、また男性を少し苦手としている。そのため恋にも縁がなかった。
ある日、寺子屋に小説家の源清 麓乎(げんせい ろくや)が出張教師としてやってくる。
麓乎に小説家を目指さないかと誘われ、金香は内弟子として弟子入りすることに……。

【第一回 ビーズログ小説大賞】一次選考通過作品
24h.ポイント 0pt
0
小説 195,570 位 / 195,570件 恋愛 58,072 位 / 58,072件

あなたにおすすめの小説

薄幸華族令嬢は、銀色の猫と穢れを祓う

石河 翠
恋愛
文乃は大和の国の華族令嬢だが、家族に虐げられている。 ある日文乃は、「曰くつき」と呼ばれる品から溢れ出た瘴気に襲われそうになる。絶体絶命の危機に文乃の前に現れたのは、美しい銀色の猫だった。 彼は古びた筆を差し出すと、瘴気を墨代わりにして、「曰くつき」の穢れを祓うために、彼らの足跡を辿る書を書くように告げる。なんと「曰くつき」というのは、さまざまな理由で付喪神になりそこねたものたちだというのだ。 猫と清められた古道具と一緒に穏やかに暮らしていたある日、母屋が火事になってしまう。そこへ文乃の姉が、火を消すように訴えてきて……。 穏やかで平凡な暮らしに憧れるヒロインと、付喪神なヒーローの恋物語。 ハッピーエンドです。 この作品は、他サイトにも投稿しております。 表紙絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品(写真のID:22924341)をお借りしております。

【本編完結】政略結婚お断り、逆境に負けず私は隣国で幸せになります

葵井瑞貴
恋愛
「お前は俺の『物』だ」――夜会で傲慢な侯爵子息テオに見そめられてしまった令嬢ソフィア。 女性を物扱いする彼との政略結婚から逃れるため、一人異国へ旅立つ――。 そこで出会ったのは、美貌の貴公子アーサーと個性豊かな仲間たち。 新天地で平穏な日々を送っていたソフィアだが、テオが追って来て国に連れ帰ろうとする。 さらに、祖国とリベルタ王国が戦争間近の緊張状態になり、ソフィアは貴族の陰謀に巻き込まれていく。 宿命としがらみ。貴族の思惑と陰謀。入り乱れる恋の矢印と絡み合う恋模様――。 主人公ソフィアを中心に様々な人の縁が広がり交わって、やがて一筋の明るい未来に繋がる。 これは、どんな逆境にも負けず、自分らしく生きることを諦めない、令嬢ソフィアが幸せになるまでのラブストーリー。

親友に裏切られた侯爵令嬢は、兄の護衛騎士から愛を押し付けられる

当麻月菜
恋愛
侯爵令嬢のマリアンヌには二人の親友がいる。 一人は男爵令嬢のエリーゼ。もう一人は伯爵令息のレイドリック。 身分差はあれど、3人は互いに愛称で呼び合い、まるで兄弟のように仲良く過ごしていた。 そしてマリアンヌは、16歳となったある日、レイドリックから正式な求婚を受ける。 二つ返事で承諾したマリアンヌだったけれど、婚約者となったレイドリックは次第に本性を現してきて……。 戸惑う日々を過ごすマリアンヌに、兄の護衛騎士であるクリスは婚約破棄をやたら強く進めてくる。 もともと苦手だったクリスに対し、マリアンヌは更に苦手意識を持ってしまう。 でも、強く拒むことができない。 それはその冷たい態度の中に、自分に向ける優しさがあることを知ってしまったから。 ※タイトル模索中なので、仮に変更しました。 ※2020/05/22 タイトル決まりました。 ※小説家になろう様にも重複投稿しています。(タイトルがちょっと違います。そのうち統一します)

私も一応、後宮妃なのですが。

秦朱音|はたあかね
恋愛
女心の分からないポンコツ皇帝 × 幼馴染の後宮妃による中華後宮ラブコメ? 十二歳で後宮入りした翠蘭(すいらん)は、初恋の相手である皇帝・令賢(れいけん)の妃 兼 幼馴染。毎晩のように色んな妃の元を訪れる皇帝だったが、なぜだか翠蘭のことは愛してくれない。それどころか皇帝は、翠蘭に他の妃との恋愛相談をしてくる始末。 惨めになった翠蘭は、後宮を出て皇帝から離れようと考える。しかしそれを知らない皇帝は……! ※初々しい二人のすれ違い初恋のお話です ※10,000字程度の短編 ※他サイトにも掲載予定です ※HOTランキング入りありがとうございます!(37位 2022.11.3)

花嫁が嫁いだ相手は、ご令嬢でした! でも、私はソッチ系じゃありません! 帰る場所のない花嫁は、嫁ぐことが出来るのか?

甘い秋空
恋愛
私、王都の伯爵家令嬢カオルは、辺境伯爵家のヒロミ様に嫁ぎます。でも、行ってみたら、ヒロミ様は令嬢でした。私にソッチ系の趣味はありません。もう帰る場所のない私は、この状況を逆転して、嫁ぐことが出来るのでしょうか?

【完結】同じだったりちがったり〜だから、あなたを愛しています

ここ
恋愛
アルセンヌは大国の姫君。国1番の美女と大評判。婚約者は同じくらい大国の王太子。しかし、両国の美意識は真逆で。アルセンヌは隣国の価値観では、不器量だというのだ‥。

離婚した彼女は死ぬことにした

まとば 蒼
恋愛
29話で第一部完です! 第二部の更新は5月以降になるかもしれません…。 詳細は近況ボードに記載します。 ----------------- 事故で命を落とす瞬間、政略結婚で結ばれた夫のアルバートを愛していたことに気づいたエレノア。 もう一度彼との結婚生活をやり直したいと願うと、四年前に巻き戻っていた。 今度こそ彼に相応しい妻になりたいと、これまでの臆病な自分を脱ぎ捨て奮闘するエレノア。しかし、 「前にも言ったけど、君は妻としての役目を果たさなくていいんだよ」 返ってくるのは拒絶を含んだ鉄壁の笑みと、表面的で義務的な優しさ。 それでも夫に想いを捧げ続けていたある日のこと、アルバートの大事にしている弟妹が原因不明の体調不良に襲われた。 神官から、二人の体調不良はエレノアの体内に宿る瘴気が原因だと告げられる。 大切な人を守るために離婚して彼らから離れることをエレノアは決意するが──。

疫病神と言われ続けた私でしたが、実家を追い出されたあとに待っていたのは幸せな毎日でした

柚木ゆず
恋愛
 わたしの髪の毛は珍しい黒色で、黒い髪の人間は『不幸をもたらす』という言い伝えがあります。ですので家族からは疫病神と呼ばれ虐げられていて、幼い頃からずっとお屋敷の外にある小さな物置で暮らしていました。  そんなわたしは、18歳を迎えた瞬間に――養育の義務がなくなった瞬間家族に追い出されてしまい、これから路頭に迷い辛くきつい人生を送ることになると思っていました。  でも、それを覚悟していた時でした。 「迎えにきたよ」  不意に背後から、そんな声が聞こえてきたのでした。  もう二度と会うことはできない、そう思っていた初恋の人の声が聞こえてきたのでした――。  ※体調不良の影響でしっかりとお礼(お返事)をすることができませんので、6月12日にいったん感想欄を閉じさせていただきます。