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ケジメをつける
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そして本日、12月22日(金)
年内の受講予定講義が全て終わった。
「―― あぁ、チケット先に渡しておくわ。
31日は家の大掃除が終わってから来るんでしょ?
うちらは早めに行くから」
「その後、利沙達は泊まるん?」
「もちろん! 頑張ってホテルの予約入れたし!
燃えるよん」
ニヤぁぁぁっと、利沙が笑う。
「あんたのパートナーも期待しててね。タロがめっちゃ
イケメン連れてくるさかい」
「そ、じゃね」
「バ~イ!」
今日は棚卸しでうちの仕事は休みなので、
”何しよっかなぁ”と、考えつつ家路を
辿っていると、スマホが鳴った。
嵯峨野書房からだった。
「はい」
『和ちゃん? 支倉です。
部屋が見つかったから連絡したんですが
今から会社に来られますか?』
「伺います」
もしかして、すぐ住めたりして?
いや、それは無いかな?
交渉次第では住めるか?
会社に行くと ――、
「―― お久しぶり、いや、相変わらず可愛いね!」
支倉さんが笑う。
「はぁ……」
あれっ? この人、こんなキャラだった?
「うちの会社って、ほとんどが男性社員なんだ」
「へぇ、そうなんですか」
「だから、和ちゃんの履歴書見てみんな喜んでたのさ、
久しぶりの女子社員でおまけにめっちゃ可愛い!」
「はぁ……」
「部屋はご実家にも近い方が良いと思って嵐電沿線で
探したんだが」
「ありがとうございます。助かります」
市バスもあるやん! やった!
「ただ……独り暮らし用の防犯がちゃんとしてる物件が
どこも満タンで、ファミリータイプになったんだ。
そんな訳でたまに新しく入ったカメラマンの先生も
使うかもしれない。
先生もスペアキーは持ってるから」
「先生?」
先生と一緒? マジで?
「あぁ、大丈夫。ほとんどスタジオで遅くまで
撮影してるから、いつもは近くのホテルに
泊まってるんだ」
「そうなんですか……」
「部屋は2つあるから、好きな方を選んで。
これは鍵とマンションまでの地図。
いつでも引越しできるから」
「じゃあ、年明け早々でも大丈夫ですか?」
「うん。問題ない」
「ありがとうございます」
和巴は深々と頭を下げて会社を後にした。
表通りに出て、しばらく歩いたところで
マナーモードのスマホがポケットの中で
ブルブルブル ――って振動した。
ディスプレイの発信者名は ”晴彦”
それを見て、まだメモリーを削除してなかった事に
気が付いた。
さっさと消去しておけば良かった……。
通路の端に寄ってガードレールにもたれつつ、
まだ鳴り続けているスマホをじっと凝視する。
………… …………
!!それにしても、しつこいっ。
けど、いずれ1度はちゃんと話しせなあかんよね。
それが今だって、後だって大した変わりはない。
かなり迷ったが和巴は震える指先で通話ボタンを
押した。
「……」
『……』
「そっちからかけて来たんやから、ウンとか
スンとか言いなさいよ」
『あ、いや……和巴、絶対怒ってる思って……』
「はぁっ??」
言うに事欠いて 何たる言い草!
頭にきた。
「用がないなら切るで!」
『待って! 待ってくれ。和巴、ほんまにごめん……』
気取り屋の晴彦が国訛りの関西弁を使うのは
かなり本音が出てるって証拠。
「わし ――」
「晴彦」
晴彦が何か言いかけたのを、
和巴は強い口調で遮った
「言い訳は聞きとうない。
聞いたところであなたのした事、
今回ばかりは許せそうにないの」
訴えるように静かにそう言うと、
電話の向こうはしん……と、静まり返って
しまった。
微かにだが、男のすすり泣く声も聞こえる。
……多分、理玖だ。
そのまましばらく、
かすかなすすり泣きの声が混じった
重苦しい沈黙が続く。
『……和巴……ほんまにごめん……』
「……けど、このまま……遺恨をのこしたままで
いるのも嫌やから、気持ちの整理がつき次第連絡
するからそれまで待っとって」
『わかった……おおきに』
通話を切った和巴は、どっと疲れを覚えその場に
しゃがみ込んだ。
知らず知らず、大きなため息が漏れる。
考えなくてはならない事が重過ぎて、
いっそ全て投げ出してしまいたいような
気持ちに駆られる。
晴彦と過ごした7年間の出来事が走馬灯のように
脳裏を過ぎっていく ――。
文化祭での出逢い。
初めての2人っきりデートは、夢にまで見た、
ディズニーランドのカウントダウンパーティー。
女の子の初めてを彼に捧げたのもその夜だった。
それから1年経ち、2年経ち ――、
晴彦の浮気が露見する度ケンカはするけど、
何日か過ぎるとヨリは戻って。
その度に晴彦から離れられなくなっていた。
―― そんな昔の事を思い出し、
くそ忌々しい晴彦の声も思い出したら、
何だか無性に涙が込み上げてきた……。
何なのよ、情けないっ!
でも、一旦盛り上がってしまった感情は、
自分でどうにか出来るもんでもない。
立ち上がって。
人気がない場所を探して、近くの路地へ入った。
建物の壁にもたれたまま崩れるようしゃがみ
込んだ。
さっきまで無理に抑えていた涙が溢れ出て来る。
やだ、もうっ! 何なの……?!
―― 時間はほんの少し遡る。
同じ頃、道路を挟んだ反対側の歩道を宇佐見は
とぼとぼ歩いていた。
偶然街で鉢合わせ、勇気を出して和巴を自宅へ
誘ったあの日から、もう既に*週間が過ぎた。
そのあとはムカつくくらい仕事が忙しく、
デートはおろか電話をかけるヒマもなくて。
イライラは日ごとに増えて。
考える事、といったら和巴の事ばかり……。
頭の中は ”和巴” でいっぱい。
彼女一色に染まっている。
歩道橋の階段を力なく登り始め、その中ほどで
何の気なしに反対側の歩道を見た。
そして、ある1箇所で目が止まり。
次の瞬間、目の前の階段を猛スピードで
駆け上がり……。
*** *** ***
ばっかみたい……
今さら泣いたってしょうがないのに。
過ぎてしまった時間(とき)は、どう足掻いたって
取り戻せない。
自ら取り逃がしてしまった、大切な人も、
また同じ……。
自分の不甲斐なさを責めるよう、
私は口へ拳を押し付け声を殺して泣いた。
次から次に溢れ出る涙の量は
決められていないんだろうか?
笑えるくらい溢れ出て来る……。
少し落ち着いた私の横に、何時からいたのか?
宇佐見さんが立っていた。
わ~ん ―― 格好わるぅぅっ。
「うさ ―― いつ、から……?」
「落ち着いたか? お前、目ぇ真っ赤」
宇佐見さんは、自分を見上げてる私を見て笑う。
私は手早く涙を拭い、性懲りもなく強がりを言う。
「ちょっと、悪酔いしただけだから……」
宇佐見さんは私の傍らに座った。
何も語らず、真っ暗な空を見ている。
何故泣いていたのか?
理由も聞かずに、ただ黙って傍にいてくれる。
私も何も話さなかった。
このまま何も話さずにいようかとも思ったけど、
こんな姿を見られてしまい、話さない訳には
いかない。
宇佐見さんにどう思われるか不安だったけど、
私はポツリ、ポツリと、晴彦との馴れ初めから
破局に至ったまでの経緯を全部話した。
「―― ふ~ん、若いながらもけっこう
ハードな生活送ってたんだな」
「ハード、ねぇ……」
「こーゆう時は腹いっぱい食えるだけ食って、
忘れるのが一番だ」
おっ。出ました。
宇佐見さんのポジティブシンキング。
「寒いからよ、おでん食いに行かないか?」
「おでん?」
「あ、そっか ―― 関西じゃ”関東煮”って
言うんだっけ。食いに行こうぜ。俺めっちゃ旨い屋台
知ってるんだ」
「……うん、付き合う」
年内の受講予定講義が全て終わった。
「―― あぁ、チケット先に渡しておくわ。
31日は家の大掃除が終わってから来るんでしょ?
うちらは早めに行くから」
「その後、利沙達は泊まるん?」
「もちろん! 頑張ってホテルの予約入れたし!
燃えるよん」
ニヤぁぁぁっと、利沙が笑う。
「あんたのパートナーも期待しててね。タロがめっちゃ
イケメン連れてくるさかい」
「そ、じゃね」
「バ~イ!」
今日は棚卸しでうちの仕事は休みなので、
”何しよっかなぁ”と、考えつつ家路を
辿っていると、スマホが鳴った。
嵯峨野書房からだった。
「はい」
『和ちゃん? 支倉です。
部屋が見つかったから連絡したんですが
今から会社に来られますか?』
「伺います」
もしかして、すぐ住めたりして?
いや、それは無いかな?
交渉次第では住めるか?
会社に行くと ――、
「―― お久しぶり、いや、相変わらず可愛いね!」
支倉さんが笑う。
「はぁ……」
あれっ? この人、こんなキャラだった?
「うちの会社って、ほとんどが男性社員なんだ」
「へぇ、そうなんですか」
「だから、和ちゃんの履歴書見てみんな喜んでたのさ、
久しぶりの女子社員でおまけにめっちゃ可愛い!」
「はぁ……」
「部屋はご実家にも近い方が良いと思って嵐電沿線で
探したんだが」
「ありがとうございます。助かります」
市バスもあるやん! やった!
「ただ……独り暮らし用の防犯がちゃんとしてる物件が
どこも満タンで、ファミリータイプになったんだ。
そんな訳でたまに新しく入ったカメラマンの先生も
使うかもしれない。
先生もスペアキーは持ってるから」
「先生?」
先生と一緒? マジで?
「あぁ、大丈夫。ほとんどスタジオで遅くまで
撮影してるから、いつもは近くのホテルに
泊まってるんだ」
「そうなんですか……」
「部屋は2つあるから、好きな方を選んで。
これは鍵とマンションまでの地図。
いつでも引越しできるから」
「じゃあ、年明け早々でも大丈夫ですか?」
「うん。問題ない」
「ありがとうございます」
和巴は深々と頭を下げて会社を後にした。
表通りに出て、しばらく歩いたところで
マナーモードのスマホがポケットの中で
ブルブルブル ――って振動した。
ディスプレイの発信者名は ”晴彦”
それを見て、まだメモリーを削除してなかった事に
気が付いた。
さっさと消去しておけば良かった……。
通路の端に寄ってガードレールにもたれつつ、
まだ鳴り続けているスマホをじっと凝視する。
………… …………
!!それにしても、しつこいっ。
けど、いずれ1度はちゃんと話しせなあかんよね。
それが今だって、後だって大した変わりはない。
かなり迷ったが和巴は震える指先で通話ボタンを
押した。
「……」
『……』
「そっちからかけて来たんやから、ウンとか
スンとか言いなさいよ」
『あ、いや……和巴、絶対怒ってる思って……』
「はぁっ??」
言うに事欠いて 何たる言い草!
頭にきた。
「用がないなら切るで!」
『待って! 待ってくれ。和巴、ほんまにごめん……』
気取り屋の晴彦が国訛りの関西弁を使うのは
かなり本音が出てるって証拠。
「わし ――」
「晴彦」
晴彦が何か言いかけたのを、
和巴は強い口調で遮った
「言い訳は聞きとうない。
聞いたところであなたのした事、
今回ばかりは許せそうにないの」
訴えるように静かにそう言うと、
電話の向こうはしん……と、静まり返って
しまった。
微かにだが、男のすすり泣く声も聞こえる。
……多分、理玖だ。
そのまましばらく、
かすかなすすり泣きの声が混じった
重苦しい沈黙が続く。
『……和巴……ほんまにごめん……』
「……けど、このまま……遺恨をのこしたままで
いるのも嫌やから、気持ちの整理がつき次第連絡
するからそれまで待っとって」
『わかった……おおきに』
通話を切った和巴は、どっと疲れを覚えその場に
しゃがみ込んだ。
知らず知らず、大きなため息が漏れる。
考えなくてはならない事が重過ぎて、
いっそ全て投げ出してしまいたいような
気持ちに駆られる。
晴彦と過ごした7年間の出来事が走馬灯のように
脳裏を過ぎっていく ――。
文化祭での出逢い。
初めての2人っきりデートは、夢にまで見た、
ディズニーランドのカウントダウンパーティー。
女の子の初めてを彼に捧げたのもその夜だった。
それから1年経ち、2年経ち ――、
晴彦の浮気が露見する度ケンカはするけど、
何日か過ぎるとヨリは戻って。
その度に晴彦から離れられなくなっていた。
―― そんな昔の事を思い出し、
くそ忌々しい晴彦の声も思い出したら、
何だか無性に涙が込み上げてきた……。
何なのよ、情けないっ!
でも、一旦盛り上がってしまった感情は、
自分でどうにか出来るもんでもない。
立ち上がって。
人気がない場所を探して、近くの路地へ入った。
建物の壁にもたれたまま崩れるようしゃがみ
込んだ。
さっきまで無理に抑えていた涙が溢れ出て来る。
やだ、もうっ! 何なの……?!
―― 時間はほんの少し遡る。
同じ頃、道路を挟んだ反対側の歩道を宇佐見は
とぼとぼ歩いていた。
偶然街で鉢合わせ、勇気を出して和巴を自宅へ
誘ったあの日から、もう既に*週間が過ぎた。
そのあとはムカつくくらい仕事が忙しく、
デートはおろか電話をかけるヒマもなくて。
イライラは日ごとに増えて。
考える事、といったら和巴の事ばかり……。
頭の中は ”和巴” でいっぱい。
彼女一色に染まっている。
歩道橋の階段を力なく登り始め、その中ほどで
何の気なしに反対側の歩道を見た。
そして、ある1箇所で目が止まり。
次の瞬間、目の前の階段を猛スピードで
駆け上がり……。
*** *** ***
ばっかみたい……
今さら泣いたってしょうがないのに。
過ぎてしまった時間(とき)は、どう足掻いたって
取り戻せない。
自ら取り逃がしてしまった、大切な人も、
また同じ……。
自分の不甲斐なさを責めるよう、
私は口へ拳を押し付け声を殺して泣いた。
次から次に溢れ出る涙の量は
決められていないんだろうか?
笑えるくらい溢れ出て来る……。
少し落ち着いた私の横に、何時からいたのか?
宇佐見さんが立っていた。
わ~ん ―― 格好わるぅぅっ。
「うさ ―― いつ、から……?」
「落ち着いたか? お前、目ぇ真っ赤」
宇佐見さんは、自分を見上げてる私を見て笑う。
私は手早く涙を拭い、性懲りもなく強がりを言う。
「ちょっと、悪酔いしただけだから……」
宇佐見さんは私の傍らに座った。
何も語らず、真っ暗な空を見ている。
何故泣いていたのか?
理由も聞かずに、ただ黙って傍にいてくれる。
私も何も話さなかった。
このまま何も話さずにいようかとも思ったけど、
こんな姿を見られてしまい、話さない訳には
いかない。
宇佐見さんにどう思われるか不安だったけど、
私はポツリ、ポツリと、晴彦との馴れ初めから
破局に至ったまでの経緯を全部話した。
「―― ふ~ん、若いながらもけっこう
ハードな生活送ってたんだな」
「ハード、ねぇ……」
「こーゆう時は腹いっぱい食えるだけ食って、
忘れるのが一番だ」
おっ。出ました。
宇佐見さんのポジティブシンキング。
「寒いからよ、おでん食いに行かないか?」
「おでん?」
「あ、そっか ―― 関西じゃ”関東煮”って
言うんだっけ。食いに行こうぜ。俺めっちゃ旨い屋台
知ってるんだ」
「……うん、付き合う」
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