【R18】君に触れる、全てのものから

すぐる

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第1部

*悪い子だね ー2ー

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宮原は両手を拘束されたまま激しく啼泣し、我慢出来ずに溢れてくる涙を拭う事もなく、沢海へと罵声を浴びせる。

上半身はワイシャツを着ているがボタンは全て外され、インナーシャツは胸元まで捲れ、下半身は何の着衣はない。

下腹まで反り返るペニスは包皮が剥け、尿道口が壊れた蛇口のように精子を垂れ流し、陰茎を伝い、根本まで濡らしていく。
沢海の手枷を外そうと不自由な身体を使い、腰を捩ったり、足を蹴り上げたりするが鼠蹊部や薄い陰毛に精液を撒き散らすだけで、只管に沢海の視線を楽しませるだけだった。

感度の高まる宮原の身体は抵抗する僅かな身動きでさえも快感として擦り込まれ、満足に触れてもらえないペニスが射精を求め、小刻みに震える。

日焼けをした肌でも上気する頬が分かり、その上を涙痕が伝い、沢海はゆっくりと手枷を外すと宮原の頬を優しく包む。
そして、しゃくり上げる宮原の口元を閉じさせるように唇を柔らかく噛み、吐き出す言葉を舌で封じる。

「…しーっ…
静かに…
そんな大っきい声で、泣かないでよ…」
「だって…
…だって!
意地悪ばっかりするんだもんっ!
…もう、やだっ!
馬鹿っ!」
「…ったく、しょうがないな…」

宮原の足元にもう一度、跪くと小さく柔らかい尻を撫で、吸い付くような素肌の感触を確かめる。
丸みのあるラインを指先が這い、悪戯に揉み、宮原の尾骶骨を押す。
必然的に宮原は股間を前に突き出させる姿勢を取らされ、沢海の目の前に勃起したペニスを見せ付け、慣れない羞恥心に戸惑ってしまう。

「ほら、ちゃんと立って。
 良い子にして」
「…え…
 あ、やぁ……」

沢海は宮原の臀裂の隙間から左右に指を入れ、押し開くと収斂する会陰を指先でなぞり、固く窄まるアヌスを解していく。
強張る四肢を無理矢理弛緩させ、快感に従順な陰部を曝け出し、全身を蕩けさせる。

直腸の内側が綻び、ピンク色の肉が捲れると宮原の身体は勃起したペニスに触れてもらいたいと健気に訴えてくる。

沢海は答えるように目の前で震える陰茎を手の中で優しく握り、下腹まで更に反り返していく。
そして、垂れ下がる陰嚢を見付けると口を大きく開け、片方の睾丸を咥える。

噛み付くように上下の歯で持ち上げ、美味しそうにしゃぶると口内で舌を蠢かし、収縮する陰嚢の皺を弄る。
僅か数日で性器の中の体液は充満し、射精出来ないもどかしさに宮原は腰を疼かせてしまう。

「…あっ!…
ーーーや、やぁっ……
それ、ダメ…ぇ……やだ…
…感じ、過ぎちゃ、う……
んっ、ぁ…」

宮原は僅かに残る理性を保ち、快感に没頭してはいけないと内股で両足を閉じようとするが、沢海に容易くこじ開けられてしまう。
お仕置きとばかりにアヌスを解していた指が力を入れ、ちゅぷんといやらしい水音と共に爪先を沈み込ませる。

「…っあ!
あ、ぁ……はぁ…やぁぁ…
ーーー入れちゃ、ダ…メぇ……」

宮原が混乱している間に沢海はアヌスも口内から掬った唾液で湿らせ、内壁を濡らし、挿入をする為に柔らかく解していた。
自慰行為ではなく、セックスを求めている意味に今更ながらに熱い吐息を溢してしまう。

それでも必死に余計な力を入れ、沢海の悪事を拒もうとするが簡単に払い除けられてしまう。

内壁の凹凸を探りながら指を突き入れると宮原のペニスが直ぐに反応し、先走りの精液が弧を描いて僅かに吹き出す。
白濁とした精子が沢海の前髪にまで飛び散り、苦笑いを漏らしながら軽く拭き取る。

「… ふぁいじょうふ、はからだいじょうぶ、だから
 ーーー まら、イふぇるらろまだ、イけるだろ
 イふぇってイけって…」

沢海は宮原のアヌスを弄りながら陰嚢をしゃぶり、言葉を話す度に歯牙が当たり、軽い痛みが強烈な刺激を覚える。

性器に前歯が触れる度に宮原は身体を引き攣らせ、不安そうな表情で股座にいる沢海を見詰める。
無垢で純粋な宮原を沢海は愛おしく見詰め返すと再び目を閉じ、舌を伸ばし、陰嚢を咥える。

