607 / 607
第十二章 放浪編
第78話 迷い人の帰還
しおりを挟む
俺が現われたのは、パンゲア世界アリスト王国にある我が家、『くつろぎの家』ではなく、エルファリア世界にある『聖樹の島』だった。
出現地点は、聖樹様がそびえたつ、その目の前だ。
現地は小雨模様だったが、聖樹様の近くは天を覆うその枝によって雨粒が落ちてこなかった。
胸に抱えたキューが、初めて聖樹様の波動を受け、小さな声で鳴いた。
「キュキュ~」(温かくて気持ちいい~)
『シロー、点の子よ、よくぞ戻った。
待っておったよ』
聖樹様は、すでに色々ご存じのようだ。
『ただいま戻りました』
『(*'▽') ただいまー!』
『シロー、世界群を繋いだのはお主じゃな?
お主は、向こうの世界群がなぜこちらから離れたか、すでに知っておろう』
聖樹様の分厚い波動が俺の身体に響く。
『こちらの世界群を維持するためですか?』
『そうじゃ。
神樹がいなくなった世界を切りはなすしかなかった』
確かに、田園都市世界にも結び世界にも、神樹様の気配は無かった。
『ボナンザリア世界には、神樹様が集まっている場所がありましたが……』
『あの世界には、聖樹が産まれる可能性があった。
そのため、向こうの世界群の要として、他の世界と共に切りはなしたのだ』
聖樹様の波動は、今までにない重々しいものだった。
『どうしてそのことをお話しくださらなかったのですか?』
『向こうの世界群へ渡る手段がないゆえ、お主に話しても詮無いことだったからじゃ』
確かに、それはそうだろう。
『聖樹様、向こうの世界群は大丈夫でしょうか?』
『お主のおかげで、再びこちらの世界群と繋がった。
今となっては、何の心配もいらぬよ』
『……本当に良かったです』
『お主らしいの。
褒美が欲しければ、我のできることならなんでもかなえよう』
『ブラン、頼めるかな』
肩に乗ったブランが俺の額に肉球をぺたりと当てる。
しばらくして俺の肩から跳びおりると、白猫は入りくんだ木の根を伝い、聖樹様の根元まで走りよった。
その幹に肉球で触れると、山のように巨大な聖樹様が震えた。
折しも雨雲に稲妻が走り、雷鳴とともに天を覆う枝々が青く光った。
ゴゴゴーッ
ブランが聖樹様に見せたのは、ボナンザリア世界ヘルポリの街にいらっしゃるポータルの神樹様と俺とのやり取りだった。
聖樹である清冽な姿から、ねじくれ痛々しい姿に変わりはてた神樹様の姿は、聖樹様にとっても思うところがあったのだろう。
『うぬ、お主の望みは分かった。
それは我が望みでもあるからの』
『それでは、『聖樹の巫女』の力をお借りしてもよろしいか?』
『もちろんじゃ。
どうか、哀れな姿となった我が子を救うてやってくれ』
『承りました』
『頼むぞ』
俺の身体が青い光に包まれる。聖樹様の祝福だと分かるが、体の芯までじんわり温まるような感覚は、初めてのものだった。
そして、その青い光が消えかけたとき、再び俺の身体が光った。
うっ! なんだこりゃ、眩しいなんてもんじゃないぞ!
目を閉じていても消えない光に、おもわず両手で目を抑えた。
ふう、やっと収まったか。
『(^▽^)/ ご主人様ー、久々にレベルが上がったよ!』
えっ!? やっぱり、今のはレベルアップだったのか。
『(*'▽') レベル16は、『付与 形態変化』だよ』
うーん、どうなんだろ、これ。
重力や時間、空間の付与に比べると、かなりしょぼくないか?
『へ(u ω u)へ やれやれ、あいかわらず、ありがたみが分からない人だね~』
えっ!? そうなの?
でも、どこが凄いかわからないよ?
『(・ω・)ノ さあ、自分で考えてみよー!』
あ。点ちゃんが冷たい。
『お主ら、仲が良いのう』
いえ、聖樹様、これってどう見ても違いますよ?
◇
せっかく『聖樹の島』まで来たことだから、ギルド本部を訪れ今回の顛末を報告した。
世界群の再接続については、ギルド本部長ミランダさんも、さすがに呆れていた。
「あんたねえ、いくら大きな仕事っていっても限度があるよ……」
まあ、今回は自分でも、かなり大きな仕事をしたって思うけど。
「そうそう、エレノアとレガルスがあんたのこと心配してたよ。
顔を見せておやり」
「分かりました」
ルルの両親であるエレノアさんとレガルスさんは、小雨の中、傘もささずギルド本部前で俺を待っていた。
「シロー君、無事だったのね!
本当によかった!」
「ご心配おかけしました」
「シロー、キサマ、ルルを心配させやがったな!」
パコココーン!
レガルスさんが、頭を押さえうずくまる。
相変わらず、エレノアさんの『ハリセン棒』は冴えてるね。
「じゃ、俺、アリストへ帰りますから」
「次はルル、ナルちゃん、メルちゃんと一緒にね」
「はい、エレノアさんも、お元気で」
「お父さん(リーヴァス)にもよろしくね」
「ちょ、ちょと、待て――」
俺の胸倉をレガルスさんの手が掴む前に、人気が無い森の中に瞬間移動する。
その時、俺はあることを思いだした。
そういえば点ちゃん、例の得体が知れない異空間に入った時、誰かと話してなかった?
『つ(・ω・) あー、あれ。あれはママかな』
えっ!? 点ちゃんのお母さん!?
『d(u ω u) うまく言えないけど、ご主人様が使ってる言葉では、それが近いと思うよ』
……点ちゃんの故郷は、あの空間だってこと?
お母さんと何を話してたの?
『(^ω^) 会えて嬉しいって言ってたー!』
そうだったのか。
『(^▽^)/ ご主人様と楽しく遊んでる、って言ったら喜んでた』
点ちゃん、お母さんの所へ帰りたい?
『(^ω^) 楽しいから大丈夫。ママもご主人様を助けてあげなさいって』
そうなの? まあ、俺は点ちゃんがいないと困るけど。
『(≧▽≦) えへへへ』
じゃ、『くつろぎの家』に帰ろうか、点ちゃん。
『(・ω・)ノ 了解! きっとルルさんたちが待ってるね!』
家族の待つパンゲア世界アリストの我が家へ照準を定め、セルフポータルを発動した。
◇
アリストにある我が家の中庭に現れた俺は、ちょうど暮れかけた夕日を浴びた神樹の並木をしばらく眺めていた。
長いこと留守にしていたのと、その間の経緯があれなので、帰って来たという実感がなかなか湧かない。
『くつろぎの家』の窓からぽっと灯った明かりが見える。誰かが魔術灯を点けたのだろう。
コルナの得意料理であるシチューの匂いに、今の今まで忘れていた空腹に気づく。
くう~
小さな頭をこてりと倒し、キューが俺のお腹を見ている。
もしかすると、仲間の声に似ていたからかもしれない。
帰ってきて、いきなりお腹が鳴るってどうよ。
『(・ω・)ノ ご主人様らしいー』
点ちゃん、俺のこと食いしん坊だと思ってないか?
リビングから庭に続く引き戸ががらりと開くと、ナルとメルが跳びだしてきた。
「「パーパ!」」
凄い勢いで突っこんできた二人を、点魔法の助けを借り、やっとのことで受けとめる。
ぱたぱたとスリッパの音をさせ、ルル、コルナ、コリーダが庭に出てくる。
「シローさん!」
「お兄ちゃん!」
「シロー!」
ナルとメルの上から覆いかぶさるように、三人が俺に抱きつく。
方向も時間も分からぬ異空間の中で、彼女たちの光に導かれ、命を救われたことを伝え、そのお礼を言おうとしたが、感極まった俺は何も言葉にできなかった。
「シロー、おかえり」
ルルたちの後ろに、冒険者姿のリーヴァスさんが、微笑を浮かべ立っていた。
「みんな、ただいま」
俺はやっとそれだけ口にすると、みんなの温もりを感じながら、しばらく立ちつくしていた。
――――――――――――――――――
第12シーズン『放浪編』終了、アルファポリスでの『ポータルズ』の公開はここまでです。第13シーズン『招き猫と冒険者編』以降は、【小説家になろう】で、最終版は【カクヨム】でどうぞ。
アルファポリスでは、近く『俺のスキルは【中二病】』をお送りする予定です。
出現地点は、聖樹様がそびえたつ、その目の前だ。
現地は小雨模様だったが、聖樹様の近くは天を覆うその枝によって雨粒が落ちてこなかった。
胸に抱えたキューが、初めて聖樹様の波動を受け、小さな声で鳴いた。
「キュキュ~」(温かくて気持ちいい~)
『シロー、点の子よ、よくぞ戻った。
待っておったよ』
聖樹様は、すでに色々ご存じのようだ。
『ただいま戻りました』
『(*'▽') ただいまー!』
『シロー、世界群を繋いだのはお主じゃな?
お主は、向こうの世界群がなぜこちらから離れたか、すでに知っておろう』
聖樹様の分厚い波動が俺の身体に響く。
『こちらの世界群を維持するためですか?』
『そうじゃ。
神樹がいなくなった世界を切りはなすしかなかった』
確かに、田園都市世界にも結び世界にも、神樹様の気配は無かった。
『ボナンザリア世界には、神樹様が集まっている場所がありましたが……』
『あの世界には、聖樹が産まれる可能性があった。
そのため、向こうの世界群の要として、他の世界と共に切りはなしたのだ』
聖樹様の波動は、今までにない重々しいものだった。
『どうしてそのことをお話しくださらなかったのですか?』
『向こうの世界群へ渡る手段がないゆえ、お主に話しても詮無いことだったからじゃ』
確かに、それはそうだろう。
『聖樹様、向こうの世界群は大丈夫でしょうか?』
『お主のおかげで、再びこちらの世界群と繋がった。
今となっては、何の心配もいらぬよ』
『……本当に良かったです』
『お主らしいの。
褒美が欲しければ、我のできることならなんでもかなえよう』
『ブラン、頼めるかな』
肩に乗ったブランが俺の額に肉球をぺたりと当てる。
しばらくして俺の肩から跳びおりると、白猫は入りくんだ木の根を伝い、聖樹様の根元まで走りよった。
その幹に肉球で触れると、山のように巨大な聖樹様が震えた。
折しも雨雲に稲妻が走り、雷鳴とともに天を覆う枝々が青く光った。
ゴゴゴーッ
ブランが聖樹様に見せたのは、ボナンザリア世界ヘルポリの街にいらっしゃるポータルの神樹様と俺とのやり取りだった。
聖樹である清冽な姿から、ねじくれ痛々しい姿に変わりはてた神樹様の姿は、聖樹様にとっても思うところがあったのだろう。
『うぬ、お主の望みは分かった。
それは我が望みでもあるからの』
『それでは、『聖樹の巫女』の力をお借りしてもよろしいか?』
『もちろんじゃ。
どうか、哀れな姿となった我が子を救うてやってくれ』
『承りました』
『頼むぞ』
俺の身体が青い光に包まれる。聖樹様の祝福だと分かるが、体の芯までじんわり温まるような感覚は、初めてのものだった。
そして、その青い光が消えかけたとき、再び俺の身体が光った。
うっ! なんだこりゃ、眩しいなんてもんじゃないぞ!
目を閉じていても消えない光に、おもわず両手で目を抑えた。
ふう、やっと収まったか。
『(^▽^)/ ご主人様ー、久々にレベルが上がったよ!』
えっ!? やっぱり、今のはレベルアップだったのか。
『(*'▽') レベル16は、『付与 形態変化』だよ』
うーん、どうなんだろ、これ。
重力や時間、空間の付与に比べると、かなりしょぼくないか?
『へ(u ω u)へ やれやれ、あいかわらず、ありがたみが分からない人だね~』
えっ!? そうなの?
でも、どこが凄いかわからないよ?
『(・ω・)ノ さあ、自分で考えてみよー!』
あ。点ちゃんが冷たい。
『お主ら、仲が良いのう』
いえ、聖樹様、これってどう見ても違いますよ?
◇
せっかく『聖樹の島』まで来たことだから、ギルド本部を訪れ今回の顛末を報告した。
世界群の再接続については、ギルド本部長ミランダさんも、さすがに呆れていた。
「あんたねえ、いくら大きな仕事っていっても限度があるよ……」
まあ、今回は自分でも、かなり大きな仕事をしたって思うけど。
「そうそう、エレノアとレガルスがあんたのこと心配してたよ。
顔を見せておやり」
「分かりました」
ルルの両親であるエレノアさんとレガルスさんは、小雨の中、傘もささずギルド本部前で俺を待っていた。
「シロー君、無事だったのね!
本当によかった!」
「ご心配おかけしました」
「シロー、キサマ、ルルを心配させやがったな!」
パコココーン!
レガルスさんが、頭を押さえうずくまる。
相変わらず、エレノアさんの『ハリセン棒』は冴えてるね。
「じゃ、俺、アリストへ帰りますから」
「次はルル、ナルちゃん、メルちゃんと一緒にね」
「はい、エレノアさんも、お元気で」
「お父さん(リーヴァス)にもよろしくね」
「ちょ、ちょと、待て――」
俺の胸倉をレガルスさんの手が掴む前に、人気が無い森の中に瞬間移動する。
その時、俺はあることを思いだした。
そういえば点ちゃん、例の得体が知れない異空間に入った時、誰かと話してなかった?
『つ(・ω・) あー、あれ。あれはママかな』
えっ!? 点ちゃんのお母さん!?
『d(u ω u) うまく言えないけど、ご主人様が使ってる言葉では、それが近いと思うよ』
……点ちゃんの故郷は、あの空間だってこと?
お母さんと何を話してたの?
『(^ω^) 会えて嬉しいって言ってたー!』
そうだったのか。
『(^▽^)/ ご主人様と楽しく遊んでる、って言ったら喜んでた』
点ちゃん、お母さんの所へ帰りたい?
『(^ω^) 楽しいから大丈夫。ママもご主人様を助けてあげなさいって』
そうなの? まあ、俺は点ちゃんがいないと困るけど。
『(≧▽≦) えへへへ』
じゃ、『くつろぎの家』に帰ろうか、点ちゃん。
『(・ω・)ノ 了解! きっとルルさんたちが待ってるね!』
家族の待つパンゲア世界アリストの我が家へ照準を定め、セルフポータルを発動した。
◇
アリストにある我が家の中庭に現れた俺は、ちょうど暮れかけた夕日を浴びた神樹の並木をしばらく眺めていた。
長いこと留守にしていたのと、その間の経緯があれなので、帰って来たという実感がなかなか湧かない。
『くつろぎの家』の窓からぽっと灯った明かりが見える。誰かが魔術灯を点けたのだろう。
コルナの得意料理であるシチューの匂いに、今の今まで忘れていた空腹に気づく。
くう~
小さな頭をこてりと倒し、キューが俺のお腹を見ている。
もしかすると、仲間の声に似ていたからかもしれない。
帰ってきて、いきなりお腹が鳴るってどうよ。
『(・ω・)ノ ご主人様らしいー』
点ちゃん、俺のこと食いしん坊だと思ってないか?
リビングから庭に続く引き戸ががらりと開くと、ナルとメルが跳びだしてきた。
「「パーパ!」」
凄い勢いで突っこんできた二人を、点魔法の助けを借り、やっとのことで受けとめる。
ぱたぱたとスリッパの音をさせ、ルル、コルナ、コリーダが庭に出てくる。
「シローさん!」
「お兄ちゃん!」
「シロー!」
ナルとメルの上から覆いかぶさるように、三人が俺に抱きつく。
方向も時間も分からぬ異空間の中で、彼女たちの光に導かれ、命を救われたことを伝え、そのお礼を言おうとしたが、感極まった俺は何も言葉にできなかった。
「シロー、おかえり」
ルルたちの後ろに、冒険者姿のリーヴァスさんが、微笑を浮かべ立っていた。
「みんな、ただいま」
俺はやっとそれだけ口にすると、みんなの温もりを感じながら、しばらく立ちつくしていた。
――――――――――――――――――
第12シーズン『放浪編』終了、アルファポリスでの『ポータルズ』の公開はここまでです。第13シーズン『招き猫と冒険者編』以降は、【小説家になろう】で、最終版は【カクヨム】でどうぞ。
アルファポリスでは、近く『俺のスキルは【中二病】』をお送りする予定です。
0
お気に入りに追加
332
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(6件)
あなたにおすすめの小説
5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。
異世界でのんびり暮らしてみることにしました
松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
前世の記憶さん。こんにちは。
満月
ファンタジー
断罪中に前世の記憶を思い出し主人公が、ハチャメチャな魔法とスキルを活かして、人生を全力で楽しむ話。
周りはそんな主人公をあたたかく見守り、時には被害を被り···それでも皆主人公が大好きです。
主に前半は冒険をしたり、料理を作ったりと楽しく過ごしています。時折シリアスになりますが、基本的に笑える内容になっています。
恋愛は当分先に入れる予定です。
主人公は今までの時間を取り戻すかのように人生を楽しみます!もちろんこの話はハッピーエンドです!
小説になろう様にも掲載しています。
7個のチート能力は貰いますが、6個は別に必要ありません
ひむよ
ファンタジー
「お詫びとしてどんな力でも与えてやろう」
目が覚めると目の前のおっさんにいきなりそんな言葉をかけられた藤城 皐月。
この言葉の意味を説明され、結果皐月は7個の能力を手に入れた。
だが、皐月にとってはこの内6個はおまけに過ぎない。皐月にとって最も必要なのは自分で考えたスキルだけだ。
だが、皐月は貰えるものはもらうという精神一応7個貰った。
そんな皐月が異世界を安全に楽しむ物語。
人気ランキング2位に載っていました。
hotランキング1位に載っていました。
ありがとうございます。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
せっかく転生したのに得たスキルは「料理」と「空間厨房」。どちらも外れだそうですが、私は今も生きています。
リーゼロッタ
ファンタジー
享年、30歳。どこにでもいるしがないOLのミライは、学校の成績も平凡、社内成績も平凡。
そんな彼女は、予告なしに突っ込んできた車によって死亡。
そして予告なしに転生。
ついた先は、料理レベルが低すぎるルネイモンド大陸にある「光の森」。
そしてやって来た謎の獣人によってわけの分からん事を言われ、、、
赤い鳥を仲間にし、、、
冒険系ゲームの世界につきもののスキルは外れだった!?
スキルが何でも料理に没頭します!
超・謎の世界観とイタリア語由来の名前・品名が特徴です。
合成語多いかも
話の単位は「食」
3月18日 投稿(一食目、二食目)
3月19日 え?なんかこっちのほうが24h.ポイントが多い、、、まあ嬉しいです!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
とても面白く更新を楽しみにしてます、点ちゃんとのやり取りやナルとメルがお気に入りです。
感想ありがとうございます。
『✨(・ω・)ノ ありがとうー!』
P.S
一通目と二通目は別人です。
ちなみに二通目が本人です。
点ちゃんの軽さがなかなか面白いですね。
これからも頑張ってください!
ありがとうございます。点ちゃんが褒められると嬉しいなあ。
p(≧▽≦)q くぅ~、ほめられちゃった。ありがとうー。 ←興奮中の点ちゃん