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第1章
202話 ヴァリアル塩田の腐った果実
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さて、依頼を引き受けたのはいいが弱兵の集まりであるこちらはそれ相応の準備を整えないと戦闘にはならないだろう。色々と買い足しておく必要性のある道具や装備を市場で買う。
「ユウキ様、あのギルド支部長殿から何か頼まれましたか」
「また何か争いになるのですか」
二人ともども「危険な目に合うのか?」そんな顔をしている。まぁ、危険と言えば危険だけど実入りの大きい依頼だ。それに、不当に通行税を取っている貴族連中を封じる良案でもあるわけだし。
どこでも欲の張った世襲貴族らの馬鹿な行動のせいでかなりの人が迷惑を被っている、真面目に生きるのが嫌なのだろう。欲に従うほうが実入りが大きいのだけどその後鎮圧にくる相手がいることが分かってない。数で徒党を組めばどうとでもなるという考え方だ、その中身が黒かろうがなんだろうがどうでもいいわけである。
本音を言えば戦力を貸してもらいたかったのだがそんな余裕はないらしい、結局冒険者ギルドでも精鋭はお高くつくということだ。育てるのも維持するのも一苦労であり流れにはそんな連中は来てくれない。
ま、こちらとしては塩の補給源はどうしても欲しいところだし、相手には悪いが実力で奪い取らせてもらう。
そうして、準備を整えた後に目的に向かう最中のひと時――
「二人とも、どうしたの、そんな怖い顔して―」
「「……」」
アルムとエルヴィンは何か不安そうな覚悟を決めたような――、そんな顔をしていた。
「自分たちはなぜ領地から離れてどこに向かおうとしているのでしょうか?」
「ええ。不当に通行税を取る貴族らを追い払えばそれでいいはずなのに移動先がまるで逆です」
二人だけではなく兵士らも同じようだった、ここまで移動してしまうとそりゃバレるよね。最低限の説明は必要か。
「え!?悪徳領主退治、ですって!なんでそんな!」
驚きは当然。まぁ、目的が何でそうなるかというところだが。あのギルド支部長の囁きをどこまで信用するかによるな。僕はそれを「良い取引」だと判断した。
今後領地を発展させるために必要物資である塩の確保は必須、この事件を解決すれば補給線は確固たるものになる。危険は承知だがこれをやらないと動きがとりにくい。
喚き騒ぐ二人に、
「お前ら、弱いから」
残酷な言葉を言い放つ。
「「っ!!?」」
突然の言葉に体が震える。
「僕は主君、お前らは部下。戦士であるなら忠誠を示せる場所は限られているはず。弱いから、経験がないから、準備してないから。いつ起こるか分からない戦い出向くのに何も持ってない。それじゃ死ぬだけ、何もできず死ぬだけ、後に残るのは意味の無い死体。それでお前らの人生は終わり。手柄欲しいんだろ?家を建てたいんだろ?だったら、ウダウダ悩み反論を考えるよりもまず武器を取って戦え!」
声高に叫ぶ、もちろん威圧感たっぷりに、だ。
こんな弱兵を引き連れて戦うより僕が一人で戦う方が格段に勝算が高いが今後を考えて兵士ら部下の意識改革をしなくてはならない。敗北する軍勢は即座に見限られる、誰であろうともだ。
この世は勝ち組に乗っかるのが常道であるのだから、僕なら行ける。下がそれを理解しないといつまでたっても個人で戦わなくてはならない。
あの馬鹿勇者らは何度となくやってくるだろうし有象無象の連中は腐るほどいる。それらをより分けるために強く忠実な兵士は絶対必要。
連れて来た全員に意識改革を行う。最初に行うのは「勝てる軍隊、負ける軍隊」だ。
僕の決意が伝わったのかピシリと気を引き締める全員。さて、もうちょっとで目的の場所に到着だ。
「ふぅん、結構固めてあるね」
塩田を任されていう領主は金を持っているらしく警備を行う連中がそこかしこに見られた。武装も結構している。ざっと八百人ほどか。
「ユウキ様、一体どうなさるおつもりですか」
「この数と防備が相手では…」
全員が恐怖している。この数を相手に戦うのか?常識的に考えて張り合えるような戦力ではない。だから道具と作戦を用意してきたのだ。
その準備を行い時が来るのを待つ、作戦は夜襲だ!
