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第1部
*セックス ー11ー
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宮原は沢海の陰茎に這う血管の膨らみに指を添わせ、亀頭をアヌスの縁に掛け、ベットを背に下肢を引き落とす淫猥な体勢を取る。
手の中でドクドクと脈打つ、勃起した沢海のペニスの力強さと熱さに何度も生唾を飲み込み、漏れた精液の滑りを確かめる。
沢海の陰茎を上下に扱き、包皮の捲れを根元まで下ろすと敏感なカリが更に張り出し、大きさを増していく。
宮原は自らの手を使い、沢海のペニスが萎えないように勃起を促し、同時に自分の両足を左右に大きく寛げると尻臀を浮かせ、呼吸を沈め、全身の力を抜いていく。
沢海の精液が絡む指を陰茎から外すと宮原は滑る手で自分のペニスを握り、擦り、沢海の視線の中で自慰を見せびらかす。
腫れ上がる亀頭が尿道口を刺激するが空っぽの陰嚢に精液はなく、僅かな刺激だけで射精感に苛まれる。
何度も繰り返されるドライオーガズムは宮原の腰骨に重く響き、下肢を蠢かせる事で意識が擦り切れるような快感を逃していく。
宮原は目元を淡く染めながら力の入らない下肢を広げ、限りなく純粋の中に無垢さを滲ませながら沢海とのセックスを誘う。
無意識とはいえ、娼婦ような猥雑さと処女のような無垢さを見せ付けられ、沢海は深く息を吐いた。
「……そ、み…せん、ぱ…い
……入れて・・・
ここに…ちょうだい……」
素直に欲しいと強請る言葉に沢海は目眩を覚え、視界が狭く歪む。
「ーーー宮原……
オレが宮原を傷付けてもいい?
オレが宮原を壊してもいい?
ーーーごめん……
…ごめんね…」
激しい興奮に上擦る呼吸を落ち着かせるともう一度、宮原の薄い腰を抱え直し、臍にまで反り返る陰茎を扱く。
残滓がこびりつく亀頭をぽってりと膨らんだ宮原のアヌスへと合わせると薄紅色の直腸が蠕動し、沢海のペニスを懸命に咥えようとする様子が見える。
沢海は宮原が浅く気息を吐き出すと同時に肉輪をぐるりと捏ね、内腿を押し開く。
柔らかく解れるアヌスに亀頭を合わせると沢海は腿裏を鷲掴み、凶器に似た自らのペニスを捩じ込む。
「ーーーっぁあ!……
……はぁっ……んぁ…」
沢海の亀頭がズルリと直腸に滑り込むと宮原は空気を引き裂くような悲鳴を上げ、咄嗟に沢海の下腹を却ける行為を見せる。
沢海は宮原の手を握り、お互いの指と指を絡めると優しく合わせ、ベッドに縫い付ける。
太い亀頭が雁首まで宮原の中に入り、内蔵を下から圧迫される感覚に内腿に鳥肌が立つ。
身体が溶ける程の「痛み」に上乗せされた快感は更に貪欲に沢海から与えられる「痛み」を求め、宮原は爪先をピンと伸ばしたまま情欲に溺れていく。
沢海とひとつになりたい、という本能は宮原の箍を簡単に外し、汗ばむ身体が火照りを増してくる。
無条件で引き上げられていく体温に沢海の指先が触れ、全身が性感帯に変わってしまったように身体が痺れてくる。
「ーーークッ……」
沢海は宮原の直腸内で潰される限りなく快楽に近い疼痛に容易に耐えられなくなり、射精をしてしまう。
ドクッ、ドクッと大量の精液が宮原のアヌスに注がれると浅い結合部から体液が漏れていく。
上手く呑み込めない粘土の高い精液が直腸の中で泡立ち、アヌスを白く汚す。
沢海は歯を食い縛り、息を詰め、腰の力が抜ける程の射精に臀部の筋肉を引き攣らせた。
精液が射精管を通る気持ち良さに満足そうに溜息を漏らすと宮原に挿入したまま下肢を軸に腰を落とす。
そして、自らが射精した多量の精液を使い、亀頭で直腸を捏ね回し、グチャグチャと畝りながら中を広げようとする。
沢海の亀頭を咥えていても尚、宮原の窄んだアヌスの狭さに腰を前後に動かす事が出来ず、沢海は苦笑いを浮かべながら宮原に口付けを施す。
「ーーーもう一回、続き・・・していい?」
下顎に流れる汗を沢海は雑に拭き取ると、切羽詰まりながら宮原に問い掛ける。
お互いに全身に汗を纏い、混じり合う体液が2人の距離をしっとりと濡らしていく。
普段の態度とは違う一切の余裕を持たない沢海の言動に宮原は上気した頬を淡く染め、熱に逆上せながら眸を潤ませ、半開きの唇から甘い溜息を漏らす。
宮原は直腸の中で感じる沢海の存在に再度、下腹に触れるとゆっくりと頷く。
「……うん……
いいよ・・・
…沢海先輩…好き…
ーーー大好き………
入れて……ここ、に……
…もっと、奥…ま、で……
・・・んっ…」
宮原の言葉が終わるのを待たずに沢海は一度アヌスから亀頭を抜き、体位を変えながら再び捩じ込むように挿入する。
ズルリと腸壁を這う沢海のペニスは僅かな肉の抵抗を残したまま、宮原のアヌスを穿っていく。
引き攣れる「痛み」を全身で受け入れる為に、宮原は浮いたままの両足を沢海の腰に巻き付け、胸の中に入り込むように沢海に抱き付く。
沢海は小さく窄まるアヌスの奥へゆっくりと亀頭を入れるが皮膚と肉の固さに阻まれ、抽送を憚れてしまう。
何度も角度を変え、震える腰を抱え直すと沢海は体重を乗せたまま宮原の下肢を揺さぶり、精液を潤滑に体内を犯していく。
ズルズルと咥えられていく沢海のペニスの存在を宮原は腸壁の薄さから感じ、押し広げられていく感覚に声にならない音を上げる。
「…オレに抱き付いていて…
ーーーいい?
このまま、奥まで……
…全部、入れるよ…」
沢海の欲求に宮原は素直に頷くと咽喉で絞っていた呼吸を吐き出し、無意識に内腿を左右に大きく開き、くねる結腸まで受け入れる体勢を取る。
血管の浮き出る陰茎が腸壁を擦り、張り出した雁首が前立腺を潰し、精嚢を圧していく。
そして、折れ曲がる結腸に亀頭を押し当てるとコツンコツン、とノックをするように腰を押し進める。
宮原は全身を走る容赦のない快感に襲われ、目の前に火花が散っていく。
「ーーーああああぁぁ……
…や……やだぁ……
深い・・・
…深い、よぉ…
お腹、熱い……やぁ…」
沢海は自分の勃起したペニスの根本を擦り、宮原の直腸の中へ入りきらない箇所を確かめる。
あと僅かな隙間に沢海は大きく弧を描くように腰を動かし、宮原の中へ身体を深く突き上げる。
ジリジリと炙られ、焦げ付くような快感から逃げよう擦れる宮原の肩を押さえ、沢海は自分の方へ引き戻す。
そして、再び腸壁を亀頭で抉ると挿入したペニスを食い千切られそうに噛まれ、沢海の額に脂汗が浮かぶ。
「…まだ?
ま、だ?…
ーーーもう、入んない…よ…
…んあっ……はぁ・・・」
宮原は無意識に沢海の腰へ両足を絡め、何度も注がれている精液を零さないように必死に受け入れようとする。
凹凸のある直腸が沢海の陰茎の形を覚え、射精をする度に溜まっていく精液が撹拌され、アヌスが水音を鳴らす。
沢海のペニスを包む宮原の直腸が激しく収斂を繰り返すと空っぽの精嚢が見えない精液を出し、尿道口をヒクヒクと開ける。
「ーーーい、痛い…よぉ……
中、が……あつ、い……よぉ……
…せ、ん…ぱい……
沢海……せん、ぱ…ぃ…」
掻き回されていく直腸に宮原は頭の中まで痺れ、沢海に背中にしがみ付きながら、ドライオーガズムの激しい解放感に苦しんだ。
手の中でドクドクと脈打つ、勃起した沢海のペニスの力強さと熱さに何度も生唾を飲み込み、漏れた精液の滑りを確かめる。
沢海の陰茎を上下に扱き、包皮の捲れを根元まで下ろすと敏感なカリが更に張り出し、大きさを増していく。
宮原は自らの手を使い、沢海のペニスが萎えないように勃起を促し、同時に自分の両足を左右に大きく寛げると尻臀を浮かせ、呼吸を沈め、全身の力を抜いていく。
沢海の精液が絡む指を陰茎から外すと宮原は滑る手で自分のペニスを握り、擦り、沢海の視線の中で自慰を見せびらかす。
腫れ上がる亀頭が尿道口を刺激するが空っぽの陰嚢に精液はなく、僅かな刺激だけで射精感に苛まれる。
何度も繰り返されるドライオーガズムは宮原の腰骨に重く響き、下肢を蠢かせる事で意識が擦り切れるような快感を逃していく。
宮原は目元を淡く染めながら力の入らない下肢を広げ、限りなく純粋の中に無垢さを滲ませながら沢海とのセックスを誘う。
無意識とはいえ、娼婦ような猥雑さと処女のような無垢さを見せ付けられ、沢海は深く息を吐いた。
「……そ、み…せん、ぱ…い
……入れて・・・
ここに…ちょうだい……」
素直に欲しいと強請る言葉に沢海は目眩を覚え、視界が狭く歪む。
「ーーー宮原……
オレが宮原を傷付けてもいい?
オレが宮原を壊してもいい?
ーーーごめん……
…ごめんね…」
激しい興奮に上擦る呼吸を落ち着かせるともう一度、宮原の薄い腰を抱え直し、臍にまで反り返る陰茎を扱く。
残滓がこびりつく亀頭をぽってりと膨らんだ宮原のアヌスへと合わせると薄紅色の直腸が蠕動し、沢海のペニスを懸命に咥えようとする様子が見える。
沢海は宮原が浅く気息を吐き出すと同時に肉輪をぐるりと捏ね、内腿を押し開く。
柔らかく解れるアヌスに亀頭を合わせると沢海は腿裏を鷲掴み、凶器に似た自らのペニスを捩じ込む。
「ーーーっぁあ!……
……はぁっ……んぁ…」
沢海の亀頭がズルリと直腸に滑り込むと宮原は空気を引き裂くような悲鳴を上げ、咄嗟に沢海の下腹を却ける行為を見せる。
沢海は宮原の手を握り、お互いの指と指を絡めると優しく合わせ、ベッドに縫い付ける。
太い亀頭が雁首まで宮原の中に入り、内蔵を下から圧迫される感覚に内腿に鳥肌が立つ。
身体が溶ける程の「痛み」に上乗せされた快感は更に貪欲に沢海から与えられる「痛み」を求め、宮原は爪先をピンと伸ばしたまま情欲に溺れていく。
沢海とひとつになりたい、という本能は宮原の箍を簡単に外し、汗ばむ身体が火照りを増してくる。
無条件で引き上げられていく体温に沢海の指先が触れ、全身が性感帯に変わってしまったように身体が痺れてくる。
「ーーークッ……」
沢海は宮原の直腸内で潰される限りなく快楽に近い疼痛に容易に耐えられなくなり、射精をしてしまう。
ドクッ、ドクッと大量の精液が宮原のアヌスに注がれると浅い結合部から体液が漏れていく。
上手く呑み込めない粘土の高い精液が直腸の中で泡立ち、アヌスを白く汚す。
沢海は歯を食い縛り、息を詰め、腰の力が抜ける程の射精に臀部の筋肉を引き攣らせた。
精液が射精管を通る気持ち良さに満足そうに溜息を漏らすと宮原に挿入したまま下肢を軸に腰を落とす。
そして、自らが射精した多量の精液を使い、亀頭で直腸を捏ね回し、グチャグチャと畝りながら中を広げようとする。
沢海の亀頭を咥えていても尚、宮原の窄んだアヌスの狭さに腰を前後に動かす事が出来ず、沢海は苦笑いを浮かべながら宮原に口付けを施す。
「ーーーもう一回、続き・・・していい?」
下顎に流れる汗を沢海は雑に拭き取ると、切羽詰まりながら宮原に問い掛ける。
お互いに全身に汗を纏い、混じり合う体液が2人の距離をしっとりと濡らしていく。
普段の態度とは違う一切の余裕を持たない沢海の言動に宮原は上気した頬を淡く染め、熱に逆上せながら眸を潤ませ、半開きの唇から甘い溜息を漏らす。
宮原は直腸の中で感じる沢海の存在に再度、下腹に触れるとゆっくりと頷く。
「……うん……
いいよ・・・
…沢海先輩…好き…
ーーー大好き………
入れて……ここ、に……
…もっと、奥…ま、で……
・・・んっ…」
宮原の言葉が終わるのを待たずに沢海は一度アヌスから亀頭を抜き、体位を変えながら再び捩じ込むように挿入する。
ズルリと腸壁を這う沢海のペニスは僅かな肉の抵抗を残したまま、宮原のアヌスを穿っていく。
引き攣れる「痛み」を全身で受け入れる為に、宮原は浮いたままの両足を沢海の腰に巻き付け、胸の中に入り込むように沢海に抱き付く。
沢海は小さく窄まるアヌスの奥へゆっくりと亀頭を入れるが皮膚と肉の固さに阻まれ、抽送を憚れてしまう。
何度も角度を変え、震える腰を抱え直すと沢海は体重を乗せたまま宮原の下肢を揺さぶり、精液を潤滑に体内を犯していく。
ズルズルと咥えられていく沢海のペニスの存在を宮原は腸壁の薄さから感じ、押し広げられていく感覚に声にならない音を上げる。
「…オレに抱き付いていて…
ーーーいい?
このまま、奥まで……
…全部、入れるよ…」
沢海の欲求に宮原は素直に頷くと咽喉で絞っていた呼吸を吐き出し、無意識に内腿を左右に大きく開き、くねる結腸まで受け入れる体勢を取る。
血管の浮き出る陰茎が腸壁を擦り、張り出した雁首が前立腺を潰し、精嚢を圧していく。
そして、折れ曲がる結腸に亀頭を押し当てるとコツンコツン、とノックをするように腰を押し進める。
宮原は全身を走る容赦のない快感に襲われ、目の前に火花が散っていく。
「ーーーああああぁぁ……
…や……やだぁ……
深い・・・
…深い、よぉ…
お腹、熱い……やぁ…」
沢海は自分の勃起したペニスの根本を擦り、宮原の直腸の中へ入りきらない箇所を確かめる。
あと僅かな隙間に沢海は大きく弧を描くように腰を動かし、宮原の中へ身体を深く突き上げる。
ジリジリと炙られ、焦げ付くような快感から逃げよう擦れる宮原の肩を押さえ、沢海は自分の方へ引き戻す。
そして、再び腸壁を亀頭で抉ると挿入したペニスを食い千切られそうに噛まれ、沢海の額に脂汗が浮かぶ。
「…まだ?
ま、だ?…
ーーーもう、入んない…よ…
…んあっ……はぁ・・・」
宮原は無意識に沢海の腰へ両足を絡め、何度も注がれている精液を零さないように必死に受け入れようとする。
凹凸のある直腸が沢海の陰茎の形を覚え、射精をする度に溜まっていく精液が撹拌され、アヌスが水音を鳴らす。
沢海のペニスを包む宮原の直腸が激しく収斂を繰り返すと空っぽの精嚢が見えない精液を出し、尿道口をヒクヒクと開ける。
「ーーーい、痛い…よぉ……
中、が……あつ、い……よぉ……
…せ、ん…ぱい……
沢海……せん、ぱ…ぃ…」
掻き回されていく直腸に宮原は頭の中まで痺れ、沢海に背中にしがみ付きながら、ドライオーガズムの激しい解放感に苦しんだ。
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