23 / 113
第23話 魔狼
しおりを挟む
時は満月の夜まで過ぎていた。
魔狼島と噂される無人島の真上に、満月が怪しく光り輝いている。その姿をみようと、多くの人が空を見上げているかもしれない。
しかし、その月から出現する黒い影に気がつけるものはほとんどいない。
捉えたとしても、それは一瞬にして姿を消してしまう。
だが、この無人島から見上げると、その黒いシルエットは消えるどころか、こちらへと近づいてくる。
徐々にそれが、脚の生えた獣だということが確認できる。宙を蹴りながら、月から真っすぐ無人島を目指してくる。
そして、無人島は木の葉で覆われていないので、木々をなぎ倒すことなく、静かにそれはこの地に降り立った。
降り立つといっても、地面に足をつけてはいなかった。微かに浮いているのだ。
白銀の体毛をしており、全長は4mほどだろうか。引き締まったフォルムをしており、細長い4本の脚が体を支えている。
これが魔狼と噂された、銀色の狼だ。
魔狼が来たとたん、野生生物たちが蜘蛛の子散らすように逃げていく。そもそもの数が多いので、あちこちで草をかき分ける音が聞こえてくる。
「グルゥゥゥゥゥ」
喉を鳴らす魔狼。食事の時間だ、と逃げた得物を追いかけようとする。
しかし、一体だけ自分から恐れをなして逃げ出さないものがいることに気がつく。
2本足で立っている、簡易な鎧で身を包んだ人間の若者。
「まさか、月から現れるなんて。目撃情報が少ないはずだ」
ララク・ストリーンは、この時を待っていた。
自分の立てた仮説を確かめるために。
自分でもその考えを思いついたときは信じきれなかったが、実際にその魔狼は天からではなく、月からこの大地へとやってきた。
つまり、魔狼の生息地はこの無人島ではなく、月だったということだ。
(宙に浮いているってことは、おそらく【空中浮遊】か。それで足跡がなかったのか)
これほどの巨体を持つモンスターがいるというのに、島にはその痕跡がなかった。その答えは、空を飛んでいるという、非常にシンプルなものだった。
「その力、確かめさせてもらうよ。【サーチング】」
魔狼が動き出す前に、まずは情報を確認することにした。
名前 不明
種族 魔天狼
レベル 62
アクションスキル 一覧
【レーザームーン】【ヘルクロー】【デッドバイト】【スピードアップ】【ヘビーダウン】【ムーンストライク】【空中浮遊】
バッシブスキル 一覧
【嗅覚上昇】【条件強化・月明かり】【身体能力上昇】【体力上昇】【速度上昇】【攻撃力上昇】【無重力領域生息可能】
(魔天狼っていうのか。でも、レベルは62か。これなら……)
余裕な態度でララクがスキル画面を見ていると、すでに相手は動き出していた。魔天狼からみれば、敵がよそ見しているようなものだった。
「グルゥゥラァァァ」
雄たけびを上げなら魔天狼は超スピードでララクに近づく。その足は地についておらず、走ったというよりは飛んできた、に近い。
「っく。【ウェポンクリエイト・ハード】」
彼が咄嗟に作り出した武器は、一番最近見かけたものだった。それは、ケルベアスの素材で作られた大鎌『ケルべアサイズ』だった。
黒く尖ったその刃で、魔天狼の爪による攻撃を受け止める。
しかし、勢いを止めることが出来ずにララクの体は後ろへと下がる。魔天狼の爪は元は白だが、今は黒色に染まっている。これはスキルを発動している時の特徴だった。
発動しているのは【ヘルクロー】。生身で受ければ、一瞬で肉をそぎ落とされることだろう。
「グロォォォオォォ」
魔天狼は止まらない。一撃だけではなく、何度も【ヘルクロー】を発動する。ララクはそれを、刃の長い鎌の特徴を生かして何とか防いでいた。
「このままじゃ……。【オーラサイズ】!」
反撃を仕掛けようとこちらもスキルを発動する。紫色のオーラに刃は包まれ、攻撃の範囲が拡張する。そしてそのまま、回転切りを放った。
だがそれを魔天狼は察知したようで、スキルが発動した瞬間に勢いよく後退した。
(ふぅ。素早く、力強い。これでレベル62?)
ララクはその戦闘能力に疑問を抱く。自分の作りだした鎌に目をやると、一瞬のうちに刃こぼれを起こしていた。スキルで作り出したとはいえ、ケルベアサイズの切れ味と丈夫さはしっかりと再現されている。【耐久値強化】で生半可の攻撃では傷がつないはずだった。
ララクは再び【サーチング】を素早く発動する。そして、気になったスキルの詳細の身を閲覧する。
【条件強化・月明かり】
効果……月明かりに照らされている場合、全体性能が飛躍的に上昇する。その効果は、光の量に比例して増加する。
(人狼が狼に変身するように、魔天狼は満月の光で進化する。だから、光が当たりやすいこの場所に、そして満月の夜に現れるという事か)
癖で冷静に分析し始めるが、今はまだ戦闘中。この島と魔天狼の繋がりに関しては、また後で考察することにした。
「グルゥゥゥゥウゥゥ」
魔天狼は新たなスキルを発動しようとしていた。ララクがスキルを確認している最中、魔天狼は足を止めて、なにやら力をため込んでいた。
すると、黄色に近い蛍光色にその体が発光しだす。上からは満月の光が際限なく降り注がれている。
そして月の光を吸収した魔天狼は、口が裂ける限界まで口を広げ始める。次に喉の奥から光があふれ出す。あとは最後に、それを敵に向かって放つだけだ
これが、月の光を利用した希少スキル【レーザームーン】だ。
揺らぐことのない一筋の光の柱が、ララクを襲う。
魔狼島と噂される無人島の真上に、満月が怪しく光り輝いている。その姿をみようと、多くの人が空を見上げているかもしれない。
しかし、その月から出現する黒い影に気がつけるものはほとんどいない。
捉えたとしても、それは一瞬にして姿を消してしまう。
だが、この無人島から見上げると、その黒いシルエットは消えるどころか、こちらへと近づいてくる。
徐々にそれが、脚の生えた獣だということが確認できる。宙を蹴りながら、月から真っすぐ無人島を目指してくる。
そして、無人島は木の葉で覆われていないので、木々をなぎ倒すことなく、静かにそれはこの地に降り立った。
降り立つといっても、地面に足をつけてはいなかった。微かに浮いているのだ。
白銀の体毛をしており、全長は4mほどだろうか。引き締まったフォルムをしており、細長い4本の脚が体を支えている。
これが魔狼と噂された、銀色の狼だ。
魔狼が来たとたん、野生生物たちが蜘蛛の子散らすように逃げていく。そもそもの数が多いので、あちこちで草をかき分ける音が聞こえてくる。
「グルゥゥゥゥゥ」
喉を鳴らす魔狼。食事の時間だ、と逃げた得物を追いかけようとする。
しかし、一体だけ自分から恐れをなして逃げ出さないものがいることに気がつく。
2本足で立っている、簡易な鎧で身を包んだ人間の若者。
「まさか、月から現れるなんて。目撃情報が少ないはずだ」
ララク・ストリーンは、この時を待っていた。
自分の立てた仮説を確かめるために。
自分でもその考えを思いついたときは信じきれなかったが、実際にその魔狼は天からではなく、月からこの大地へとやってきた。
つまり、魔狼の生息地はこの無人島ではなく、月だったということだ。
(宙に浮いているってことは、おそらく【空中浮遊】か。それで足跡がなかったのか)
これほどの巨体を持つモンスターがいるというのに、島にはその痕跡がなかった。その答えは、空を飛んでいるという、非常にシンプルなものだった。
「その力、確かめさせてもらうよ。【サーチング】」
魔狼が動き出す前に、まずは情報を確認することにした。
名前 不明
種族 魔天狼
レベル 62
アクションスキル 一覧
【レーザームーン】【ヘルクロー】【デッドバイト】【スピードアップ】【ヘビーダウン】【ムーンストライク】【空中浮遊】
バッシブスキル 一覧
【嗅覚上昇】【条件強化・月明かり】【身体能力上昇】【体力上昇】【速度上昇】【攻撃力上昇】【無重力領域生息可能】
(魔天狼っていうのか。でも、レベルは62か。これなら……)
余裕な態度でララクがスキル画面を見ていると、すでに相手は動き出していた。魔天狼からみれば、敵がよそ見しているようなものだった。
「グルゥゥラァァァ」
雄たけびを上げなら魔天狼は超スピードでララクに近づく。その足は地についておらず、走ったというよりは飛んできた、に近い。
「っく。【ウェポンクリエイト・ハード】」
彼が咄嗟に作り出した武器は、一番最近見かけたものだった。それは、ケルベアスの素材で作られた大鎌『ケルべアサイズ』だった。
黒く尖ったその刃で、魔天狼の爪による攻撃を受け止める。
しかし、勢いを止めることが出来ずにララクの体は後ろへと下がる。魔天狼の爪は元は白だが、今は黒色に染まっている。これはスキルを発動している時の特徴だった。
発動しているのは【ヘルクロー】。生身で受ければ、一瞬で肉をそぎ落とされることだろう。
「グロォォォオォォ」
魔天狼は止まらない。一撃だけではなく、何度も【ヘルクロー】を発動する。ララクはそれを、刃の長い鎌の特徴を生かして何とか防いでいた。
「このままじゃ……。【オーラサイズ】!」
反撃を仕掛けようとこちらもスキルを発動する。紫色のオーラに刃は包まれ、攻撃の範囲が拡張する。そしてそのまま、回転切りを放った。
だがそれを魔天狼は察知したようで、スキルが発動した瞬間に勢いよく後退した。
(ふぅ。素早く、力強い。これでレベル62?)
ララクはその戦闘能力に疑問を抱く。自分の作りだした鎌に目をやると、一瞬のうちに刃こぼれを起こしていた。スキルで作り出したとはいえ、ケルベアサイズの切れ味と丈夫さはしっかりと再現されている。【耐久値強化】で生半可の攻撃では傷がつないはずだった。
ララクは再び【サーチング】を素早く発動する。そして、気になったスキルの詳細の身を閲覧する。
【条件強化・月明かり】
効果……月明かりに照らされている場合、全体性能が飛躍的に上昇する。その効果は、光の量に比例して増加する。
(人狼が狼に変身するように、魔天狼は満月の光で進化する。だから、光が当たりやすいこの場所に、そして満月の夜に現れるという事か)
癖で冷静に分析し始めるが、今はまだ戦闘中。この島と魔天狼の繋がりに関しては、また後で考察することにした。
「グルゥゥゥゥウゥゥ」
魔天狼は新たなスキルを発動しようとしていた。ララクがスキルを確認している最中、魔天狼は足を止めて、なにやら力をため込んでいた。
すると、黄色に近い蛍光色にその体が発光しだす。上からは満月の光が際限なく降り注がれている。
そして月の光を吸収した魔天狼は、口が裂ける限界まで口を広げ始める。次に喉の奥から光があふれ出す。あとは最後に、それを敵に向かって放つだけだ
これが、月の光を利用した希少スキル【レーザームーン】だ。
揺らぐことのない一筋の光の柱が、ララクを襲う。
10
お気に入りに追加
1,171
あなたにおすすめの小説

スキル「超能力」を得て異世界生活を楽しむ
黒霧
ファンタジー
交通事故で死んでしまった主人公。しかし女神様の導きにより、異世界に貴族として転生した。なぜか前世の記憶を持って。そこで超能力というスキルを得て、異世界生活を楽しむ事にする。
小説家になろう、カクヨムでも投稿しています。

無職が最強の万能職でした!?〜俺のスローライフはどこ行った!?〜
あーもんど
ファンタジー
不幸体質持ちの若林音羽はある日の帰り道、自他共に認める陽キャのクラスメイト 朝日翔陽の異世界召喚に巻き込まれた。目を開ければ、そこは歩道ではなく建物の中。それもかなり豪華な内装をした空間だ。音羽がこの場で真っ先に抱いた感想は『テンプレだな』と言う、この一言だけ。異世界ファンタジーものの小説を読み漁っていた音羽にとって、異世界召喚先が煌びやかな王宮内────もっと言うと謁見の間であることはテンプレの一つだった。
その後、王様の命令ですぐにステータスを確認した音羽と朝日。勇者はもちろん朝日だ。何故なら、あの魔法陣は朝日を呼ぶために作られたものだから。言うならば音羽はおまけだ。音羽は朝日が勇者であることに大して驚きもせず、自分のステータスを確認する。『もしかしたら、想像を絶するようなステータスが現れるかもしれない』と淡い期待を胸に抱きながら····。そんな音羽の淡い期待を打ち砕くのにそう時間は掛からなかった。表示されたステータスに示された職業はまさかの“無職”。これでは勇者のサポーター要員にもなれない。装備品やら王家の家紋が入ったブローチやらを渡されて見事王城から厄介払いされた音羽は絶望に打ちひしがれていた。だって、無職ではチートスキルでもない限り異世界生活を謳歌することは出来ないのだから····。無職は『何も出来ない』『何にもなれない』雑魚職業だと決めつけていた音羽だったが、あることをきっかけに無職が最強の万能職だと判明して!?
チートスキルと最強の万能職を用いて、音羽は今日も今日とて異世界無双!
※カクヨム、小説家になろう様でも掲載中

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。
アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。
両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。
両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。
テッドには、妹が3人いる。
両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。
このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。
そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。
その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。
両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。
両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…
両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが…
母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。
今日も依頼をこなして、家に帰るんだ!
この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。
お楽しみくださいね!
HOTランキング20位になりました。
皆さん、有り難う御座います。

異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!

転生者は力を隠して荷役をしていたが、勇者パーティーに裏切られて生贄にされる。
克全
ファンタジー
第6回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門日間ランキング51位
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門週間ランキング52位

復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。

竜騎士の俺は勇者達によって無能者とされて王国から追放されました、俺にこんな事をしてきた勇者達はしっかりお返しをしてやります
しまうま弁当
ファンタジー
ホルキス王家に仕えていた竜騎士のジャンはある日大勇者クレシーと大賢者ラズバーによって追放を言い渡されたのだった。
納得できないジャンは必死に勇者クレシーに訴えたが、ジャンの意見は聞き入れられずにそのまま国外追放となってしまう。
ジャンは必ずクレシーとラズバーにこのお返しをすると誓ったのだった。
そしてジャンは国外にでるために国境の町カリーナに向かったのだが、国境の町カリーナが攻撃されてジャンも巻き込まれてしまったのだった。
竜騎士ジャンの無双活劇が今始まります。
外れスキル《コピー》を授かったけど「無能」と言われて家を追放された~ だけど発動条件を満たせば"魔族のスキル"を発動することができるようだ~
そらら
ファンタジー
「鑑定ミスではありません。この子のスキルは《コピー》です。正直、稀に見る外れスキルですね、何せ発動条件が今だ未解明なのですから」
「何てことなの……」
「全く期待はずれだ」
私の名前はラゼル、十五歳になったんだけども、人生最悪のピンチに立たされている。
このファンタジックな世界では、15歳になった際、スキル鑑定を医者に受けさせられるんだが、困ったことに私は外れスキル《コピー》を当ててしまったらしい。
そして数年が経ち……案の定、私は家族から疎ましく感じられてーーついに追放されてしまう。
だけど私のスキルは発動条件を満たすことで、魔族のスキルをコピーできるようだ。
そして、私の能力が《外れスキル》ではなく、恐ろしい能力だということに気づく。
そんでこの能力を使いこなしていると、知らないうちに英雄と呼ばれていたんだけど?
私を追放した家族が戻ってきてほしいって泣きついてきたんだけど、もう戻らん。
私は最高の仲間と最強を目指すから。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる