CircuS

夜玖 弥生

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後書 ※ ネタバレ要素 有

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 こんにちは、はじめまして。
 夜玖ヤク 弥生ヤヨイという者です。

 今回の話はいかがだったでしょう?ずっと書きたかった、サーカスの話です。そして、ネット内に上げる初作品です。
 ここで、本編では明かされなかった裏話を。
 まず、本編に書いてあるとおり、シャルムはツィルクスに恋に落ちてました。ラブストーリーです、えぇ。
 そして、この話には元ネタがあります。お察しの方もいるでしょう。そうです、ピーターパンです。
 私、ピーターパンの話って大好きなんです。ネバーランドに行きたい、大人になりたくない、と何度思ったことか……。
 ツィルクスが、居場所のない子供を攫うのは、自分に居場所がなく、辛い思いをしたからなのです。そして、大人になった者を殺すのは、自分が辛い目にあったことすべて、大人のせいだったから。
 そう、自分勝手なのです。大人も、ツィルクスも。
 この世の人なんて、大抵が自分中心ですよね。でも、それでいいでしょう? その人の人生なのだから。
 そして、最後のピエロ。あれは、サーカス団の誰かの、君はいつも笑っているから、ピエロみたいだね、という言葉に隠されております。
 私のピエロのイメージは、狂ったものか思い過去を持ったものという二つだったので、どちらも混ぜこみ、笑顔で人を殺すような彼が誕生しました。
 一応、彼はシャルムよりも年上の設定なのですが、ストーリー内では、あまり老いません。あくまで、話の中では、です。
 何気、彼は自分のお気に入りなのです。もちろん、シャルムも。今回は繊細さ、儚さが伝わるように描写を丁寧に描きました。
 さて、この辺で終わらせていただきます。後書が長くなってしまい、申し訳ありません。少しでも楽しんでいただけたら幸いです。

最後に……ツィルクスやサーカス団の行方は、貴方の想像にお任せいたします。ピエロ服を着た白髪の男が……笑顔のツィルクスが、もしかしたら貴方の街にもやってくるかもしれませんね。
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