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哀(かなしみ)の極(きわみ)
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「では、亡くなられた前大統領の国葬の現場からの中継を終ります。スタジオ、どうぞ」
「暗殺により命を落された前大統領の葬儀は、国中が哀しみに包まれる中、粛々と行なわれ、只今、終了いたしました」
「しかし……こんな言い方は何ですが……見事な葬儀でしたね」
「え……ええ……」
「歴史に残る素晴しい……いや、素晴しいと云う言い方は不適切でしたね……」
「あ……あの……すいません、何を言ってるんですか?」
「いや……準備期間が、たった2週間しか無かったなど信じられ……えっ⁉」
「何ですか、貴方達はッ⁉」
「やはり……そうだったか……」
「『やはり』って何が『やはり』なんですか? 何で軍隊が……うわあああ……」
その後、この中継番組のスタッフ・出演者の姿を見た者は居なかった。
「暗殺により命を落された前大統領の葬儀は、国中が哀しみに包まれる中、粛々と行なわれ、只今、終了いたしました」
「しかし……こんな言い方は何ですが……見事な葬儀でしたね」
「え……ええ……」
「歴史に残る素晴しい……いや、素晴しいと云う言い方は不適切でしたね……」
「あ……あの……すいません、何を言ってるんですか?」
「いや……準備期間が、たった2週間しか無かったなど信じられ……えっ⁉」
「何ですか、貴方達はッ⁉」
「やはり……そうだったか……」
「『やはり』って何が『やはり』なんですか? 何で軍隊が……うわあああ……」
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