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第11話 俺の部屋じゃないの?
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あとは、妹だけか。
美人女子高生とは学校で話してきたし、とんでもないのが来ない限り大丈夫だろう。
俺のなかに少しだけ余裕ができていた。
二階に上がると、たくさんの部屋が並んでいる。
家族それぞれの自室のようだ。
「えーと、ここがおばさんたちの寝室だろ。で、確か隣が華蓮さんのだったな」
海利が思い出しながら説明してくれた。
すると、一つの部屋の前で海利が止まった。
「で、ここが心火の部屋だ」
扉の外見は他の部屋と変わらないので、慣れるまでは間違えて他の部屋に入ってしまいそうだ。
しっかりと記憶しておこう。
扉を開けようと思った時、俺は心火の部屋の隣に、もう1つ扉があることに気がついた。
きっとそこがは、妹の部屋なんだろうな
「じゃあ、人の部屋だけど入りますか」
俺が扉を開けようとするとき、丁度海利が喋り始めた。
「あ、それとここは……」
俺はすでに扉を開いており、海利の言葉を最後まで聞けなかった。
部屋に入ろうとすると、とんでもないものが俺たちの目に入り込んでしまった。
女性の下着姿だ。
何故かはわからないが、女子高生がシャツを脱ごうとしている最中だったのだ。
「あ、な、えぇぇぇぇ!?」
驚いて思わず声が出てしまった。
ここは、虎頭心火の部屋ではなかったのか。
「な、何見てんだよ!」
その女の子は俺らに気がつき、慌てて体を両手で覆った。
それが逆に、芳醇な彼女の胸を押し上げ、見事な谷間ができてしまった。
「し、失礼しました!!」
俺は勢いよく扉を閉めた。
な、なんだったんだ今の。
「やっちまったな」
海利は頭に手を当てて悩み込んでいた。
女性校生の着替えを覗きとか、普通に捕まることだ。
「お、おい海利、どういこうことだよ。ここって心火の部屋じゃないの?」
「すまん。ここはお前の双子の妹、紫水と共同の部屋なんだよ」
「ふ、双子!?」
妹ってそういうことかよ。
てっきり、年下の高校生か中学生を想像していた。
まさか、虎頭心火と同い年の双子とは。
え、待てよ。
ここにさっきの子と一緒に住むの?
俺、捕まらない?
俺はそんな不安に駆られながら、人の着替えを見てしまったことの罪悪感に押しつぶされそうだった。
海利も表情が曇っており、後悔しているようだ。
「隣の部屋が妹の部屋じゃなかったんだ」
俺は再び、心火の部屋の隣にある扉に目をやった。
てっきり、妹の部屋かと思っていたけど。
「ここは、物置きじゃねぇの?」
「そうなんだ……」
まぎらわしいな。
思い込みのせいで、知らない人の下着姿を覗いてしまった。
双子の共同部屋の奥から、どたばたと急いで着替えている音がしてきた。
本当に申し訳ない。
そして、今度は内側から勢いよくドアが開かれた。
そこから出てきたのは、制服姿ではなく私服に着替えた紫水という子だった。
黒を中心とした露出度が激しめの恰好をしており、いわゆるギャルっぽい恰好だった。
スカートもかなり短く、角度によっては見えてしまいそうだ。
顔の化粧は濃い目だが童顔で、確かに鏡で見た虎頭心火と雰囲気が似ている。
男っぽいわけではなく、目の形とかが似ている。
まぎれもない美少女だ。
髪は他の家族と全く違う紫髪のサイドテールで、褐色な肌をしている。
「サイテー」
それと同時に、パンッという音が二階に響いた。
なんと彼女は、海利の頬を思いっきり引っぱたいたのだ。
ド迫力のビンタだ。
「いって!」
「おい心火! こいつ連れてくるんだったら、ノックしろよ」
男勝りな物言いで彼女は俺を責め立てた。
「ご、ごめんなさい」
さすがにビンタはやりすぎだろ、と思ったがとてもじゃないが言葉に出せなかった。
着替えを見てしまったのは事実だしな。
「ウチの裸みたこと、一生許さないからな」
「あのな、だからって殴ることはないんじゃねぇの?」
海利は怒りだすかと思ったが、学校の時のように軽く笑いながら頬に手をあてていた。
徹底的にヘラヘラした男を海利は演じていた。
