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プロローグ
ん?今何でもするっていったよね?
しおりを挟む魔法、それは1955年に提唱された新たな分野。
魔法という第四次元に干渉し、三次元内で行動を起こすという単純明快なもの。
物を浮かし、爆発を起こし、姿を消したりと…あまりにも優れていた。
魔法を使う方法は二つ、魔力を持った人間が正規の手順を踏むという物。そして、魔力を持たない人間は、高純度の魔石を触媒とする事により魔法を使う事ができる。
魔法は戦争を変えた。
爆発魔法によって放たれた魔法砲弾は敵の基地を跡形も無く更地に変えたし、新たなる魔法の武器により戦争は大きく変わった。
魔導兵器、それは魔石のコアを中心とした魔法道具や魔導砲などを搭載した6mの巨人。
これは魔導兵器乗りを夢見るしがない少年とその周辺の日常譚である。
ドーモ、ミナ=サン。ニンジ○スレ…げふんげふん。依沢いつきです。伊号潜の伊に月と書いて伊月と読みます。
「お前なにやってんの?」
そう話しかけてきたのは知り合いの佐藤君。
気にするな、ただの煩悩だ。
「いや、何もしてないよ?」
ちょっと誰かに挨拶しただけだ。
「帰ろーぜー!」
お砂糖さん?まだ帰りのHR終わってないですよ?
「うへぇ…ナガサワ先生のホームルーム長いからめんどくちぃなぁ。」
「また、中間クラス平均を40台下回ったからな。絞られるぞ」
近くにいた奴らも同意する。
教室の前扉がガラガラと開き、芋ジャージを纏った三十路のオバさ…もといお姉さんが入ってくる。
「おら、お前ら席につけー。」
騒いでいた俺らもすぐに席に座る。
「あ〜とな…今日はお前ら全員居残りだ。願書出願の迫ったお前らの前にそびえ立つ一個の試験はなんだ?」
あ、(察し)
「模試?いや、放課後…模試?」
「それな」
「↑それなってなんやねん?」
「↑ここでマジレスとかマジナイワー。」
「↑マジレスじゃないですしお寿司」
「↑何キレてんの?マジ意味わからないですしカッパ寿司」
「まぁまぁ落ち着け。」
「「あんたぁは、だぁまっとれい!」」
「すみま…「ちくわ大明神ッ!」…せん、おい誰だ今の!」
「俺だよ!」挙手
「いや、わたし!」挙手
「じゃあ俺が!」
「「どうぞどうぞッ!」」
「熱湯風呂ッ!ライドオーンッ!」
「(熱湯風呂は)許してください、何でもしますから。」
「「「「「んっ?」」」」」
「今何でもするって?」
「おい、四つんヴァインになれ…」
「いや、ちょ、おまっ…」
「「「あくしろよッ!」」」
そして、最後にちくわ大明神(仮)はハリセンの刑に処され…この世を去った。
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