233 / 607
第六章 竜人世界ドラゴニア編
第34話 白竜族の若者2
しおりを挟む
薄茶色で内装を統一した、上品な部屋だ。
ほぼ正方形をした10畳ほどの部屋の中心に床を掘った部分があり、そこにテーブルが置かれていた。
俺は、地球の掘りごたつを連想した。ジェラードに倣い、床に腰を降ろし、足は彫りぬいた部分に入れる。
掘りごたつとの違いは、足が床に着かないことである。どのくらい深く掘ってあるのか分からないので、少し落ちつかない。
テーブルのまん中には、囲炉裏のようなものがはめ込まれていた。窓が開いているので、外からの風が気持ちいい。
よしずのようなものが、窓から少し離れた所に立っていて、外からの視線を遮っていた。
「とにかく、まず食事をしよう」
ジェラードがそう言うのを待っていたかのように、料理が運びこまれる。
焼けた炭を囲炉裏の中心に置き、その上に網載せと網を置く。
俺達の前には空の大皿と、陶器製の水差しが置かれる。
人族の女性が、かごの中から、貝のようなものを出して焼きはじめる。光沢がある平らな殻に、貝柱のようなものがくっついている。食欲をそそる、いい香りが立ちはじめる。
ジェラードは、焼けた食材を大皿の上に置くと、水差しから液体を少し掛けてから食べはじめた。俺達も、それを真似る。
旨い。
しこしこした食感で、噛めば噛むほど味が出る。水差しの液体は、香草やお酒が入っているようだ。
「こりゃ、うまいな」
加藤も、気に入ったようだ。
面白いのは、食べた後の殻を、足元の穴に投げこむことだ。 穴の中って、どうなってるんだろう。
「これは、海の浅いところに生息するメードという生き物です。
逃げ足が早いので、捕まえるのが凄く難しいんですよ」
女性が食材について説明してくれる。
俺は、気になっていたことを尋ねてみる。
「あなたも、迷い人ですか?」
「ええ。もう、この世界に来て10年になります」
「10年。長いですね」
外に向かうポータルが無い世界に、捉えられてしまったということか。
「はい。でも、今はここの生活が気に入ってるんですよ」
「素敵なお店と、素敵なお庭ですね」
「そう言ってもらえると、とても嬉しいです」
女性は、満面の笑みを浮かべる。
「どの世界から来たんですか?」
加藤の質問で、女性の笑みが急に消えた。
「そ、それは……」
「ははは。オリンドさん、答えなくていいんですよ」
ジェラードがすかさず、フォローする。
オリンドと呼ばれた女性は、小さく頷くと、メードを焼くのに専念しだした。俺達は、美味いものを、お腹いっぱいになるまで食べて満足だった。
食事が終わり、お茶が出る。
ジェラードが、オリンドさんに、耳打ちしている。きっと、人払いしてくれるよう頼んだのだろう。
オリンドさんは頷くと、部屋を出ていった。
「さて、今日話がしたかったのは、他でもありません。竜闘のことです」
やはり、そうだったか。
「君達は、まさか、先日四竜社で受けた竜闘の話を真に受けたりはしてないだろうね」
「ええ。ある程度の事は、聞いています」
ラズローの名前は、出さないでおく。
「竜闘では、命を失うこともよくある。だから、勝つためには、みんな手段を選ばない」
ジェラードは抑揚がない声でいった。
「例えば、剣に毒を塗るとか?」
俺が言うと、彼は鋭い目でこちらを見た。
「ああ、そういうことだ。戦闘前に武器のチェックはあるが、それさえ潜りぬけられるのなら、毒でも何 でもありだ」
なるほどねえ。そうなると、権力者に圧倒的に有利だな。だって、武器のチェックをするのは権力者側だからね。
「竜闘の意味が、少し分かってきましたよ」
俺が言うと、彼は苦笑いした。
「飛び道具は使えないんだよね?」
加藤が尋ねる。
「魔術は使えるけど、飛び道具はダメだね」
俺が、確認したかったことを尋ねてみる。
「どうして、魔術が使えるのに、みんな使わないんです?」
「ああ、それは、開始線があるからだね。
試合開始直後は、開始線に触れているというルールがあってね。
開始線は、そこからあそこくらいまでしかないから、呪文を詠唱する時間が無いんだよ」
ジェラードは、通路側の壁と窓を指さした。
なるほど、5mも離れていないわけか。竜刀の長さを考えると、開始時に、すでに一投足の間合いにあることになる。お互いが、先を取ろうとすれば、勝負は一瞬で決まるだろう。
何から何まで、慣れていない方に不利にできてる。俺は、むしろ、よく考えられたルールに感心すらしていた。
「先日、あの場では、出なかったが、竜闘には勝者の権利があるんだ」
「権利? どんな?」
「勝者は、敗者になんでも一つ、要求することが出来る」
「何でもですか?」
「一応、命は要求出来ないことになっているが、それ以外なら可能なもの全てた」
「例えば、ある行動を取らせることは?」
「当然できる。ただ、その結果が相手の命を奪うようなことはできない」
なるほどね。万一、権力者側が負けても、セーフティネットが仕掛けてあるわけか。
物なら、奪いかえす方法がいくらでもあるからね。
「俺は、竜闘では、君達に勝ってほしい。
そして、勝った権利で、あることを要求してもらいたいんだ」
なるほどね。ちょっと虫がいい発言だが、聞くだけは聞いておこう。
「一体、何を要求すればいいんです?」
「それは……君達が勝った時に教えるよ」
まあ、そうだろうね。俺は、言葉を飾らずに、伝えることにした。
「命を懸けるのは俺達で、要求だけは、あなたのものをですか。どう考えても、割に合わないですね。
しかも、勝つまでは、その要求すら教えてもらえないとはね」
俺の言葉を聞いて、加藤が驚く。
「えっ? そんな話なのか? それじゃ、無茶苦茶じゃないか」
彼もやっと、ジェラードが言っていることの本質に気づいたようである。
「まあ、そうだな。じゃ、ジェラードさん、お話がそれだけなら、俺達はここで失礼しますよ」
「ふう。若いからと、侮っていたか……」
ジェラードは、ため息をついた。
「申し訳ない。話をもう一度させてくれたまえ。
君達が、勝った時に要求して欲しいのは、ポータルの解放だ」
「ポータルの解放っていっても、この世界にあるポータルは一方通行なんだろ」
加藤の発言が、ざっくばらんになってる。さっきのやりとりで、彼はジェラートへの信頼を無くしたようだ。
「確かに、追放用のポータルは、一方通行だよ。
しかし、四竜社の頭と各部族長だけに知らされている、別のポータルがあってね」
なるほど、ビギにつけた点から入ってきた情報にも、隠しポータルのことがあったな。やはり、存在しているのか。
「代々、四竜社は、隠しポータルを、竜人社会全体の為に使ってきたんだよ」
ジェラードの美しい眉が寄せられる。
「しかし、ビギが頭になってからは、彼個人の利益のために使いだしたんだ。
正確に言えば、彼自身と彼の取り巻きの為にだがね」
なるほど、自分の言うことを聞くものには隠しポータルから上がる利権を分け与えるわけか。上手いやり方だな。自分の事しか考えていない者は、そのエサに簡単に食いつくだろう。そして、そのエサに食いつかない者は、竜闘で黙らせる訳だな。
ジェラードの話は続いていた。
「君達にとっても、悪い話ではないはずだ。元の世界に帰るチャンスなのだから」
「そのポータルは、どの世界と繋がってるんだ」
加藤が尋ねる。
「グレイルとスレッジだ」
「二つの世界とつながっているのか?」
「そうだ。隠しポータルは、二つあるんだ」
「もしかして、それほど離れていないところにか?」
「ああ、そうだが、なぜ分かった」
俺は、学園都市世界の群島で、すぐ近くに二つのポータルがあったのを思いだしていた。脳裏に、ぼんやりした仮説が浮かび上がっていた。
もしかすると……
しかし、今は、他に訊くべきことがある。
「グレイルが獣人世界だということは知ってるが、それの何処と繋がる?」
「そちらのポータルは、あまり使われないから、はっきりしないが、『時の島』だと聞いている」
おいおい、『時の島』っていえば、犬人族や狐人族が住んでる、俺がよく知る大陸だぞ。しかし、竜人世界へのポータルなど聞いたこともない。
「もしかして、ポータルの出口は、『時の島』南部ではないのか?」
「そう聞いているが、どうしてそう思った?」
さきほど浮かび上がりかけた仮説が、さらに検証されたわけだ。
「まあ、それは置いといて、スレッジについて聞かせてくれ」
アリストの禁書庫で、読んだ覚えがある名だが、どんな世界かは、忘れてしまっていた。
「スレッジは、『奴隷世界』とも呼ばれている。
人族とドワーフが、領土を二分しており、双方が多くの奴隷を使役している」
「竜人の奴隷もいるということだな」
「ああ、そうだ」
リニアの話とも整合性が取れる。
せっかくの美味しい食事の余韻が、台無しになる気がする史郎だった。
ほぼ正方形をした10畳ほどの部屋の中心に床を掘った部分があり、そこにテーブルが置かれていた。
俺は、地球の掘りごたつを連想した。ジェラードに倣い、床に腰を降ろし、足は彫りぬいた部分に入れる。
掘りごたつとの違いは、足が床に着かないことである。どのくらい深く掘ってあるのか分からないので、少し落ちつかない。
テーブルのまん中には、囲炉裏のようなものがはめ込まれていた。窓が開いているので、外からの風が気持ちいい。
よしずのようなものが、窓から少し離れた所に立っていて、外からの視線を遮っていた。
「とにかく、まず食事をしよう」
ジェラードがそう言うのを待っていたかのように、料理が運びこまれる。
焼けた炭を囲炉裏の中心に置き、その上に網載せと網を置く。
俺達の前には空の大皿と、陶器製の水差しが置かれる。
人族の女性が、かごの中から、貝のようなものを出して焼きはじめる。光沢がある平らな殻に、貝柱のようなものがくっついている。食欲をそそる、いい香りが立ちはじめる。
ジェラードは、焼けた食材を大皿の上に置くと、水差しから液体を少し掛けてから食べはじめた。俺達も、それを真似る。
旨い。
しこしこした食感で、噛めば噛むほど味が出る。水差しの液体は、香草やお酒が入っているようだ。
「こりゃ、うまいな」
加藤も、気に入ったようだ。
面白いのは、食べた後の殻を、足元の穴に投げこむことだ。 穴の中って、どうなってるんだろう。
「これは、海の浅いところに生息するメードという生き物です。
逃げ足が早いので、捕まえるのが凄く難しいんですよ」
女性が食材について説明してくれる。
俺は、気になっていたことを尋ねてみる。
「あなたも、迷い人ですか?」
「ええ。もう、この世界に来て10年になります」
「10年。長いですね」
外に向かうポータルが無い世界に、捉えられてしまったということか。
「はい。でも、今はここの生活が気に入ってるんですよ」
「素敵なお店と、素敵なお庭ですね」
「そう言ってもらえると、とても嬉しいです」
女性は、満面の笑みを浮かべる。
「どの世界から来たんですか?」
加藤の質問で、女性の笑みが急に消えた。
「そ、それは……」
「ははは。オリンドさん、答えなくていいんですよ」
ジェラードがすかさず、フォローする。
オリンドと呼ばれた女性は、小さく頷くと、メードを焼くのに専念しだした。俺達は、美味いものを、お腹いっぱいになるまで食べて満足だった。
食事が終わり、お茶が出る。
ジェラードが、オリンドさんに、耳打ちしている。きっと、人払いしてくれるよう頼んだのだろう。
オリンドさんは頷くと、部屋を出ていった。
「さて、今日話がしたかったのは、他でもありません。竜闘のことです」
やはり、そうだったか。
「君達は、まさか、先日四竜社で受けた竜闘の話を真に受けたりはしてないだろうね」
「ええ。ある程度の事は、聞いています」
ラズローの名前は、出さないでおく。
「竜闘では、命を失うこともよくある。だから、勝つためには、みんな手段を選ばない」
ジェラードは抑揚がない声でいった。
「例えば、剣に毒を塗るとか?」
俺が言うと、彼は鋭い目でこちらを見た。
「ああ、そういうことだ。戦闘前に武器のチェックはあるが、それさえ潜りぬけられるのなら、毒でも何 でもありだ」
なるほどねえ。そうなると、権力者に圧倒的に有利だな。だって、武器のチェックをするのは権力者側だからね。
「竜闘の意味が、少し分かってきましたよ」
俺が言うと、彼は苦笑いした。
「飛び道具は使えないんだよね?」
加藤が尋ねる。
「魔術は使えるけど、飛び道具はダメだね」
俺が、確認したかったことを尋ねてみる。
「どうして、魔術が使えるのに、みんな使わないんです?」
「ああ、それは、開始線があるからだね。
試合開始直後は、開始線に触れているというルールがあってね。
開始線は、そこからあそこくらいまでしかないから、呪文を詠唱する時間が無いんだよ」
ジェラードは、通路側の壁と窓を指さした。
なるほど、5mも離れていないわけか。竜刀の長さを考えると、開始時に、すでに一投足の間合いにあることになる。お互いが、先を取ろうとすれば、勝負は一瞬で決まるだろう。
何から何まで、慣れていない方に不利にできてる。俺は、むしろ、よく考えられたルールに感心すらしていた。
「先日、あの場では、出なかったが、竜闘には勝者の権利があるんだ」
「権利? どんな?」
「勝者は、敗者になんでも一つ、要求することが出来る」
「何でもですか?」
「一応、命は要求出来ないことになっているが、それ以外なら可能なもの全てた」
「例えば、ある行動を取らせることは?」
「当然できる。ただ、その結果が相手の命を奪うようなことはできない」
なるほどね。万一、権力者側が負けても、セーフティネットが仕掛けてあるわけか。
物なら、奪いかえす方法がいくらでもあるからね。
「俺は、竜闘では、君達に勝ってほしい。
そして、勝った権利で、あることを要求してもらいたいんだ」
なるほどね。ちょっと虫がいい発言だが、聞くだけは聞いておこう。
「一体、何を要求すればいいんです?」
「それは……君達が勝った時に教えるよ」
まあ、そうだろうね。俺は、言葉を飾らずに、伝えることにした。
「命を懸けるのは俺達で、要求だけは、あなたのものをですか。どう考えても、割に合わないですね。
しかも、勝つまでは、その要求すら教えてもらえないとはね」
俺の言葉を聞いて、加藤が驚く。
「えっ? そんな話なのか? それじゃ、無茶苦茶じゃないか」
彼もやっと、ジェラードが言っていることの本質に気づいたようである。
「まあ、そうだな。じゃ、ジェラードさん、お話がそれだけなら、俺達はここで失礼しますよ」
「ふう。若いからと、侮っていたか……」
ジェラードは、ため息をついた。
「申し訳ない。話をもう一度させてくれたまえ。
君達が、勝った時に要求して欲しいのは、ポータルの解放だ」
「ポータルの解放っていっても、この世界にあるポータルは一方通行なんだろ」
加藤の発言が、ざっくばらんになってる。さっきのやりとりで、彼はジェラートへの信頼を無くしたようだ。
「確かに、追放用のポータルは、一方通行だよ。
しかし、四竜社の頭と各部族長だけに知らされている、別のポータルがあってね」
なるほど、ビギにつけた点から入ってきた情報にも、隠しポータルのことがあったな。やはり、存在しているのか。
「代々、四竜社は、隠しポータルを、竜人社会全体の為に使ってきたんだよ」
ジェラードの美しい眉が寄せられる。
「しかし、ビギが頭になってからは、彼個人の利益のために使いだしたんだ。
正確に言えば、彼自身と彼の取り巻きの為にだがね」
なるほど、自分の言うことを聞くものには隠しポータルから上がる利権を分け与えるわけか。上手いやり方だな。自分の事しか考えていない者は、そのエサに簡単に食いつくだろう。そして、そのエサに食いつかない者は、竜闘で黙らせる訳だな。
ジェラードの話は続いていた。
「君達にとっても、悪い話ではないはずだ。元の世界に帰るチャンスなのだから」
「そのポータルは、どの世界と繋がってるんだ」
加藤が尋ねる。
「グレイルとスレッジだ」
「二つの世界とつながっているのか?」
「そうだ。隠しポータルは、二つあるんだ」
「もしかして、それほど離れていないところにか?」
「ああ、そうだが、なぜ分かった」
俺は、学園都市世界の群島で、すぐ近くに二つのポータルがあったのを思いだしていた。脳裏に、ぼんやりした仮説が浮かび上がっていた。
もしかすると……
しかし、今は、他に訊くべきことがある。
「グレイルが獣人世界だということは知ってるが、それの何処と繋がる?」
「そちらのポータルは、あまり使われないから、はっきりしないが、『時の島』だと聞いている」
おいおい、『時の島』っていえば、犬人族や狐人族が住んでる、俺がよく知る大陸だぞ。しかし、竜人世界へのポータルなど聞いたこともない。
「もしかして、ポータルの出口は、『時の島』南部ではないのか?」
「そう聞いているが、どうしてそう思った?」
さきほど浮かび上がりかけた仮説が、さらに検証されたわけだ。
「まあ、それは置いといて、スレッジについて聞かせてくれ」
アリストの禁書庫で、読んだ覚えがある名だが、どんな世界かは、忘れてしまっていた。
「スレッジは、『奴隷世界』とも呼ばれている。
人族とドワーフが、領土を二分しており、双方が多くの奴隷を使役している」
「竜人の奴隷もいるということだな」
「ああ、そうだ」
リニアの話とも整合性が取れる。
せっかくの美味しい食事の余韻が、台無しになる気がする史郎だった。
0
お気に入りに追加
332
あなたにおすすめの小説
異世界でのんびり暮らしてみることにしました
松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。
5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。
あの、神様、普通の家庭に転生させてって言いましたよね?なんか、森にいるんですけど.......。
▽空
ファンタジー
テンプレのトラックバーンで転生したよ......
どうしようΣ( ̄□ ̄;)
とりあえず、今世を楽しんでやる~!!!!!!!!!
R指定は念のためです。
マイペースに更新していきます。
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
前世の記憶さん。こんにちは。
満月
ファンタジー
断罪中に前世の記憶を思い出し主人公が、ハチャメチャな魔法とスキルを活かして、人生を全力で楽しむ話。
周りはそんな主人公をあたたかく見守り、時には被害を被り···それでも皆主人公が大好きです。
主に前半は冒険をしたり、料理を作ったりと楽しく過ごしています。時折シリアスになりますが、基本的に笑える内容になっています。
恋愛は当分先に入れる予定です。
主人公は今までの時間を取り戻すかのように人生を楽しみます!もちろんこの話はハッピーエンドです!
小説になろう様にも掲載しています。
7個のチート能力は貰いますが、6個は別に必要ありません
ひむよ
ファンタジー
「お詫びとしてどんな力でも与えてやろう」
目が覚めると目の前のおっさんにいきなりそんな言葉をかけられた藤城 皐月。
この言葉の意味を説明され、結果皐月は7個の能力を手に入れた。
だが、皐月にとってはこの内6個はおまけに過ぎない。皐月にとって最も必要なのは自分で考えたスキルだけだ。
だが、皐月は貰えるものはもらうという精神一応7個貰った。
そんな皐月が異世界を安全に楽しむ物語。
人気ランキング2位に載っていました。
hotランキング1位に載っていました。
ありがとうございます。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる