101 / 124
第2章 東京編
難攻不落
しおりを挟む
====================
復縁したいなら変わるしかない
変わらない”思い”があるから変わる努力ができる
変えなきゃいけないのは”思い”じゃなく”考え方”
====================
25日から月末は大体の会社で給料が支給される為
夕暮れ以降の盛り場はどこも仕事帰りの勤め人達で
大変な賑わいを見せる。
そんな歓楽街のひとつ・銀座のネオンサインが
ちらほらと灯り始める頃 ――
雑踏の中に和巴と同僚・麻衣の姿。
「ね~ぇ、せんぱいぃ、千明さん達も言ってたけどー
最近週末の付き合い悪くないですかぁ?」
「ん~? 私が?」
「今日みたいに平日は相変わらず飲んでるのに」
「気のせいでしょ」
「誤魔化そうとしても無駄ですよぉ~、
企画課いちの堅物小鳥遊和巴にも遂に彼氏
出現ですかぁ?!
今までどんなイケメンに言い寄られたって
見向きもしなかった先輩にやっと!」
「煩い、この酔っぱらい」
「わりと面食いの先輩を落とすなんてどんな男(ヒト)
なんですぅ? 草食系? 肉食系?」
「誰が教えるかっ」
「やぁ~ぱりいるのかぁ、今度紹介して下さいねぇ~」
「――ほら、タクシー来たよ。じゃお疲れ」
「ホントに今度紹介して下さいよぉ」
麻衣をタクシーへ押し込むように乗せ、
銀座線で一路・浅草。
***** ***** *****
改札を出ると懐かしい顔を見つけて
思わず小走りで駆け寄った
『―― 利沙っ』
『かずはぁ~、久しぶり!!』
電話やスカイプではしょっちゅう話していたけど、
こうして直接顔を合わせたのは約半年ぶり。
全く変わってなくて、びっくりした。
「忙しい時、無理に誘ったりして悪かったね」
「ううん、全然そんな事ないよ。今日の飲み会が
すっごく楽しみで、いつもより数倍早く仕事も
片付けられたしね。そうゆう利沙は大丈夫なん?」
「もちろん私は大丈夫だよー。たまには気分転換も
しなきゃ。――」
「ところで、店は何処にする?」
「あ……お任せで構わないなら、超お奨めのお洒落な
バーがあるんやけど」
「じゃ、そこにしよ」
復縁したいなら変わるしかない
変わらない”思い”があるから変わる努力ができる
変えなきゃいけないのは”思い”じゃなく”考え方”
====================
25日から月末は大体の会社で給料が支給される為
夕暮れ以降の盛り場はどこも仕事帰りの勤め人達で
大変な賑わいを見せる。
そんな歓楽街のひとつ・銀座のネオンサインが
ちらほらと灯り始める頃 ――
雑踏の中に和巴と同僚・麻衣の姿。
「ね~ぇ、せんぱいぃ、千明さん達も言ってたけどー
最近週末の付き合い悪くないですかぁ?」
「ん~? 私が?」
「今日みたいに平日は相変わらず飲んでるのに」
「気のせいでしょ」
「誤魔化そうとしても無駄ですよぉ~、
企画課いちの堅物小鳥遊和巴にも遂に彼氏
出現ですかぁ?!
今までどんなイケメンに言い寄られたって
見向きもしなかった先輩にやっと!」
「煩い、この酔っぱらい」
「わりと面食いの先輩を落とすなんてどんな男(ヒト)
なんですぅ? 草食系? 肉食系?」
「誰が教えるかっ」
「やぁ~ぱりいるのかぁ、今度紹介して下さいねぇ~」
「――ほら、タクシー来たよ。じゃお疲れ」
「ホントに今度紹介して下さいよぉ」
麻衣をタクシーへ押し込むように乗せ、
銀座線で一路・浅草。
***** ***** *****
改札を出ると懐かしい顔を見つけて
思わず小走りで駆け寄った
『―― 利沙っ』
『かずはぁ~、久しぶり!!』
電話やスカイプではしょっちゅう話していたけど、
こうして直接顔を合わせたのは約半年ぶり。
全く変わってなくて、びっくりした。
「忙しい時、無理に誘ったりして悪かったね」
「ううん、全然そんな事ないよ。今日の飲み会が
すっごく楽しみで、いつもより数倍早く仕事も
片付けられたしね。そうゆう利沙は大丈夫なん?」
「もちろん私は大丈夫だよー。たまには気分転換も
しなきゃ。――」
「ところで、店は何処にする?」
「あ……お任せで構わないなら、超お奨めのお洒落な
バーがあるんやけど」
「じゃ、そこにしよ」
0
お気に入りに追加
205
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる