31 / 51
「赤き稲妻」第2章:秘かなる侵略(シークレット・インベージョン)
(13)
しおりを挟む
「兄貴よぉ……俺達の仲間になる気は無いか?」
その「熊男」は、そう言った。
「悪いな」
そう答えたのはグルリット中佐だった。
「そうか……」
「熊男」は、どこか寂し気に呟いた。
「なら……ブチのめす……覚悟しやがれ」
一瞬、「熊男」の目が輝いたように見えた。そして、凄まじい勢いで、「熊男」はグルリット中佐に突進。
「うがぁッ‼」
「おりゃあッ‼」
両者は激突し……。
「散れッ‼」
そう叫んだのは、ヴェールマン中尉だった。その一言と共に、私は、「熊男」から距離を取る。
「熊男」がやったのは獣化能力者であっても有り得ない真似だった。筋力を増幅する機能を持つ「鎧」を着装している筈のグルリット中佐が吹き飛ばされ、逆にグルリット中佐の戦斧が「熊男」の首筋に命中したように見えたのに、「熊男」は無傷だ。
『5分だけ、防戦に徹しろ。それでも奴らに変化が無ければ……撤退だ』
グルリット中佐から、無線通信。
『どう云う事ですか?』
『俺の予想が正しければ……奴らは、結構、無理をしてる。長時間、あの状態を維持すれば……ヘバる筈だ』
『中佐の予想が外れたら?』
『だから、5分経ったら撤退しろと言ったんだ。数分以内に反撃のチャンスが有るか……さもなくば、逃げるしかねぇかの、2つに1つだ』
「おい、グルリット……ミンジュから連絡だ。赤い『鎧』の女の方は……あいつがカタを付けたいとさ」
高速移動能力を持つ男が、「兄」とヴェールマン中尉を翻弄しながら、そう叫ぶ。
その一言で、2つの事が真実だと判った。
「熊男」の正体が、グルリット中佐が言っていた通り、中佐の弟である事。そして……ミンジュとは……私附きの事務官のコ・チャユの双子の妹の名前。つまり……。
『気を付けろ。3人の上霊が一〇m以内に接近して……』
『待て……あの上霊……あの顔は……我々の共有記憶に有るぞ……』
『香港基地に連絡‼禁軍・対特異獣人連隊所属「鋼の愛国者2=12・赤き稲妻」ことミリセント・シュミット少尉附きの事務官コ・チャユの所在を確認しろ。確認次第、コ・チャユを拘束……いや、殺害しろ‼』
無線通信で、神の秩序達の声が飛び交う。
『たのむ……何かの……間違いであってくれ……』
最後の悲痛な声は……私の相棒のテルマのものだった。
いつの間にか、3人の東洋人が、ほぼ無音のモーター・サイクルと共に姿を現わしていた。
サイドカー付のモーター・サイクルを運転席に居る「男装の麗人」と呼ぶべき私より少し齢上の女性。……日本で戦った「大禍津日神」の力を持つ者。
サイドカーに座っている小柄な老人……。おそらく彼が、香港に元から居た「斉天大聖」の力の持ち主なのだろう。
そして、最後の1人。青いモーター・サイクルを運転していた女性……彼女は、日本で遭遇した時と違い、今は、ヘルメットを取っていた。
「お前は……コ・ミンジュ……、私附きの事務官コ・チャユの……」
「貴方が、そこまで知っているのに、姉は無事だった。少なくとも1時間前に連絡した時点ではな。つまり、答は出たと云う事か?」
「答?」
「選択肢その1。貴方が、貴方の姉を仇を打つ代りに、私の姉が、私の持つ『神』を受け継ぐ。つまり、世界政府軍香港基地の内部に、強大な力を持つ『敵』が出現する。それも、その『敵』に対抗出来る者が出払っている時にな」
「選択肢その2が、私が、ここで貴様に何もしない代りに、香港基地も危険に晒さない、と云う事か」
「香港基地の将兵の安全の代りに、ここに居る『鋼の愛国者』は、私を、うかつに倒せない。万を超える将兵の命と、貴方達5人の命。……貴方が選べ。……失礼、既に1人亡くなっているようだな。お悔やみ申し上げる」
私の脳裏に魔導大隊のロンベルグ少尉の顔が浮かんだ……。彼女も、まだ香港基地に居る筈だ。
「私としては、貴方が私にも予想が出来ないような第3の答を出してくれる事を期待していたのだがな」
どうすれば……どうすれば良いのだ?
「私は、他人の心を多少は読む事が出来る。他人の体の『水』の状態を見る事でな。ここまで来て、何を迷っている?」
確かにそうだ……私は……疑念を持ちながら、その疑念の答を出さないまま、ここに来てしまった。答を出してしまう事で、自分が永遠に変ってしまい、二度と今の自分に戻れなくなる事を恐れて。
「残念だ……。何の答も出さず、何の覚悟も無しに、ここに来たのか……。折角、私達の正体についてのヒントまで出してやったのに……」
「ヒント?」
「前に言った筈だ。私達の最終的な目標は……2つのモノを人民の手に取り戻す事だと」
「それが……どうした?」
「私の姉の名『チャユ』は、私の国の言葉で『自由』、私の名『ミンジュ』は、私の国の言葉で『民主主義』を意味する」
「では……それでは……最初から……」
「私達に名前を付けた実の親の願い。私達に名前を変えさせなかった育ての親の願い。あえて名前を変えなかった私達姉妹の願い。全ての願いは1つだった。姉は……貴方をナチの中ではマシな人間だと言っていたが……姉の買いかぶりだったか……」
彼女は、モーター・サイクルから降りる。
「行け……『青龍』。目標は前方の赤い『鎧』。突撃」
その言葉と共に、彼女が乗っていた青いモーターサイクルが、私に向けて突進する。
「うわあああああ‼」
その声の主は「兄」だった。「兄」は、私を庇うように飛び出し、突撃して来たモーターサイクルを戦斧で撃破。続いて、コ・ミンジュに突進。そして……。
「何をしている⁉それに……何故、ここに……コ事務官が……うわぁっ⁉」
空に炎の魔鳥が出現した……が、私が日本で戦った時とは違い、炎の魔鳥は「矢」を飛ばす事なく、「兄」の鎧に突撃する。
「最悪だ……。予定通りに事が運んだのに……ここまで最悪の気分になるとはな……。安らかに眠れ……そして……許してくれ……」
この場における私の記憶は……ある理由で、「大禍津日神」の力を持つ上霊の、その一言で途切れている。自分の記憶が一部欠損した理由を知ったのは……約半月後、テルマやコ・チャユと再会した時だった。
その「熊男」は、そう言った。
「悪いな」
そう答えたのはグルリット中佐だった。
「そうか……」
「熊男」は、どこか寂し気に呟いた。
「なら……ブチのめす……覚悟しやがれ」
一瞬、「熊男」の目が輝いたように見えた。そして、凄まじい勢いで、「熊男」はグルリット中佐に突進。
「うがぁッ‼」
「おりゃあッ‼」
両者は激突し……。
「散れッ‼」
そう叫んだのは、ヴェールマン中尉だった。その一言と共に、私は、「熊男」から距離を取る。
「熊男」がやったのは獣化能力者であっても有り得ない真似だった。筋力を増幅する機能を持つ「鎧」を着装している筈のグルリット中佐が吹き飛ばされ、逆にグルリット中佐の戦斧が「熊男」の首筋に命中したように見えたのに、「熊男」は無傷だ。
『5分だけ、防戦に徹しろ。それでも奴らに変化が無ければ……撤退だ』
グルリット中佐から、無線通信。
『どう云う事ですか?』
『俺の予想が正しければ……奴らは、結構、無理をしてる。長時間、あの状態を維持すれば……ヘバる筈だ』
『中佐の予想が外れたら?』
『だから、5分経ったら撤退しろと言ったんだ。数分以内に反撃のチャンスが有るか……さもなくば、逃げるしかねぇかの、2つに1つだ』
「おい、グルリット……ミンジュから連絡だ。赤い『鎧』の女の方は……あいつがカタを付けたいとさ」
高速移動能力を持つ男が、「兄」とヴェールマン中尉を翻弄しながら、そう叫ぶ。
その一言で、2つの事が真実だと判った。
「熊男」の正体が、グルリット中佐が言っていた通り、中佐の弟である事。そして……ミンジュとは……私附きの事務官のコ・チャユの双子の妹の名前。つまり……。
『気を付けろ。3人の上霊が一〇m以内に接近して……』
『待て……あの上霊……あの顔は……我々の共有記憶に有るぞ……』
『香港基地に連絡‼禁軍・対特異獣人連隊所属「鋼の愛国者2=12・赤き稲妻」ことミリセント・シュミット少尉附きの事務官コ・チャユの所在を確認しろ。確認次第、コ・チャユを拘束……いや、殺害しろ‼』
無線通信で、神の秩序達の声が飛び交う。
『たのむ……何かの……間違いであってくれ……』
最後の悲痛な声は……私の相棒のテルマのものだった。
いつの間にか、3人の東洋人が、ほぼ無音のモーター・サイクルと共に姿を現わしていた。
サイドカー付のモーター・サイクルを運転席に居る「男装の麗人」と呼ぶべき私より少し齢上の女性。……日本で戦った「大禍津日神」の力を持つ者。
サイドカーに座っている小柄な老人……。おそらく彼が、香港に元から居た「斉天大聖」の力の持ち主なのだろう。
そして、最後の1人。青いモーター・サイクルを運転していた女性……彼女は、日本で遭遇した時と違い、今は、ヘルメットを取っていた。
「お前は……コ・ミンジュ……、私附きの事務官コ・チャユの……」
「貴方が、そこまで知っているのに、姉は無事だった。少なくとも1時間前に連絡した時点ではな。つまり、答は出たと云う事か?」
「答?」
「選択肢その1。貴方が、貴方の姉を仇を打つ代りに、私の姉が、私の持つ『神』を受け継ぐ。つまり、世界政府軍香港基地の内部に、強大な力を持つ『敵』が出現する。それも、その『敵』に対抗出来る者が出払っている時にな」
「選択肢その2が、私が、ここで貴様に何もしない代りに、香港基地も危険に晒さない、と云う事か」
「香港基地の将兵の安全の代りに、ここに居る『鋼の愛国者』は、私を、うかつに倒せない。万を超える将兵の命と、貴方達5人の命。……貴方が選べ。……失礼、既に1人亡くなっているようだな。お悔やみ申し上げる」
私の脳裏に魔導大隊のロンベルグ少尉の顔が浮かんだ……。彼女も、まだ香港基地に居る筈だ。
「私としては、貴方が私にも予想が出来ないような第3の答を出してくれる事を期待していたのだがな」
どうすれば……どうすれば良いのだ?
