不機嫌な乙女と王都の騎士

パレットは港町アカレアの領主館で働く文官だ。ある日パレットが領主様に呼ばれると、待っていたのは見目麗しい王都の騎士様。この騎士様の頼みで、危険な森への案内役に抜擢される羽目になる。
 これも仕事であるならば仕方がない、犯罪でなければ引き受けますとも。今の安定した仕事と給料のためならば。ちなみに犯罪沙汰が判明した場合は、速やかに逃げますがね。
 これは、むっつり不機嫌顔が平常運転な乙女と、猫かぶりな口の悪い騎士様の、ロマンスになるまでの道のりである。
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