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正と負を成す剣の災厄
しおりを挟む教会の悪役トリオを言葉で黙らせてから別の場所への旅の準備を始める。
野営の用のテントやら薪やら食料やらを買い込み準備を整える。老人の話では尊い心臓とゴルオング王国に僕の出生の手がかりがあるそうなので当面の目標はそこになるだろう。
地図を買い改めて場所を見ると結構な距離があった。長めの旅になりそうだ。そうして必要なものを買い込み旅の準備を始めてから。
「あっ、冒険者ギルドの依頼を適当に受けておかないと」
自分が冒険者であることを思い出した。
冒険者を現すプレートは改造による改造でもはや意味をなしてないが一応依頼を最低限達成しておかないとならない。適当に薬草やら山菜やらを納品するクエストを受ければいいか。
なので、冒険者ギルドでお手軽で楽なクエストを受けて達成しておくことにした。
冒険者ギルドの建物に向かい掲示板に張られている依頼で手間がかからず楽なものを選びだす。まぁ、僕にとっては何の問題もない依頼であった。
そうだ、久方ぶりに自分の持つ異空間にでも行ってみようか。
「《開門》」
そこは僕だけが持つ特殊な幻想空間だ。莫大な量のハーブやら武具生活に必要な溶鉱炉や鍛冶場、それ以外にもいろいろな設備が揃っており道具や装備の作成には困らない。
久方ぶりに入り回復の水薬や持久の水薬などを作ってみることにした。ハーブなどを採取し井戸で水を汲んで機材を使い調合する
「うん、腕前は落ちてないようだね」
ランクは1から10まで等級あり上に行くほど効果が高い。できたのは3等級だった。下手な奇跡よりも格段に効果が高いだろう。いざという時もあるのでしこたま作っておくことにした。
しばらくそうしていると。
「ちょっと作りすぎたかも」
水薬が棚積みになった。それもいくつも。売るという手もあるが足がつくと面倒なのでこのまま保管することにするか。
それが終わり門番にお金を払った後旅に出ることにしたのだが入口を出た後にすぐに問題が起こった。
『……』
「これはこれは神官様方に異端審問官様に免罪符売り様、皆様方が外にてお出迎えとはご苦労様です」
前回僕に難癖をつけてきた連中がまた顔を出してきた。それも大人数で。まぁ、まともなたぐいの話ではないだろうし門番も我関せずという態度を崩さない。
何の要件かについては顔ぶれを見たらわかるが一応聞いておくことにした。
「これからほかの場所に向かうのですが」
『……金を出せ』
「えーっと、何のことでしょうか」
『金だ!金を出せ。今すぐに全てを!』
おいおい、無能神官らだと思ってたけどクズの方なんだね。はぁー、こういった手合いと接点がないほうが望ましいのだが。彼らからすると『金が正義』なのだろう。腐敗と堕落に身を落とした連中のなんと浅ましいことなのだろうか。
『貴様の、貴様のせいで、我らは破門になってしまったんだぞ!その責任を取れ!今すぐにだ』
全員が血走った目をしていた。
以前から聖職者にあるまじき対応を繰り返して評判が悪いところに僕の正論でその間違いを指摘されてしまい上の方々から叱責されたのだろう。それでも改心しなかったから破門にされたのか。
まぁ、こういった連中が混ざっているのも教会という組織の陰なんだろうけどそれを僕にぶつけられても困るんだけど。
「まず武器を捨てろ」
はいはい、言う通りにしますよ。背負っていた剣を鞘ごと相手のほうに放り投げる。それを確認した連中は僕を完全包囲した。
(皆殺しは容易いけどどうしたものかなぁ…)
大人数に囲まれても僕は慌ててなかった。剣は《念力》を使えばいつでも手元に戻ってくるため慌てる必要などないが、ここで老人の言葉を思い出す。
『いいかい、この剣を誰にも渡してはならないからね』
他者がこの剣を抜けば災厄だけが無数に広がるから、だから、何とかしてこの状況でも相手に剣を抜かせないように努力することにした。僕は両手を上げて降参の意を示すことにしたが、
「ひひひっ、これだけ豪華な鞘に収まった剣だ。さぞかしすごいんだろうさ」
欲深な一人が剣に目を付ける。剣は鞘ごと相手の陰に隠れてしまい注意を怠った。そして、その欲深な一人が豪華な鞘に収まった剣を見て興奮し抜き放つ。
「よし、貴様を異端者として断罪を・・・え?」
ザシュッ バシュッ ズバッ
僕の剣を抜いた男が異端審問官を一振りで切った。それ以外にも同胞と思われる者たちまで手当たり次第に。その刀身からは妖しい輝きが溢れ出し持ち主の目を爛々と輝かせる。
「き、きさま!なにをす」
「五月蠅い!いつもいつも金をむしり取る貴様が憎い。貴様の富はすべてもらい受ける」
剣を手にしたそいつは悪魔にでも魅入られたのか、仲間を次々と惨殺していく。神官らは抵抗するが武器の能力が違いすぎて手に負えない。
「あはははははははははぁ!すばらしい、すばらしいぞ。この剣さえあればどのような望みも思うがままだ!」
剣に魅入られたその男はひたすらに殺戮を繰り返す。剣の銘は《富と咎を成すもの》まさに仲間の富を奪い尽くさんと咎の限りを尽くす。
堕落した神官らは抵抗するが強力な守りに阻まれ何もできずにやられていく。さすがの門番も我関せずとはいかず仲間を呼び集めるが狂気に魅入られたその男は止まらず次々と殺していく。
しばらくしてあの神官が所属していた教会の連中がやってきた。
「な、なんなの、これ…」
そこには仲間らの無数の死体が転がり血の海が出来上がっていた。
「あはぁ、あはははあはあはぁ。お前らはいつもいつも偉そうに講釈を垂れている神官どもだなぁ!」
剣の狂気は収まるところを知らず他の仲間らにも手にかけようと狙いを定めた。
「みんなみんなみんな死ねぇ。俺の、俺の富を奪うやつらを、み、みな、みなごろしにぃ」
支離滅裂な言葉を吐きながら狂気を向けるその相手と以前埋葬を依頼した僕がいることを神官らは確認すると状況を聞こうとする。
「あれはいったい何なのですか。まるで人が変わったかのように」
さすがの神官らもこんな場所で殺戮をおこなっている元同胞に対して心を痛めているが以前から悪法を用いて金稼ぎをしていることも理解していた。だが、ここまでのことをしでかすとは考えてもいなかったのだろう。
妖しい輝きを放つ剣を握りしめ狂気に駆られた男はゆっくりこちらに近づいてくる。
「な、なんとか、説得を」
「無理。諦めて」
「あなたは以前埋葬をお願いした方ですね」
「あの剣に魅入られたが最後願いを果たし終えるまで止められないしかかわる人間すべてが不幸になるだけ」
「そ、それならば剣を取り上げれば」
「取り上げても別の誰かが魅入られ同じことになる」
「あはははああああははははああああ、いつもいつも俺たちを蔑んでいる屑どもにし、しゅ、しゅく、せい、い」
剣を持った男はこちらを無視して市街地に入ろうとしている。神官らは止めようとするがあの剣の恐ろしい気配を見て動けずにいた。
そうして、だれも止められないまま狂気を宿した男は市街地に入ってきた。
後はもう理解できるでしょう。
そう、彼は自らに関わってきた連中をことごとく殺害し尽くした、蔑みや侮蔑や自分に対して対応が悪いと感じる全員とその周りにいる存在すべてに。願いを果たした後彼の体は砂と化してしまう。だが、剣の呪いはそれだけにとどまらず彼と彼に関わる9族すべてに死の烙印を刻み付けた。
突然死の烙印が刻まれた連中は大混乱しどうにか呪いの浄化を試みるがすべてが無駄に終わってしまう。
相手全ての富を奪い尽くす代わりに自らと9族全てに破滅をもたらす正と負の両面を持つ剣、そのおぞましき側面をむき出しにしたのだ。
その後僕は剣と鞘を回収して二度と他人の手に渡らないように厳重に管理することを課す。逃げるようにその場を後にした。
野営の用のテントやら薪やら食料やらを買い込み準備を整える。老人の話では尊い心臓とゴルオング王国に僕の出生の手がかりがあるそうなので当面の目標はそこになるだろう。
地図を買い改めて場所を見ると結構な距離があった。長めの旅になりそうだ。そうして必要なものを買い込み旅の準備を始めてから。
「あっ、冒険者ギルドの依頼を適当に受けておかないと」
自分が冒険者であることを思い出した。
冒険者を現すプレートは改造による改造でもはや意味をなしてないが一応依頼を最低限達成しておかないとならない。適当に薬草やら山菜やらを納品するクエストを受ければいいか。
なので、冒険者ギルドでお手軽で楽なクエストを受けて達成しておくことにした。
冒険者ギルドの建物に向かい掲示板に張られている依頼で手間がかからず楽なものを選びだす。まぁ、僕にとっては何の問題もない依頼であった。
そうだ、久方ぶりに自分の持つ異空間にでも行ってみようか。
「《開門》」
そこは僕だけが持つ特殊な幻想空間だ。莫大な量のハーブやら武具生活に必要な溶鉱炉や鍛冶場、それ以外にもいろいろな設備が揃っており道具や装備の作成には困らない。
久方ぶりに入り回復の水薬や持久の水薬などを作ってみることにした。ハーブなどを採取し井戸で水を汲んで機材を使い調合する
「うん、腕前は落ちてないようだね」
ランクは1から10まで等級あり上に行くほど効果が高い。できたのは3等級だった。下手な奇跡よりも格段に効果が高いだろう。いざという時もあるのでしこたま作っておくことにした。
しばらくそうしていると。
「ちょっと作りすぎたかも」
水薬が棚積みになった。それもいくつも。売るという手もあるが足がつくと面倒なのでこのまま保管することにするか。
それが終わり門番にお金を払った後旅に出ることにしたのだが入口を出た後にすぐに問題が起こった。
『……』
「これはこれは神官様方に異端審問官様に免罪符売り様、皆様方が外にてお出迎えとはご苦労様です」
前回僕に難癖をつけてきた連中がまた顔を出してきた。それも大人数で。まぁ、まともなたぐいの話ではないだろうし門番も我関せずという態度を崩さない。
何の要件かについては顔ぶれを見たらわかるが一応聞いておくことにした。
「これからほかの場所に向かうのですが」
『……金を出せ』
「えーっと、何のことでしょうか」
『金だ!金を出せ。今すぐに全てを!』
おいおい、無能神官らだと思ってたけどクズの方なんだね。はぁー、こういった手合いと接点がないほうが望ましいのだが。彼らからすると『金が正義』なのだろう。腐敗と堕落に身を落とした連中のなんと浅ましいことなのだろうか。
『貴様の、貴様のせいで、我らは破門になってしまったんだぞ!その責任を取れ!今すぐにだ』
全員が血走った目をしていた。
以前から聖職者にあるまじき対応を繰り返して評判が悪いところに僕の正論でその間違いを指摘されてしまい上の方々から叱責されたのだろう。それでも改心しなかったから破門にされたのか。
まぁ、こういった連中が混ざっているのも教会という組織の陰なんだろうけどそれを僕にぶつけられても困るんだけど。
「まず武器を捨てろ」
はいはい、言う通りにしますよ。背負っていた剣を鞘ごと相手のほうに放り投げる。それを確認した連中は僕を完全包囲した。
(皆殺しは容易いけどどうしたものかなぁ…)
大人数に囲まれても僕は慌ててなかった。剣は《念力》を使えばいつでも手元に戻ってくるため慌てる必要などないが、ここで老人の言葉を思い出す。
『いいかい、この剣を誰にも渡してはならないからね』
他者がこの剣を抜けば災厄だけが無数に広がるから、だから、何とかしてこの状況でも相手に剣を抜かせないように努力することにした。僕は両手を上げて降参の意を示すことにしたが、
「ひひひっ、これだけ豪華な鞘に収まった剣だ。さぞかしすごいんだろうさ」
欲深な一人が剣に目を付ける。剣は鞘ごと相手の陰に隠れてしまい注意を怠った。そして、その欲深な一人が豪華な鞘に収まった剣を見て興奮し抜き放つ。
「よし、貴様を異端者として断罪を・・・え?」
ザシュッ バシュッ ズバッ
僕の剣を抜いた男が異端審問官を一振りで切った。それ以外にも同胞と思われる者たちまで手当たり次第に。その刀身からは妖しい輝きが溢れ出し持ち主の目を爛々と輝かせる。
「き、きさま!なにをす」
「五月蠅い!いつもいつも金をむしり取る貴様が憎い。貴様の富はすべてもらい受ける」
剣を手にしたそいつは悪魔にでも魅入られたのか、仲間を次々と惨殺していく。神官らは抵抗するが武器の能力が違いすぎて手に負えない。
「あはははははははははぁ!すばらしい、すばらしいぞ。この剣さえあればどのような望みも思うがままだ!」
剣に魅入られたその男はひたすらに殺戮を繰り返す。剣の銘は《富と咎を成すもの》まさに仲間の富を奪い尽くさんと咎の限りを尽くす。
堕落した神官らは抵抗するが強力な守りに阻まれ何もできずにやられていく。さすがの門番も我関せずとはいかず仲間を呼び集めるが狂気に魅入られたその男は止まらず次々と殺していく。
しばらくしてあの神官が所属していた教会の連中がやってきた。
「な、なんなの、これ…」
そこには仲間らの無数の死体が転がり血の海が出来上がっていた。
「あはぁ、あはははあはあはぁ。お前らはいつもいつも偉そうに講釈を垂れている神官どもだなぁ!」
剣の狂気は収まるところを知らず他の仲間らにも手にかけようと狙いを定めた。
「みんなみんなみんな死ねぇ。俺の、俺の富を奪うやつらを、み、みな、みなごろしにぃ」
支離滅裂な言葉を吐きながら狂気を向けるその相手と以前埋葬を依頼した僕がいることを神官らは確認すると状況を聞こうとする。
「あれはいったい何なのですか。まるで人が変わったかのように」
さすがの神官らもこんな場所で殺戮をおこなっている元同胞に対して心を痛めているが以前から悪法を用いて金稼ぎをしていることも理解していた。だが、ここまでのことをしでかすとは考えてもいなかったのだろう。
妖しい輝きを放つ剣を握りしめ狂気に駆られた男はゆっくりこちらに近づいてくる。
「な、なんとか、説得を」
「無理。諦めて」
「あなたは以前埋葬をお願いした方ですね」
「あの剣に魅入られたが最後願いを果たし終えるまで止められないしかかわる人間すべてが不幸になるだけ」
「そ、それならば剣を取り上げれば」
「取り上げても別の誰かが魅入られ同じことになる」
「あはははああああははははああああ、いつもいつも俺たちを蔑んでいる屑どもにし、しゅ、しゅく、せい、い」
剣を持った男はこちらを無視して市街地に入ろうとしている。神官らは止めようとするがあの剣の恐ろしい気配を見て動けずにいた。
そうして、だれも止められないまま狂気を宿した男は市街地に入ってきた。
後はもう理解できるでしょう。
そう、彼は自らに関わってきた連中をことごとく殺害し尽くした、蔑みや侮蔑や自分に対して対応が悪いと感じる全員とその周りにいる存在すべてに。願いを果たした後彼の体は砂と化してしまう。だが、剣の呪いはそれだけにとどまらず彼と彼に関わる9族すべてに死の烙印を刻み付けた。
突然死の烙印が刻まれた連中は大混乱しどうにか呪いの浄化を試みるがすべてが無駄に終わってしまう。
相手全ての富を奪い尽くす代わりに自らと9族全てに破滅をもたらす正と負の両面を持つ剣、そのおぞましき側面をむき出しにしたのだ。
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皆様ありがとうございます😘
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ありがとうございます💞
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