続・7年目の本気~岐路

川上風花

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★ 濃密な時間(とき)・セカンドステージ

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 第2ラウンドはゆっくりベッドでするつもりが。
 ただ体を洗ってるだけの俺の手にまで
 和巴は反応しまくりなので。
 そんな和巴の醜態に煽られむっくりムスコも
 こんにちは。

 早く彼女を喰らわせろと、煩いの何のって……。

 それに、一発抜いた後の復活がこんなに早いのは
 初めてだ。

 もう我慢出来ねぇ!

 流石に、久しぶりの和巴にいきなり対面座位は
 ハードル高すぎか? と、思ったが、体が勝手に
 彼女を抱き上げた。


「へ? どうしたの? 煌紀さん」

「ごめん、挿れさして」

「??」


 さっきの一戦ですっかり解れた彼女のナカは
 まだしっとりとしたヌメリ気を帯びていて、
 日本人の平均的サイズよりかなりデカい俺の
 ソコをゆっくり呑み込んでくれた。


「あン、あぁぁ……おっ、きい……」

「うわぁ……きつ、きつ……でも、すげぇ気持ちい」

「んン……なら、私も、うれし……」

「そ? ホントに? 和巴、大好きだよ」

「ん、ン……っ……きもち、い……」

「ぐ ――っ、かず……たんま、そんな締め付けるな
 って……の息子、食い千切る気ィか?」

「はぁ はぁ はぁ……こうき ―― あぁ……」


 煽情的な和巴の声が尚も俺の雄を刺激する。
 

「やべぇ ―― マジ、抑えられねぇ。
 和巴、ちょっと我慢しろよ」


 俺はそう注意を促し。
 和巴のナカから自身を抜いて、
 和巴をバスタブの脇に立たせてその縁へ手をつかせ、
 前かがみになったところへ、一気に奥深くまで
 イン*ートしてきた。


「やぁぁン! あぁ……」

「スタイルが変わると違うとこも擦れて、
 気持ちいいだろー?」


 突き上げと一緒に、熱い口付けを背中に
 数多降り注ぐ。

 さっきまでの行為で喘ぎ過ぎて声は掠れ、
 それでも声にならない喘ぎが口から止めどなく
 漏れる。


「はぁ はぁ はぁ ―― とし……むり ―― 私、
 も、無理……」

「そっか、忘れてた、和巴はココが好きなんだよなー」


 さっきの湯船での行為で見付けられた処を
 嫌ってほど強く突き上げられる。


「あ、あぁぁぁっ、や ―― だめぇ……おかしく、
 なっちゃ……はぁ はぁ……」

  
 遠慮もなく、和巴の腰を掴んで背後から身体を
 激しく突き上げる俺に訴えかけても、
 今さら動きは止められない。

 猛り狂う楔が和巴のナカをかき混ぜる度、
 そこがジュプッと淫らな水音を立てて、
 身体に痺れるような快楽が走り、喘ぎ、
 バスタブの縁を強く握り締めて俺を
 受け止める。

 立て続けに味わう絶頂で、
 飲んでもいないのにアルコールが回ったような軽い
 酩酊状態。

 頭の中が焼き切れそう。

 イってもイっても、
 その先に強い快感が待っている。


「やっ、またっ、イくっ、も、おかしくなるっ」

「イけ。もっと、狂え」

「やっ、わた、し、ばっかぁ ―――― っ!」


 狙いすましたように、和巴の弱い場所を突き上げて
 きた俺に、声が出なかった。

 電流のように身体を駆け巡った激しい快感に
 全身が強張り、呼吸さえ忘れて和巴は激しく
 戦慄いた。

 背後で微かに俺も息をつめて、
 和巴の奥まで腰を打ちつけた後、
 ビクビクと楔が震え動きを止めた。


「あぁ、くそっ……もっていかれた」


 想定外で果てた俺は、
 息を乱したまま悔しげに声を漏らす。
 
 ……でも、やっとイった。
 これで終われるって和巴は安堵した。

 長い ―― 長い、長距離マラソンみたいな
 エッチだった。

 (煌紀さんってば、絶倫にも程がある)
 

 覚えていないくらいイかさ続けて。

 和巴はもう体力の限界や。


「かーずーはぁ。これで終わりだなんて思うなよー。
 ベッドでひと休みしたら、第3ラウンドだ」

「ええ~~っ!!」

  
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