「私は、他人の心を多少は読む事が出来る。他人の体の『水』の状態を見る事でな。ここまで来て、何を迷っている?」
確かにそうだ……私は……疑念を持ちながら、その疑念の答を出さないまま、ここに来てしまった。答を出してしまう事で、自分が永遠に変ってしまい、二度と今の自分に戻れなくなる事を恐れて。
「残念だ……。何の答も出さず、何の覚悟も無しに、ここに来たのか……。折角、私達の正体についてのヒントまで出してやったのに……」
「ヒント?」
「前に言った筈だ。私達の最終的な目標は……2つのモノを人民の手に取り戻す事だと」
「それが……どうした?」
「私の姉の名『チャユ』は、私の国の言葉で『自由』、私の名『ミンジュ』は、私の国の言葉で『民主主義』を意味する」
「では……それでは……最初から……」
「私達に名前を付けた実の親の願い。私達に名前を変えさせなかった育ての親の願い。あえて名前を変えなかった私達姉妹の願い。全ての願いは1つだった。姉は……貴方をナチの中ではマシな人間だと言っていたが……姉の買いかぶりだったか……」
彼女は、モーター・サイクルから降りる。
「行け……『青龍』。目標は前方の赤い『鎧』。突撃」
その言葉と共に、彼女が乗っていた青いモーターサイクルが、私に向けて突進する。
「うわあああああ‼」
その声の主は「兄」だった。「兄」は、私を庇うように飛び出し、突撃して来たモーターサイクルを戦斧で撃破。続いて、コ・ミンジュに突進。そして……。
「何をしている⁉それに……何故、ここに……コ事務官が……うわぁっ⁉」
空に炎の魔鳥が出現した……が、私が日本で戦った時とは違い、炎の魔鳥は「矢」を飛ばす事なく、「兄」の鎧に突撃する。
「最悪だ……。予定通りに事が運んだのに……ここまで最悪の気分になるとはな……。安らかに眠れ……そして……許してくれ……」
この場における私の記憶は……ある理由で、「大禍津日神」の力を持つ上霊の、その一言で途切れている。自分の記憶が一部欠損した理由を知ったのは……約半月後、テルマやコ・チャユと再会した時だった。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
Neo Tokyo Site 01:第二部「激突‼ 四大魔法少女+2‼ − Asura : The City of Madness −」
蓮實長治
SF
平行世界の「東京」ではない「東京」で始まる……4人の「魔法少女」と、1人の「魔法を超えた『神の力』の使い手」……そして、もう1人……「『神』と戦う為に作られた『鎧』の着装者」の戦い。
様々な「異能力者」が存在し、10年前に富士山の噴火で日本の首都圏が壊滅した2020年代後半の平行世界。
1930年代の「霧社事件」の際に台湾より持ち出された「ある物」が回り回って、「関東難民」が暮す人工島「Neo Tokyo Site01」の「九段」地区に有る事を突き止めた者達が、「それ」の奪還の為に動き始めるが……。
「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「pixiv」「Novel Days」「GALLERIA」「ノベルアップ+」に同じモノを投稿しています。(pixivとGALLERIAは掲載が後になります)
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
Neo Tokyo Site 01:第一部「Road to Perdition/非法正義」
蓮實長治
SF
平行世界の「東京」ではない「東京」の千代田区・秋葉原。
父親の形見である強化服「水城(みずき)」を自分の手で再生させる事を夢見る少年・石川勇気と、ある恐るべき「力」を受け継いでしまった少女・玉置レナは、人身売買組織に誘拐された勇気の弟と妹と取り戻そうとするが……。
失なわれた「正義」と「仁愛」を求める「勇気」が歩む冥府魔道の正体は……苦難の果てにささやかな誇りを得る「英雄への旅路」か、それとも栄光と破滅が表裏一体の「堕落への旅路」か?
同じ作者の「世界を護る者達/御当地ヒーロー始めました」「青き戦士と赤き稲妻」と同じ世界観の話です。
「なろう」「カクヨム」「pixiv」にも同じものを投稿しています。
こちらに本作を漫画台本に書き直したものを応募しています。
https://note.com/info/n/n2e4aab325cb5
https://note.com/gazi_kun/n/n17ae6dbd5568
万が一、受賞した挙句にマルチメディア展開になんて事になったら、主題歌は浜田省吾の「MONEY」で……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる