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第1章
137話 貴族らの相談 後
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ジーグルト伯爵家が重要拠点を統治するという事態は周囲の貴族らに衝撃を与えた。それを良しとする貴族らもいる一方で、歓迎できない、もしくは邪魔だと考える貴族らは数多く存在していた。
こうした者らの裏側――
「クソっ!クソクソクソ、ジーグルト伯爵め!代替わりした途端周囲の重要拠点に兵を送るとは!!」
クルト子爵はこの上なく荒れていた。それも当然だ。
アリム、ペトラ、ユードルトの三拠点はいずれも商業における重要な場所であり経済を知るものなら大事だと判断する拠点である。そこを制圧されたということがどれだけ自分らに不利益をもたらすかは考えるまでもない。
クルト子爵の周りには二五人の世襲貴族の当主や跡取りらがいた。いずれもあの三拠点から多大な金を取っていた者らである。
「これは非常にまずい!」
「さようであるな!」
「ジーグルト家め!」
全員が一様に悪態を吐く。
あそこからもたらされる金は相当な額であり自分らの家にとって重要な資金源だったのだ、それを押さえられては堪ったものではない。
そのために冒険者ギルドに報告している以上の兵士らを常駐させて防備を固めていたのだ。それにもかかわらずに制圧されてしまった!
それ以上に厄介になのはそこにあった書類や帳簿を差し押さえられたことだ。これがもし冒険者ギルドの手に渡れば、
『この拠点ではこのような悪政を強いていたのですか!許せません、調査員を派遣して再調査します!!』
激怒して調査のために各地に人を派遣してくるだろう。
これまでは世襲貴族の自主性に任せてあり実情を誤魔化すことは不可能ではなかった。だが、事実が伝わればそのような政治を行っていれば民心が離れていくと判断され徹底的な調査がされるだろう。
そこで書類や帳簿を確認されれば商人などから通行税を取っていたことが公になる。冒険者ギルドでは非常時以外での税を多くとることを禁じているからだ。
もはやなりふり構ってはいられなかった、すぐさまその事実を消す必要があった。
そのために欲深な下級貴族らを焚きつけて送り込んだのだが、一回目の懐柔工作は断固拒否され、二回目と三回目は直接部隊を送り込んだのだが撃退されてしまった。
一刻も早くあの拠点を取り戻さなければ大幅な収入減となり家の運営が厳しくなる。
「何か手はないのか?」
『う~む……』
周囲の者らも悩んでいる。
爵位が上だけではなく資金源も向こうの方が上だ、加えて冒険者ギルドとの繋がりも深い。こちらに勝てる要素が見つからなかった。
「連合や同盟を組んではどうだろうか?」
「そうだな」
「ここに集まった人間全員で兵士を集めれば上回る」
すぐさま裏で「反ジーグルド家連合」を組む算段をする。いくら伯爵とはいえ動員出来る兵士には限界がある、こちらが連合を組めば互角以上の兵士が集まるだろう。それでも不安があるので民兵を募集しよう。訓練も装備もない者らだが数が集まればいい。
一刻も伯爵家の兵士を叩き出さなければ金が入ってこないのだ。
だが、大義名分をどうするか?そんなものなど必要が無い!という貴族らが大多数だった。
「我らの大切な現金収入を勝手に取られたのだぞ!どう考えても敵は向こうだ!」
「しかし、ジーグルト家は伯爵であり国への貢献も強く冒険者ギルドからの信頼も厚い」
「なら、どうするのだ?」
「やはり、だれかがトップに立って貰わざるを得ないだろう」
「ならば、ラーズグリフ子爵家はどうだ?伯爵が開いた園遊会で大層恥をかかされたと聞いておる」
「うむ、それがいい」
上手く焚きつければいい。ラーズグリフ家は今最悪の状況だからだ。周囲の貴族大多数から敵視され領地に商隊がまったく入ってこない状況にある。詳しい事実は分からないがジーグルト家を敵に回したことが関わっているのだろう。
彼らはジーグルト家を敵に回したからそうなった、と。考えていたが実際は悪事を働いた首謀者であることを暴露されたからだった。
彼らの頭の中には「兵士さえ上回れば勝てる」という計算があったので「軍師一人で何ができる」そう高をくくっていたのだ。
戦争がほとんどなく争いごとがあまりない平和な時代ではそうした戦術戦略を練る人材は軽視される、もしくは不要とされてしまう。
指揮官はある程度使われるが軍師として抱えられる場所はほとんど存在しないのだ。だからこそ彼らは敵がどれほど恐ろしいか、殺し合いが起こればどうなるかなど考えたことが無い。すべては妄想の中だけのことであり現実に起こると対処が難しいことなど考えない。
勝利すれば正しい、それだけしか頭になかった。
「すぐさまラーズグリフ家に使者を送れ」
「ははっ」
こうして、事態は進み始める。
だけども、彼らは自分らの陣地に撒かれた種の存在に気が付いていなかった。それがどれほど厄介であるか。戦いをまるで盤上の出来事でしか考えられない人間に現実の恐怖は想像できない。
愚かであるとか現実が見えていなかった、そのように解釈されるだろう。だが、彼らの欲望は肥大する一方であり「自分らさえ良ければいい」「他者など見ている暇はない」なのだ。
貴族として金がないのは自由がない、首が無いのと同じ意味である。金金金と騒ぎ立てるのも無理はないだろう。貴族に生まれなくとも金は必要だ。しかしながらもう少し現実を直視するべきであろう。
考えてみてほしい。万全の警備をしておきながら制圧されたのだ。それがどのような現実であるのかを。戦のことをちょっとでも知っていれば敵は間違いなく強いと思うはずである。
だが、欲深な世襲貴族共にはそれが見えない、もしくは見ようとしない。都合のいい現実だけが全てなのだ。
彼らの不幸は間違いなく悪い方向へ進み始めていた。
盤上に出現した新しい勢力と駒、それを動かすサイコロ。果たしてどちらが勝つのか?ジーグルト家としてもこのまま放置などはしない。それが貴族の宿命だからである。
こうした者らの裏側――
「クソっ!クソクソクソ、ジーグルト伯爵め!代替わりした途端周囲の重要拠点に兵を送るとは!!」
クルト子爵はこの上なく荒れていた。それも当然だ。
アリム、ペトラ、ユードルトの三拠点はいずれも商業における重要な場所であり経済を知るものなら大事だと判断する拠点である。そこを制圧されたということがどれだけ自分らに不利益をもたらすかは考えるまでもない。
クルト子爵の周りには二五人の世襲貴族の当主や跡取りらがいた。いずれもあの三拠点から多大な金を取っていた者らである。
「これは非常にまずい!」
「さようであるな!」
「ジーグルト家め!」
全員が一様に悪態を吐く。
あそこからもたらされる金は相当な額であり自分らの家にとって重要な資金源だったのだ、それを押さえられては堪ったものではない。
そのために冒険者ギルドに報告している以上の兵士らを常駐させて防備を固めていたのだ。それにもかかわらずに制圧されてしまった!
それ以上に厄介になのはそこにあった書類や帳簿を差し押さえられたことだ。これがもし冒険者ギルドの手に渡れば、
『この拠点ではこのような悪政を強いていたのですか!許せません、調査員を派遣して再調査します!!』
激怒して調査のために各地に人を派遣してくるだろう。
これまでは世襲貴族の自主性に任せてあり実情を誤魔化すことは不可能ではなかった。だが、事実が伝わればそのような政治を行っていれば民心が離れていくと判断され徹底的な調査がされるだろう。
そこで書類や帳簿を確認されれば商人などから通行税を取っていたことが公になる。冒険者ギルドでは非常時以外での税を多くとることを禁じているからだ。
もはやなりふり構ってはいられなかった、すぐさまその事実を消す必要があった。
そのために欲深な下級貴族らを焚きつけて送り込んだのだが、一回目の懐柔工作は断固拒否され、二回目と三回目は直接部隊を送り込んだのだが撃退されてしまった。
一刻も早くあの拠点を取り戻さなければ大幅な収入減となり家の運営が厳しくなる。
「何か手はないのか?」
『う~む……』
周囲の者らも悩んでいる。
爵位が上だけではなく資金源も向こうの方が上だ、加えて冒険者ギルドとの繋がりも深い。こちらに勝てる要素が見つからなかった。
「連合や同盟を組んではどうだろうか?」
「そうだな」
「ここに集まった人間全員で兵士を集めれば上回る」
すぐさま裏で「反ジーグルド家連合」を組む算段をする。いくら伯爵とはいえ動員出来る兵士には限界がある、こちらが連合を組めば互角以上の兵士が集まるだろう。それでも不安があるので民兵を募集しよう。訓練も装備もない者らだが数が集まればいい。
一刻も伯爵家の兵士を叩き出さなければ金が入ってこないのだ。
だが、大義名分をどうするか?そんなものなど必要が無い!という貴族らが大多数だった。
「我らの大切な現金収入を勝手に取られたのだぞ!どう考えても敵は向こうだ!」
「しかし、ジーグルト家は伯爵であり国への貢献も強く冒険者ギルドからの信頼も厚い」
「なら、どうするのだ?」
「やはり、だれかがトップに立って貰わざるを得ないだろう」
「ならば、ラーズグリフ子爵家はどうだ?伯爵が開いた園遊会で大層恥をかかされたと聞いておる」
「うむ、それがいい」
上手く焚きつければいい。ラーズグリフ家は今最悪の状況だからだ。周囲の貴族大多数から敵視され領地に商隊がまったく入ってこない状況にある。詳しい事実は分からないがジーグルト家を敵に回したことが関わっているのだろう。
彼らはジーグルト家を敵に回したからそうなった、と。考えていたが実際は悪事を働いた首謀者であることを暴露されたからだった。
彼らの頭の中には「兵士さえ上回れば勝てる」という計算があったので「軍師一人で何ができる」そう高をくくっていたのだ。
戦争がほとんどなく争いごとがあまりない平和な時代ではそうした戦術戦略を練る人材は軽視される、もしくは不要とされてしまう。
指揮官はある程度使われるが軍師として抱えられる場所はほとんど存在しないのだ。だからこそ彼らは敵がどれほど恐ろしいか、殺し合いが起こればどうなるかなど考えたことが無い。すべては妄想の中だけのことであり現実に起こると対処が難しいことなど考えない。
勝利すれば正しい、それだけしか頭になかった。
「すぐさまラーズグリフ家に使者を送れ」
「ははっ」
こうして、事態は進み始める。
だけども、彼らは自分らの陣地に撒かれた種の存在に気が付いていなかった。それがどれほど厄介であるか。戦いをまるで盤上の出来事でしか考えられない人間に現実の恐怖は想像できない。
愚かであるとか現実が見えていなかった、そのように解釈されるだろう。だが、彼らの欲望は肥大する一方であり「自分らさえ良ければいい」「他者など見ている暇はない」なのだ。
貴族として金がないのは自由がない、首が無いのと同じ意味である。金金金と騒ぎ立てるのも無理はないだろう。貴族に生まれなくとも金は必要だ。しかしながらもう少し現実を直視するべきであろう。
考えてみてほしい。万全の警備をしておきながら制圧されたのだ。それがどのような現実であるのかを。戦のことをちょっとでも知っていれば敵は間違いなく強いと思うはずである。
だが、欲深な世襲貴族共にはそれが見えない、もしくは見ようとしない。都合のいい現実だけが全てなのだ。
彼らの不幸は間違いなく悪い方向へ進み始めていた。
盤上に出現した新しい勢力と駒、それを動かすサイコロ。果たしてどちらが勝つのか?ジーグルト家としてもこのまま放置などはしない。それが貴族の宿命だからである。
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