暗闇が世界を覆う、幸いにして月が雲に隠れていた。闇に紛れる味方に手で合図を送り作戦を遂行させる。門番はかがり火の微かな明かりに安堵していたが。
「ガフッ!」
僕は投擲用のナイフでそいつを即座に倒す。死に絶えたそいつを見えないように運ばせ中に侵入した。中に侵入するとそこかしこに気楽そうな態度の兵士と遊びにうつつを抜かす連中しかいない。僅かな明かりを頼りにして警備というものがなっていない状態だ。勝ったなこれは。
僕はすかさずそのかがり火を蹴り飛ばして消す。すぐさま暗闇が周りを包み込み警備の連中は吹き消された火を探しているがその前に凶器が体に降り注ぐ。
ザシュッ!ズバッ!ブシュッ!
連れて来た仲間らによる複数の刺し傷。しかも即効性の麻痺毒というおまけ付き。彼らは苦悶の声を上げるよりも早く行動不能になる。動かなくなった連中を暗闇の中に動かして何もなかったようにして。
「お前たちは右手に行け」
「はい」
指示を出して敵を倒しに行かせる。時間をかけると暗闇という味方が居なくなるので速攻で行く。しばらくするとそこかしこで一瞬の断末魔が所々に上がる。
僕は仲間全員に灰色の外套と細工した羽根を渡した。外套は闇に溶け込むため、羽根は味方を識別するため。この異世界にも発行塗料があり調合で作れるので羽根に塗りそれで味方を識別できるようにした。この異世界では夜襲戦法はあまりメジャーではないのでそれに対する警備も非常にヌルい。
そうこうしているうちにかなりの警備兵を無力化に成功した。いよいよ本丸を攻める。仲間らを本屋敷近くまで集める。入口には閂が掛かっていたが剣を取り出して扉と扉の隙間を狙い一刀両断する。素早く中に侵入すると警備の兵が全くいなかった。
奥まで進むと男女の卑猥な声がする部屋があることが分かる。隙間から見るとデップリ太った男が女を下に敷いて男女の営みの真っ最中だった。
事が終わるのを待つ気も無いので堂々と中に入る。
「ハァハァ…いいぞ。いいぞぉ…」
興奮した男と組み敷かれる若い女、お盛んなのはいいが外から見るとあまりいい絵ではないな。男の肩を「トントン」叩く。
「あ?なんだぁ」
気のせいだと思ったみたいなのでもう少し物理的に行くことにした。
「ぼふぁっ!なんだぁ!?」
男の体が宙に浮かぶ。そいつをすぐさま壁際に投げ飛ばす。
「げふっ!」
「こんばんは、ご領主様」
驚愕の表情をする男と覆面姿の僕、さっさと仕事を終わらせようか。
「や、野盗か!警備兵!」
男は警備の者を呼ぼうとするがもうすでに無力化しているので誰も来ない。
「誰も来ないから安心してよ」
「だ、誰も…こない?」
言葉の意味を察した領主の男は体を身震いさせた。
「困るんだよねぇ、塩の納入期限を守ってもらわないと」
僕は短剣を取り出して男の頬をペチペチする。冷たい刃が頬に当たりやや正気に戻ったようで、
「か、金か?金が欲しいのか?!」
僕はそれに首を横に振る。僕は金欲しさにこんな依頼を引き受けたのではない。それ以上の金になる「信頼」が欲しいのだ。
「お前。お役御免だよ」
「ヒイッ!命ばかりは!」
先ほどまでの高揚とした快楽は霧散し恐怖のみが男を支配した。僕は冷酷に、
「そこで監視しているんでしょ?」
暗闇の影に声をかける。
すると、どこからともなく数人の男女が現れた。冒険者ギルドの闇の部分を担当している者らだ。
「依頼はこれで終了。こいつの身柄は煮るなり焼くなり好きにしていいから」
「畏まりました」
「わ、わしをどうするつもりだ!このことが知れ渡れば貴族らがだま」
男の口に布が当てられどこかに連れていかれる。
「報酬の方はどうなさいますか?」
「とりあえず塩の安定供給と通行税を取っている世襲貴族らを黙らせて」
それ以外の交渉は後程、ということにする。まったく、腐る果実は早く取り除くべきだと実感したのだった。
「ユウキ様、あのギルド支部長殿から何か頼まれましたか」
「また何か争いになるのですか」
二人ともども「危険な目に合うのか?」そんな顔をしている。まぁ、危険と言えば危険だけど実入りの大きい依頼だ。それに、不当に通行税を取っている貴族連中を封じる良案でもあるわけだし。
どこでも欲の張った世襲貴族らの馬鹿な行動のせいでかなりの人が迷惑を被っている、真面目に生きるのが嫌なのだろう。欲に従うほうが実入りが大きいのだけどその後鎮圧にくる相手がいることが分かってない。数で徒党を組めばどうとでもなるという考え方だ、その中身が黒かろうがなんだろうがどうでもいいわけである。
本音を言えば戦力を貸してもらいたかったのだがそんな余裕はないらしい、結局冒険者ギルドでも精鋭はお高くつくということだ。育てるのも維持するのも一苦労であり流れにはそんな連中は来てくれない。
ま、こちらとしては塩の補給源はどうしても欲しいところだし、相手には悪いが実力で奪い取らせてもらう。
そうして、準備を整えた後に目的に向かう最中のひと時――
「二人とも、どうしたの、そんな怖い顔して―」
「「……」」
アルムとエルヴィンは何か不安そうな覚悟を決めたような――、そんな顔をしていた。
「自分たちはなぜ領地から離れてどこに向かおうとしているのでしょうか?」
「ええ。不当に通行税を取る貴族らを追い払えばそれでいいはずなのに移動先がまるで逆です」
二人だけではなく兵士らも同じようだった、ここまで移動してしまうとそりゃバレるよね。最低限の説明は必要か。
「え!?悪徳領主退治、ですって!なんでそんな!」
驚きは当然。まぁ、目的が何でそうなるかというところだが。あのギルド支部長の囁きをどこまで信用するかによるな。僕はそれを「良い取引」だと判断した。
今後領地を発展させるために必要物資である塩の確保は必須、この事件を解決すれば補給線は確固たるものになる。危険は承知だがこれをやらないと動きがとりにくい。
喚き騒ぐ二人に、
「お前ら、弱いから」
残酷な言葉を言い放つ。
「「っ!!?」」
突然の言葉に体が震える。
「僕は主君、お前らは部下。戦士であるなら忠誠を示せる場所は限られているはず。弱いから、経験がないから、準備してないから。いつ起こるか分からない戦い出向くのに何も持ってない。それじゃ死ぬだけ、何もできず死ぬだけ、後に残るのは意味の無い死体。それでお前らの人生は終わり。手柄欲しいんだろ?家を建てたいんだろ?だったら、ウダウダ悩み反論を考えるよりもまず武器を取って戦え!」
声高に叫ぶ、もちろん威圧感たっぷりに、だ。
こんな弱兵を引き連れて戦うより僕が一人で戦う方が格段に勝算が高いが今後を考えて兵士ら部下の意識改革をしなくてはならない。敗北する軍勢は即座に見限られる、誰であろうともだ。
この世は勝ち組に乗っかるのが常道であるのだから、僕なら行ける。下がそれを理解しないといつまでたっても個人で戦わなくてはならない。
あの馬鹿勇者らは何度となくやってくるだろうし有象無象の連中は腐るほどいる。それらをより分けるために強く忠実な兵士は絶対必要。
連れて来た全員に意識改革を行う。最初に行うのは「勝てる軍隊、負ける軍隊」だ。
僕の決意が伝わったのかピシリと気を引き締める全員。さて、もうちょっとで目的の場所に到着だ。
「ふぅん、結構固めてあるね」
塩田を任されていう領主は金を持っているらしく警備を行う連中がそこかしこに見られた。武装も結構している。ざっと八百人ほどか。
「ユウキ様、一体どうなさるおつもりですか」
「この数と防備が相手では…」
全員が恐怖している。この数を相手に戦うのか?常識的に考えて張り合えるような戦力ではない。だから道具と作戦を用意してきたのだ。
その準備を行い時が来るのを待つ、作戦は夜襲だ!
暗闇が世界を覆う、幸いにして月が雲に隠れていた。闇に紛れる味方に手で合図を送り作戦を遂行させる。門番はかがり火の微かな明かりに安堵していたが。
「ガフッ!」
僕は投擲用のナイフでそいつを即座に倒す。死に絶えたそいつを見えないように運ばせ中に侵入した。中に侵入するとそこかしこに気楽そうな態度の兵士と遊びにうつつを抜かす連中しかいない。僅かな明かりを頼りにして警備というものがなっていない状態だ。勝ったなこれは。
僕はすかさずそのかがり火を蹴り飛ばして消す。すぐさま暗闇が周りを包み込み警備の連中は吹き消された火を探しているがその前に凶器が体に降り注ぐ。
ザシュッ!ズバッ!ブシュッ!
連れて来た仲間らによる複数の刺し傷。しかも即効性の麻痺毒というおまけ付き。彼らは苦悶の声を上げるよりも早く行動不能になる。動かなくなった連中を暗闇の中に動かして何もなかったようにして。
「お前たちは右手に行け」
「はい」
指示を出して敵を倒しに行かせる。時間をかけると暗闇という味方が居なくなるので速攻で行く。しばらくするとそこかしこで一瞬の断末魔が所々に上がる。
僕は仲間全員に灰色の外套と細工した羽根を渡した。外套は闇に溶け込むため、羽根は味方を識別するため。この異世界にも発行塗料があり調合で作れるので羽根に塗りそれで味方を識別できるようにした。この異世界では夜襲戦法はあまりメジャーではないのでそれに対する警備も非常にヌルい。
そうこうしているうちにかなりの警備兵を無力化に成功した。いよいよ本丸を攻める。仲間らを本屋敷近くまで集める。入口には閂が掛かっていたが剣を取り出して扉と扉の隙間を狙い一刀両断する。素早く中に侵入すると警備の兵が全くいなかった。
奥まで進むと男女の卑猥な声がする部屋があることが分かる。隙間から見るとデップリ太った男が女を下に敷いて男女の営みの真っ最中だった。
事が終わるのを待つ気も無いので堂々と中に入る。
「ハァハァ…いいぞ。いいぞぉ…」
興奮した男と組み敷かれる若い女、お盛んなのはいいが外から見るとあまりいい絵ではないな。男の肩を「トントン」叩く。
「あ?なんだぁ」
気のせいだと思ったみたいなのでもう少し物理的に行くことにした。
「ぼふぁっ!なんだぁ!?」
男の体が宙に浮かぶ。そいつをすぐさま壁際に投げ飛ばす。
「げふっ!」
「こんばんは、ご領主様」
驚愕の表情をする男と覆面姿の僕、さっさと仕事を終わらせようか。
「や、野盗か!警備兵!」
男は警備の者を呼ぼうとするがもうすでに無力化しているので誰も来ない。
「誰も来ないから安心してよ」
「だ、誰も…こない?」
言葉の意味を察した領主の男は体を身震いさせた。
「困るんだよねぇ、塩の納入期限を守ってもらわないと」
僕は短剣を取り出して男の頬をペチペチする。冷たい刃が頬に当たりやや正気に戻ったようで、
「か、金か?金が欲しいのか?!」
僕はそれに首を横に振る。僕は金欲しさにこんな依頼を引き受けたのではない。それ以上の金になる「信頼」が欲しいのだ。
「お前。お役御免だよ」
「ヒイッ!命ばかりは!」
先ほどまでの高揚とした快楽は霧散し恐怖のみが男を支配した。僕は冷酷に、
「そこで監視しているんでしょ?」
暗闇の影に声をかける。
すると、どこからともなく数人の男女が現れた。冒険者ギルドの闇の部分を担当している者らだ。
「依頼はこれで終了。こいつの身柄は煮るなり焼くなり好きにしていいから」
「畏まりました」
「わ、わしをどうするつもりだ!このことが知れ渡れば貴族らがだま」
男の口に布が当てられどこかに連れていかれる。
「報酬の方はどうなさいますか?」
「とりあえず塩の安定供給と通行税を取っている世襲貴族らを黙らせて」
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