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第30話 新たなる一歩
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アレックとランダたち一行はこの夜が過ぎたら、また旅立つということだ。
酒場でアレックに、改めてネックレスの使い方を教えてもらう。
「この首飾りには風の術士の加護が付与されています。貴方は既にこの石の力を使うことが出来ているみたいですね」
「握って精霊を呼びつけるくらいだけど」
「それが、この首飾りの使い方ですよ。契約もしていないのに、精霊の力を借りられるなんて羨ましい。しかし、精霊を怒らせて死んでしまった者もいると聞いています。貴方は随分、風の精霊と仲良しのようですが、あまり力を酷使して怒りを買わないようにしてくださいね」
そういえば、他の精霊に目移りしたら破裂させられるんだったな。今のところはとりあえず味方をしてくれているが、嘘もつけるし軽薄な精霊だ。取り扱い注意ってやつか。
「気を付けるようにするよ。ところで、アレックたちはこれから何処へ向かうんだ?」
「吟遊詩人は代々、大陸中を旅しながらその土地、その土地で起きていることや、活躍している冒険者、高名な者たちを詩にして、次の代へ継いでいるんです。我々はこれから、東の国へと向かおうと思っています」
「そうか……。ご安全に」
アレックが首を傾げる。
「あ。えーと、無事を祈ってるってことだよ」
ついつい工事現場でよく使う挨拶をしてしまった。これはセーフか。自分の本当の名を口にしなければ、あの頭痛はやってこないようだ。
ランダが酔っ払いながら、茂の隣の椅子にどかっと座る。
「おう、ポレイト。お前は王都に行くんだよな。だったらコイツをマーシャって女に返しておいてくれ」
彼はテーブルの上に細身の腕輪を置いた。くすんだ銀細工に小さな宝石が埋められていて、綺麗な装飾品だ。
「いいけど、そのマーシャって人はどこに?」
「西側の門の傍にある宿屋で働いてるはずだ。おれが謝ってたって、伝えておいてくれ」
「分かった。忘れてなければ伝えるよ」
ランダは、赤ら顔で茂を見つめ、口端を上げた。
「……何にも聞かねぇんだな。興味ないか」
「まあ、気になるけど……聞いてほしいなら聞くよ」
「いや、それを渡して貰えればそれでいい。必ず王都に着けよ」
彼は席を立ち、仲間たちとまた飲み始めた。
その様子を眺めていたアレックが微笑んで言う。
「彼なりに、貴方たちへの激励をしてるつもりでしょうね。ぜひとも王都に着いてその腕輪を渡してあげてくださいね」
モナークとミディアは酒場にいない。モナークはランダに良い印象をもっていないし、ミディアは面識のない人たちと飲むことを拒否して、ふたりで自室に引き篭もっている。
「アレック。旅の間に、俺じゃない他のニッポンジンに会ったことはあるか?」
「ニッポン……風の噂では、アシェバラド大陸ではない場所からやって来た者が、その国の名を口にしていたと聴きました。何かを成し遂げたということはなくて、その存在が噂になっているだけですね」
「そうか、ならいいんだ。きっと王都へ行けば、もっと色んなことが分かるんだろうな」
「王都には、たくさんの人族や亜人が暮らしています。ニッポンジンもいるかも知れませんね」
ランダとディロスが肩を組んで、この世界の歌のようなものを叫び始めた。
そうして、彼らと過ごす最後の夜は過ぎていった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
アレックとランダたちを見送った朝、茂はミドリのいる旅道具屋を訪ねた。彼女は薄暗い店内の、カウンターで道具の修繕をしていた。
「祖父が遺した道具は、使いもんにならないのが多いのよ。直したら使えそうな物は、こうして何夜もかけて修理してるの」
苦笑いするミドリに、茂は尋ねる。
「その祖父についてだけど、ニッポンのこと、どんな風に言ってたのか教えてほしいんです」
「うーんと、でっかい建物がたくさんあって、皆が細かい仕事をしてて。祖父もこの世界では冒険者だったけど、ニッポンでは人に色々なことを教える仕事をしていたってさ。なんて言ったかな、……研究、とか?」
やはり、ミドリの祖父とやらは岩永教授なのかも知れない。だとしたら……。
「昨日見せてくれた言葉だけじゃなくて、何かニッポンに関係する品物とか道具はありますか?」
「道具ねぇ。……あ! あるよ。確かあそこにあったはず」
またもや奥の部屋で色々な物がドスン、バキッと激しく大きな音を立てる。一体、部屋の中はどうなっているのやら。埃が煙のようにモクモクと漂い、咳き込みながらミドリが戻って来た。
「ケホッ、ケホッ。これがニッポンの、ええと、カタナってやつ。何処かの鍛冶屋で作ってもらったんだって。もう錆びついてて、役に立たないけどね」
ミドリから手渡された刀を両手に持つ。ズシリと重い。鞘から刀身を抜こうとしたが、錆びているからか全く動かない。鞘にも柄にも名は彫られていない。
「祖父が置いてった頃は、スッと抜けたんだよね。大きいからお店に出せなくて、奥にしまっておいたら錆びちゃった」
「これ……銅貨5枚で売ってほしいんだけど、無理ですかね」
ミドリは腕を組んで、少し考える。
「もう、あたしはそれを直すつもりないから、持っていって。銅貨も要らないよ。王都の鍛冶屋なら、なんとかしてくれるかもね」
そう言いながら、さらにミドリは刀を背負うための革ベルトを付けてくれた。
「これで持って行きやすくなったでしょ。でも重いよ。王都まで頑張ってね」
「ありがとう。使えるようになるといいんですけど」
刀以外には、日本っぽい物は無いようだ。あとは、夢の中での教授の言葉をどう受け止めるか。
「ミドリは、旅をしようとは思わないのかな」
「そうね。……もしかしてアンタ、あたしを旅に連れて行こうとしてるの?」
「いや、そうじゃないけど。ちょっと……ね」
ミドリは悪戯な笑みを浮かべた。
「気が向いたら、いつかあたしも王都に行くかもね。また会えるといいね」
「そうですね。じゃあ、俺は旅の支度があるから行きます」
もう一度、刀とベルトのお礼を言って、退店した。
岩永教授はこの世界で何をしたかったのだろう。そして、まだ他にも日本人がこの世界にいるのだろうか。旅を続ければその答えも自ずと出る、今はそう思って進むしかない。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
宿に戻ると、ちょうどモナークとミディアが湯浴び場から戻って来た。
「さっぱりしたし、食糧を買って町を出ようかな」
随分と回復した様子のモナークが、笑顔で言った。
2階の部屋から、眠そうなディロスも下りて来た。
「ようやく旅の再開か。ワシはいつでも出られるぞ」
ミディアが冷たい目で彼を見る、
「ディロス、臭い。湯浴びしてきて」
茂もこの町に来てから身体を洗っていないことに気付いた。それで男ふたり、湯浴び場へ向かうことにした。
町の外れにある湯浴び場で身体の汚れを流し、湯だまりへ入る。かなり熱いが、我慢できないほどではない。近くに火山があるから、温泉のような湯が湧き出ているのだろう。
服も着替えて心機一転、ディロスとともに宿へ戻り、荷物をまとめる。やはり刀とバッグを背負うと、ずっしりと重さを感じる。
モナークとミディアも合流して、町を出る。
かなりの遠回りをして馬車で行くという案は、誰も考えていなかった。ここまで幾つもの山を越えてきた。この4人なら、どんな険しい道だって越えていけるはずだ。決して馬車を借りるお金が無いからではない、ということにしておこう。
「さて、行きますか」
茂は皆に笑顔を向ける。
ディロス、ミディア、モナークが、それぞれ決意の表情で頷く。
そして力強く、新たな一歩を踏み出した。
〈オリハルコレア 1 王都への遠路 了〉
酒場でアレックに、改めてネックレスの使い方を教えてもらう。
「この首飾りには風の術士の加護が付与されています。貴方は既にこの石の力を使うことが出来ているみたいですね」
「握って精霊を呼びつけるくらいだけど」
「それが、この首飾りの使い方ですよ。契約もしていないのに、精霊の力を借りられるなんて羨ましい。しかし、精霊を怒らせて死んでしまった者もいると聞いています。貴方は随分、風の精霊と仲良しのようですが、あまり力を酷使して怒りを買わないようにしてくださいね」
そういえば、他の精霊に目移りしたら破裂させられるんだったな。今のところはとりあえず味方をしてくれているが、嘘もつけるし軽薄な精霊だ。取り扱い注意ってやつか。
「気を付けるようにするよ。ところで、アレックたちはこれから何処へ向かうんだ?」
「吟遊詩人は代々、大陸中を旅しながらその土地、その土地で起きていることや、活躍している冒険者、高名な者たちを詩にして、次の代へ継いでいるんです。我々はこれから、東の国へと向かおうと思っています」
「そうか……。ご安全に」
アレックが首を傾げる。
「あ。えーと、無事を祈ってるってことだよ」
ついつい工事現場でよく使う挨拶をしてしまった。これはセーフか。自分の本当の名を口にしなければ、あの頭痛はやってこないようだ。
ランダが酔っ払いながら、茂の隣の椅子にどかっと座る。
「おう、ポレイト。お前は王都に行くんだよな。だったらコイツをマーシャって女に返しておいてくれ」
彼はテーブルの上に細身の腕輪を置いた。くすんだ銀細工に小さな宝石が埋められていて、綺麗な装飾品だ。
「いいけど、そのマーシャって人はどこに?」
「西側の門の傍にある宿屋で働いてるはずだ。おれが謝ってたって、伝えておいてくれ」
「分かった。忘れてなければ伝えるよ」
ランダは、赤ら顔で茂を見つめ、口端を上げた。
「……何にも聞かねぇんだな。興味ないか」
「まあ、気になるけど……聞いてほしいなら聞くよ」
「いや、それを渡して貰えればそれでいい。必ず王都に着けよ」
彼は席を立ち、仲間たちとまた飲み始めた。
その様子を眺めていたアレックが微笑んで言う。
「彼なりに、貴方たちへの激励をしてるつもりでしょうね。ぜひとも王都に着いてその腕輪を渡してあげてくださいね」
モナークとミディアは酒場にいない。モナークはランダに良い印象をもっていないし、ミディアは面識のない人たちと飲むことを拒否して、ふたりで自室に引き篭もっている。
「アレック。旅の間に、俺じゃない他のニッポンジンに会ったことはあるか?」
「ニッポン……風の噂では、アシェバラド大陸ではない場所からやって来た者が、その国の名を口にしていたと聴きました。何かを成し遂げたということはなくて、その存在が噂になっているだけですね」
「そうか、ならいいんだ。きっと王都へ行けば、もっと色んなことが分かるんだろうな」
「王都には、たくさんの人族や亜人が暮らしています。ニッポンジンもいるかも知れませんね」
ランダとディロスが肩を組んで、この世界の歌のようなものを叫び始めた。
そうして、彼らと過ごす最後の夜は過ぎていった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
アレックとランダたちを見送った朝、茂はミドリのいる旅道具屋を訪ねた。彼女は薄暗い店内の、カウンターで道具の修繕をしていた。
「祖父が遺した道具は、使いもんにならないのが多いのよ。直したら使えそうな物は、こうして何夜もかけて修理してるの」
苦笑いするミドリに、茂は尋ねる。
「その祖父についてだけど、ニッポンのこと、どんな風に言ってたのか教えてほしいんです」
「うーんと、でっかい建物がたくさんあって、皆が細かい仕事をしてて。祖父もこの世界では冒険者だったけど、ニッポンでは人に色々なことを教える仕事をしていたってさ。なんて言ったかな、……研究、とか?」
やはり、ミドリの祖父とやらは岩永教授なのかも知れない。だとしたら……。
「昨日見せてくれた言葉だけじゃなくて、何かニッポンに関係する品物とか道具はありますか?」
「道具ねぇ。……あ! あるよ。確かあそこにあったはず」
またもや奥の部屋で色々な物がドスン、バキッと激しく大きな音を立てる。一体、部屋の中はどうなっているのやら。埃が煙のようにモクモクと漂い、咳き込みながらミドリが戻って来た。
「ケホッ、ケホッ。これがニッポンの、ええと、カタナってやつ。何処かの鍛冶屋で作ってもらったんだって。もう錆びついてて、役に立たないけどね」
ミドリから手渡された刀を両手に持つ。ズシリと重い。鞘から刀身を抜こうとしたが、錆びているからか全く動かない。鞘にも柄にも名は彫られていない。
「祖父が置いてった頃は、スッと抜けたんだよね。大きいからお店に出せなくて、奥にしまっておいたら錆びちゃった」
「これ……銅貨5枚で売ってほしいんだけど、無理ですかね」
ミドリは腕を組んで、少し考える。
「もう、あたしはそれを直すつもりないから、持っていって。銅貨も要らないよ。王都の鍛冶屋なら、なんとかしてくれるかもね」
そう言いながら、さらにミドリは刀を背負うための革ベルトを付けてくれた。
「これで持って行きやすくなったでしょ。でも重いよ。王都まで頑張ってね」
「ありがとう。使えるようになるといいんですけど」
刀以外には、日本っぽい物は無いようだ。あとは、夢の中での教授の言葉をどう受け止めるか。
「ミドリは、旅をしようとは思わないのかな」
「そうね。……もしかしてアンタ、あたしを旅に連れて行こうとしてるの?」
「いや、そうじゃないけど。ちょっと……ね」
ミドリは悪戯な笑みを浮かべた。
「気が向いたら、いつかあたしも王都に行くかもね。また会えるといいね」
「そうですね。じゃあ、俺は旅の支度があるから行きます」
もう一度、刀とベルトのお礼を言って、退店した。
岩永教授はこの世界で何をしたかったのだろう。そして、まだ他にも日本人がこの世界にいるのだろうか。旅を続ければその答えも自ずと出る、今はそう思って進むしかない。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
宿に戻ると、ちょうどモナークとミディアが湯浴び場から戻って来た。
「さっぱりしたし、食糧を買って町を出ようかな」
随分と回復した様子のモナークが、笑顔で言った。
2階の部屋から、眠そうなディロスも下りて来た。
「ようやく旅の再開か。ワシはいつでも出られるぞ」
ミディアが冷たい目で彼を見る、
「ディロス、臭い。湯浴びしてきて」
茂もこの町に来てから身体を洗っていないことに気付いた。それで男ふたり、湯浴び場へ向かうことにした。
町の外れにある湯浴び場で身体の汚れを流し、湯だまりへ入る。かなり熱いが、我慢できないほどではない。近くに火山があるから、温泉のような湯が湧き出ているのだろう。
服も着替えて心機一転、ディロスとともに宿へ戻り、荷物をまとめる。やはり刀とバッグを背負うと、ずっしりと重さを感じる。
モナークとミディアも合流して、町を出る。
かなりの遠回りをして馬車で行くという案は、誰も考えていなかった。ここまで幾つもの山を越えてきた。この4人なら、どんな険しい道だって越えていけるはずだ。決して馬車を借りるお金が無いからではない、ということにしておこう。
「さて、行きますか」
茂は皆に笑顔を向ける。
ディロス、ミディア、モナークが、それぞれ決意の表情で頷く。
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