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一章
合同授業【使い魔編 柴犬と猫】
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飛び込んできた柴犬は、その勢いのまま大口を開けてシルベルちゃんに飛びかかった。
まさかのシルベルちゃん誤飲未遂再び!!?
咄嗟に動こうときた俺は相変わらず鈍臭く、実際に体が動いたのはポピールが柴犬を捕まえた後だった。
「おいニックっ!!急に走っていったと思ったら何してるんだ!」
目尻を吊り上げて柴犬を抱き上げたまま叱るポピール。
柴犬、ニックか。ニックは叱られたからか尻尾がしゅんとしなしなになり、わふぅん、と弱々しげに鳴いていた。
元気な子を召喚したんだなぁ、あはは。
「すんませんっ!!急に走り出しちまって!!」
髪がボサボサになるほど勢いよく頭を下げて謝るポピールの横で、ニックも頭を下に向けてしゅんとしている。
齧られかけた当の本人、本魚?のシルベルちゃんは特に何もないらしい。ひらひら、フランネル先輩の周りを優雅に飛んでいる。
ひらひらしてるから、こう、飛びつきたくなっちゃったんだな、とシルベルちゃんを見ながら思った。
「…………………………気にするな。」
「本当にすみません……!」
わふぅわん、ニックもポピールの横で申し訳なさそうに鳴いた。
なんだかフランネル先輩は謝られ続ける方が申し訳なくて困りそうだ。
ああ、実際に謝られ続けてるフランネル先輩の眉が八の字に…。
なんか話逸らせないかな…。
思った矢先に、デュリオール先輩のことを思い出す。
「デュリオール先輩は使い魔居るんですか?」
「ああ、僕の使い魔は飛べる子でね、ちょっと空にいるんだ。呼ぼうか。
後二人とも、取り敢えず座ったらどうだい。」
「はい!すみません!」
「……………………。」
近くにあった席に集合すれば、何故か立ったまま腕を差し出したデュリオール先輩。
キュイーー!!
甲高い鳥の声と共にデュリオール先輩の腕に降り立ってきた一羽。
バサリと広がる羽の裏側は白く、表は淡い金色だ。
「彼女はライラ。断りなく触ったりとか、無理やり近づいたりすると攻撃されるから気をつけてね。」
「「はい!」」
「すげぇ、かっけぇー。」
……なんか、既視感が…?
ポピールの歓声と、デュリオール先輩の少し物騒な紹介を聞きながら、既視感に襲われる。
とりあえず拍手してるけど、なんか、見たことあるような?そんなに鳥詳しくないからメジャーなやつだと思うんだけど。
キリッとした眼力の強い金の目が此方を見る。
あ、鷲だ、なんかちょっと色味違うけど鷲だあれ。
思い出せてすっきりした。
「はい、じゃあ僕の使い魔も紹介したことだし、使い魔との関わり方について説明しようか。」
俺がすっきりしていた間にも話は進む。
「まず、使い魔は魔法石の状態に戻すことができる。
ちょっと戻すね、ライラ。」
キュイ
「【リターン】」
ころん、とデュリオール先輩の手の中に透明な魔法石が乗る。
「呪文は【リターン】、呼ぶ時はまた【コール】と言えばいいよ。
ただ、戻す時は一言使い魔に伝えてからにしようね。使い魔の子も驚いて嫌われてしまうかもしれないから。」
ふふふ、と笑い混じりにそう言って、もう一度ライラちゃんを呼び戻す先輩。
「あとは、使い魔の嫌がることはしない、させないようにすること。
君たちはもちろんだけど、周りの人はその子たちの言葉がわからないからね。
きちんと説明したり、そもそも近づけないようにしたりとか、対策を考えるように。
僕の場合は、人の多い所で出したりとかはしないようにしてる。今みたいな時は上空を好きに飛ばせてるよ。」
そう言って優しくライラちゃんを撫でる先輩は、しっかりと信頼関係が築けているみたいだ。触っても大人しく、というかむしろ嬉しそう。
「最後に、契約についての注意だけど…、既に契約してるみたいだし、あまり必要は無さそうだね、二人とも。」
「!ユーリスも契約済みなのか?」
「ポピールもさっき名前を呼んでたと思ったけど、そうだったんだね。」
脱力したように笑うデュリオール先輩の言葉に反応して、二人で顔を見合わせる。
にかっ、と笑ったポピールは、ニックを抱えて胸の位置くらいまでにあげた。
「こいつはニック!小っせえ頃からの相棒なんだ。大分食いしん坊なやつだから、食事中とかは気をつけてくれ。」
わんっ!
元気よく鳴くニックは、人懐こいのかポピールに抱っこされているのが嬉しいのか、ぶんぶんと尻尾を振っている。
かわいい、またカイとは違った愛嬌がある。
「よろしくニック。俺はユーリス、この子はカイだよ。会ったばかりで好き嫌いはよくわからないんだけど…。」
《嫌な時は威嚇するよ!》
「嫌な時は威嚇するらしいから、威嚇されたらやめてあげてね。」
「おう、わかった!よろしくな、カイ。俺はポピールだ。」
《よろしくしてあげなくもないよ。》
ふんす、と胸を張るカイは猫らしくツンデレらしい。猫は飼ったことないから実際のことは知らないけど。
可愛くてよしよし撫でておけば、ごろごろと喉が鳴った。
ごろごろ音は聞こえるけど、話してる時とか他の人にはどう聞こえてるんだろ、にゃあとか聞こえてるのかな。
それなら俺も聞きたいなあ。
「仲がよさそうでなにより。
二匹目とかも契約できるし、説明しておくね。
契約をする時は名前をつけるだけでいいけど、無理やりしたりすると抵抗や反発が起きて召喚に使った魔法石が割れるよ。
そうすれば二度と呼ぶことはできないから、契約したいなら頑張って気に入られようね。
説明はこれくらい。」
へえ、やっぱりちゃんと逃げる手段はあるんだ。
俺もカイに嫌われたら悲しいし頑張ろう。
もふもふとカイを撫で回しながら思った。
「あ、そうだ、これを渡しておかないと。学園支給の魔法石入れだよ。
傷とかがつかないように入れておく物だね。
後から自分でオリジナルを用意してもいいし、ずっと使い魔を出しっぱなしでこれを使ったことない、って人も居るね。
魔法石を会せば呼ばなくても使い魔と意思疎通ができるから、使い魔が遊んで欲しい時とかは呼んで遊んであげたりしてね。」
魔法石ってそんな携帯電話みたいな感じなんだ。
というかさっきから情報量が多いなあ。覚えられるかな。
そうしょっぱい気持ちになりながら魔法石入れを貰う。
魔法石入れは支給品らしく紺色の無地でシンプルな物だ。
それと、カイを見比べる。
きゅるん、とまんまるな目と視線が絡まった。
…オリジナル、とまではいかなくとも、もうちょい頑丈そうなのを買おう。
もう既に、大分カイに情が湧いている俺であった。
かわいいから仕方ない。
まさかのシルベルちゃん誤飲未遂再び!!?
咄嗟に動こうときた俺は相変わらず鈍臭く、実際に体が動いたのはポピールが柴犬を捕まえた後だった。
「おいニックっ!!急に走っていったと思ったら何してるんだ!」
目尻を吊り上げて柴犬を抱き上げたまま叱るポピール。
柴犬、ニックか。ニックは叱られたからか尻尾がしゅんとしなしなになり、わふぅん、と弱々しげに鳴いていた。
元気な子を召喚したんだなぁ、あはは。
「すんませんっ!!急に走り出しちまって!!」
髪がボサボサになるほど勢いよく頭を下げて謝るポピールの横で、ニックも頭を下に向けてしゅんとしている。
齧られかけた当の本人、本魚?のシルベルちゃんは特に何もないらしい。ひらひら、フランネル先輩の周りを優雅に飛んでいる。
ひらひらしてるから、こう、飛びつきたくなっちゃったんだな、とシルベルちゃんを見ながら思った。
「…………………………気にするな。」
「本当にすみません……!」
わふぅわん、ニックもポピールの横で申し訳なさそうに鳴いた。
なんだかフランネル先輩は謝られ続ける方が申し訳なくて困りそうだ。
ああ、実際に謝られ続けてるフランネル先輩の眉が八の字に…。
なんか話逸らせないかな…。
思った矢先に、デュリオール先輩のことを思い出す。
「デュリオール先輩は使い魔居るんですか?」
「ああ、僕の使い魔は飛べる子でね、ちょっと空にいるんだ。呼ぼうか。
後二人とも、取り敢えず座ったらどうだい。」
「はい!すみません!」
「……………………。」
近くにあった席に集合すれば、何故か立ったまま腕を差し出したデュリオール先輩。
キュイーー!!
甲高い鳥の声と共にデュリオール先輩の腕に降り立ってきた一羽。
バサリと広がる羽の裏側は白く、表は淡い金色だ。
「彼女はライラ。断りなく触ったりとか、無理やり近づいたりすると攻撃されるから気をつけてね。」
「「はい!」」
「すげぇ、かっけぇー。」
……なんか、既視感が…?
ポピールの歓声と、デュリオール先輩の少し物騒な紹介を聞きながら、既視感に襲われる。
とりあえず拍手してるけど、なんか、見たことあるような?そんなに鳥詳しくないからメジャーなやつだと思うんだけど。
キリッとした眼力の強い金の目が此方を見る。
あ、鷲だ、なんかちょっと色味違うけど鷲だあれ。
思い出せてすっきりした。
「はい、じゃあ僕の使い魔も紹介したことだし、使い魔との関わり方について説明しようか。」
俺がすっきりしていた間にも話は進む。
「まず、使い魔は魔法石の状態に戻すことができる。
ちょっと戻すね、ライラ。」
キュイ
「【リターン】」
ころん、とデュリオール先輩の手の中に透明な魔法石が乗る。
「呪文は【リターン】、呼ぶ時はまた【コール】と言えばいいよ。
ただ、戻す時は一言使い魔に伝えてからにしようね。使い魔の子も驚いて嫌われてしまうかもしれないから。」
ふふふ、と笑い混じりにそう言って、もう一度ライラちゃんを呼び戻す先輩。
「あとは、使い魔の嫌がることはしない、させないようにすること。
君たちはもちろんだけど、周りの人はその子たちの言葉がわからないからね。
きちんと説明したり、そもそも近づけないようにしたりとか、対策を考えるように。
僕の場合は、人の多い所で出したりとかはしないようにしてる。今みたいな時は上空を好きに飛ばせてるよ。」
そう言って優しくライラちゃんを撫でる先輩は、しっかりと信頼関係が築けているみたいだ。触っても大人しく、というかむしろ嬉しそう。
「最後に、契約についての注意だけど…、既に契約してるみたいだし、あまり必要は無さそうだね、二人とも。」
「!ユーリスも契約済みなのか?」
「ポピールもさっき名前を呼んでたと思ったけど、そうだったんだね。」
脱力したように笑うデュリオール先輩の言葉に反応して、二人で顔を見合わせる。
にかっ、と笑ったポピールは、ニックを抱えて胸の位置くらいまでにあげた。
「こいつはニック!小っせえ頃からの相棒なんだ。大分食いしん坊なやつだから、食事中とかは気をつけてくれ。」
わんっ!
元気よく鳴くニックは、人懐こいのかポピールに抱っこされているのが嬉しいのか、ぶんぶんと尻尾を振っている。
かわいい、またカイとは違った愛嬌がある。
「よろしくニック。俺はユーリス、この子はカイだよ。会ったばかりで好き嫌いはよくわからないんだけど…。」
《嫌な時は威嚇するよ!》
「嫌な時は威嚇するらしいから、威嚇されたらやめてあげてね。」
「おう、わかった!よろしくな、カイ。俺はポピールだ。」
《よろしくしてあげなくもないよ。》
ふんす、と胸を張るカイは猫らしくツンデレらしい。猫は飼ったことないから実際のことは知らないけど。
可愛くてよしよし撫でておけば、ごろごろと喉が鳴った。
ごろごろ音は聞こえるけど、話してる時とか他の人にはどう聞こえてるんだろ、にゃあとか聞こえてるのかな。
それなら俺も聞きたいなあ。
「仲がよさそうでなにより。
二匹目とかも契約できるし、説明しておくね。
契約をする時は名前をつけるだけでいいけど、無理やりしたりすると抵抗や反発が起きて召喚に使った魔法石が割れるよ。
そうすれば二度と呼ぶことはできないから、契約したいなら頑張って気に入られようね。
説明はこれくらい。」
へえ、やっぱりちゃんと逃げる手段はあるんだ。
俺もカイに嫌われたら悲しいし頑張ろう。
もふもふとカイを撫で回しながら思った。
「あ、そうだ、これを渡しておかないと。学園支給の魔法石入れだよ。
傷とかがつかないように入れておく物だね。
後から自分でオリジナルを用意してもいいし、ずっと使い魔を出しっぱなしでこれを使ったことない、って人も居るね。
魔法石を会せば呼ばなくても使い魔と意思疎通ができるから、使い魔が遊んで欲しい時とかは呼んで遊んであげたりしてね。」
魔法石ってそんな携帯電話みたいな感じなんだ。
というかさっきから情報量が多いなあ。覚えられるかな。
そうしょっぱい気持ちになりながら魔法石入れを貰う。
魔法石入れは支給品らしく紺色の無地でシンプルな物だ。
それと、カイを見比べる。
きゅるん、とまんまるな目と視線が絡まった。
…オリジナル、とまではいかなくとも、もうちょい頑丈そうなのを買おう。
もう既に、大分カイに情が湧いている俺であった。
かわいいから仕方ない。
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