1 / 21
第1話 友
しおりを挟む
合羽を纏った俥夫は梶棒を握り雨上がりのぬかるんだ道を進む。夜のあいだ降り続いた大雨は朝から小雨へと変わり、見上げれば薄灰色の雨雲がどこまでも広がっていた。
人力車の胴には、束髪を艶やかな簪でまとめ琥珀色の小袖を着け海老茶の袴を穿いたトモが座っていた。
「もし、ここでよろしくてよ」
俥夫は「へぇ」とひと言応え、足の運びを緩め、力車を道脇に停めた。茜色の雨傘を広げようとするトモの仕草を見て幌を畳む。
トモは洋式の黒靴で土に降り立つ。少しの泥が跳ねて袴に飛んだので、俥夫は慌てたような困ったような顔を見せた。
「お嬢様、お気をつけなすって」
「少しくらい汚れても構いやしません。このくらいの雨でどうにも苦労をかけましたわね」
ニコリと笑顔をふるまい、トモは歩き始めた。
女学校の表門を通り校舎へ向かいながら、溜息を吐く。
……お父さまは心配が過ぎるわ。雨の中を傘をさしてゆっくり歩くのも結構なことなのに。ほら、みんなご自分で歩いてらっしゃる。
登校してきた他の女学生たちが、しきりに足元を気にしながらトモを追い越していく。
今日は有名な先生がお越しになるらしい。トモは唇をきゅっと引き結び、ひとつ気合いを込めて白塗りの校舎へ入っていった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ハルはぬかるみに足を取られて、すっ転んだ。
「おや君、立てるかね」
背広に灰色の外套姿の紳士が、ハルに手を差し伸べる。しかしハルは首を横に振って、自ら起き上がった。
「もったいねぇ。あちきの手は汚ねぇんでござりんす」
そう言って、散らばった着物や小物をかき集め風呂敷へ詰っ込み、立ち上がって何度も頭を下げながらパタパタと駆けていく。見送った紳士は彼女の古めかしい言葉遣いに少し笑った。
リボンで適当にまとめた栗色の長髪を上下に揺らし、使い古された薄柿色の着物を振り乱しながら、泥だらけの草履を踏み込んで小走りする。狭い十字路で、はたと足を止めて大袈裟な動きで家々を眺め見渡す。
聞いていた話だと、この辺りの大きな屋敷のはず。親の借金のせいで茶屋に売り払われ半玉として修行していたが、茶屋が大火によって全焼してしまい今度はどこぞの商家で下女として働くよう手配師に言われ、その商家へ赴くために初めて足を踏み入れた土地で迷っている。
手配師にしっかり道順を聞いて来たものの、細かいことは忘れてしまった。ハルはなんでもすぐに忘れてしまう。時々、忘れたということすら忘れてしまう。風呂敷には手配師が書いてくれた覚書を入れてあるのに、そのこともすっかり忘れていた。
さっきの紳士に道を尋ねるべきであったが、すっ転んで気が動転していたのでせむかたなし。ふと目が合った、着物に西洋ハットという出で立ちの立派な髭を生やした男性に尋ねてみる。
「ちょいと、そこのお方。水野というおっきな家をご存知ではござりんせんか」
「ああ、それならこの道を真っ直ぐ、粉屋で左に曲がって少し行った辺に、間口の大きな水野商店の看板があるぞ」
「かたじけねぇ、かたじけねぇこってす」
立派な髭の男性は妙な物言いに首を傾げ、また小走りで駆けていく彼女を見送った。
ハルは言われた通り進み、水野商店の裏口に回って、立派な木扉の前で立ち竦む。泥の付いた風呂敷を抱え着物は雨でずぶ濡れ。足先は泥に塗れ、身体からは汗の臭いがぷんぷんしている。
こんななりで、どうやって扉を叩いたものかと考える。考えても良い案など浮かばないだろうけれど、取り敢えず考えたら何か良い事が起こるかも知れないと思って考える。
考えながら扉の前で泥を蹴って彷徨いていると、買い物帰りの女中らしき女が声をかけてきた。
「あんた、何をしてなさんの」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
本日の授業が全て終わり、トモは帰途につく。
朝方ぬかるんでいた道は、昼過ぎからの強い日差しで一転カラカラに乾いていた。靴を踏み出すたび、ふわりふわり砂煙が上がる。
石造りの橋を渡り切り、川に沿って歩く。川辺にはシロツメクサ、スギナ、ツユクサ、エノコログサなどの草花がのさばっている。路上には日傘をさす子守の女性や、棒手振りの行商人、インバネスコートに山高帽子の紳士、飴売りの出店に集る子供たち。
人の往来を避けて道の中ほどを歩いていると、鉄道馬車をひく馬が真横を通り過ぎていった。もわっと立ち昇った砂煙を手で払う。
……お騒がしいこと。もう少し静かな道を通ったら良かったのかしら。
少し足を早めて宅へ向かう。泥んこの靴や少し汚れた袴をウメに見せたら、きっとぶつくさ言われるに違いない。そう思ってまた溜息をひとつ。
商売の邪魔にならぬよう裏門へ。
突然、通用口から知らない女の子がポンと押し出された。尻もちをつきながら前を睨んでいる。
遅れて通用口からのっし、のっしと現れたウメが、腰に手を当て背を仰け反らせるようにして張りのある声を出す。
「洗濯もできない木偶の坊が、何しに来たのさ?!」
トモはふたりに駆け寄り、突き飛ばされた様子の女の子を見る。やはり年端もいかない幼な顔で、左手に汚れた手拭いを握りしめている。
「ウメ、いかがなさったの?」
「新しく入った下女を仕込んでましてね、掃除の仕方はめちゃくちゃ、洗濯桶はひっくり返す、教えてもへぇ、へぇ言いながらすっかり忘れちまうんです」
「あら、あら。それは困ったわね」
女の子の横にしゃがみ、トモは彼女の背中に手を当てた。
「いきなり叱るのは、いけないことよ。ほら、手が震えてらっしゃる」
トモの言葉でそれより強く出られなくなったウメは、顔を歪ませて歯軋り音を立てたあと、トモに会釈して踵を返し、颯爽と中へ入っていった。
「お怪我はない? ウメは癇癪持ちだけれど、細かいところに気がつく良い女中ですよ」
トモが手を差し出す。その手を取らずに、彼女はいったん前のめりになって膝をつき、ゆっくりと立ち上がった。
そして、遅れて立ったトモに向かって微笑む。
「危ねぇ、危ねぇ。ついついあの女の顔を引っ叩いちまうところでござりんした」
よく見ると、恐ろしさで震えているのではなく、強く拳を握りしめて震えていたようだ。
「喧嘩っ早いのはいけません。それより、お着物が汚れていますよ。お着替えなさったらいかが?」
「へぇ。あちきの服はみんな泥んこになっちまったんでさぁ。せむかたなし、せむかたなし」
明治ももう二十三年にもなろうというのに、随分と古めかしい言葉を遣う彼女がおかしくて、トモは含み笑いした。
「フフ……そうなの。あなた、お名前は何ていうのかしら」
「ハルといいます。今日から水野の家の下女になりやした」
「わたしは、トモ。どうぞよしなに」
ハルの顔が、まるでアサガオの花が開いたかのようにパァッと明るくなる。
「友! 友だちは、あちきが一番好きだった人でありんす!」
ハルがぐいぐい顔を寄せてきた。その目は二重で仄かに髪と同じ栗色が入っている。もしかすると、少し異人の血を継いでいるのかもしれない。
「友だちではなくて、トモという名前ですよ。……ハル、その友だちはどうなさったの?」
ハルは目を伏せて俯き、唇を尖らせた。
「……焼けて、死んじまった」
今度は萎れた花のようになって少し瞳を潤ませた。
……数日前に浅草で大火があったわ。その時に大切な人を失って、居処も無くしてここへやって来たということかしら。それなら、何とか元気づけてあげないと。
「あい、分かりました。それでは、わたしのことを友だちと思ってくださいな。だからもう泣かないで」
萎れていた花が、にわかに返り咲く。
「また友だちができやした! こんなに嬉しいことはねぇでござりんす!」
何度も飛び上がり喜色満面に溢れるハルを見て、安心したトモは頬を緩める。
こうして、トモとハルは出逢った。
人力車の胴には、束髪を艶やかな簪でまとめ琥珀色の小袖を着け海老茶の袴を穿いたトモが座っていた。
「もし、ここでよろしくてよ」
俥夫は「へぇ」とひと言応え、足の運びを緩め、力車を道脇に停めた。茜色の雨傘を広げようとするトモの仕草を見て幌を畳む。
トモは洋式の黒靴で土に降り立つ。少しの泥が跳ねて袴に飛んだので、俥夫は慌てたような困ったような顔を見せた。
「お嬢様、お気をつけなすって」
「少しくらい汚れても構いやしません。このくらいの雨でどうにも苦労をかけましたわね」
ニコリと笑顔をふるまい、トモは歩き始めた。
女学校の表門を通り校舎へ向かいながら、溜息を吐く。
……お父さまは心配が過ぎるわ。雨の中を傘をさしてゆっくり歩くのも結構なことなのに。ほら、みんなご自分で歩いてらっしゃる。
登校してきた他の女学生たちが、しきりに足元を気にしながらトモを追い越していく。
今日は有名な先生がお越しになるらしい。トモは唇をきゅっと引き結び、ひとつ気合いを込めて白塗りの校舎へ入っていった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ハルはぬかるみに足を取られて、すっ転んだ。
「おや君、立てるかね」
背広に灰色の外套姿の紳士が、ハルに手を差し伸べる。しかしハルは首を横に振って、自ら起き上がった。
「もったいねぇ。あちきの手は汚ねぇんでござりんす」
そう言って、散らばった着物や小物をかき集め風呂敷へ詰っ込み、立ち上がって何度も頭を下げながらパタパタと駆けていく。見送った紳士は彼女の古めかしい言葉遣いに少し笑った。
リボンで適当にまとめた栗色の長髪を上下に揺らし、使い古された薄柿色の着物を振り乱しながら、泥だらけの草履を踏み込んで小走りする。狭い十字路で、はたと足を止めて大袈裟な動きで家々を眺め見渡す。
聞いていた話だと、この辺りの大きな屋敷のはず。親の借金のせいで茶屋に売り払われ半玉として修行していたが、茶屋が大火によって全焼してしまい今度はどこぞの商家で下女として働くよう手配師に言われ、その商家へ赴くために初めて足を踏み入れた土地で迷っている。
手配師にしっかり道順を聞いて来たものの、細かいことは忘れてしまった。ハルはなんでもすぐに忘れてしまう。時々、忘れたということすら忘れてしまう。風呂敷には手配師が書いてくれた覚書を入れてあるのに、そのこともすっかり忘れていた。
さっきの紳士に道を尋ねるべきであったが、すっ転んで気が動転していたのでせむかたなし。ふと目が合った、着物に西洋ハットという出で立ちの立派な髭を生やした男性に尋ねてみる。
「ちょいと、そこのお方。水野というおっきな家をご存知ではござりんせんか」
「ああ、それならこの道を真っ直ぐ、粉屋で左に曲がって少し行った辺に、間口の大きな水野商店の看板があるぞ」
「かたじけねぇ、かたじけねぇこってす」
立派な髭の男性は妙な物言いに首を傾げ、また小走りで駆けていく彼女を見送った。
ハルは言われた通り進み、水野商店の裏口に回って、立派な木扉の前で立ち竦む。泥の付いた風呂敷を抱え着物は雨でずぶ濡れ。足先は泥に塗れ、身体からは汗の臭いがぷんぷんしている。
こんななりで、どうやって扉を叩いたものかと考える。考えても良い案など浮かばないだろうけれど、取り敢えず考えたら何か良い事が起こるかも知れないと思って考える。
考えながら扉の前で泥を蹴って彷徨いていると、買い物帰りの女中らしき女が声をかけてきた。
「あんた、何をしてなさんの」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
本日の授業が全て終わり、トモは帰途につく。
朝方ぬかるんでいた道は、昼過ぎからの強い日差しで一転カラカラに乾いていた。靴を踏み出すたび、ふわりふわり砂煙が上がる。
石造りの橋を渡り切り、川に沿って歩く。川辺にはシロツメクサ、スギナ、ツユクサ、エノコログサなどの草花がのさばっている。路上には日傘をさす子守の女性や、棒手振りの行商人、インバネスコートに山高帽子の紳士、飴売りの出店に集る子供たち。
人の往来を避けて道の中ほどを歩いていると、鉄道馬車をひく馬が真横を通り過ぎていった。もわっと立ち昇った砂煙を手で払う。
……お騒がしいこと。もう少し静かな道を通ったら良かったのかしら。
少し足を早めて宅へ向かう。泥んこの靴や少し汚れた袴をウメに見せたら、きっとぶつくさ言われるに違いない。そう思ってまた溜息をひとつ。
商売の邪魔にならぬよう裏門へ。
突然、通用口から知らない女の子がポンと押し出された。尻もちをつきながら前を睨んでいる。
遅れて通用口からのっし、のっしと現れたウメが、腰に手を当て背を仰け反らせるようにして張りのある声を出す。
「洗濯もできない木偶の坊が、何しに来たのさ?!」
トモはふたりに駆け寄り、突き飛ばされた様子の女の子を見る。やはり年端もいかない幼な顔で、左手に汚れた手拭いを握りしめている。
「ウメ、いかがなさったの?」
「新しく入った下女を仕込んでましてね、掃除の仕方はめちゃくちゃ、洗濯桶はひっくり返す、教えてもへぇ、へぇ言いながらすっかり忘れちまうんです」
「あら、あら。それは困ったわね」
女の子の横にしゃがみ、トモは彼女の背中に手を当てた。
「いきなり叱るのは、いけないことよ。ほら、手が震えてらっしゃる」
トモの言葉でそれより強く出られなくなったウメは、顔を歪ませて歯軋り音を立てたあと、トモに会釈して踵を返し、颯爽と中へ入っていった。
「お怪我はない? ウメは癇癪持ちだけれど、細かいところに気がつく良い女中ですよ」
トモが手を差し出す。その手を取らずに、彼女はいったん前のめりになって膝をつき、ゆっくりと立ち上がった。
そして、遅れて立ったトモに向かって微笑む。
「危ねぇ、危ねぇ。ついついあの女の顔を引っ叩いちまうところでござりんした」
よく見ると、恐ろしさで震えているのではなく、強く拳を握りしめて震えていたようだ。
「喧嘩っ早いのはいけません。それより、お着物が汚れていますよ。お着替えなさったらいかが?」
「へぇ。あちきの服はみんな泥んこになっちまったんでさぁ。せむかたなし、せむかたなし」
明治ももう二十三年にもなろうというのに、随分と古めかしい言葉を遣う彼女がおかしくて、トモは含み笑いした。
「フフ……そうなの。あなた、お名前は何ていうのかしら」
「ハルといいます。今日から水野の家の下女になりやした」
「わたしは、トモ。どうぞよしなに」
ハルの顔が、まるでアサガオの花が開いたかのようにパァッと明るくなる。
「友! 友だちは、あちきが一番好きだった人でありんす!」
ハルがぐいぐい顔を寄せてきた。その目は二重で仄かに髪と同じ栗色が入っている。もしかすると、少し異人の血を継いでいるのかもしれない。
「友だちではなくて、トモという名前ですよ。……ハル、その友だちはどうなさったの?」
ハルは目を伏せて俯き、唇を尖らせた。
「……焼けて、死んじまった」
今度は萎れた花のようになって少し瞳を潤ませた。
……数日前に浅草で大火があったわ。その時に大切な人を失って、居処も無くしてここへやって来たということかしら。それなら、何とか元気づけてあげないと。
「あい、分かりました。それでは、わたしのことを友だちと思ってくださいな。だからもう泣かないで」
萎れていた花が、にわかに返り咲く。
「また友だちができやした! こんなに嬉しいことはねぇでござりんす!」
何度も飛び上がり喜色満面に溢れるハルを見て、安心したトモは頬を緩める。
こうして、トモとハルは出逢った。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
異世界で無自覚に愛され令嬢、平穏な日々を送りたいのに…!
(笑)
恋愛
平穏な日々を望む貴族令嬢、アイリーン・フォスター。彼女は王太子セドリックや隣国の王子ルイスに無自覚に注目され、次第にその存在感を強めていく。しかし、王宮内で暗躍する陰謀が彼女を巻き込み、彼女は望まぬ形で波乱の渦中に立たされることに。護衛の騎士団長ロバートと共に、アイリーンは静かな生活を取り戻すため、そして自らの未来を切り開くために戦う決意をする。果たして彼女は、平穏を手に入れることができるのか――?
〖完結〗では、婚約解消いたしましょう。
藍川みいな
恋愛
三年婚約しているオリバー殿下は、最近別の女性とばかり一緒にいる。
学園で行われる年に一度のダンスパーティーにも、私ではなくセシリー様を誘っていた。まるで二人が婚約者同士のように思える。
そのダンスパーティーで、オリバー殿下は私を責め、婚約を考え直すと言い出した。
それなら、婚約を解消いたしましょう。
そしてすぐに、婚約者に立候補したいという人が現れて……!?
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話しです。
余りモノ異世界人の自由生活~勇者じゃないので勝手にやらせてもらいます~
藤森フクロウ
ファンタジー
相良真一(サガラシンイチ)は社畜ブラックの企業戦士だった。
悪夢のような連勤を乗り越え、漸く帰れるとバスに乗り込んだらまさかの異世界転移。
そこには土下座する幼女女神がいた。
『ごめんなさあああい!!!』
最初っからギャン泣きクライマックス。
社畜が呼び出した国からサクッと逃げ出し、自由を求めて旅立ちます。
真一からシンに名前を改め、別の国に移り住みスローライフ……と思ったら馬鹿王子の世話をする羽目になったり、狩りや採取に精を出したり、馬鹿王子に暴言を吐いたり、冒険者ランクを上げたり、女神の愚痴を聞いたり、馬鹿王子を躾けたり、社会貢献したり……
そんなまったり異世界生活がはじまる――かも?
ブックマーク30000件突破ありがとうございます!!
第13回ファンタジー小説大賞にて、特別賞を頂き書籍化しております。
♦お知らせ♦
余りモノ異世界人の自由生活、コミックス3巻が発売しました!
漫画は村松麻由先生が担当してくださっています。
よかったらお手に取っていただければ幸いです。
書籍のイラストは万冬しま先生が担当してくださっています。
7巻は6月17日に発送です。地域によって異なりますが、早ければ当日夕方、遅くても2~3日後に書店にお届けになるかと思います。
今回は夏休み帰郷編、ちょっとバトル入りです。
コミカライズの連載は毎月第二水曜に更新となります。
漫画は村松麻由先生が担当してくださいます。
※基本予約投稿が多いです。
たまに失敗してトチ狂ったことになっています。
原稿作業中は、不規則になったり更新が遅れる可能性があります。
現在原稿作業と、私生活のいろいろで感想にはお返事しておりません。
【完結】悪役令嬢を期待されたので完璧にやり遂げます!
櫻野くるみ
恋愛
公爵令嬢のマリアンヌには第一王子ジャルダンという婚約者がいた。
しかし、ジャルダンは男爵令嬢のロザリーこそが運命の相手だと豪語し、人目も憚らずに学園でイチャイチャしている。
ジャルダンのことなど好きではないマリアンヌにとってはどうでもいいことだったが、怒った父の公爵が婚約破棄の準備を進める中、マリアンヌは自分の噂話の現場に出くわしてしまう。
思わず聞き耳を立てると、最初はジャルダンとロザリーの非常識な振舞いに腹を立てているありきたりな内容は、次第にマリアンヌが悪役令嬢となってロザリーにお灸をすえて欲しいという要望に変わっていき――
公爵令嬢として周囲の期待に応えることをモットーとして生きてきたマリアンヌは、完璧な悪役令嬢となってロザリーに嫌がらせを行うことを決意する。
人並み外れた脚力と腕力を活かしてヒロインに嫌がらせを行い、自分のアリバイをばっちり作って断罪返しをする悪役令嬢……を期待された公爵令嬢のお話です。
ゆるい短編なので、楽しんでいただけたら嬉しいです。
完結しました。
王太子に婚約破棄されてから一年、今更何の用ですか?
克全
恋愛
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しいます。
ゴードン公爵家の長女ノヴァは、辺境の冒険者街で薬屋を開業していた。ちょうど一年前、婚約者だった王太子が平民娘相手に恋の熱病にかかり、婚約を破棄されてしまっていた。王太子の恋愛問題が王位継承問題に発展するくらいの大問題となり、平民娘に負けて社交界に残れないほどの大恥をかかされ、理不尽にも公爵家を追放されてしまったのだ。ようやく傷心が癒えたノヴァのところに、やつれた王太子が現れた。
空間暴露殺虫処理
alphapolis_20210224
SF
女は密航を企み、男は受けた。
放射性鉱石運搬用のコンテナに収容して運ぶ計画だった。
そして、航路の中間点で『空間暴露殺虫処理』が始まった。
*「カクヨム」に投稿しています(名義:@ns_ky_20151225)。
*「小説家になろう」に投稿しています(名義:naro_naro)。
*「エブリスタ」に投稿しています(名義:estar_20210224)。
*「ノベルアップ+」に投稿しています(名義:novelup20210528)。
【毎日投稿】異世界で幸せに
存在証明
ファンタジー
不慮の事故によって異世界に転生したカイ。異世界でも家族に疎まれる日々を送るが赤い瞳の少年と出会うことで世界が変わる。そして突然街を襲ったスタンピードにより家から解放され、冒険者となったカイは持ち前の頭脳であらゆる謎を解いていく。
これは、心に傷をおった少年が異世界で仲間と共に冒険し、自分の過去と向き合い前を向いて歩いていく軌跡を綴った物語である。
毎日投稿(100話以降は週3予定です)
投稿先『小説家になろう様』『アルファポリス様』
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる