真冬のカランコエ

ももくり

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第一章

REAL 2

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 ランチタイムは1時間だ。

 『他に何人か』なんてそれほど選択肢が多いワケでは無く、だから当然の如くいつものメンバーとなり。舞美ちゃんの件で避けていた芳にも仕方なく声を掛けることにした。移動時間が短縮出来るので社食に行きたいのはヤマヤマだったが、それでは内緒話が難しいという理由で会社近くのシティホテルへ向かう。そこのレストランが結構、穴場で。安くて美味しい上に比較的空いているのだ。

 『5人で』と伝えると丸テーブルに椅子を追加してくれて。適当に座ってみたのに、残念というか当たり前というか私の隣りは光正だ。反対隣りには祐奈が腰を下ろし、その隣りには健介。健介の隣りに芳が座った結果、芳と光正が並ぶことに。

 よく考えたらこの人たち、
 元カレと元々カレなのである。

 私の好みって統一性が無いなあ。…などとシミジミ思っていると、ほぼ健介主導で会話は進む。仕事では積極的に話すらしいが、やはり光正は光正で。プライベートでは相変わらず内気な少年のようだ。サラダとパンが運ばれてきて、パンにバターを塗りながら健介が私に言う。

「あ、そうだ。俺さァ、最近、涌井さんの後釜の菊池さんと仲イイのな。そんで菊池さんから聞いたんだけど、雅、お前やっぱり涌井さんから交際申し込まれたんだって?」

 予想外の質問に、思わずレタスを突き刺したフォークが皿を擦ってギィと音を立てた。いま、この状況でどうしてその質問?返事に困っていると今度は味方であるはずの祐奈も…。

「嘘ォ?!いいじゃん、涌井さん結構人気あるよ。っていうか『あった』の方が正解かな。何?もしかしてもう付き合ってるの?」
「ううん。断った」

「ええっ?!なんでっ?勿体無いなあ、もう。取り敢えずOKしておけばいいのに」
「そ、それが出来たら苦労しないよ」

 なんだか不穏な空気が流れ出す。明らかに芳が怒っていて、私にフォークの先を向けてくるのだ。

「雅、お前なんだよ?!俺はなんでも全部話してるのに、そういう大事なこと、なんで隠すんだッ」

 瞬時に舞美ちゃんの誕生日の件が頭に浮かび、そのことで責めそうになる。それを言っちゃダメだ、だって盗み聞きしたとバレるから。

 するとまたしても健介が余計なひと言を発するのだ。

「雅ィ~、お前もさ、元カレが最悪だったからって人生捨てるなよ。そろそろ前向きな恋愛をしろ」

 焦った。
 ただただ焦った。

 私が芳と付き合っていたことを光正は知らないし、健介が言う『最悪な元カレ』とは、もちろん芳を指しているのだが、たぶん光正は自分のことだと誤解しただろう。この場で光正との関係をバラしたくは無かったので、それをせずに誤解を解くことは至難の業のように思えた。

 なぜバラしたくないかと言うと、芳との関係を事あるごとにネタにされ、頻繁に揶揄われているからだ。入社式の数週間後、芳の口から私達の関係がバレて。その際は同期や先輩達から当時のことを根掘り葉掘り訊かれた。付き合ったきっかけや別れた理由まで白状させられたのだ。訊いている方に悪意が無いことは分かっている。だが、それは何と言うか、2人だけの宝物のような思い出を土足で踏み躙られた気がした。

 光正との関係がもしバレれば、きっとまた格好の餌食となるだろう。残念ながら芳と違い、光正にはそんな耐性が無い。私自身がたまに心が折れそうになるのに、そんな思いをこの人にさせたくなかった。

 …どう言えば一番伝わるのか。それを思案していると、健介が笑いながら光正に向けて話し出す。

「番匠さんに説明しておきますね。こっちの高橋雅とそっちの井崎芳って、高校時代に付き合ってたんですよ。なんかもう超ラブラブだったって噂。でも、芳のバカが胸のデカイ後輩に心変わりしてジ・エンド。その2人が同じ会社に就職して、同じ営業部の同じチームですよ。これは笑うしかないでしょ?

 で、一方は切れ目無く彼女がいて、もう一方はそれ以来、男っ気ナシ。ほんと真逆なんですよねこの2人。まあ、俺の勘ではなんだかんだ言って復縁するだろうと。こいつらは結局、離れられないんですよ。いつでもどこでもベッタリで。意地を張ってなかなか素直になれないところがねえ、『お前ら小学生かッ』という感じで。取り敢えず今は保護者気分で温かく見守ってます」



 一生懸命、今の言葉を反芻する。そして光正にはどう聞こえたかを考えた。

 …ああ、たぶん傷つけたな。

 健介の言い方では、私がずっと芳を忘れられなくてそれ以降、誰とも付き合っていないと。まるで光正の存在を無かったことにしているように聞こえたはずだ。私は恐る恐る光正の方に顔を向けた。そして健介が光正に質問する。

「もちろん番匠さんには彼女がいるんでしょう?」

 返事をするため健介の方を向いたので、光正の表情はスグ見えなくなった。

「いえ、それがいないんですよ。残念ながら仕事ばかりしていたもので」

 …光正と別れてから随分経つ。その間にこの人は、何人の女性と付き合ったのだろうか。私の知らない誰かと楽しそうに笑う光正を想像し、少しだけ胸が痛んだ。

「ええっ、本当に?!それ、大っぴらに言わない方がいいかも。特にウチの部署の女達なんて、血眼になって番匠さんを狙い出すと思う」
「そう…かな?じゃあ、彼女がいるということにしておいてもらえませんか?」

 いろいろと否定しないのは実際にモテているからなのだろう。光正にお世辞は通用しないし、本人も駆引きのような会話を好まない。純粋で実直で臆病。だから誰からも愛されるし、放っておけないと思わせてしまうのだ。

 ここで唐突に芳が私に向かって言う。

「雅、…ヨダレ」
「えっ?嘘、そんなの出てないよ」

「お前、番匠さんがイケメンだからってジロジロ見過ぎだぞ!」
「そんな、ジロジロなんて…」

 見てたかも。思いきり見まくっていたかも。だって久々にこんな近距離でじっくり見ることが出来たんだよ?えっと、大学3年の春に別れたから、…6年ぶりか。もう光正の声も顔もあやふやにしか覚えていなくて、それでも『優しかった』ことだけが真っ先に思い浮かぶなんて、この人メチャクチャ優しかったんだなあ。

 そんな甘い感傷に浸っていると、それを打ち消すかのようにまた芳が言う。

「安心しろ。番匠さんみたいな上玉が、雅なんか相手にするワケないから」

 隣で祐奈が『何それ酷~い』と笑っている。うん、私もそう思ったんだよね。こんな素敵な人が絶対に私なんかって。だから初対面の時に偉そうに説教したりして普段通りに振る舞ったのに。

 …丁度、食後のコーヒーが運ばれて来て。ふうふうと冷ましていると光正が無言で自分のポーションミルクをくれた。そっか、覚えてくれていたんだな。私が猫舌で、早く冷ますためにポーションミルクをいつも光正から貰って2つ入れていたことを。

「あ、ありがとう」
「どういたしまして」

 その笑顔を見て、私の記憶が一気に蘇った。

 穏やかで幸せだったあの日々を。
 突然、消えてしまったあの日々を…。

 おかしな話だけど。恋というのは、している最中はとにかく必死でまったくもって不格好なのに。終わってみると全てが美しく思える。特にハッキリと別れを告げられなかった光正との恋は、怖いくらいに綺麗だ。

 あの頃の私は、愛されていると信じて疑わなかった。だから安心しきっていたのだろう。それがまさか、呆気なく捨てられる日が来るなんて予想すらせずに。二度目の恋が終わったことを知った私は、『大丈夫』と自分に暗示をかけた。繰り返し繰り返し、『辛いのは今だけだから』と言い聞かせ、全て消し去ったのだ。

 光正の余韻を。

 親知らずを抜く時みたいに、
 心に麻酔をかけて。

 何も感じないようにしてしまった。




「みや…高橋さん」
「え、はいっ」

 シティホテルから会社への帰り道、気付くと光正と2人きりで。芳はそのまま客先から呼び出され、健介と祐奈もコンビニに寄るのだと。

「もしかして中原さんは橋口君のことを好きなのかな?」
「うん、そう。だから2人きりにしてあげてください」

 会社までは徒歩5分だ。その短い道のりが、長くて険しい獣道みたいに思える。

「あ、そう言えば春菜ちゃんに会ったよ。留学先でイギリス人の男性と結婚して、出産したんだってさ。それでたまに里帰りしてるらしくて、俺、彼女の友達のお兄さんと仲いいだろ。家に遊びに行って偶然、会ったんだ」

 春菜というのは、私に光正を紹介してくれたコだ。

「そっか、結婚…どころか出産かあ。なんかスゴイね」

 化粧ッ気がなくて、いつも少年みたいだったのに。案外そういうタイプの方が、早く結婚したりするんだな。そんなことをボンヤリ考えていると、私の隣りで光正が問い掛けてくる。

「井崎君が例の『元カレ』だったんだ?」
「…え、ああ、そうなの」

 なんとなく、この話題は気まずかった。当時、光正には芳のことを話してあって。『多分、なかなか忘れられないけれど、アナタへの感情は全く異なりますよ』とバカ正直に打ち明けていたのだ。

「じゃあさ、俺と付き合ってたってこと、内緒にしておいた方がいい?」
「うん、出来れば…」

 それは別に芳とヨリを戻したいからとか、そういう考えではなく。

 >高橋雅レベルでOKなら、
 >自分でも絶対に大丈夫!

 …と、他の女性社員達がこの人に群がるかもしれないと思ったからで。いや、それよりもそのことをネタにされるのが本当に嫌で。


 とにかく私と光正の過去は、
 これで完璧に消えてしまったのだ。








 ………
「うわあ、番匠さんハーレム状態だな」
「まあまあ。羨ましがらないでよ、芳」


 それから数日後、
 少し遅れて光正の歓迎会が催された。

 ウチの部署は全部で57人。食品会社という職業柄、毎回このテの幹事は苦労する。売上に繋げるという意味で、なるべく得意先関連の飲食店を選びたいのはヤマヤマなのだが、20人いる女性社員たちがちょっと…というか、かなり面倒なのだ。

 ある者は魚がNGだと言い、ある者は肉が食べられないと主張し、ある者は自分は卵アレルギーだと騒ぐ。そんな全員の意見を取り入れていると、いつまで経っても店なんて決められない。とうとう音を上げた新人の秋津君が、我らの滝沢主任に相談したのである。するといつの間にか幹事が主任に交代。後輩にはギャンギャン文句を言っていた彼女達もさすがに目上の主任が相手だと口を噤んでくれたようで。それに気を良くした主任は、女子達が最もタブーとしている鍋料理店を開催地として選んだのである。

「“黒毛和牛の牛タンしゃぶしゃぶ”はなかなか予約が取れないと評判なのに、さすが滝沢主任だよな!」

 芳は呑気に喜んでいるが、4人で1つの鍋を突くのだ。女子達は命懸けでそのメンバーを選んでいる。

 >番匠さん、こちらのテーブルに来て!
 >あと1つだけ空席なんですよお。

 >ダメ、番匠さんはこっちなのッ。

 >ちょっと!今、私の手を踏んだでしょ。
 >痛いじゃないのよ。

 >やだ、もう乱暴~。
 >番匠さん、あっちに行きましょう!


「なんだか徐々にハーレムから戦場へと変化してるな。…って、あ、徳田社長から電話だ。すげえ嫌な予感がする」
「健介が抜けたら俺が2人分、食っておいてやるよ」

 徳田社長というのは健介が担当している居酒屋チェーン店のオーナーで、いつでもどこでも健介を呼び出すのだ。

「はい、今…ですか?あ、いや全然大丈夫ですよ。はい、伺います。もちろん、ええ…」

 電話を切った後、健介は低い声で唸った。

「チクショウ。ここ半月ほどお呼びが掛からないと思っていたら、新店舗2店同時にオープンしましたって。俺を驚かせようと内緒にしてたんだとさ。…そんなワケで行ってくる」

 『行ってらっしゃ~い』と残された3人は明るく手を振った。同情したいのはヤマヤマだが、あまりにもよく見る光景なのでもう慣れてしまったのである。ここで私はボソリと呟く。

「ってことは、56人になるんだから単純計算するとこのテーブルに誰か補充しないといけないよね?」
「ああ、そうだな。えっと皆さーん!!こっちのテーブルに1人空きが出ました。どなたか5人のテーブルが有れば、こちらに1人どうぞ~」


 芳の声に立ち上がったのは、やっぱり光正で。女性4人をテーブルに残し、嬉しそうな表情でウチのテーブルに加わった。

 ここで異変が起きた。誰とでも仲良くなれる芳が、何故か光正には背を向けていて。明らかに私としか会話しない。そうなると、光正の話し相手は祐奈に任せきりとなってしまうワケで。さり気なく目配せするのに、芳はどうでもいい話を続けるのだ。

 こらッ!まだ光正は慣れていないんだから、
 男のアンタが話し掛けてあげなよッ。

 目と口でそれを訴えるのに、なぜか芳は私としか会話しない。いい加減ムッとして怒り口調でそれを咎めると、芳は拗ねた子供のように呟くのだ。

「だって最近、雅と話してないし。すごく寂しかったんだぞ、俺。お前、もしかして避けてたのか?やっとランチに誘ってくれたかと思えば、番匠さんのことばかり見てるし。なんかもう、心が折れそうでさあ」

 知らない人が聞いたら、まるで恋人同士の会話だ。耳まで真っ赤にして無言で俯くと、隣で祐奈が溜め息を吐きながら芳に言う。

「分かった、分かりました。今日は雅を独り占めさせてあげるから、いっぱい充電して帰りなよ。そんなワケで番匠さん、申し訳ないですけど今からこの2人は放置の方向でお願いします」

 うん、分かったよ…と光正は答え、それから本当に芳は私とだけ話し続けたが光正の手前、芳の言葉に集中出来なくて。時折、光正と祐奈の会話に耳を傾けてしまう。

 >この2人、いつもこんな感じなの?

 >そうなんですよ。
 >ほんとバカップルで。
 >もう私達は見慣れていますけど、
 >番匠さんは驚いたでしょう?


「なんだよ、雅のことなんか手に取るように全部分かるっつうの」
「んなワケないでしょ?!私にもねえ、芳に秘密にしてること、たくさん有るんだからね」

 例えば光正のこととか。

 その秘密は不思議なほど私の中で膨らみ、いつしか優越感へと変わっていく。もう女だと思われていない私の、女としての部分をよく知っている男が今、芳の隣りに座っているのである。あはっ、あはは…。厭らしい私の考えを握り潰すかのように、テーブルの上に置いてあった芳のスマホが激しく震えた。

「…あ、舞美からだ。ゴメン、ちょっと電話してくる」

 そう、現実なんてこんなものだ。

 実を言うと、芳と健介が言い争っていたあの日から、舞美ちゃんの話題は避けていて。いや、それ以前に芳自体を避けていて。だからその後の情報が入手出来なかったのだが。…うう。こんな風に舞美ちゃんと別れることをこっそり願っていただなんて、私、かなり心が荒んでいるんだな。

「えっ?ああ、ごめん、職場の歓迎会で。ちょっと声が聴きとり難いから外に出る。舞美、いいな?このまま切るなよ」

 スマホ片手に芳が部屋を出て行くと、祐奈が呆れたように私に言う。

「えっ、あのコとまだ別れてないの?なんかさ~、あの舞美ってコ、芳の歴代彼女の中でも群を抜いて性格悪いよね。ほんと芳って女を見る目が無いわ~」

 …えっと。突っ込むべきなのか?『私が初代彼女なんですけど』って。『芳の黒歴史とも言える彼女遍歴の、華々しい第一号が私なんですけど』って。

 なんだか少しだけ可笑しくなり、口元を歪めていたら誰かに見られている気がした。その方向に視線を返すと、斜め前の席から光正が物言いたげに私を見ている。そうか、この人は私を憐れんでいるのだ。元カレに報われない片想いをしている、可哀想な元カノのことを。

 そう思うと、急に居心地が悪くなり、ポーチ片手に洗面所へと向かった。別に用を足したかったワケでは無く、気分転換に化粧を直したかっただけだ。古民家を改築したらしい店舗は、階段を下りるだけでキシキシ音がする。1階にしかない洗面所は男女兼用で、使用中だったため待つことにした。

 あちこちから聞こえてくる、楽しそうな声。それをBGMにボンヤリしていると、誰かが私の肩を叩く。

「…び?雅、大丈夫か?」
「えッ、ああ、光正かあ。吃驚したなもう。全然平気だよ」

 そんなに心配しなくても大丈夫なのに、相変わらずこの人は私に対して過保護だ。

「いや、あの…例の元カレ、他に付き合ってる彼女がいるんだな」
「うん、そうだよ。結構切れ目無いんだな、コレが」

 アハハと笑って見せたのに、やっぱり光正は私を憐れんでいるようだ。

「それ…ならさ、いっそ俺と。もう一回俺と付き合ってみないか?」
「は?な、何を言ってる…」

 もう動揺を隠せなくて。いや、隠す気なんて無かったのだが。力強く手首を掴まれたまま、壁際に囲い込まれて身動きが出来ない。その真剣な目に、アタフタしているとガラッと豪快にトイレのドアが開いた。

「んあ?何してんだ、雅。それに番匠さんまで…」

 中から出て来たのは芳だった。

 
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