恋は虹色orドブ色?

西田由紀はどこにでもいる、普通の地味な女子高生だ。ただし、人が色を纏って見えるという体質以外は。
 この体質を利用して相性診断をしていたら、いつの間にか「お告げの西田」という異名持ちになっていた。
 そんな由紀が猫と戯れる不良男子の近藤を目撃した日から、平穏だった生活がおかしな方向へ転換し始める。
「おめぇ、バイトしねぇ?」
「それは、夜のいかがわしいお店だったり、露出の激しい衣装で誰かを勧誘したりするバイトで?」
近藤にバイトに誘われて以来、毎日が慌ただしい。それでもマイペースに生きる由紀に、近藤が振り回されることとなる。
 由紀の目の前に広がる世界は果たして虹色か、あるいは最低なドブ色?
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