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第二章:邪悪之曙光/Dawn of Injustice
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「す……すいません……俺……守備範囲は、小六までなんで……」
俺は作戦会議に友人の酒井(a・k・a・ロリコン盗撮魔)を呼び出していた。
「いや、お前にしか頼めない事だ。お前にしか出来ない事だ。『正義の味方』を名乗る奴らの『正義の暴走』を止めて、世の中を正す為なんだ。わかってくれ」
「えっと……どう考えても、暴走してんのは『正義の味方』じゃなくて……むがあっ‼」
何故か堤が酒井の口を塞ぐ。
「い……いや、こいつ芸術家気取りなんで、自分の作品の題材は、自分で選びたがってんすよ。なあ、そうだよな、酒井?」
「むがっ‼ むがっ‼ むがっ‼」
「ほら、酒井もYesって言ってます」
「いや、俺には、お前が無理矢理、酒井の首を縦に振らせてるよ~にしか見えないが……?」
「気のせい、気のせい」
「とりあえず、お前の尾行スキルで、副市長の子供が学校か塾の帰りに1人だけになる時間帯を突き止めろ。わかったなっ⁉」
「あ……あの……その子に何もしませんよね?」
「はぁっ?」
「そりゃ、俺だって、自分が盗撮魔のクズ野郎だって自覚してますよ。ど~してもやめられないビョ~キなんです。でも、俺みたいなクズでも、俺のせいで、いくら守備範囲外とは言え、中学生の女の子が酷い目に遭うなんて事になったら……」
「おい、今更、何を言ってる?」
「でも、この前だって、猿渡とか云う人の娘を見付けるので最後にしてくれる、って言ってましたよね? それなのに……」
「そうか、わかった。山下、酒井を縛り付けろ」
「え……」
「やれ」
「えっと……」
「やれと言ったら、やれ……」
「は……はい……」
「堤……酒井のズボンを脱がせろ」
「えっ……?」
「やれ……」
「えっと……はい……」
「あ……あの……何する気なんすかっ?」
「やると言わないと、お前のチ○コを切り落す。今、包丁持って来る」
「へ……うわあああっ‼ やります、やります、やらせていただきます。一週間以内に結果を出しますっ‼」
俺は作戦会議に友人の酒井(a・k・a・ロリコン盗撮魔)を呼び出していた。
「いや、お前にしか頼めない事だ。お前にしか出来ない事だ。『正義の味方』を名乗る奴らの『正義の暴走』を止めて、世の中を正す為なんだ。わかってくれ」
「えっと……どう考えても、暴走してんのは『正義の味方』じゃなくて……むがあっ‼」
何故か堤が酒井の口を塞ぐ。
「い……いや、こいつ芸術家気取りなんで、自分の作品の題材は、自分で選びたがってんすよ。なあ、そうだよな、酒井?」
「むがっ‼ むがっ‼ むがっ‼」
「ほら、酒井もYesって言ってます」
「いや、俺には、お前が無理矢理、酒井の首を縦に振らせてるよ~にしか見えないが……?」
「気のせい、気のせい」
「とりあえず、お前の尾行スキルで、副市長の子供が学校か塾の帰りに1人だけになる時間帯を突き止めろ。わかったなっ⁉」
「あ……あの……その子に何もしませんよね?」
「はぁっ?」
「そりゃ、俺だって、自分が盗撮魔のクズ野郎だって自覚してますよ。ど~してもやめられないビョ~キなんです。でも、俺みたいなクズでも、俺のせいで、いくら守備範囲外とは言え、中学生の女の子が酷い目に遭うなんて事になったら……」
「おい、今更、何を言ってる?」
「でも、この前だって、猿渡とか云う人の娘を見付けるので最後にしてくれる、って言ってましたよね? それなのに……」
「そうか、わかった。山下、酒井を縛り付けろ」
「え……」
「やれ」
「えっと……」
「やれと言ったら、やれ……」
「は……はい……」
「堤……酒井のズボンを脱がせろ」
「えっ……?」
「やれ……」
「えっと……はい……」
「あ……あの……何する気なんすかっ?」
「やると言わないと、お前のチ○コを切り落す。今、包丁持って来る」
「へ……うわあああっ‼ やります、やります、やらせていただきます。一週間以内に結果を出しますっ‼」
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