【R18】君に触れる、全てのものから

すぐる

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第1部

*悪い子だね ー6ー

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沢海は腰を下から突き上げるように動かし続け、亀頭が前立腺の膨らみを見付けると、その箇所を何度も雁首でコリコリと擦る。
勃起した陰茎を根本からしっかりと咥え込み、窄まる狭いアヌスを限りなく広げ、律動を重ねる度に満たされていた精液と唾液が漏れ出てくる。
体液が潤滑剤として摩擦を和らげ、敏感な性感帯を深く抉っていく。

「…お、大っきい、よぉ…
い、やぁ……あ、ん…
…む、り・・・もう、無理ぃ…」

酷く甘い嬌声で訴えてくる宮原の言葉は沢海までも恍惚とさせ、目眩のように傾いでしまう。
情欲の坩堝に陥り、勃起が更に高まっていくと宮原のアヌスの皺を伸び切る程に圧迫し、前立腺を突き抜く。

僅かな痛みと深い快感を同時に味わう宮原は沢海の背中に必死に爪を立てると、沢海は宮原の身体を抱え直し、小振りな尻を鷲掴んだまま激しく上下に揺さぶる。
熟れた果実が潰れたような音がアヌスから何度も漏れ、宮原は粗相をしたのかと錯覚し、頭を振る。

「オレのチンポ、大きい?
でも、さ……全部、上手に咥えてるよ。
…段々、エッチな身体になっていくね」

駅弁という体位で宮原を犯すペニスが狭い直腸の中でビクビクと反応し、精液を注ぎ込みたいと膨らみを増していく。

宮原の身体を揺さ振る度に切なく見開く眸の上に涙が溢れ、上気する頬を伝っていく。
その快感の泥沼に溺れる身体を情欲のまま陥れ、お互いの下腹の間に挟まれている宮原のペニスが何度も押し潰されてしまう。

勃起した陰茎を包皮ごと擦られ、亀頭を摺り合わされ、乱暴な愛撫に閉じきらない尿道口から精液が垂れていく。
どろりとした粘着のある真っ白な精液が色素を失い、無色透明な体液に変わると性器全体が過敏に反応し、震え出していく。
陰嚢で蓄えられていた精液を全て撒き散らかしてしまうのか、萎える猶予もないペニスが再び重く、芯を擡げていく。

直腸の奥に隠れた敏感な前立腺を沢海のペニスが容赦なく何度も、何度も抉り、剥き出しの快感を伝えていく。
それと同時に宮原は背筋を這い上がってくるザワザワとした感覚に苛まれる。

「…ひっ、あぁ…
…っ、やっ……だ……やぁ……
ま、って……待ってぇ…
・・・だ、め……や、ぁぁん…
…や、だぁ・・・あ……あ……あぁっ!」

宮原は沢海の首に両腕を巻き付けるように抱き付くと歯を鳴らしながら、ビクリと大きく身体を揺らす。

尿道口から飛び散るような激しい射精が頭の中が焼き切れるような緩慢な射精に変わり、尿道管が熱を持ち、疼く。
力のない吐精に宮原のペニスは半勃起したまま、トロトロと精子を垂れ流し、差し迫るドライオーガズムに怯えてしまう。

「…もぅ……イって、る……
イッ…てる…からぁ・・・
ーーーあ、ぁ……はあぁ、ぁん……
…やぁ……やぁああ……」
「悠…可愛い…
いっぱい、イッてるね?
気持ち良い?
…オレも、気持ち良いよ…」

全身を激しく揺さ振られながら吐息と共に耳元で囁き、柔らかい肌理に口唇を寄せ、表皮をざらりと舐ると仰け反る首筋に鳥肌が浮かぶ。
その従順な反応に沢海は満足そうに笑み、深く、強く、そしてゆっくりと腰を回し、爛れたアヌスの温もりに浸る。

痙攣をする結腸にまで響く沢海のペニスは宮原の身体の奥底まで犯し、引き上げられたままの快感が更に深い快感を呼び覚ます。
薄い腸壁を通して、勃起したペニスを感じる度にピンと張り詰めた感覚が全身を束縛し、肌の上を伝う汗さえも痛みに似た痕を残す。

「……抜い、て……抜いて、ぇ……
もう、無理……
…もう……ん、あっ……はぁ、ァ……」

研ぎ澄まされていく官能は純粋過ぎる程に無垢で
あり、何度も射精を繰り返しても清々とした解放感を味わえない。

セックスという行為を通して宮原は沢海の鍛えられた肉体を撫で、皮膚の下の鼓動を感じ、激しい熱に触れる。
沢海の腰に巻き付いていた両足が激しい律動で緩み、上下に揺さ振られる度に内腿が引き攣り、爪先まで痺れが迫る。

摩擦で腫れたアヌスからだらしなく精液が溢れ、ぐちゅぐちゅと水音が立つ。
だが、切なく悶え苦しむ宮原のペニスは攣縮するだけで尿道口が閉じる事が出来ず、股間が重怠く疼く。

「あれ?
精液、出なくなっちゃった?
…あぁ、そうか…
空イキした?」
 
強張る指先が爪を立てながら沢海の首に必死に掴まり、荒く乱れる呼吸が喘ぐように吐き出され、力の入らない身体が沢海に凭れる。
沢海は未だに長大なペニスを挿入したまま宮原の小さな尻を揉み、何度目かの腰振りを始めようと深く突き上げると宮原の上肢が傾げ、倒れ込んでしまう。
寸前で宮原の身体を抱え直すと沢海はそのまま床に座り、宮原自身が動かせずにいた手足をゆっくりと解き、再び自らの身体に絡ませる。

自重で沢海のペニスを最奥まで咥えさせられ、アヌスの開き具合を確かめられるように沢海の指先が這い、宮原の目蓋がゆっくりと開く。

「…もう……しない、で…
やめ、て…
…おね…が、い・・・お願、い…
な、おや……直哉ぁ…
ーーー痛い、から…
もう……やめて、よぉ…」
「嘘、言うなよ…
気持ち良過ぎて、訳分かんないだけだろ?
…大丈夫だよ…
ここの中の精液が空っぽになっただけだから…
ーーーこのまま、まだ何回イケるかな?」
「…やっ……やだ…
ダメ……ダメぇ…
触っちゃ、ダメだ…よぉ…」

お互いの下腹の間で僅かに勃起している宮原のペニスを擦り、包皮に隠れていた亀頭を剥き出した瞬間、沢海は顔を上げる。
周囲に視線を巡らすと耳を澄まし、宮原の喘ぐ口元に人差し指を押し当てる。

「…悠…
声、立てないで…
…動かないで…」
「ーーーや、やだぁ……
無理ぃ…
…いやあぁ……ん、んっ…」
「…静かにして…
黙って…」

リノリウムの廊下を歩く足音が聞こえ、沢海は駄々を捏ねる宮原の背中に片腕を回し、胸の中に抱き締め、今度は片方の手で口元を塞ぐ。
激しいセックスの所為で呼吸が早まっているにも関わらず勝手に制限をされ、宮原は沢海の手を引き剥がそうと上肢を捻り、躍起になる。

「…良い子だから、動かないで…ね?」

突然に口元を塞がれた素因も分からずに拘束され、激しく抵抗をしようと腕を振り上げた瞬間、2人のいる地域資料室の扉がガラリと開いた。

「あれ?
電気が点いてる」

見知らぬ他人の声に途端に宮原は驚愕の表情で強張り、息が詰まる。
不測の事態に直面し、極度の緊張感に縛られ、瞬刻に萎縮する全身がガタガタと震え出してしまう。
室内に整然と並ぶ本棚の隅を覗き込まれてしまえば簡単に視界に入ってしまう2人の存在に、宮原は沢海のペニスを深く咥え込んだまま一切の身動きを取る事が出来ずにいた。

身体の毛穴から冷や汗が吹き出し、粟立つ肌の上をベッタリと這い、露骨な不快感を残していく。
全身の関節が硬直し、僅かな弛緩さえも叶えられず、凝り固まる指先が空を掻く。
引き攣るように呼吸が止まると鼻腔の奥がツンと痛み、宮原は眉間に皺を寄せ、静かに目を閉じる。

「ーー!!ーー」
「……!!……」

常軌を逸した中、むず痒く過敏に反応を表すアヌスが沢海のペニスを咥え込んだまま、無意識に腰を蠢かしてしまう。
重く疼くアヌスの撓みを突然に止められる筈もなく、宮原は反射的に下肢に力を入れてしまい、沢海のペニスを緊く絞り込む。

淫らに滑るアヌスは陰茎を奥へ、奥へと蠕動させ、結腸の凹みで亀頭の膨らみを捏ねる。
柔らかい媚肉と精液に包まれるペニスは味わった事もない猛烈な圧迫に一瞬の我慢をする猶予さえ持てず、宮原の胎内へ大量の精子を注いでしまう。

それと同時に地域資料室の電気のスイッチがパチンと切れ、室内に薄闇が広がる。
扉が閉まり、僅か数秒間の出来事とはいえ、頭の中が煮え滾るような壮絶な快感に沢海の額に脂汗が滲む。

「びっくりしたね。
ーーーごめん。
我慢出来なくて…
中でいっぱい、出しちゃった」

宮原は未だに緊張する全身が硬く拘縮し、沢海の身体に絡ませた手足の痙攣を解けずに苦しんだ。
過敏に反応する下腹が波打ち、結腸まで圧していた沢海の精液が肉襞を伝っていく感覚が生々しく残る。
滑る精液が日焼けの少ない内腿を伝って流れ、宮原は背中を撓らせ、必死に堪える。

沢海のペニスは萎える様子を一切見せず、浮き出る血管が痼となって宮原の直腸を扱き、直接的な快感に宮原は声にならない悲鳴を上げる。

沢海は漸く宮原の口元を塞いでいた手を離し、濡羽色の長めの前髪を掻き上げると俯いた睫毛が酷く濡れている事に気が付く。
淡く染まる頬を包み、沢海は宮原の目蓋に口付けると途端にポロポロと涙を零した。

「ごめんね。
ーーー泣かないでよ。
ごめんね」

謝罪をするや否や沢海は下肢に温かい何かを感じ、胸の中で力なく脱力している宮原の身体を抱き起こす。
緩々と凭れた上肢を引くと宮原は不明瞭な意識を振り払い、そして、弾かれたように自らのペニスを手で握ってしまう。

沢海は狼狽する宮原の不自然な行為に首を傾げ、一度視線を下に落とすと宮原の手の中のペニスが小さく縮み、チョロチョロと失禁をしているのを眼前に見てしまう。

「ーーーあれ?
おしっこ、漏らしちゃった?」

下卑た笑いをニヤリと浮かべ、沢海は態とらしく高い声を立てる。
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