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第5話 頂上寸前まで追いつめられて
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もうダメ。
これ以上嬲られたら、夫にしか見せたことがない醜体をナオミさんに見せてしまう。
「もう許してください」
私はすすり泣いた。
「なによこんなイヤラシイ音をさせてるくせに。許してなんてよく言えるわね」
ナオミさんの二本の指が私の中で激しく動く。
グシュグシュ。
いやらしい音がダイニングに響いた。
「ハッ、ハッ、ハッ。もうやめて~」
目の前がピンク色に染まっていく。
「ウフフフ。もう限界みたいね。ここが沙也加のGスポットよね」
ナオミさんの指が膣の上側の柔肉をやわらかく押した。
強烈な快感と尿意のようなものが私を襲う。
「いやあーン。なんか出ちゃいそう。アーっ。ダメえー」
私はわななく。
「出してもいいわよ。でも、そんな大きな声を出したら2階の莉緒ちゃんに聞こえるわよ。莉緒ちゃん、下りてくるかもね。ママのイクところを見せてあげるつもり?」
ナオミさんが意地の悪いことを言う。
「いや、いや。莉緒には見せないで。見られたら生きていけない」
こんな淫らな母親の姿を娘に見られたら、とても生きていくことなんてできない。
「じゃあ、もっと声を抑えたら」
意地悪なナオミさんは指にねじりを加えて奥深くを抉ったり、Gスッポトを軽く叩いたりしてくる。
「あっ、あっ、あー。もう我慢できない。おねがい。莉緒に聞こえちゃう。助けて。はあーん」
もう限界だ。
Gスポットをもう一度押されたら確実に上り詰めてしまう。
声を抑えることなどもう出来ない。
「これ、邪魔ね」
ナオミさんが私のショーツを脱がそうとする。
「これはダメえー」
ナオミさんの手を押さえた。
「こんなにグショグショにして気持ち悪いでしょ。お尻を上げて」
太ももをナオミさんがピシャピシャ叩く。私はわずかにお尻を上げた。
一気に足首までショーツがずらされた。
「たっぷり気持ちよくさせてあげる」
ナオミさんは人差し指と親指で小さく尖った肉芽を揉み、残りの指を膣の中に沈めた。
「いやあー、だめになるうー」
左手で乳房と乳首を弄ばれ、右手で肉芽と膣を虐められてもう頂上寸前まで上りつめていく。
「そんな大きな声を出したら、本当に莉緒ちゃんが下りてくるわよ。口をふさいであげましょうか」
ナオミさんの言葉に私は何度も頷いた。
「ずいぶん素直になったわね。イキたい?」
「お願い。もう我慢できないの」
忘れていた肉の悦びを久しぶりに味わされて、もう私は考えることができなくなっていた。
自分からナオミさんに向かって自分から唇を突き出した。
ナオミさんの唇が引っ付いてきて、舌が口の中に入ってくる。
私は夢中になってその舌を吸った。
私の中に入れられた指のスピードが速くなる。
「うっ、うっ、ふーん」
莉緒のことを忘れ、自分が人妻であることをも忘れて上りる詰めることだけしか私は考えられなくなっていた。
そのとき、二階でバタバタという音がした。
続いて階段を下りてくるいくつかの軽い足音が聞こえてくる。
ナオミさんの指が私の中から出ていく。
「あーん」
思わず無念の言葉が出てしまった。
「ママ、マコちゃんとフウちゃんが習い事があるから帰るって」
エリちゃんがキッチンに入ってきた。
「そう」
後ろにいたはずのナオミさんはいつのまにか私の前に座っていて、母親の顔に戻っている。
「ママ。私も帰る」
莉緒が近づいてきて横に立った。
「えっ」
脳まで官能の波に飲み込まれていたので、まだ意識がはっきりしない。
「大丈夫?」
「ええ大丈夫よ」
私は弾んでいた息をなんとか整えて、いつもどおりの声で応えたつもり。
だが、まださっきの余韻で体は熱い。
「ママ、顔赤いよ。どうしたの?」
莉緒が心配そうに私の顔を覗き込んでくる。
「ちょっとお酒飲んじゃったから」
「お酒飲んだの?」
莉緒が不満そうな声を出す。
私がお酒を飲むことが嫌いみたいだ。
「ちょっとだけよ。そんな顔しないの」
莉緒を抱きしめた。
「お母さん、お酒くさい。それになんか濡れてる」
莉緒は気持ち悪そうな顔して、下を向く。
椅子の下は水溜まりのようなものができている。
それを莉緒が踏んだみたいだ。
血の気がスーッと引く。
その正体は私の体の中からできたものだ。
言葉を失い、固まってしまう。
「あら、ワインでもこぼしたのかしら」
私の足下にあった布のようなものを持ってナオミさんが床に四つん這いになって液体に顔を近づけていく。
液体に口をつけたように見えた。
「美味しいワインなのにもったいないわ」
ナオミさんが顔を上げてニヤッと笑って私を見る。
唇が私の恥ずかしい液体でぴかぴかと光っていた。
わたしは恥ずかしさのあまり消えたくなる。
「わたしたち帰る」
マコちゃんが声をかけてきた。
「ちょっと待って。おばさんも一緒に帰るから。私が拭きます」
私はナオミさんから布をもらおうと手を伸ばしたとき、それが自分のショーツだと気づいた。
「いいわ。ここはやっておくわ。続きはまた今度ね」
ナオミさんは私にショーツの濡れた部分を見せつける。
目が妖しく光っている。
「じゃあ、あとはお願いします」
私は慌てて莉緒の手を引いてダイニングを出た。
ナオミさんの家を出て、気持ちが落ち着いてくると、自分の行為が思い出され恥ずかしくなった。
夫に顔向けできないことをするところだった
助かったという思いと、もう少しで久しぶりの快感が味わえたのにという残念な気持ちとが同時に湧き上がってくる。
前を歩く莉緒たちのおかげで流されずに済んだ。
最近は、近所で変質者が出て小学生が襲われそうになったとかいう危ない話もときどき聞く。
心配なので、マコちゃんとフウちゃんを家まで送っていった。
家に帰り着くと、莉緒は自分の部屋には戻らず、ずっと誕生日会の楽しかったことを話していた。
私は、まだハッキリしない頭で適当に合槌を打ちながら聞き流してしまう。
これを解消することができるのは夫しかいない。
どんなに拒否されようと、泣き叫んで取り縋ってでも抱いてもらいたい。
しかし、夫はしばらく帰ってこない。
あと残された方法は……。
自分ではそう性欲が強いほうではないと思っている。
独身時代でもあまり自分自身で慰めたことはない。
でも、我慢できない。
夫から5年も無視されていた体にあんな悪戯をされたら性欲が強くなくても我慢できなくなるだろう。
莉緒はいつも自分の部屋で寝ている。
寝静まった頃にすれば、気づかれる心配はない。
だが、物事は思いどおりにはいかない。
ベッドに入ろうとしたとき、莉緒が自分の枕を持って寝室に入ってきた。
「今日はママと一緒に寝たい」
いつもは一人で寝ているから、夫がいない日ぐらい私に甘えたいのかもしれない。
普段ならなんてかわいい子だろうと思うところだ。
だが、今日は違う。
「いつも一人で寝ているのにどうしたの? 友だちから怖い話でも聞いたの?」
昼間に友だちと怪談話でもして怖くでもなったのだろうか。
「今日はパパがいないからいいでしょう」
莉緒は私の枕の横に自分の枕を置くと、さっさとベッドに横になってしまう。
母親としては、一緒に寝たいという娘を自分の欲望を満たしたいがために追い出すわけにもいかない。
私もしかたなく莉緒の横に寝た。
莉緒が「ママ」と言って、甘えるように体をピッタリとくっつけてくる。大きくなったと思ったが、まだまだ子どものようだ。
やっぱり莉緒はかわいい。頭を撫でてやる。
「今日だけよ」
「うん」
莉緒は嬉しそうに目を細めて頷いた。
体をこんなに密着されたら自分を慰めるなんてとてもできない。
それに娘が横に寝ているのにそんなイヤらしいことができるはずもなかった。
今日は諦めるしかなそうだ。
なんとか寝ようと思って目をつむるが、体が疼いてなかなか寝つけない。横では、莉緒が寝息を立てて気持ちよさそうに寝ている。
トイレにでも行こうかと思って、ちょっと体を動かした。
「うーん」
莉緒が寝返りを打った。私が動いたら起きてしまいそうだ。莉緒を起こしてしまうのはかわいそうだ。
トイレに行くのも諦めて、幸せそうに眠る莉緒の顔を見つめていると疼きが少し治まっていくように感じられる。
莉緒の寝顔を見ながらいつの間にか眠っていた。
翌日は、莉緒と一緒に買い物に行って、久しぶりに外で昼食をした。
夕方に家へ帰ると一緒に夕食を作って食べる。
莉緒とそんなことをしているうちに、昨日感じていた体の疼きやモヤモヤ感をほとんど感じなくなった。
寝るときになると、きのう約束したはずなのに莉緒が一緒に寝たいとまた駄々をこねる。
「昨日、約束したでしょう」
「イヤだ。ママと一緒に寝る」
莉緒が泣きだしてしまう。
「本当に今日だけよ」
何度も言い聞かせて横に寝かせた。
気持ちも体もだいぶ落ち着いている。昨晩みたいな焦燥感はない。
今日はゆっくり寝られそうだ。
考えてみたら莉緒のおかげでナオミさんの毒牙から逃れられたし、虚しい行為をしないで済んだ。
莉緒には感謝をしないといけないと思った。
それにしても夫の帰りが待ち遠しい。
早く夫に抱きしめて愛してもらいたい。
そんな期待をしながら私は夫の帰りを心待ちにしていた。
これ以上嬲られたら、夫にしか見せたことがない醜体をナオミさんに見せてしまう。
「もう許してください」
私はすすり泣いた。
「なによこんなイヤラシイ音をさせてるくせに。許してなんてよく言えるわね」
ナオミさんの二本の指が私の中で激しく動く。
グシュグシュ。
いやらしい音がダイニングに響いた。
「ハッ、ハッ、ハッ。もうやめて~」
目の前がピンク色に染まっていく。
「ウフフフ。もう限界みたいね。ここが沙也加のGスポットよね」
ナオミさんの指が膣の上側の柔肉をやわらかく押した。
強烈な快感と尿意のようなものが私を襲う。
「いやあーン。なんか出ちゃいそう。アーっ。ダメえー」
私はわななく。
「出してもいいわよ。でも、そんな大きな声を出したら2階の莉緒ちゃんに聞こえるわよ。莉緒ちゃん、下りてくるかもね。ママのイクところを見せてあげるつもり?」
ナオミさんが意地の悪いことを言う。
「いや、いや。莉緒には見せないで。見られたら生きていけない」
こんな淫らな母親の姿を娘に見られたら、とても生きていくことなんてできない。
「じゃあ、もっと声を抑えたら」
意地悪なナオミさんは指にねじりを加えて奥深くを抉ったり、Gスッポトを軽く叩いたりしてくる。
「あっ、あっ、あー。もう我慢できない。おねがい。莉緒に聞こえちゃう。助けて。はあーん」
もう限界だ。
Gスポットをもう一度押されたら確実に上り詰めてしまう。
声を抑えることなどもう出来ない。
「これ、邪魔ね」
ナオミさんが私のショーツを脱がそうとする。
「これはダメえー」
ナオミさんの手を押さえた。
「こんなにグショグショにして気持ち悪いでしょ。お尻を上げて」
太ももをナオミさんがピシャピシャ叩く。私はわずかにお尻を上げた。
一気に足首までショーツがずらされた。
「たっぷり気持ちよくさせてあげる」
ナオミさんは人差し指と親指で小さく尖った肉芽を揉み、残りの指を膣の中に沈めた。
「いやあー、だめになるうー」
左手で乳房と乳首を弄ばれ、右手で肉芽と膣を虐められてもう頂上寸前まで上りつめていく。
「そんな大きな声を出したら、本当に莉緒ちゃんが下りてくるわよ。口をふさいであげましょうか」
ナオミさんの言葉に私は何度も頷いた。
「ずいぶん素直になったわね。イキたい?」
「お願い。もう我慢できないの」
忘れていた肉の悦びを久しぶりに味わされて、もう私は考えることができなくなっていた。
自分からナオミさんに向かって自分から唇を突き出した。
ナオミさんの唇が引っ付いてきて、舌が口の中に入ってくる。
私は夢中になってその舌を吸った。
私の中に入れられた指のスピードが速くなる。
「うっ、うっ、ふーん」
莉緒のことを忘れ、自分が人妻であることをも忘れて上りる詰めることだけしか私は考えられなくなっていた。
そのとき、二階でバタバタという音がした。
続いて階段を下りてくるいくつかの軽い足音が聞こえてくる。
ナオミさんの指が私の中から出ていく。
「あーん」
思わず無念の言葉が出てしまった。
「ママ、マコちゃんとフウちゃんが習い事があるから帰るって」
エリちゃんがキッチンに入ってきた。
「そう」
後ろにいたはずのナオミさんはいつのまにか私の前に座っていて、母親の顔に戻っている。
「ママ。私も帰る」
莉緒が近づいてきて横に立った。
「えっ」
脳まで官能の波に飲み込まれていたので、まだ意識がはっきりしない。
「大丈夫?」
「ええ大丈夫よ」
私は弾んでいた息をなんとか整えて、いつもどおりの声で応えたつもり。
だが、まださっきの余韻で体は熱い。
「ママ、顔赤いよ。どうしたの?」
莉緒が心配そうに私の顔を覗き込んでくる。
「ちょっとお酒飲んじゃったから」
「お酒飲んだの?」
莉緒が不満そうな声を出す。
私がお酒を飲むことが嫌いみたいだ。
「ちょっとだけよ。そんな顔しないの」
莉緒を抱きしめた。
「お母さん、お酒くさい。それになんか濡れてる」
莉緒は気持ち悪そうな顔して、下を向く。
椅子の下は水溜まりのようなものができている。
それを莉緒が踏んだみたいだ。
血の気がスーッと引く。
その正体は私の体の中からできたものだ。
言葉を失い、固まってしまう。
「あら、ワインでもこぼしたのかしら」
私の足下にあった布のようなものを持ってナオミさんが床に四つん這いになって液体に顔を近づけていく。
液体に口をつけたように見えた。
「美味しいワインなのにもったいないわ」
ナオミさんが顔を上げてニヤッと笑って私を見る。
唇が私の恥ずかしい液体でぴかぴかと光っていた。
わたしは恥ずかしさのあまり消えたくなる。
「わたしたち帰る」
マコちゃんが声をかけてきた。
「ちょっと待って。おばさんも一緒に帰るから。私が拭きます」
私はナオミさんから布をもらおうと手を伸ばしたとき、それが自分のショーツだと気づいた。
「いいわ。ここはやっておくわ。続きはまた今度ね」
ナオミさんは私にショーツの濡れた部分を見せつける。
目が妖しく光っている。
「じゃあ、あとはお願いします」
私は慌てて莉緒の手を引いてダイニングを出た。
ナオミさんの家を出て、気持ちが落ち着いてくると、自分の行為が思い出され恥ずかしくなった。
夫に顔向けできないことをするところだった
助かったという思いと、もう少しで久しぶりの快感が味わえたのにという残念な気持ちとが同時に湧き上がってくる。
前を歩く莉緒たちのおかげで流されずに済んだ。
