【R18】君に触れる、全てのものから

すぐる

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第1部

*ニプレス?

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キス、している。
奪い合い、求め合うような激しいキス、をしている。

沢海の首に回した腕は既に沢海の身体に縋るように制服を握り締め、ジャケットに皺を寄せてしまう。

口付けの合間の呼吸のやり方が分からなくなるのか宮原は口を開け、空気を吸い込もうと顎を上げてしまう。
その度に沢海は無遠慮に宮原の口内へ舌を伸ばし、性感帯でもある口蓋のザラザラとした箇所を舐める。

上を向いている所為で涎が口元を伝い、鎖骨にまで流れていくと沢海はその窪みに溜まった体液を舌で掬い、細い頸に塗り広げる。
その箇所に鳥肌が浮き上がるのが分かり、宮原が息を詰める様子を楽しむ。

角度を変え、何度も宮原の口内へ自分の舌を挿入し、咽喉の奥に引っ込んでしまった舌を吸い上げる。
沢海に見付けられた柔らかい舌は更に温度を上げて蕩けると唾液を纏わせながら食べられるように甘噛みをされる。
ぺちゃぺちゃと舌と唾液が激しく絡まっていくと宮原の身体の芯が抜け、眸がとろりと霞む。

「…い、一回だけって…
言った…の、に…」
「ん?
一回だよ?
だって、オレが満足する一回、でしょ?」

宮原は両足の間に沢海の膝頭を入れられ、足を閉じる事が出来ず、立位のバランスを崩し、沢海の胸に必死に掴まる。

沢海は自らの太腿を更に奥に差し入れ、宮原の身体を支える。
13cmの身長差はそのまま足の長さに対比してしまうのか、宮原は沢海の太腿に跨る格好になってしまう。

ボクサーパンツだけの下半身は内腿の柔らかい肉を露出させ、スラックスの乾いた生地が肌に擦れる度に宮原は余計な力を入れてしまう。
沢海も四肢を強張らせる宮原の様子を面白がり、アヌスから会陰、会陰から陰嚢の裏と小刻みに太腿を動かし、宮原の身体の底に眠る快感を呼び覚まそうとする。

宮原は少しずつ膨らむボクサーパンツを必死に手で押さえ、下肢を浮かそうとするが爪先が床に届かず、身体が蹌踉めいてしまう。
沢海は宮原の脇の下に手を入れ、上に抱えると宮原の両足を自らの腰を挟み込むように絡ませ、ベンチシートに腰掛ける。

勃起したペニスを沢海の下腹に押し付けるような格好に宮原は身体を捩って抵抗する。

「…下せって!」
「…ねぇ、悠…
さっきから、当たっているんだけど…
…勃ってる?」

沢海は宮原の勃起を確かめようとボクサーパンツ越しに柔らかい陰嚢と半勃ちの陰茎の感触を探る。
そして、2つの睾丸を手の上で転がすと固く口を窄ませるアヌスに指を這わせる。
軽く力を入れると腫れの残る肉輪が簡単に綻び、水音が鳴る。

恍惚と溺れる官能に宮原は恥じらいながら身動ぐと嬌声が漏れないように態とらしく大声を出してしまう。

「…そこ、さっきから、ぐりぐりされたら…
勃つに決まってんだろっ!
ーーーあぁっ!」

沢海は宮原のボクサーパンツに浮かび上がる陰茎の根本から亀頭のラインを悪戯に扱き、射精をさせようと強引に昂らせていく。

鼠蹊部のゴムを摺り下げ、ペニスを引っ張り出そうと先走りの滴る亀頭を摘むと宮原は何故かコンプレッションシャツの裾を掴み、反り返る胸部を押さえた。
形を変えた性器に触れる事への抵抗がないと分かると沢海は無遠慮に宮原のボクサーパンツの中に手を入れ、勃起したペニスを完全に露出させる。
そして、同時に抗拒もない違和感に沢海は疑問に感じた。

沢海は突然、宮原のシャツを掴むと腹からベロリと捲る。

「…あっ!…
やだっ!捲るなよっ!
擦れると痛いんだってば!」
「ーーー何、コレ?」

宮原の平らな胸の中央にある小さい乳首はテーピングで隠され、多様性のある使い方に沢海は呆れてしまう。
乳首だけを隠伏する事で更に卑猥な妄想をしてしまい、沢海はじっくりと視姦してしまう。

「ごめんね。
ーーー痛かった?
エッチした時、いっぱい弄っちゃったから…
でも、さ…
ーーーここ、感じるでしょ?」

沢海は一切の悪怯れもなく宮原の乳首のテーピングを爪先で掻き、それを毟り取ろうとする。
強度の粘着性があるテーピングは素肌にピッタリと貼り付き、乳首までも引っ張り込んでしまう為、茱萸色の乳暈が見えると抓るように指で摘む。

「…ぁあ、んっ!…
だ…から、触んなってば!
「可愛い、声…」

沢海は宮原の細い腰を掴むと身動きが取れないように鼠蹊部を押さえて固定し、胸骨まで軋む心臓の鼓動を聴きながら乳首を舌先でペロリと舐める。
そのまま沢海は身体を前屈させ、薄い筋肉が引き緊る腹部に吐息を吹きかけると宮原は一瞬で鳥肌を立たせ、沢海の腕の拘束を離そうと抵抗をする。
悪戯に臍の穴を穿ると擽ったさと淫楽が綯い交ぜになり、宮原の堪える声が微かに震えていく。

「…やぁ・・・あ、んっ…
ーーーはぁ……は、離せ…よぉ…
「ここも、感じるんだ…
…敏感なんだね」

沢海は口を大きく開けると唾液をたっぷりと乗せた舌で宮原の乳首のテーピングの全体を湿らせ、粘着を弱める。
そして、ぷにぷにと柔らかく凹む乳暈を見付けるとテーピングと肌の隙間から舌を入れ、乳首を押し潰す。
痼のように立つ乳頭を舌でコリコリと転がし、テーピングを器用に剥がしていく。

「や、やだ!
ーーーやめ、ろっ…てば!
は、あぁ……い、や…ぁ……」
「こんなの貼ってたら、悪目立ちするよ」

沢海は苦笑いをしながら剥ぎ取ったテーピングを口内から吐き出すと淫蕩に腫れる乳首が漸く形を表し、存分に愛撫を重ねる。

口唇の柔らかい膨らみの隙間に乳首を挟まれ、宮原は快感と紙一重の痛みに翻弄されていく。
そして、乳暈の丸みに沿って舌をねっとりと這わせると乳首を咥え、軽く歯を立てながらチュッと吸い上げる。

「ああっ!い、やぁ…っ…
…んっ……ぁ……」
「気持ち、良いね?
…感じちゃう?
悠の感じてる喘ぎ声…
もっと、聞かせてよ…
ーーーもっと……もっと!」
「…やめ……やめて、よぉ……
ぁあ…んっ……
…い、や…ぁん…」

沢海は着ていた制服のジャケットを脱ぐと宮原の背中が痛くならないようにベンチシートに広げ、優しく押し倒す。
宮原の戸惑う顔を覗き込むと眇める眸が水を含んで潤み、快感に染まっていくのが分かる。

宮原は四肢を強張らせながら見詰めてくる視線を合わせると沢海は口元に軽く笑みを浮かべる。
身体の中に刻まれている悦楽は僅かな愛撫だけで反応を示し、宮原は自身の自堕落な肢体に混乱してしまう。

膨れ上がる快感に溺れ、甲高い嬌声も甘い吐息も全て奪うような口付けをする。

「…セックス、しよ?」
「ーーーえ?……」
「セックス、しようよ」
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