同時に挿入したままの指をアヌスの内壁に沿って這わせ、前立腺の痼りを緩やかに探す。
直腸の中で指を蠢かすと襞に引っ掛かり、宮原の膝頭がガタガタと震える。

「…はぁ、ぁぁ……っあ、ん…
も、う……
さわん、な…いで・・・
ーーーヤダ……い、やだぁ…」

あと僅かで前立腺に触れる箇所まで挿入をすると沢海は愛撫を止め、宮原の快感の波に溺れ、静まる様子を伺う。
短い呼吸が溜息のように流れ、沢海は再び宮原の身体を悪戯する。

直腸の中の血肉の柔らかさに骨張る指が埋まり、沢海は恍惚を覚え、うっとりとする。
精子と唾液に滑るアヌスの縁が物欲しそうに口を広げ、求められるまま指を1本から2本へ増やす。
無意識に宮原の体内が抵抗し、圧迫される感覚に内腿が引き攣れ、勃起するペニスが射精を堪えてしまう。

沢海は肉筒の中で2本の指を開くと前立腺の膨らみを避けるように襞を擦り、強烈な刺激に宮原は目を見開いてしまう。
触れて欲しい箇所を態と外され、快楽を求める激しい蠢きが宮原の意識を支配していく。

『もっと、奥に…』
ーーーセックス、したい。
『もっと、もっと奥に…』
ーーーセックス、したい。

「…直哉ぁ…
意地悪、しないで…
ーーーお願…い…」

涙目で懇願をしてみても沢海は宮原の陰嚢の丸い膨らみをしゃぶったまま口内で転がし、歯列と舌で性器の弾力を確かめている。
高揚とする肢体は沸々と体温を上げ、ワイシャツの生地が汗に濡れ、素肌に張り付く。

再度、直腸の襞を指先がなぞり、前立腺を回避しながら律動を始める。

「ーーーぁあ…あ、ん…
や、やだぁ…
…ち、違う・・・そこ、じゃ…ない…
ーーーやぁ、んっ!
両方、は…ダメ、だよぉ…
…やぁ…あぁ……あぁ・・・」

沢海は陰嚢を味わい尽くすと次に真っ赤に腫れる亀頭を見付け、先端に口付けをする。
軽く息を吹き掛けると尿道口がパクパクと開口し、溢れてくる精液を舌で掻き集めると尿道へと押し戻す。
この執拗なフェラチオに宮原が翻弄されると分かっているからこそ沢海はのめり込み、痛みによるものなのか、快感によるものなのか、ぐちゃぐちゃに混乱をする宮原を楽しむ。

沢海は舌を伸ばし、会陰の線をアヌスから舐めると射精感に背筋をぶるりと震わせ、内腿が何度目かの緊張をし、足の爪先がピンと張る。
だが、あと少しで吐精出来る寸前で沢海は愛撫を止め、口角だけを上げて微かに笑う。

宮原は絶頂の高みへと放り出されたまま射精を妨げられ、目眩のように視界が歪んでしまう。

狼狽する宮原を嘲笑い、アヌスに挿入した2本の指で直腸をぐるりと抉り、そしてまた前立腺を外して触れていく。
オーガズムを感じる直前で何度も射精を止められ、繰り返される深く、鈍い疼きに意識さえ途切れそうになってしまう。

勃起が萎えそうになると沢海は躊躇いもなく、宮原をフェラチオで追い詰め、起立を緩める時間さえない。

「…も、う…出る…
…出ちゃ、う…
ーーーもっ、と…舐め…て…
弄っ…てよぉ…」
「イキそう?
いっぱい、出しちゃいそう?」
「……ん…ぅ……あ、あぁ…
な…なん、で・・・何で?
…出させて、くれるんじゃ…ないの…」
「当然だろ?
今日、オレの事、ずっと無視していたから簡単にイカせないよ。
そいういう悪い子はペナルティだよ」

セックスの律動と同じ力強さとリズムでアヌスを犯し、射精をする寸前で指を抜いて宮原の戸惑う表情を不躾に覗き込む。
半開きの口元から涎が流れるとその細い首筋を汚し、沢海は好餌にむしゃぶり付くように鎖骨の凹みに溜まった体液を舐める。

波間のように絶えなく犯され、全身が総毛立つ中、沢海は宮原の左足の鼠蹊部を外側へ押し、自らの視界に見える角度に開いていく。

「ーーーひっ、う……
…や、やぁ…
ーーーお願、い……お願いっ!
出させて、よ…」
「まだ、ダメ。
もっといっぱい弄って、もっといっぱい舐めて、もっといっぱい我慢出来るまで…
ーーーオレを無視した事、しっかりと反省してね」
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