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第1章
123話 馬鹿勇者らの誇大妄想
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ジーグルト伯爵に仕官の申し出を断られたジークムントらはユーラベルクに戻っていた。
「クソっ!なぜ我らが追い出されるのだ。勇者であり世襲貴族にもなった我らを追い出すなどありえない!」
ジークムントは荒れていた。同じ世襲貴族同士助け合うということを信じていたからだ。伯爵家に仕官し大きな権力を手に知る、それを使いいずれは独立した大物貴族になる夢を描いていた。
しかし、ジーグルト伯爵家に行くとまるで腫物のような扱いをされた。お前らなど要らないと拒否されたのだ。
誇りが馬鹿げたほどに高いジークムントはそれに対して幼稚な怒りを抱いた。仲間も同じく怒りを抱く。だがそれは子供の我儘ともいえるもので現実が見えていないのである。
彼らはそれに気が付かない。愚かな教育と馬鹿な妄想ばかりを受け続けてきた彼らは自らこそが正しい道を進んでいると勘違いしている。それもこれも教育者が悪いのだが。
「ユウキめ。雑用係の地位で満足していれば取り立ててやったというのに、いつの間にか伯爵家に取り入りおって」
許せないと。怒りがこみあげてくる。
ユウキが伯爵家に信頼されているのは行動で結果を示したからなのだが彼らはそれを信じていない。賄賂などを送って取り入ったのだと思い込んでいた。そう信じるしかなかった。
彼らは彼らにとって都合のいい部分しか見ようとしない、ユウキは何度ともなく忠告したのだが「愚民に何が分かる!」徹底的に拒否される。
いまだに彼らは国の威信と誇りを背負っているのだと、そう思い込んでいた。すべては愚かな妄想なのだがそれを止める者がいないのである。
まずは、これからどうするのかを考える。
ジーグルト伯爵家に取り入る方法が最優先だ。
「世襲貴族の立場でも追い返されたからな……。そうだ、ユウキの実績を我らの物にしよう!」
あんなクズの功績など使いたくないが背に腹は代えられない。翌日冒険者ギルドに向かう。
「おい!お前!」
早速冒険者ギルドの職員を呼び出す。
「……」
「こっちにこい!」
「はいはい」
二度目でようやくやってくる。クソっ、勇者が呼んでいるのだから最優先で来るべきだろうが。
「何の要件でしょうか?」
「冒険者のユウキのことだ」
「彼が何か」
「ユウキが行った仕事はすべて我らの指示によるものであり彼は我らの部下だ。その功績は主人である我らに譲渡されるものである。早速書類を書き換えユウキの功績をすべて我らのやったことに書き換えろ」
「え?!」
なぜ驚くのだ。ユウキが部下だというのは事実だ、まぁ元がつくがな。さしたる功績ではないだろうかそれでも結果として伯爵家に入れたのは事実。それを我らの物にすれば我らが伯爵家に仕官できる。そうすれば我らの方が有能だとすぐに理解できるだろう。
ギルド職員らの顔がなぜか険しくなる。
「それは事実なのですか」
「事実だとも」
それでさらにギルド職員の表情がこわばるが。
「……すみませんがギルド支部長と話をしてもらえますか」
そうして奥の部屋に案内される。ふむ、ギルド支部長のところにまでいかなければならない程に功績があるのか。それならばなお都合がいい。
部屋に入る。
「初めまして勇者殿。私はユーラベルクギルド支部支部長のリサ・グレッシャーです」
「ジークムント・オプトだ。世襲貴族として騎士爵位を授かっている」
ふむ、外見は中々いいな。年が上なのは気に入らないが妾にでもするか。そんな妄想が一瞬よぎる。ギルド支部長を嫁にすれば何かと優遇されるからな。
「本日の要件は何なのでしょうか?」
要件など決まっている。ユウキのおこなったことはすべて我らの指示によるものでありその功績はすべて上位者である我らに譲渡されるということだ。
「失礼ですが。調査の結果ユウキはもう勇者様のパーティから正式に離脱し自由な立場にいるものだとなっていますが」
「そんなことはない。今も昔もユウキは仲間だ。彼に力や知恵を授けたのも我らだ。ならば、成し遂げた仕事の功績は我らに譲渡されるべきものである」
出まかせを言う。ユウキを仲間など思ってない、せいぜい盾替わりか雑用として使うのが当然。そもそもあんな下民と仲間などと見られたくはないがここはそう言っておかないと話は進まないだろう。
そのような醜い打算をするジークムント。
「なるほど」
リサギルド支部長は深く頷いた。
「(このゴミクズ最低最悪な連中め!てめえらの妄言はもう誰も信じないのですよ、国は一体何を考えてるのでしょうか。こんな連中を次から次へと送り出して迷惑極まりない!!)」
私はこいつらに憎悪、いや殺意を持った。
ユウキに力と知恵を授けた?冗談も大概にしなさい!ユウキが生み出した知恵や技術は冒険者ギルドですら発見されていなかった代物なのですからね。それをこいつら程度が考案したなどとはとても信じられません。国にも調査員を派遣してますがそのような方法が採用されているとはどこからも上がってません。
嘘ばかりほざくお調子者め!それなら聞くが単独で八百人の貴族軍を敗北に追い込めるか?戦の先陣に立ち武力を示すことが出来るのか?出来もしないことをほざくな!
増長しているどころか嘘ばかり口に出すこいつらなんか伯爵家が追い出すのは当然だろう。ユウキの功績はすべて我らの物だというのも何の根拠のない出まかせだ。何もできないくせに無駄な夢ばかりを求めるこいつらには罰が必要だ。
「(ユウキの上げた功績は我らの物だと言いましたね。なら、その言葉の責任を取ってもらいましょうか)」
私は即座に決断する。
いまだにライク家に進軍した貴族軍を壊滅させた冒険者らに罪があると騒ぎジーグルト伯爵家に侵略しておきながら賠償金を求める世襲貴族共への生贄になってもらおう。
それらこれらはユウキの立てた実績の負の部分だ。冒険者ギルドではその問題に取り合わないことを決めているから無視しているが騒ぎ立てる連中はそう簡単に矛を収めようとはしない。
何しろ莫大な金が泡と消えるかどうかの瀬戸際なのだ、必死にもなるだろう。
こいつらはその生贄として丁度いい。
「ええ、実は……」
私はユウキの立てた功績や実績のことを話し出す。事実に少しばかりの嘘を巧妙に混ぜ込んでから。
「おおっ!やはりユウキはやってくれたのだな!」
我らも実に鼻が高いと。
完全にユウキを部下としてしか見ないこいつらは都合のいい現実しか見ようとしない。その背後にどんなにどす黒い影があろうとも知らずに。
「(やはり乗ってきましたね。それは完全に泥船であり沈む予定だからだれも乗りませんが。こいつらにそんなことは理解できない。いや、疑問すら持たない)」
たしかに大きな功績を立てることに反対する人間は少ない、しかしそれに関わる人間から恨みを買う可能性も大きいのだ。特に紛争戦争の類では敗北者からの反発は激しい。何しろ莫大な和解金身代金が課せられるのだから。世襲貴族共は旨い話には簡単に乗るが不味い話は徹底的に拒否する。
その当事者になろうともだ。
ユウキが殺した当主跡取り家臣ら大勢の死者に貸し付けていた世襲貴族共は契約にない金の取り立てを求めている。その家が消滅しては取り立てられないからだ。
なので、家族と交渉しているが、
『そんな金はどこにもない』
全員から支払いを拒否されていた。
まともに考えても家族や身内が意味不明な戦死を遂げている状態で借金の回収など鬼畜だろう。それでもなお返済を求める貴族共は典型的な馬鹿である。ま、同情はしますけどね。だが、自分のケツをふけるのは自分だけだ。金を貸した相手が無能ということなのだ。
さて、話を戻しましょう。
いまだに殺された連中への金の返済を求める世襲貴族共への生贄に捧げることを決定した私だがあとで「無実の罪を押し付けられた」などと騒がれてはちょっと面倒。なので書類一式を事前に用意していた。
『ここにサインすればユウキの功績はあなたのものになります』
内容は少しばかり小難しいが、要点はこれだけだ。
私は言葉巧みにいい部分だけを主張する。彼らは喜んでそれにサインをした。
「(これでもう逃げられなくなりましたね。精々世襲貴族の闇の深さを見てきて下さい)」
確かにユウキの功績を自分のものにできると言ったがライク家の水車やジーグルト家の貴金属精錬などに関することは書いていない。
中身は「ユウキが殺した貴族や兵士共の生死」に関わることだけである。それはすでに行動小隊長に任命することで終わっているから残る部分はそいつらを殺された関係者への対応だけだ。
冒険者ギルドでも頭が痛い問題をこいつらにすべて押し付ける。そこで彼らはユウキの立てた功績がどれだけ怒り恨みを買ったのか思い知ることになるだろう。
私は嘘は言ってませんし彼らとて疑問とは思わなかっただけです。最後の確認を怠った、それだけですから。
「(どれだけ足掻いてくれるのか、じっくり観客席で見させてもらいますからね)」
もはや彼らに逃げ場はない。それはそれは過酷な運命が待ち受けているだろうがこれも勇者としての試練だろう。大喜びする馬鹿共にほんのちょっと心の中で謝罪する
「(生贄となる哀れな羊にいくばくかの加護を)」
心の中で十字を切る。ちょっとばかり汚れてしまったけどそんなものは結果で洗い流せる。これで仕事は終わりだ。
「クソっ!なぜ我らが追い出されるのだ。勇者であり世襲貴族にもなった我らを追い出すなどありえない!」
ジークムントは荒れていた。同じ世襲貴族同士助け合うということを信じていたからだ。伯爵家に仕官し大きな権力を手に知る、それを使いいずれは独立した大物貴族になる夢を描いていた。
しかし、ジーグルト伯爵家に行くとまるで腫物のような扱いをされた。お前らなど要らないと拒否されたのだ。
誇りが馬鹿げたほどに高いジークムントはそれに対して幼稚な怒りを抱いた。仲間も同じく怒りを抱く。だがそれは子供の我儘ともいえるもので現実が見えていないのである。
彼らはそれに気が付かない。愚かな教育と馬鹿な妄想ばかりを受け続けてきた彼らは自らこそが正しい道を進んでいると勘違いしている。それもこれも教育者が悪いのだが。
「ユウキめ。雑用係の地位で満足していれば取り立ててやったというのに、いつの間にか伯爵家に取り入りおって」
許せないと。怒りがこみあげてくる。
ユウキが伯爵家に信頼されているのは行動で結果を示したからなのだが彼らはそれを信じていない。賄賂などを送って取り入ったのだと思い込んでいた。そう信じるしかなかった。
彼らは彼らにとって都合のいい部分しか見ようとしない、ユウキは何度ともなく忠告したのだが「愚民に何が分かる!」徹底的に拒否される。
いまだに彼らは国の威信と誇りを背負っているのだと、そう思い込んでいた。すべては愚かな妄想なのだがそれを止める者がいないのである。
まずは、これからどうするのかを考える。
ジーグルト伯爵家に取り入る方法が最優先だ。
「世襲貴族の立場でも追い返されたからな……。そうだ、ユウキの実績を我らの物にしよう!」
あんなクズの功績など使いたくないが背に腹は代えられない。翌日冒険者ギルドに向かう。
「おい!お前!」
早速冒険者ギルドの職員を呼び出す。
「……」
「こっちにこい!」
「はいはい」
二度目でようやくやってくる。クソっ、勇者が呼んでいるのだから最優先で来るべきだろうが。
「何の要件でしょうか?」
「冒険者のユウキのことだ」
「彼が何か」
「ユウキが行った仕事はすべて我らの指示によるものであり彼は我らの部下だ。その功績は主人である我らに譲渡されるものである。早速書類を書き換えユウキの功績をすべて我らのやったことに書き換えろ」
「え?!」
なぜ驚くのだ。ユウキが部下だというのは事実だ、まぁ元がつくがな。さしたる功績ではないだろうかそれでも結果として伯爵家に入れたのは事実。それを我らの物にすれば我らが伯爵家に仕官できる。そうすれば我らの方が有能だとすぐに理解できるだろう。
ギルド職員らの顔がなぜか険しくなる。
「それは事実なのですか」
「事実だとも」
それでさらにギルド職員の表情がこわばるが。
「……すみませんがギルド支部長と話をしてもらえますか」
そうして奥の部屋に案内される。ふむ、ギルド支部長のところにまでいかなければならない程に功績があるのか。それならばなお都合がいい。
部屋に入る。
「初めまして勇者殿。私はユーラベルクギルド支部支部長のリサ・グレッシャーです」
「ジークムント・オプトだ。世襲貴族として騎士爵位を授かっている」
ふむ、外見は中々いいな。年が上なのは気に入らないが妾にでもするか。そんな妄想が一瞬よぎる。ギルド支部長を嫁にすれば何かと優遇されるからな。
「本日の要件は何なのでしょうか?」
要件など決まっている。ユウキのおこなったことはすべて我らの指示によるものでありその功績はすべて上位者である我らに譲渡されるということだ。
「失礼ですが。調査の結果ユウキはもう勇者様のパーティから正式に離脱し自由な立場にいるものだとなっていますが」
「そんなことはない。今も昔もユウキは仲間だ。彼に力や知恵を授けたのも我らだ。ならば、成し遂げた仕事の功績は我らに譲渡されるべきものである」
出まかせを言う。ユウキを仲間など思ってない、せいぜい盾替わりか雑用として使うのが当然。そもそもあんな下民と仲間などと見られたくはないがここはそう言っておかないと話は進まないだろう。
そのような醜い打算をするジークムント。
「なるほど」
リサギルド支部長は深く頷いた。
「(このゴミクズ最低最悪な連中め!てめえらの妄言はもう誰も信じないのですよ、国は一体何を考えてるのでしょうか。こんな連中を次から次へと送り出して迷惑極まりない!!)」
私はこいつらに憎悪、いや殺意を持った。
ユウキに力と知恵を授けた?冗談も大概にしなさい!ユウキが生み出した知恵や技術は冒険者ギルドですら発見されていなかった代物なのですからね。それをこいつら程度が考案したなどとはとても信じられません。国にも調査員を派遣してますがそのような方法が採用されているとはどこからも上がってません。
嘘ばかりほざくお調子者め!それなら聞くが単独で八百人の貴族軍を敗北に追い込めるか?戦の先陣に立ち武力を示すことが出来るのか?出来もしないことをほざくな!
増長しているどころか嘘ばかり口に出すこいつらなんか伯爵家が追い出すのは当然だろう。ユウキの功績はすべて我らの物だというのも何の根拠のない出まかせだ。何もできないくせに無駄な夢ばかりを求めるこいつらには罰が必要だ。
「(ユウキの上げた功績は我らの物だと言いましたね。なら、その言葉の責任を取ってもらいましょうか)」
私は即座に決断する。
いまだにライク家に進軍した貴族軍を壊滅させた冒険者らに罪があると騒ぎジーグルト伯爵家に侵略しておきながら賠償金を求める世襲貴族共への生贄になってもらおう。
それらこれらはユウキの立てた実績の負の部分だ。冒険者ギルドではその問題に取り合わないことを決めているから無視しているが騒ぎ立てる連中はそう簡単に矛を収めようとはしない。
何しろ莫大な金が泡と消えるかどうかの瀬戸際なのだ、必死にもなるだろう。
こいつらはその生贄として丁度いい。
「ええ、実は……」
私はユウキの立てた功績や実績のことを話し出す。事実に少しばかりの嘘を巧妙に混ぜ込んでから。
「おおっ!やはりユウキはやってくれたのだな!」
我らも実に鼻が高いと。
完全にユウキを部下としてしか見ないこいつらは都合のいい現実しか見ようとしない。その背後にどんなにどす黒い影があろうとも知らずに。
「(やはり乗ってきましたね。それは完全に泥船であり沈む予定だからだれも乗りませんが。こいつらにそんなことは理解できない。いや、疑問すら持たない)」
たしかに大きな功績を立てることに反対する人間は少ない、しかしそれに関わる人間から恨みを買う可能性も大きいのだ。特に紛争戦争の類では敗北者からの反発は激しい。何しろ莫大な和解金身代金が課せられるのだから。世襲貴族共は旨い話には簡単に乗るが不味い話は徹底的に拒否する。
その当事者になろうともだ。
ユウキが殺した当主跡取り家臣ら大勢の死者に貸し付けていた世襲貴族共は契約にない金の取り立てを求めている。その家が消滅しては取り立てられないからだ。
なので、家族と交渉しているが、
『そんな金はどこにもない』
全員から支払いを拒否されていた。
まともに考えても家族や身内が意味不明な戦死を遂げている状態で借金の回収など鬼畜だろう。それでもなお返済を求める貴族共は典型的な馬鹿である。ま、同情はしますけどね。だが、自分のケツをふけるのは自分だけだ。金を貸した相手が無能ということなのだ。
さて、話を戻しましょう。
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『ここにサインすればユウキの功績はあなたのものになります』
内容は少しばかり小難しいが、要点はこれだけだ。
私は言葉巧みにいい部分だけを主張する。彼らは喜んでそれにサインをした。
「(これでもう逃げられなくなりましたね。精々世襲貴族の闇の深さを見てきて下さい)」
確かにユウキの功績を自分のものにできると言ったがライク家の水車やジーグルト家の貴金属精錬などに関することは書いていない。
中身は「ユウキが殺した貴族や兵士共の生死」に関わることだけである。それはすでに行動小隊長に任命することで終わっているから残る部分はそいつらを殺された関係者への対応だけだ。
冒険者ギルドでも頭が痛い問題をこいつらにすべて押し付ける。そこで彼らはユウキの立てた功績がどれだけ怒り恨みを買ったのか思い知ることになるだろう。
私は嘘は言ってませんし彼らとて疑問とは思わなかっただけです。最後の確認を怠った、それだけですから。
「(どれだけ足掻いてくれるのか、じっくり観客席で見させてもらいますからね)」
もはや彼らに逃げ場はない。それはそれは過酷な運命が待ち受けているだろうがこれも勇者としての試練だろう。大喜びする馬鹿共にほんのちょっと心の中で謝罪する
「(生贄となる哀れな羊にいくばくかの加護を)」
心の中で十字を切る。ちょっとばかり汚れてしまったけどそんなものは結果で洗い流せる。これで仕事は終わりだ。
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