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第五章 チームお飾りの王太子妃集結、因縁の地にて
192.5 【戦闘シーン】+お知らせ
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本日は全編戦闘シーンです。
苦手な方は、次回をお待ち下さい。
※戦闘シーンですが、残忍描写はありません。
――――――――――――
――速さ。
これがガルドが死神と呼ばれるようになった理由でもあり……彼の武器でもあった。
だが彼の最大の武器は……。
ガルドは、馬上で長々と話をしている盗賊団の頭だと思われる男の横を、馬で疾風の如く通り過ぎた。皆、咄嗟のことに何が起きたのかわからなかった。
ガルドに無視されて盗賊団の頭が大声で叫んだ。
「なっ!! シュトラール卿、どこへゆく?!」
剣を構えた盗賊団の頭を無視して、馬を走らせたガルドの視線の先にあったもの……。
それは、レイヴィンや賊と戦っている仲間の兵を狙う――弓使いだった。
草むらに隠れて、盗賊団の頭とガルドが戦闘を始めるのを待っていた弓使いは、突然自分に向かって突っ込んで来たガルドの速度について来れず、ガルドに矢を射かけることはできない。そして気が付けば、ガルドの剣に身体ごとなぎ倒され、弓使いの視線は空を向いていた。
盗賊団は頭を囮にして、草むらからガルドたちを弓矢で狙っていたのだ。
訓練を積んだスカーピリナ国の兵の多くが倒れていた理由も、息をひそめて隠れていた弓使いに気付かなかったことが原因だ。
ガルドはこの場に着いた瞬間、倒れたたった一人のスカーピリナ国の兵に弓が刺さっているのを見つけた。周りを見渡したが、弓使いの姿は見えない。そして弓使いがいるかもしれないと思い、周囲をよく見ると、まるで弓の通り道を開けるかのように不自然な場所で戦っている賊。
さらに、大袈裟に前に出て気を引こうとする賊の頭の存在。ガルドは弓使いなどの遠距離攻撃を担当する者が潜んでいることを確信し、射程距離内の不自然な場所に向かったのだ。
「あんなところに弓使いが潜んでいたのか……」
レイヴィンが唖然としながら、ガルドを見ていた。
賊の男たちもガルドの様子に唖然としていた。
ガルドが戦場で仲間の信頼を受け、敵に畏怖された最大の理由。
それは――瞬間的な状況把握能力にあった。
あたかも千里眼でも備わっているかの如き観察眼で、瞬時に敵の人員の配置、馬の数と賊の服装など常人では気が付けないほどの小さな異変を察知して敵の謀を見破り、戦場を駆けていたのだ。
これはガルドの本来持つ観察眼が、これまで多くの死線をくぐり抜けてきて研ぎ澄まされた、まさに天武の才と経験により身に着けたものだった。
「この私を無視だと?! ふざけた真似を!!」
ガルドに戦いを挑んだ盗賊団の頭は、ガルドに向かって駆け出した。
馬の速度を剣に乗せて、高速で振り下ろされた盗賊団の頭の剣をガルドは、二人目の弓使いを倒し終えるとすぐに体勢が整わないまま受け止めた。
剣の金属音が辺りに響き、辺りに緊張が走った。それほどまでに耳につく甲高い音だった。
不利な体勢のガルドを力でねじ伏せようとしていた盗賊団の頭の剣をガルドはあえて、馬を引くことでいなし盗賊団の頭は剣の力を受ける相手が居なくなったので、前のめりになって体勢を崩してしまった。
「しまった!!」
死を覚悟した男が目を開けると、ガルドの姿はすでに目の前にはなくガルドは別の弓使いを目ざとく見つけてその弓使いを倒していた。
自分を倒す絶好の好機を捨て、他の弓使いの元に向かったことでプライドを刺激された盗賊団の頭は、ますますが逆上した。
「ふざけるな!!」
盗賊団の頭は再び剣を振り上げながらガルドに向かって挑む。そして再びガルドに剣を弾かれる。そしてその隙にガルドは別の弓使いを見つけて攻撃する。まるでこどもを相手にするかのように盗賊団の頭を弄ぶガルドを見ながらリズと呼ばれた男が悪態をついた。
「うわ~~うちの弓使い全滅するんじゃない? しかも、一騎打ちを挑んだ相手を無視すんだ。元騎士殿だというのに……シュトラール卿って、強いかもしれないけど……随分と礼儀に欠けるなぁ~~」
その言葉を聞いたレイヴィンが口角を上げながら言った。
「お前たち……何、甘えたこと言ってるの?」
レイヴィンの言葉に、リズが苛立った様子で「何?」と声を上げた。
「お子様な君たちにわかりやすく説明するとね~~我々の目的は、護衛なの。ここは誇り高き騎士同士の研鑽を披露するための場じゃないんでね。目的を遂行すること。つまり、主を守り、その主を守る己を守ることが……全てなんだよ!」
そう言って、レイヴィンはリズと呼ばれた男の槍を小さなダガーを投げて槍の刃先を後ろにそらした。
「な、武器を投げた……だと?」
そしてレイヴィンは凄い勢いで馬を走らせ、先ほど投げたダガーを空中で掴み取ると、今度はそのダガーを数メートル先に投げた。すると凄い音がして、今にもスカーピリナ兵を襲おうとしていた賊の一人の剣に当たり、スカーピリナ国の兵を攻撃しようとしていた賊の剣を叩き落とした。スカーピリナ国の兵は「レイヴィン様、ありがとうございます!!」と言って残ったもう一人の賊に剣を向けて、賊を制した。
レイヴィンはそのまま腰に差していた剣を引き抜き、槍の刃先を叩き、馬上のリズに詰め寄り、剣先を首元に突き付けながら低い声で言った。
「命のやり取りなど知らない随分と綺麗な戦い方だな。実践は初めてなのか?」
レイヴィンに刃先を向けられた男は「くっ……祖国の誇りを捨て傀儡の王の犬に成り下がったと聞いていたが……」と言いながら、手に持っていた槍を地面に落とし両手を上げ降参の意思を見せた。
レイヴィンはマントの下の背中から縄を引き出すと器用に男を縛り、馬から降ろし地面に男を座らせながら言った。
「傀儡の王ね……相手がシュトラール卿だとわかっていたにも関わらず、これだけの人数で挑むなんて……無謀で愚かなお前の飼い主よりもよっぽどいいさ」
リズは顔をしかめるとそれ以上は何も言わずに口を閉じていたのだった。そんなリズを見ながらレイヴィンは空を見上げながら言った。
「だが……死神に潰されたお前たちは、運がいい。あの男の絶対的な畏怖の鎌で倒されると……自分がこれまで縛られた過去から解放される……そんな気がする」
リズは顔を上げてレイヴィンを見たが、太陽の光に反射して表情は見えなかった。
そして、その頃ガルドも全ての弓使いを倒して、盗賊団の頭だと思われる男の剣を地面に落とし決着をつけていた。
ガルドに敗れた男は眉を寄せながらもどこか憑き物が落ちたような清々しい顔をしながらゆっくりと両手を上げた。
そしてガルドは男に縄をかけ、馬から降ろすと、すぐに怪我をしているハイマ兵と、スカーピリナ兵の元に向かった。
――――――――――――
次回更新は5月23日(木)です♪
予告
近々『旧ドラン国の剣聖ロウベル卿』の名前を変更しようと考えております。
理由は……。
ハイマ国のロウエル公爵と混乱してしまうという意見を多く頂いたからです。
(`・ω・)_旦~
皆様にご指摘されて初めて、確かに似ている!!
と気づいた次第です。
m(_ _)m
お手数おかけいたしますが、御理解いただければと思います。
苦手な方は、次回をお待ち下さい。
※戦闘シーンですが、残忍描写はありません。
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――速さ。
これがガルドが死神と呼ばれるようになった理由でもあり……彼の武器でもあった。
だが彼の最大の武器は……。
ガルドは、馬上で長々と話をしている盗賊団の頭だと思われる男の横を、馬で疾風の如く通り過ぎた。皆、咄嗟のことに何が起きたのかわからなかった。
ガルドに無視されて盗賊団の頭が大声で叫んだ。
「なっ!! シュトラール卿、どこへゆく?!」
剣を構えた盗賊団の頭を無視して、馬を走らせたガルドの視線の先にあったもの……。
それは、レイヴィンや賊と戦っている仲間の兵を狙う――弓使いだった。
草むらに隠れて、盗賊団の頭とガルドが戦闘を始めるのを待っていた弓使いは、突然自分に向かって突っ込んで来たガルドの速度について来れず、ガルドに矢を射かけることはできない。そして気が付けば、ガルドの剣に身体ごとなぎ倒され、弓使いの視線は空を向いていた。
盗賊団は頭を囮にして、草むらからガルドたちを弓矢で狙っていたのだ。
訓練を積んだスカーピリナ国の兵の多くが倒れていた理由も、息をひそめて隠れていた弓使いに気付かなかったことが原因だ。
ガルドはこの場に着いた瞬間、倒れたたった一人のスカーピリナ国の兵に弓が刺さっているのを見つけた。周りを見渡したが、弓使いの姿は見えない。そして弓使いがいるかもしれないと思い、周囲をよく見ると、まるで弓の通り道を開けるかのように不自然な場所で戦っている賊。
さらに、大袈裟に前に出て気を引こうとする賊の頭の存在。ガルドは弓使いなどの遠距離攻撃を担当する者が潜んでいることを確信し、射程距離内の不自然な場所に向かったのだ。
「あんなところに弓使いが潜んでいたのか……」
レイヴィンが唖然としながら、ガルドを見ていた。
賊の男たちもガルドの様子に唖然としていた。
ガルドが戦場で仲間の信頼を受け、敵に畏怖された最大の理由。
それは――瞬間的な状況把握能力にあった。
あたかも千里眼でも備わっているかの如き観察眼で、瞬時に敵の人員の配置、馬の数と賊の服装など常人では気が付けないほどの小さな異変を察知して敵の謀を見破り、戦場を駆けていたのだ。
これはガルドの本来持つ観察眼が、これまで多くの死線をくぐり抜けてきて研ぎ澄まされた、まさに天武の才と経験により身に着けたものだった。
「この私を無視だと?! ふざけた真似を!!」
ガルドに戦いを挑んだ盗賊団の頭は、ガルドに向かって駆け出した。
馬の速度を剣に乗せて、高速で振り下ろされた盗賊団の頭の剣をガルドは、二人目の弓使いを倒し終えるとすぐに体勢が整わないまま受け止めた。
剣の金属音が辺りに響き、辺りに緊張が走った。それほどまでに耳につく甲高い音だった。
不利な体勢のガルドを力でねじ伏せようとしていた盗賊団の頭の剣をガルドはあえて、馬を引くことでいなし盗賊団の頭は剣の力を受ける相手が居なくなったので、前のめりになって体勢を崩してしまった。
「しまった!!」
死を覚悟した男が目を開けると、ガルドの姿はすでに目の前にはなくガルドは別の弓使いを目ざとく見つけてその弓使いを倒していた。
自分を倒す絶好の好機を捨て、他の弓使いの元に向かったことでプライドを刺激された盗賊団の頭は、ますますが逆上した。
「ふざけるな!!」
盗賊団の頭は再び剣を振り上げながらガルドに向かって挑む。そして再びガルドに剣を弾かれる。そしてその隙にガルドは別の弓使いを見つけて攻撃する。まるでこどもを相手にするかのように盗賊団の頭を弄ぶガルドを見ながらリズと呼ばれた男が悪態をついた。
「うわ~~うちの弓使い全滅するんじゃない? しかも、一騎打ちを挑んだ相手を無視すんだ。元騎士殿だというのに……シュトラール卿って、強いかもしれないけど……随分と礼儀に欠けるなぁ~~」
その言葉を聞いたレイヴィンが口角を上げながら言った。
「お前たち……何、甘えたこと言ってるの?」
レイヴィンの言葉に、リズが苛立った様子で「何?」と声を上げた。
「お子様な君たちにわかりやすく説明するとね~~我々の目的は、護衛なの。ここは誇り高き騎士同士の研鑽を披露するための場じゃないんでね。目的を遂行すること。つまり、主を守り、その主を守る己を守ることが……全てなんだよ!」
そう言って、レイヴィンはリズと呼ばれた男の槍を小さなダガーを投げて槍の刃先を後ろにそらした。
「な、武器を投げた……だと?」
そしてレイヴィンは凄い勢いで馬を走らせ、先ほど投げたダガーを空中で掴み取ると、今度はそのダガーを数メートル先に投げた。すると凄い音がして、今にもスカーピリナ兵を襲おうとしていた賊の一人の剣に当たり、スカーピリナ国の兵を攻撃しようとしていた賊の剣を叩き落とした。スカーピリナ国の兵は「レイヴィン様、ありがとうございます!!」と言って残ったもう一人の賊に剣を向けて、賊を制した。
レイヴィンはそのまま腰に差していた剣を引き抜き、槍の刃先を叩き、馬上のリズに詰め寄り、剣先を首元に突き付けながら低い声で言った。
「命のやり取りなど知らない随分と綺麗な戦い方だな。実践は初めてなのか?」
レイヴィンに刃先を向けられた男は「くっ……祖国の誇りを捨て傀儡の王の犬に成り下がったと聞いていたが……」と言いながら、手に持っていた槍を地面に落とし両手を上げ降参の意思を見せた。
レイヴィンはマントの下の背中から縄を引き出すと器用に男を縛り、馬から降ろし地面に男を座らせながら言った。
「傀儡の王ね……相手がシュトラール卿だとわかっていたにも関わらず、これだけの人数で挑むなんて……無謀で愚かなお前の飼い主よりもよっぽどいいさ」
リズは顔をしかめるとそれ以上は何も言わずに口を閉じていたのだった。そんなリズを見ながらレイヴィンは空を見上げながら言った。
「だが……死神に潰されたお前たちは、運がいい。あの男の絶対的な畏怖の鎌で倒されると……自分がこれまで縛られた過去から解放される……そんな気がする」
リズは顔を上げてレイヴィンを見たが、太陽の光に反射して表情は見えなかった。
そして、その頃ガルドも全ての弓使いを倒して、盗賊団の頭だと思われる男の剣を地面に落とし決着をつけていた。
ガルドに敗れた男は眉を寄せながらもどこか憑き物が落ちたような清々しい顔をしながらゆっくりと両手を上げた。
そしてガルドは男に縄をかけ、馬から降ろすと、すぐに怪我をしているハイマ兵と、スカーピリナ兵の元に向かった。
――――――――――――
次回更新は5月23日(木)です♪
予告
近々『旧ドラン国の剣聖ロウベル卿』の名前を変更しようと考えております。
理由は……。
ハイマ国のロウエル公爵と混乱してしまうという意見を多く頂いたからです。
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皆様にご指摘されて初めて、確かに似ている!!
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