最近は、近所で変質者が出て小学生が襲われそうになったとかいう危ない話もときどき聞く。
心配なので、マコちゃんとフウちゃんを家まで送っていった。
家に帰り着くと、莉緒は自分の部屋には戻らず、ずっと誕生日会の楽しかったことを話していた。
私は、まだハッキリしない頭で適当に合槌を打ちながら聞き流してしまう。
これを解消することができるのは夫しかいない。
どんなに拒否されようと、泣き叫んで取り縋ってでも抱いてもらいたい。
しかし、夫はしばらく帰ってこない。
あと残された方法は……。
自分ではそう性欲が強いほうではないと思っている。
独身時代でもあまり自分自身で慰めたことはない。
でも、我慢できない。
夫から5年も無視されていた体にあんな悪戯をされたら性欲が強くなくても我慢できなくなるだろう。
莉緒はいつも自分の部屋で寝ている。
寝静まった頃にすれば、気づかれる心配はない。
だが、物事は思いどおりにはいかない。
ベッドに入ろうとしたとき、莉緒が自分の枕を持って寝室に入ってきた。
「今日はママと一緒に寝たい」
いつもは一人で寝ているから、夫がいない日ぐらい私に甘えたいのかもしれない。
普段ならなんてかわいい子だろうと思うところだ。
だが、今日は違う。
「いつも一人で寝ているのにどうしたの? 友だちから怖い話でも聞いたの?」
昼間に友だちと怪談話でもして怖くでもなったのだろうか。
「今日はパパがいないからいいでしょう」
莉緒は私の枕の横に自分の枕を置くと、さっさとベッドに横になってしまう。
母親としては、一緒に寝たいという娘を自分の欲望を満たしたいがために追い出すわけにもいかない。
私もしかたなく莉緒の横に寝た。
莉緒が「ママ」と言って、甘えるように体をピッタリとくっつけてくる。大きくなったと思ったが、まだまだ子どものようだ。
やっぱり莉緒はかわいい。頭を撫でてやる。
「今日だけよ」
「うん」
莉緒は嬉しそうに目を細めて頷いた。
体をこんなに密着されたら自分を慰めるなんてとてもできない。
それに娘が横に寝ているのにそんなイヤらしいことができるはずもなかった。
今日は諦めるしかなそうだ。
なんとか寝ようと思って目をつむるが、体が疼いてなかなか寝つけない。横では、莉緒が寝息を立てて気持ちよさそうに寝ている。
トイレにでも行こうかと思って、ちょっと体を動かした。
「うーん」
莉緒が寝返りを打った。私が動いたら起きてしまいそうだ。莉緒を起こしてしまうのはかわいそうだ。
トイレに行くのも諦めて、幸せそうに眠る莉緒の顔を見つめていると疼きが少し治まっていくように感じられる。
莉緒の寝顔を見ながらいつの間にか眠っていた。
翌日は、莉緒と一緒に買い物に行って、久しぶりに外で昼食をした。
夕方に家へ帰ると一緒に夕食を作って食べる。
莉緒とそんなことをしているうちに、昨日感じていた体の疼きやモヤモヤ感をほとんど感じなくなった。
寝るときになると、きのう約束したはずなのに莉緒が一緒に寝たいとまた駄々をこねる。
「昨日、約束したでしょう」
「イヤだ。ママと一緒に寝る」
莉緒が泣きだしてしまう。
「本当に今日だけよ」
何度も言い聞かせて横に寝かせた。
気持ちも体もだいぶ落ち着いている。昨晩みたいな焦燥感はない。
今日はゆっくり寝られそうだ。
考えてみたら莉緒のおかげでナオミさんの毒牙から逃れられたし、虚しい行為をしないで済んだ。
莉緒には感謝をしないといけないと思った。
それにしても夫の帰りが待ち遠しい。
早く夫に抱きしめて愛してもらいたい。
そんな期待をしながら私は夫の帰りを心待ちにしていた。
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