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第1章
160話 初級官史試験前Ⅲ リシュラらの様子
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さて、リシュラとリシュナ二人の商店の経営はどうなのだろうか。前二人の様子を見る限り順調に行ってるようだが確認することにした
早速、商店まで足を運ぶが。
「おっ、並んでるね~」
店の前には列が出来ていた。この分では客足は順調のようだが。どうも通常のお客とは違う連中もいるようだ。身なりが良いのとゴテゴテした装飾と飾り、まぁ典型なボンボンのようだ。
彼らは列に並ぶことも無く店の中に入ろうとする。僕も後ろからついていくことにした
「「まぁ~た貴方達ですか!」」
二人が激昂しながら店から出てきた。
『リシュラ、リシュナ。二人はとても美しい。そして聡明だ。是非とも我が家に来て欲しい』
着飾ったボンボンらが甘い言葉を囁く。明らかに求愛だが二人にはそれに付き合う気はないようだ。
「我が家に来れば幸せになれるよ」
「いや、僕の家に」
「我が家は高潔な血を引いているぞ」
各々が自分らの家柄を誇らしげに語るが二人にとっては逆に悪い印象しか持てないようだ。二人は反論する。
「自分で金も稼げない上に身の回りのことすらも出来ないお坊ちゃまらが何をほざきますか!」
「そうですよ!せめてそれ相応の努力と苦労いうものをしたことがありますか?このロクでなしが」
『我らが世の中を知らないロクでなしだと!』
二人から声高に「役立たず」と明言されてボンボンらは激昂する。
「その服といい装飾品といいまるで豪華に飾れば女にモテると考えたようですね。馬鹿な女なら容易く落とせるかもしれませんが本物の女は逃げ出すでしょう。何しろ中身がありませんから。加えて他人頼り、自前で金を増やす知識も技術も努力も持っていない。お前らが見ている女は同類なんですよ」
リシュラは「類は友を呼ぶ」と明言した。
まぁ、あんな外見で本物なわけはないよな。どう考えても虚栄で自意識過剰な連中としか思えない。服装は派手で目が痛い装飾品の数々、加えて頭が悪いと来た。そんなのを相手にしても愚か者が増えるだけである
「「さぁ、さっさと他の女の所に行きなさい」」
これ以上は付き合いきれないとして二人は店の中に戻ろうとするが、
『ま、待て!我らはそれ相応の金と人脈を持っている。それが欲しくないのか?』
やりこめられたと思ったボンボンらは必死に抵抗した。
ま、それなりに金持ちで付き合いもあるのだろうが。それはすべて家族親族によるものだ、自分の力で手に入れたものではない。能力の無い彼らは自分らが裕福なのを知らしめたいのだろうが代替わりすればまず間違いなく落ちぶれる。
能無しを誑かし不良品を掴ませることなど非常に簡単だからだ。
商売をやる上で商品の目利き、自分のところで売る商品の品質を逐次チェックするのは常識だからだ。商品は常に値段状態が変化する。そのため、商品を売り込む側は粗悪品を平然ともってくることが数多い。
このボンボンらは自分ら身に着けている物の価値や値段すら分からないだろうな。そんな馬鹿は着飾るだけしか頭が働かない。その意味すら知らずに幸せなものだな。
リシュラとリシュナはもうとっくにこいつらの価値を見抜いていた。
『自分では何もできない上に着飾ったクズな頭の中身ゼロの能無し』
それ以上でもそれ以下でもない。その言葉だけですべて理解できてしまう。
二人はこれ以上言葉を聞くのは嫌なのだろう。店の中に戻るとするが。
『待て!ここまで愚弄するとは、許さんぞ!!』
ボンボンらは激昂し剣を抜いた。声は僕の出番かな。
「手を貸すよ」
「「ユウキ様!!」」
ボンボンの後ろから割り込むように入る。
『何だぁ!テメェは!?』
割り込まれたので威嚇するように声が酷いな。
「か弱き女性に味方する正義の人、ってところ。かな?」
なるべく穏便に済ませたいところだが彼らの返答は「武器を抜く」だった。ヤレヤレ、仕方が無いな。
相手は四人、その四人の剣に対して装備は無い。
だが、次の瞬間。
バキィィイン!
四人の持っていた剣は根元から折れていた。
『へっ!?』
四人は唖然呆然としている。別に不思議なことではない、剣の根元を掌と拳で挟んで折っただけ。この異世界は鋳型製造の武器が殆どだ。鍛造による製法も結構あるがそうした武器は強力すぎるか注文を受けないと作らない。鋳造にしては結構質が高いが脆い部分はそのままだ。
そのため、素手で武器をへし折るということも可能である。
四人は呆然としながら根元から折れた剣と僕を交互に見ていた。
「戦う?逃げる?どっちでもいいよ」
『ヒ、ヒイッ!』
余りの武力の違いに恐怖を抱いたのか、後ろを振り返らずボンボンは逃げ出した。
「「ユウキ様、お手を煩わせて申し訳ございません」」
二人はペコリと。頭を下げてきた。
「このくらいはどうってことはないよ。それよりも」
悪い連中が頻繁に来るようになったことを心配する。
「ええ、何度となく追い払ったのですけど」
「奴らは金の匂いに関しては敏感だから」
この店と二人を手に入れた場合結構な財産が手に入るし二人は若い、時間を持て余す連中からすると格好の的なのだろう。それはともかくとして、経営状態を見たいから帳簿を確認させてほしい。
「「どうぞこちらへ」」
二人を連れて店の中に入る。
『おかえりなさいませ』
二人はこの店の店長副店長という立場なので従業員から出迎えられる。さっそく帳簿の中身を確認す。内容を見ると右肩上がりであり利益は日を追うごとに増えていた。だが、それに伴う問題も出ている。
「明らかに店の規模が小さいか」
「は、はい。商品を売れる品だけして絞ることで潤沢な資金を得ましたが」
「他の仕入れ先や販売元から商品を置いてほしいとの要望が多いのです」
すでに客足は店の規模を大きく超えていた。それに伴い商品数の増加を求められている状況なのだな。初期から大きな店をやると失敗したときのダメージが大きいと考えて規模を小さくしたけどこの様子なら問題ないだろう。
「それじゃあ」
もっと商品を置ける大きな店舗に移転しようと。
「「本当でございますか!」」
「店舗の初期資金はもうとっくに回収済みで店の運営のやり方も身についてきた。そろそろ頃合いだよね」
早速店の移転の計画を構想する。
店の基本はそのままに大型店への拡張をするのだが大型の建物は購入者も多く冒険者ギルドも慎重な審査をするがこの経営状況ならば審査は軽くパスできる。
「冒険者ギルドに店舗移転と店子となる店の場所を調査して。それと、今まで来てくれた方々に説明をしておいて」
「「了解しました」」
「やったよ!ついに大型店へステップアップだよ!」
「やったね!お姉ちゃん!」
私達や店員らも全員大喜びだった。
最初はリスクを少なくし経営形態を勉強させるために小型の店舗から始めたがここまで早く大型店へランクアップしたのはユウキ様の考えが深く関与している。
売れる商品だけを仕入れているというだけだがそれが商売でどれほど重要なのかを毎日考えさせられた。どんな場所でも売れない商品に割く金ほど無意味な物はないのだと。
さ~て、大型店となればやるべきことは格段に増える。商品の仕入れ、内装の依頼、店員の増加、その他諸々の雑務。
色々考えることは多いがまずは正式な書類の作成だ。経営は凄く順調だが大型の建物は冒険者ギルドが抑えているので審査を通らないとならない。
これまでの経営から問題点はないだろう。
「早速書類を作成しないと。商品もそうだけど立地も調べないと」
「そうだね。あ、もちろん競合する店が無いかも確認しないと」
「それもそうだけど背後が危ないような砒素物件は駄目だからね」
「できれば人通りが多く注目されやすい場所がいいよね」
私達姉妹二人で光ある未来への道を確実に歩いていた。
早速、商店まで足を運ぶが。
「おっ、並んでるね~」
店の前には列が出来ていた。この分では客足は順調のようだが。どうも通常のお客とは違う連中もいるようだ。身なりが良いのとゴテゴテした装飾と飾り、まぁ典型なボンボンのようだ。
彼らは列に並ぶことも無く店の中に入ろうとする。僕も後ろからついていくことにした
「「まぁ~た貴方達ですか!」」
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『リシュラ、リシュナ。二人はとても美しい。そして聡明だ。是非とも我が家に来て欲しい』
着飾ったボンボンらが甘い言葉を囁く。明らかに求愛だが二人にはそれに付き合う気はないようだ。
「我が家に来れば幸せになれるよ」
「いや、僕の家に」
「我が家は高潔な血を引いているぞ」
各々が自分らの家柄を誇らしげに語るが二人にとっては逆に悪い印象しか持てないようだ。二人は反論する。
「自分で金も稼げない上に身の回りのことすらも出来ないお坊ちゃまらが何をほざきますか!」
「そうですよ!せめてそれ相応の努力と苦労いうものをしたことがありますか?このロクでなしが」
『我らが世の中を知らないロクでなしだと!』
二人から声高に「役立たず」と明言されてボンボンらは激昂する。
「その服といい装飾品といいまるで豪華に飾れば女にモテると考えたようですね。馬鹿な女なら容易く落とせるかもしれませんが本物の女は逃げ出すでしょう。何しろ中身がありませんから。加えて他人頼り、自前で金を増やす知識も技術も努力も持っていない。お前らが見ている女は同類なんですよ」
リシュラは「類は友を呼ぶ」と明言した。
まぁ、あんな外見で本物なわけはないよな。どう考えても虚栄で自意識過剰な連中としか思えない。服装は派手で目が痛い装飾品の数々、加えて頭が悪いと来た。そんなのを相手にしても愚か者が増えるだけである
「「さぁ、さっさと他の女の所に行きなさい」」
これ以上は付き合いきれないとして二人は店の中に戻ろうとするが、
『ま、待て!我らはそれ相応の金と人脈を持っている。それが欲しくないのか?』
やりこめられたと思ったボンボンらは必死に抵抗した。
ま、それなりに金持ちで付き合いもあるのだろうが。それはすべて家族親族によるものだ、自分の力で手に入れたものではない。能力の無い彼らは自分らが裕福なのを知らしめたいのだろうが代替わりすればまず間違いなく落ちぶれる。
能無しを誑かし不良品を掴ませることなど非常に簡単だからだ。
商売をやる上で商品の目利き、自分のところで売る商品の品質を逐次チェックするのは常識だからだ。商品は常に値段状態が変化する。そのため、商品を売り込む側は粗悪品を平然ともってくることが数多い。
このボンボンらは自分ら身に着けている物の価値や値段すら分からないだろうな。そんな馬鹿は着飾るだけしか頭が働かない。その意味すら知らずに幸せなものだな。
リシュラとリシュナはもうとっくにこいつらの価値を見抜いていた。
『自分では何もできない上に着飾ったクズな頭の中身ゼロの能無し』
それ以上でもそれ以下でもない。その言葉だけですべて理解できてしまう。
二人はこれ以上言葉を聞くのは嫌なのだろう。店の中に戻るとするが。
『待て!ここまで愚弄するとは、許さんぞ!!』
ボンボンらは激昂し剣を抜いた。声は僕の出番かな。
「手を貸すよ」
「「ユウキ様!!」」
ボンボンの後ろから割り込むように入る。
『何だぁ!テメェは!?』
割り込まれたので威嚇するように声が酷いな。
「か弱き女性に味方する正義の人、ってところ。かな?」
なるべく穏便に済ませたいところだが彼らの返答は「武器を抜く」だった。ヤレヤレ、仕方が無いな。
相手は四人、その四人の剣に対して装備は無い。
だが、次の瞬間。
バキィィイン!
四人の持っていた剣は根元から折れていた。
『へっ!?』
四人は唖然呆然としている。別に不思議なことではない、剣の根元を掌と拳で挟んで折っただけ。この異世界は鋳型製造の武器が殆どだ。鍛造による製法も結構あるがそうした武器は強力すぎるか注文を受けないと作らない。鋳造にしては結構質が高いが脆い部分はそのままだ。
そのため、素手で武器をへし折るということも可能である。
四人は呆然としながら根元から折れた剣と僕を交互に見ていた。
「戦う?逃げる?どっちでもいいよ」
『ヒ、ヒイッ!』
余りの武力の違いに恐怖を抱いたのか、後ろを振り返らずボンボンは逃げ出した。
「「ユウキ様、お手を煩わせて申し訳ございません」」
二人はペコリと。頭を下げてきた。
「このくらいはどうってことはないよ。それよりも」
悪い連中が頻繁に来るようになったことを心配する。
「ええ、何度となく追い払ったのですけど」
「奴らは金の匂いに関しては敏感だから」
この店と二人を手に入れた場合結構な財産が手に入るし二人は若い、時間を持て余す連中からすると格好の的なのだろう。それはともかくとして、経営状態を見たいから帳簿を確認させてほしい。
「「どうぞこちらへ」」
二人を連れて店の中に入る。
『おかえりなさいませ』
二人はこの店の店長副店長という立場なので従業員から出迎えられる。さっそく帳簿の中身を確認す。内容を見ると右肩上がりであり利益は日を追うごとに増えていた。だが、それに伴う問題も出ている。
「明らかに店の規模が小さいか」
「は、はい。商品を売れる品だけして絞ることで潤沢な資金を得ましたが」
「他の仕入れ先や販売元から商品を置いてほしいとの要望が多いのです」
すでに客足は店の規模を大きく超えていた。それに伴い商品数の増加を求められている状況なのだな。初期から大きな店をやると失敗したときのダメージが大きいと考えて規模を小さくしたけどこの様子なら問題ないだろう。
「それじゃあ」
もっと商品を置ける大きな店舗に移転しようと。
「「本当でございますか!」」
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店の基本はそのままに大型店への拡張をするのだが大型の建物は購入者も多く冒険者ギルドも慎重な審査をするがこの経営状況ならば審査は軽くパスできる。
「冒険者ギルドに店舗移転と店子となる店の場所を調査して。それと、今まで来てくれた方々に説明をしておいて」
「「了解しました」」
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最初はリスクを少なくし経営形態を勉強させるために小型の店舗から始めたがここまで早く大型店へランクアップしたのはユウキ様の考えが深く関与している。
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さ~て、大型店となればやるべきことは格段に増える。商品の仕入れ、内装の依頼、店員の増加、その他諸々の雑務。
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