【R18】君に触れる、全てのものから

すぐる

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第1部

*悪い子だね ー8ー

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血流が滾り、臍まで反り返る勃起したペニスを根本まで咥え込み、身体全体で深く下から突き上げられる度に宮原は胴震いし、肌を粟立たせる。
沢海に触れられる感覚だけが鋭く尖り、それは濃密なセックスで柔らかく蕩けるアヌスも同様に過敏に反応してしまう。

沢海に最奥まで注がれた精液が垂れ、緩んだアヌスがヒクヒクと痙攣を繰り返し、沢海のペニスを優しく食む。
乱暴な腰振りを繰り返されても、全身を震わせながら健気に足を絡め、沢海の背中にしがみつき、与えられる快感を受け入れる。

沢海は膝を立てると浮き上がる宮原の腰を押さえ付け、態とゆっくりと挿入を繰り返す。
執拗な行為でアヌスが爛れ、太い雁首の凹みが肉を広げ、葉脈のように血管が膨らむ陰茎が直腸の襞を擦り、空っぽの精嚢を揉んでも固く収斂してしまう様子を沢海は熱に浮かされたように見詰める。

「…ぁ……っあ…ん・・・ふ、ぅ…
あぁ、ん……や、ぁ……
・・声、で…出ちゃう……
なお、や………直哉ぁ……」
「…キス…しよ…
こっち、向いて」

沢海に背中を支えられ、宮原が身体を捩ると挿入されたアヌスからドロリとした濃密な精子が漏れ、閉じた目蓋が震えてしまう。
それでも宮原は上向くと溜息のような甘い呼吸を紡ぎながら沢海の頬に触れ、唇を寄せる。

『直哉…』と声にならない口唇の揺らぎは沢海を狂わせ、涎が垂れる舌を無遠慮に宮原の口内へ挿入し、口蓋から咽頭へと深く舐める。
反射的に拒絶する宮原の身体を床に押し倒し、首根の後ろに手を回すと顎を上げ、大きく口を開かせる。
奥へ引っ込む舌を呼気を吸いながら引き摺り出すと沢海は自らの口内へ含み、甘噛み、たっぷりの唾液を垂らしながら絡ませていく。

「…悠の舌、甘くて、柔らかいね。
気持ち、いいね…
…あぁ…もっと…
もっと……欲しい、よ…」

沢海の求める事を叶える為に宮原は顔を傾け、舌を伸ばし、汗で濡れる沢海の髪を掻き毟ると引き寄せ、唇を重ねる。
お互いの熱い舌を味わい、歯列をなぞり、性感帯でもある口蓋を執拗に舐め、滴る唾液を啜る。

呼吸さえも奪われてしまうような激しい口付けに宮原は長い睫毛を震わせ、放置されたままのペニスをやんわりと握り込まれる。

「…や、やめ……やめて……
手、離し…て…
一緒に…されると…おかしく…なっちゃ…う…」
「悠のチンポ、擦ると…
…ギュッって、締め付けてくるんだよ…
気持ち、いいの……オレだけ?
ーーーねえ?
一緒に、イっちゃう?」

沢海の手の中で陰茎を扱かれるが限界まで射精を繰り返した為に亀頭の包皮を爪で剥かれても宮原のペニスは勃起する事はなく、柔らかく萎む。
その反面、宮原の身体へ僅かな愛撫を与えるだけで全身を貫く激しい刺激に苛まれ、快感の奴隷と化する。

沢海は精液に汚れるペニスに触れる度に、捲れたシャツの隙間から見える小さな乳首を噛む度に、耳元で告白の言葉を囁く度に、ゆっくりと腰を動かす。
結腸の奥を突く激しい律動ではなく、物足りなさで焦れる程に緩慢な律動を与えられ、宮原は下腹を押さえてしまう。

「…っあ、ん・・・やあぁぁ…
ん、ん、ぁ……はぁ…ぁあ、ん…
ーーーそれ、ダ…メ…ぇ……
ああぁ、ぁ……ぅ…」

身体の奥底に秘し隠していた欲情を暴かれ、宮原は止める事が出来ない甘い喘ぎ声に混乱してしまう。

沢海は正常位の体制から宮原の小さい尻を抱えると火脹れのように爛れているアヌスを撫で、肉襞に噛まれていたペニスをズルリと引き抜く。
そして、宮原のアヌスが震えながら口を閉ざそうとすると、再び亀頭を押し当てる。
軽く腰を上下に動かしただけで雁首の凹みまで、ずっぷりと咥えられ、沢海は極上の笑顔を浮かべながら宮原の顔を見詰める。

「オレも限界かも…
でも、まだイキたくないから…
…ゆっくり、腰、振ってていい?
悠のチンポ、もう精液が空っぽだから…
お腹の中だけで、感じて。
ーーー悠…
もっと、イっていいよ…」

滑る直腸の襞が勃起するペニスに絡み、前立腺の丸みを追い、そのカーブに沿って亀頭が入り込む。
優しく、深く抉りながら直腸の柔らかさを楽しみ、更にその奥へと挿入する。

亀頭が肉の壁を小突くと沢海は高く腰を上げ、一度だけ強く腰を振り、最奥にある狭い結腸までペニスを飲み込ませる。
グボッという卑猥な音と共に押し潰された亀頭が嵌り、容赦なく絞り上げられる陰茎に沢海は尻を引き攣らせながら射精をし、たっぷりの精液を注ぎ込む。

「…悠の中、キツくて…
狭くて…
ーーー本当、気持ち…いいね…
いっぱい出して…いい?」

結腸の襞に逆らいながら、今度はペニスを挿入した倍の時間を掛けてゆっくりと腰を引く。
そして、宮原の恥骨を押さえ、再び結腸まで力強く貫くと中でペニスが撥ねるのを感じる。
精液の絡む陰毛を擦り付けるように腰を回しながら動かし、恥骨をトントンと軽く叩くと宮原は硬直と弛緩を繰り返し、深い絶頂に浸る。

「・・・あぁ、ああぁ……
それ、や…だぁ…
……止ま…な、い……止まん、ない… 
ああぁ、ん……イ、くぅ・・・
…ひっ…ぅう……」

沢海は宮原の強張る両腕を掴むと床に押し開き、ぷっくりと膨らむ乳首を咥え、甘噛み、口唇を窄めて吸い上げる。
唾液を垂らしながら乳首を下から舐め、勃起する肉粒を押し潰し、穿り、遊ぶ。
乳暈の根本から摘み、親指と人差し指で挟み込むように縒ると宮原はとうとう泣き声を上げてしまう。

「…は、ああっ・・・う、ぅ…ん…
あ、ぁ…ぁぁ……
…い、イクっ…
ーーーまた、イっちゃ…う……よぉ…」

沢海から与えられるオーガズムを何度も味わい、全身の性感帯を剥き出しにされ、痙攣だけが残る。
身体中に散る濃密な愛撫に体温が跳ね上がり、意識さえ霞んでしまう。

尿道が空っぽの陰嚢から精液を出そうと口を開け、蠕動するが一滴の僅かな雫さえも出る筈もなく、股間に疼くような射精感だけが残る。
止まらない絶頂に宮原は全身を震わせ、沢海の緩慢な行為に切ない声を上げてしまう。

泥沼の快感に蕩ける宮原の背中を沢海は腕に抱き、耳元で満足気に囁く。

「…悠の中…
オレの精液でパンパンだね。
もっと、もっと…
…精液で、いっぱいにするよ?」

鼻先を擦る距離で見詰められ、宮原は視線を外す事も出来ずに夢中で頷く。
さざめく水面のように宮原の眸の中は濡れ、吐息と共に目蓋を閉じると唾液と涎で汚れた紅唇に口付けられる。
宮原は切なく喘ぎながら沢海の胸元にしがみ付き、自堕落に耽け、快楽に没頭する。

「…は、はや……早くっ……
やだ……は、ぁ……んっ・・・
・・・だ、出して…
いっぱい、出して……も、ぅ……早くぅ!
…あぁぁ…」

正気と狂気の狭間で宮原は自我を維持する事さえ出来ず、焼き切れてしまう寸前の意識だけで沢海を求める。
張り詰めた糸が撓む瞬間でさえ、沢海は宮原のアヌスへ精液をたっぷりと注がれ、前立腺を抉られ、結腸を乱暴に突かれ、絶頂の高みへと引き戻されてしまう。
宮原は足の指をクッと丸めたまま、口を大きく開け、声にならない喘ぎを上げる。

繰り返し何度も打ち寄せるオーガズムに狂わされ、沢海のペニスを美味しそうに食むアヌスが緩やかに窄む。
処女のような媚肉の硬さと柔らかさに沢海のペニスを根本から噛まれ、上下の律動を刻む事さえ難儀になってしまう。

無意識とはいえ、宮原からの甘い抵抗に沢海は深く息を吐き、射精を堪える。
そして、宮原の腰骨を掴むと自らのペニスを無理矢理引き抜き、ぐったりと寝そべる宮原の顔面へと精液をぶちまけた。
ダラダラと長く続く射精に沢海は未だに下腹まで反り返る陰茎を扱き、2度、3度と吐精をする。

震える目蓋の上を、淡く上気する頬を、情欲に溺れる唇を、汗で濡れる濡羽のような髪を沢海は精液で汚し、うっとりと呟く。

「…あはっ…
ごめんね。
精子、かけちゃった」

厚顔に悪びれる様子もなく、沢海は浮き出る血管に沿って陰茎を強く扱き、尿道に残る残滓を全て掻き出していく。
尿道口からドロリとした精液の塊が溢れ、糸を引きながら宮原の口唇へと落ちる。

失神寸前のセックスは身体の限界を疾うに達し、目蓋を開けられない程の極度の疲労に宮原は口元に伝わる粘液の感触を察し、それを嚥下する。
口元から零れた精液を手で掻き集め、舌を伸ばし、指先に絡む未だに濃厚な精液を態とらしく水音を立て、味わう。

宮原は目を閉じていても沢海の視線を感じ取り、沢海が喜悦するような淫猥な行為をすれば、この非常識なセックスが終わるのだと盲信する。
沢海との初めてのセックスで気絶するまで身体を愛され、再び意識を失いそうになる感覚を避けようとする。
何も考えられなくなる程の激しいセックスに狂わされ、それでもこの場所が学校の構内である事を宮原は意識の奥底で強く認識しようとする。

ゆっくりと深く溜息を吐く宮原を愛おしそうに見詰め、汗で乱れた黒髪を梳きながら何度も優しく口付けを落としていく。
そして、顔射した精液を犬のようにペロペロと舌で舐め取り、宮原は擽ったさに肩を竦めてしまう。

すると沢海は宮原の背けた顔を引き戻し、戦慄く歯列に指を入れて口内の隙間を作ると舌を入れる。
先程の射精した体液を舌の上に口移しで次々と注がれ、宮原は独特の生臭さと粘りに一体自分が何をされているのか理解する。

「んんんっ!
…いやぁ…んっ・・・や、め…
ん、んぅ…」

嬌声を上げた瞬間にドロリとした精液の塊が舌根を滑り、咽頭が上下に動き、嚥下をする。
宮原は覆い被さる沢海のシャツを引っ張り、腕の中から逃れようとするが非力な抵抗に沢海はニヤリと笑った。

「オレの精子、飲んじゃったね。
ーーー美味しい?」

溢れそうな涙を必死に堪え、安穏とする沢海を睨み付けるが揶揄われるように再度、萎んだままのペニスを握られる。
亀頭を摘まれ、尿道口を指先で揉まれ、悪戯に陰茎を扱かれる。

「んあっ!
…も、う・・・やだ、ぁ…
はあ、ぁぁ…ぁ……ん、ぅ……
…や、やめ、て…よぉ…
触っちゃ……ダメ、ぇ…」
「やっぱり、精液……出てないね?」

独語を呟きながら宮原の股間を覗き込み、膝裏に手を入れ、両膝を開き、卑猥に蠢くアヌスを晒す。
沢海の視線を感じるのか、アヌスが口を閉じようとすると僅かな綻びを見付け、人差し指を入れる。
そのまま前後に動かし、肉壁を擦りながら根本まで挿入すると前立腺の痼りに触れ、コリコリと転がす。

身体を捩り、嫌がる宮原を上から押さえると沢海はアヌスの襞をぐるりと引っ掻き、2本、3本と指を増やす。
既に柔らかな穴は宮原の呼吸と同じ早さで伸縮をしながら肉を広げ、沢海は奥へ、奥へと指を咥えさせる。
3本の手指の圧迫に加え、指の隙間を伝わせながら更に唾液を注ぎ、宮原は泣きながら狼狽える。

「…入れ、な…いで…
あ、やぁ……やぁぁ……
やだぁ……もう、やだ……
…んっ…、はぁ……はぁ、ん…」
「オレ…まだ、出そうなんだよ…
悠の中で、出していい?
チンポ、入れていい?
ーーー入れたいよ…」

沢海の我儘な言葉に怯え、身体を丸めて拒絶を表してみても皺の伸び切るアヌスからゆっくりと指を抜かれ、亀頭の大きさまで口を開けられる。
まだ肉を食んでいない空洞がグチュ、プチュと腐った果実が潰れるような音を立て、物欲し気に蠢く。
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