精霊王の娘なのに婚約破棄されたので、護衛係兼幼馴染と一緒に国に帰ります。

「シェルレニア・ノーゼン。おまえに婚約破棄を言い渡す」

 精霊王の娘シェルレニアは、友好関係にあるライゴン王国の王子ノウスと結婚するため、婚約者として王国の王城で暮らしていた。しかしノウス王子は平民の娘と浮気していて、シェルレニアは婚約破棄を言い渡されてしまう。シェルレニアや精霊王、はてや精霊自体を侮辱する発言を繰り返すノウス王子に、シェルレニアは傷つけられ、護衛係兼幼少時代の遊び相手であるザクロを連れて精霊王国に帰ることにした。話を聞いた精霊王は、怒り心頭。ライゴン王国に攻め入ることを決意する──

帰国後、傷心するシェルレニアに、シェルレニアを秘かに想うザクロが口にしたこととは……?

※数年前に投稿していた短編小説を大幅改稿・加筆しています。
※全6話
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