「うっさい! あーもう、おまえと話してる場合じゃないんだよ。
心火、ウチ友達と遊んでくるから、夕食いらないってママに言っといて」
「りょ、りょうかいでーす」
彼女は伝言を頼むと、スタスタと一階に降りてしまった。
その際に、虫でもみるかのような冷ややかな視線を海利に送っていた。
「はぁ、あいつ思いっきり叩きやがった」
「大丈夫? あの子、勢いが凄すぎだよ」
扉を開けたのは俺だし、がっつり下着姿を見てしまったが、非難は全て海利の方へ行っていた。
同じ部屋に住むぐらいだし、心火に見られるのは別に平気なのか。
「心火はあいつから優しさを全て奪い、逆に心火の凶暴性を全てあいつが持っていったと俺は思ってる」
意外に冷静な海利は、長々と自分の分析を述べた。
それほど怒ってはないようだ。
自分に非があるからだろうか。
「あんな子と同部屋とか、怖いんだけど」
「双子なんだ。さすがにあいつも心火には暴力を振るわねぇよ」
それを聞いて少しほっとしたけど、俺の正体がバレたらビンタどころでは済まなそうだ。
「俺のせいでごめん。で、でも、本当に助かったよ。今だけじゃなくて、今日一日さ。
海利がいてくれたから、ここまでこれたし」
気休めかもしれないが、今日の感謝をできるだけ海利に伝えた。
彼がいなければ、俺が暴走して宝城さんに声をかけて時点でアウトだった。
「気を使われると、余計に惨めだ。はぁ、もう俺帰るわ」
「少し休んでけば? せっかくきたんだし」
「悪いけどこれからバイトあってさ、そもそも少ししか寄れなかったんだよ」
これからバイトがあるのに、ここまでついてきてくれていたのか。
こんなにも尽くしてくれているというのに、この仕打ち。
神様はなんて残酷なんだろうか。
「海利、ガンバ。良い事、きっとあるよ」
「だから慰めんな」
海利は痛みを堪えながら階段を下りていった。
その背中は、学校の時よりもなんだか弱弱しく見えてしまった。
「海利に幸あれ」
俺は心の底から、そう強く願った。
分かっている事 〈追加〉
その⑬
虎頭心火の双子で、男勝りなギャルっぽい妹の紫水がいる。
しかも心火と同じ部屋で生活している。
美人女子高生とは学校で話してきたし、とんでもないのが来ない限り大丈夫だろう。
俺のなかに少しだけ余裕ができていた。
二階に上がると、たくさんの部屋が並んでいる。
家族それぞれの自室のようだ。
「えーと、ここがおばさんたちの寝室だろ。で、確か隣が華蓮さんのだったな」
海利が思い出しながら説明してくれた。
すると、一つの部屋の前で海利が止まった。
「で、ここが心火の部屋だ」
扉の外見は他の部屋と変わらないので、慣れるまでは間違えて他の部屋に入ってしまいそうだ。
しっかりと記憶しておこう。
扉を開けようと思った時、俺は心火の部屋の隣に、もう1つ扉があることに気がついた。
きっとそこがは、妹の部屋なんだろうな
「じゃあ、人の部屋だけど入りますか」
俺が扉を開けようとするとき、丁度海利が喋り始めた。
「あ、それとここは……」
俺はすでに扉を開いており、海利の言葉を最後まで聞けなかった。
部屋に入ろうとすると、とんでもないものが俺たちの目に入り込んでしまった。
女性の下着姿だ。
何故かはわからないが、女子高生がシャツを脱ごうとしている最中だったのだ。
「あ、な、えぇぇぇぇ!?」
驚いて思わず声が出てしまった。
ここは、虎頭心火の部屋ではなかったのか。
「な、何見てんだよ!」
その女の子は俺らに気がつき、慌てて体を両手で覆った。
それが逆に、芳醇な彼女の胸を押し上げ、見事な谷間ができてしまった。
「し、失礼しました!!」
俺は勢いよく扉を閉めた。
な、なんだったんだ今の。
「やっちまったな」
海利は頭に手を当てて悩み込んでいた。
女性校生の着替えを覗きとか、普通に捕まることだ。
「お、おい海利、どういこうことだよ。ここって心火の部屋じゃないの?」
「すまん。ここはお前の双子の妹、紫水と共同の部屋なんだよ」
「ふ、双子!?」
妹ってそういうことかよ。
てっきり、年下の高校生か中学生を想像していた。
まさか、虎頭心火と同い年の双子とは。
え、待てよ。
ここにさっきの子と一緒に住むの?
俺、捕まらない?
俺はそんな不安に駆られながら、人の着替えを見てしまったことの罪悪感に押しつぶされそうだった。
海利も表情が曇っており、後悔しているようだ。
「隣の部屋が妹の部屋じゃなかったんだ」
俺は再び、心火の部屋の隣にある扉に目をやった。
てっきり、妹の部屋かと思っていたけど。
「ここは、物置きじゃねぇの?」
「そうなんだ……」
まぎらわしいな。
思い込みのせいで、知らない人の下着姿を覗いてしまった。
双子の共同部屋の奥から、どたばたと急いで着替えている音がしてきた。
本当に申し訳ない。
そして、今度は内側から勢いよくドアが開かれた。
そこから出てきたのは、制服姿ではなく私服に着替えた紫水という子だった。
黒を中心とした露出度が激しめの恰好をしており、いわゆるギャルっぽい恰好だった。
スカートもかなり短く、角度によっては見えてしまいそうだ。
顔の化粧は濃い目だが童顔で、確かに鏡で見た虎頭心火と雰囲気が似ている。
男っぽいわけではなく、目の形とかが似ている。
まぎれもない美少女だ。
髪は他の家族と全く違う紫髪のサイドテールで、褐色な肌をしている。
「サイテー」
それと同時に、パンッという音が二階に響いた。
なんと彼女は、海利の頬を思いっきり引っぱたいたのだ。
ド迫力のビンタだ。
「いって!」
「おい心火! こいつ連れてくるんだったら、ノックしろよ」
男勝りな物言いで彼女は俺を責め立てた。
「ご、ごめんなさい」
さすがにビンタはやりすぎだろ、と思ったがとてもじゃないが言葉に出せなかった。
着替えを見てしまったのは事実だしな。
「ウチの裸みたこと、一生許さないからな」
「あのな、だからって殴ることはないんじゃねぇの?」
海利は怒りだすかと思ったが、学校の時のように軽く笑いながら頬に手をあてていた。
徹底的にヘラヘラした男を海利は演じていた。
「うっさい! あーもう、おまえと話してる場合じゃないんだよ。
心火、ウチ友達と遊んでくるから、夕食いらないってママに言っといて」
「りょ、りょうかいでーす」
彼女は伝言を頼むと、スタスタと一階に降りてしまった。
その際に、虫でもみるかのような冷ややかな視線を海利に送っていた。
「はぁ、あいつ思いっきり叩きやがった」
「大丈夫? あの子、勢いが凄すぎだよ」
扉を開けたのは俺だし、がっつり下着姿を見てしまったが、非難は全て海利の方へ行っていた。
同じ部屋に住むぐらいだし、心火に見られるのは別に平気なのか。
「心火はあいつから優しさを全て奪い、逆に心火の凶暴性を全てあいつが持っていったと俺は思ってる」
意外に冷静な海利は、長々と自分の分析を述べた。
それほど怒ってはないようだ。
自分に非があるからだろうか。
「あんな子と同部屋とか、怖いんだけど」
「双子なんだ。さすがにあいつも心火には暴力を振るわねぇよ」
それを聞いて少しほっとしたけど、俺の正体がバレたらビンタどころでは済まなそうだ。
「俺のせいでごめん。で、でも、本当に助かったよ。今だけじゃなくて、今日一日さ。
海利がいてくれたから、ここまでこれたし」
気休めかもしれないが、今日の感謝をできるだけ海利に伝えた。
彼がいなければ、俺が暴走して宝城さんに声をかけて時点でアウトだった。
「気を使われると、余計に惨めだ。はぁ、もう俺帰るわ」
「少し休んでけば? せっかくきたんだし」
「悪いけどこれからバイトあってさ、そもそも少ししか寄れなかったんだよ」
これからバイトがあるのに、ここまでついてきてくれていたのか。
こんなにも尽くしてくれているというのに、この仕打ち。
神様はなんて残酷なんだろうか。
「海利、ガンバ。良い事、きっとあるよ」
「だから慰めんな」
海利は痛みを堪えながら階段を下りていった。
その背中は、学校の時よりもなんだか弱弱しく見えてしまった。
「海利に幸あれ」
俺は心の底から、そう強く願った。
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しかも心火と同じ部屋で生活している。
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