昔の恋を、ちょっとだけ思い出してみたりする

ももくり

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エロ過ぎる…。

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 「…俺さあ、アヤを浦に奪われそうになった時、生まれて初めて胸が苦しくなって。多分、あれが嫉妬ってヤツなんだろうなあ」

 なぜか分かり易く視線を逸らし、恥ずかしそうにポツポツと真情を吐露し出す。その姿が妙に可愛く見えるのは贔屓目だろうか。そんなキュートボーイは、まだまだ語り続ける。

「俺、今までアヤを不快な気持ちにさせてたな。自分が同じ気持ちを味わってよく分かったよ。本当に反省したから本当に本当に反省したから、…って、くう、やっぱりアヤは…可愛いなあ」

 謙遜でも何でも無いのだが、私の容姿はごくごく普通だと思う。きっと毎日見ていたせいで愛着が湧いたんだな。うん、きっとそうに違いない。

 でも、可愛いと言われて悪い気はしない。もっと顔を見せてあげます…と言わんばかりに微かに顎を上げ、店長…いやもう名前で呼ぼう、大雅…を凝視する。

「アヤ…そんなにジロジロ見るなよ」

 もしかして恥じらっているのかい?
 まったくもう、アンタの方こそ可愛いよ。

 じわじわと伝わって来る熱のようなもの。以前付き合っていた時には感じられなかった言葉では表すことの出来ない熱い“何か”が、大雅から大放出されているようだ。

「アヤと別れてずっと後悔してた。だって、それまではこの手でいつでも触れて良かったのに、それが出来なくなったから。毎日、目の前にアヤがいるのに、触れられないなんて、どんな拷問だよ…。

 ヤケクソになって他の女とも付き合ったけど、やっぱり違ったんだ。だって、彼女たちは…アヤじゃない。アヤ…、なあ、アヤ…」

 この人、こんなだっけ?

 来る者は拒まず去る者は追わず…という感じで、風に吹かれる木の葉のようにいつも飄々としていたはずなのに。

 ふわふわしていたその存在が、急に実体化し、どっしりと地面に足を下ろしたかのような。そんな不思議な感覚に囚われながら私は答えた。

「な、何?どうしたの?」
「俺もうアヤ無しじゃ生きられない…」

 不意打ちの言葉でグッと胸が詰まり、その詰まった何かがジワジワと溶け出す。

 うわー、もう、こんなの…。
 だって、勝てる気がしないよおおお。

 思わず両手を広げてハグを求めたが、よくよく考えたらパンツ1枚の姿なワケで。抱き着かれたものの、怒涛の如く羞恥心が湧いてくる。

 だって、私の胸に大雅の顔がッ。
 は、はずかし──ッ!!

 って、こらッ、この感動のシーンで何故、胸を揉み出すんだ??

「あんっ、ちょ、どこ触って…」
「あ、ごめん。アヤ…してもいい?」

「でも、家にお父さんがいるし」
「いないよ?さっき契約農家の佐々木さんの所に行くとか言って出掛けたけど…」

 父よ、なぜこのタイミングで出掛けるのか?そして私の乳よ、揉まれ放題になっててゴメン。ああ、最後の砦の1枚も投げ飛ばされた…。

 契約農家の佐々木さんの所まで、車で往復2時間くらいだろうか。それにきっと父は畑仕事を手伝うに違いない。だとすればプラス2時間…計4時間かあ。

「アヤ?」
「あ、はいっ」

 ご奉仕してくれている大雅を眺めながら、父の帰宅時間をひたすら計算していたところ、いきなり真顔で鼻を摘ままれた。フ、フガッ。

「余計なこと考えずに、集中!」
「ん…ごめん」

 だって、こんな明るい時間帯からしかもすごく久々に裸を見せちゃってるんだよ。羞恥心、半端無いしッ。

 それにさ、どの服を着ようか悩んでいた私ってまるでバカみたいじゃない?もし着ても、瞬時に脱がされたってことじゃない。

「こら!もう一回言わせる気か?ああ、もしかしてこんな前戯じゃ物足りないか。もっと本気出さないとダメってことなんだな~」
「う?ええっ、そ、そういうワケじゃなッ。あ?うああ、ちが、違うんだってばあッ」

 手始めに上顎のボコボコした部分の数ミリ横…そう、敏感なそこを尖った舌が這いまくり、思わず右足をくの字にして身を捩ってしまう。

「アヤ、まだまだこれからだ」
「んっ」

 思わず何度も腰が跳ねる。その腰を抑え付けられたかと思うと、両脚の間に差し込まれた大雅の手が難なく私の右脚を持ち上げ。躊躇なく彼の頭が沈んでいく。そのうちピチャピチャという水音が響き出し、その音を追い掛けるかのようにして、私は小さく何度も喘いだ。

「やっ、もう…、いい、大雅、あ…、んっ」
「アヤが可愛すぎて虐めたくなる。もっともっと虐めたい」

 必死にそこから逃げようとするのに、結局最後は、四肢の力が入らなくなって。

「お願い、もう、欲しいよお、ねえ、大雅…」
「うん、分かったよ、アヤ。でも久々だからじっくり進めていい?」

 ああ、エロイ…エロ過ぎる…。

 
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