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32.場違い過ぎです!
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迎えた連休初日。
以前聞いていたとおり、【JewelRays】の三人は朝からそれぞれの仕事にむかい、俺はひととおり家事を終わらせてから出かける準備を始めた。
今日は遥斗さんと一緒に遥斗さんの友人のパーティーに出席した後、そのまま会場のホテルに泊まり、明日は遥斗さんの運転する車で地元に帰ることになっているのだ。
夕方に迎えに来てくれると言っていた遥斗さん。
それまでに準備を終わらせておかなきゃならないんだけど……。
パーティーに出席するために遥斗さんが用意してくれたスーツ一式を前に、俺は眉を寄せずにはいられなかった。
どう考えても大学生が気軽に着れるものとは思えないハイブランドの品は、袖を通すのにも気後れしそうな存在感をバリバリ放っている気がしてならず。またパーティーの会場になっている高級ホテルにしても、遥斗さんの言うところの『堅苦しいパーティーじゃない』という言葉を全力で否定するには充分過ぎるところだった。
よくよく考えてみたら俺、普通のパーティーがどんなのか知らないし、会場がホテルのパーティーなんて結婚式くらいしか縁がなかったし。
その結婚式にしたって、小学生の頃、母の友人の結婚式に招かれたってだけの話で、ただ座って普段食べれないような料理の類いを堪能したというだけのものだ。
俺は今更ながらに遥斗さんの言葉を鵜呑みにして安請け合いをしたことを物凄く後悔していた。
そもそもセレブな遥斗さんの友人がセレブじゃないわけがないんだよ。
絶対場違いだよね! いくら半分血が繋がっているといっても所詮庶民の俺が行っていい場所じゃないと思うんだ!
でも、ドタキャンするっていう選択肢を選べる筈もない俺は、若干腰が引けながらも高級ブランドのスーツに身を包み、なんとか支度を整えた。
鏡の前に立ち自分の姿を確認する。
……衣装に着られている感が半端ない。
普段こういうのをさらっと着こなしているイケメン達が身近にいるせいか、余計自分が貧相に感じられ、軽く落ち込んだ。
◇◆◇◆
約束の時間に迎えに来てくれた遥斗さんに軽く髪を整えてもらい、パーティー会場のホテルへと移動する。
遥斗さんは自分の見立てに大満足だったらしく、『さすが俺の弟』と兄馬鹿なセリフを連発してたけど、普段芸能人と一緒にいても全く見劣りしないハイスペックな遥斗さんこそ『こんなイケメンが俺の兄ちゃんなんだぞ』って自慢しまくりたくなるほどの格好良さだ。
ホテルのフロントで無駄に注目を集めている遥斗さんの後ろ姿をボーッと見ていると。
「どうした?」
ちょっとだけ心配そうな顔をした遥斗さんが俺の顔を除き込む。
イケメンのどアップにドギマギしながらも、何とか平静を装って遥斗さんと視線を合わせ口を開いた。
「やっぱり遥斗さんは格好いいなぁ、と思ってさ」
「ハハッ、ありがとう。凛にそう言ってもらえると嬉しいよ。ついでに『大好き。お兄ちゃん』って言ってくれてもいいんだぞ。もちろんハグ付きで」
軽くウィンクしながらそう言った遥斗さんに、少し離れたところから黄色い声があがる。
本人はこういう反応に慣れているのか、それとも全く気にならないのか。動じるどころか気にする素振りすらみせず、「じゃあ行こうか」と声をかけてきた。
俺は周囲の人達の視線をたっぷりと感じながら、遥斗さんと並んで歩き出す。
──前言撤回。
この人と血が繋がってるって言っても誰も信じてくれないだろうから絶対言わない。
俺は100%母親似。無い物ねだりはするだけ無駄だ。
そう自分に言い聞かせながら、俺はパーティー会場へと向かったのだった。
◇◆◇◆
『I.D.games 創立五周年記念パーティー』
そう書かれた文字を見て暫し固まる。
ねぇ、これ、全然堅苦しくないパーティーじゃなくない?
このホテルで一番大きいと思われる会場にかなりの人の出入りがあるし、それにどう見ても一般人って感じの雰囲気じゃない人がわんさかいるんですけど!
っていうか、ここ。完全部外者の俺が来ていいとこじゃないよね?
「凛、おいで。俺の友人達を紹介するから」
キョロキョロと物珍しげに辺りを見回している俺を遥斗さんが手招きする。
その前方にはやたらと目立つきらびやかな集団。
まさかあれが遥斗さんの友達?
なんて思ってたら案の定。
「よう、遥斗! 噂の可愛い弟連れてきたんだろ? 紹介してくれよ」
集団の中にいたちょっとチャラそうな茶髪の男の人が目敏く俺達を見つけ、声を掛けてきた。
すると、その周囲にいた人達が一斉にこっちに注目する。
なんか怖いんですけど……。
俺が一瞬怯みかけると、遥斗さんが大丈夫だと言うように俺の背中を軽く叩いてくれた。
「門藤。声が大きい。凛がビックリしてるだろ」
「悪ぃ。早く麗しの凛君に会いたくてさー」
チャラそうな人はいたずらっぽく笑いながらウィンクする。
えーと。この界隈じゃイケメンはもれなくウィンクつきで話をするのが普通なのかな?
「凛、こいつは門藤皇祐。こんな感じだけど一応医者だ」
「一応医者の門藤です! 俺は紅鸞の出身じゃないけど、今は紅鸞で校医やってるんだ。よろしくねー」
紅鸞って確か遥斗さんの母校で、中高一貫の全寮制の男子校だっけ。
「凛です。よろしくお願いします」
ペコリと頭を下げる。
今目の前にいる軽いノリの門藤さんと医者っていう職業のギャップが凄すぎて戸惑いを隠せそうになかったけど、それは愛想笑いで誤魔化した。
「今日のパーティーの主催者で【I.D.games】の代表の御堂圭吾だ」
「はじめまして。御堂です」
門藤さんの隣にいた落ち着いた雰囲気のイケメンが、柔らかな笑顔を俺に向けてくれる。
同じ茶髪でもなんか品があるっていうか、チャラくない。
「はじめまして。凛です」
「圭吾は紅鸞学園時代の同級生なんだ。紅鸞学園は元々圭吾の実家が運営しててね、今は圭吾が理事長なんだよ」
こんなに若いのに会社の運営に、学校の理事長までやってるなんて……。すごすぎる。
「突然パーティーにお邪魔してしまって申し訳ありません」
「こっちこそ無理言って来てもらっちゃってごめんね。でも会えて嬉しいよ」
その上、性格まで良さそうだなんて完璧としか言い様がない。
「こっちは志波海成。こいつも紅鸞学園の同級生」
「志波だ。よろしく」
これまた雰囲気の違ったイケメンに手を差し出され、俺も反射的に握り返す。
「凛です。よろしくお願いします」
ワイルド系イケメンの志波さんは大手警備会社の役員で、一番下の弟さんが今紅鸞学園にいるのだそうだ。
「俺の弟も凛君みたいに可愛かったら良かったんだけどな。遥斗が羨ましいよ」
「弟はともかく、可愛いっていうだけなら従兄弟がいるだろ?」
どこか含みがあるように感じられる御堂さんの指摘に、志波さんがちょっと困ったような顔をする。
「ああ、壱琉? アイツは見た目は可愛いいんだけどな……。まあ、性格が独特だからな」
そんな事を言いながらもすぐに優しい表情になった志波さんは、たぶんその『いちるさん』って人のこと可愛くて仕方ないんだろう。
「そして、橘 秋人。【I.D.games】の開発部門のトップで、俺とは学部は違うけど同じ大学の出身なんだ」
「はじめまして。橘 秋人です。いつも遥斗から凛君の話聞いてるよ」
ぎこちない笑顔で挨拶してくれた橘さんは、一言で言うと儚げな美人さんだった。男の人にこういう表現していいのかわかんないけど、その言葉が一番しっくりくると思う。
「秋人の弟も紅鸞にいて、海成の弟と同級生なんだ。夏樹君っていうんだけど、すっごく良い子でね。たぶん凛と合う気がする」
「そうだね。夏樹と凛君は仲良くなれそうな感じ」
遥斗さんの言葉に同調した橘さんが花の蕾が綻ぶように可憐に微笑む。それを見た遥斗さんも嬉しそうに微笑んでいる。
なんか気のせいかもしれないけど、入り込めない雰囲気?
遥斗さんと一番仲が良いのはこの橘さんなんだろう。
イケメン同士。並んで笑い合ってる姿は絵になるなぁ。
他の遥斗さんの友達もみんなタイプは違うけどハイレベルなイケメンばかり。学歴も社会的地位もある上に背も高い! 一番低い橘さんだって俺より高いし。
う~ん。この人達に囲まれてると、自分だけ別の生き物なんじゃないかとすら思えてくる。
どう考えても俺。場違い過ぎだと思うんだ。
以前聞いていたとおり、【JewelRays】の三人は朝からそれぞれの仕事にむかい、俺はひととおり家事を終わらせてから出かける準備を始めた。
今日は遥斗さんと一緒に遥斗さんの友人のパーティーに出席した後、そのまま会場のホテルに泊まり、明日は遥斗さんの運転する車で地元に帰ることになっているのだ。
夕方に迎えに来てくれると言っていた遥斗さん。
それまでに準備を終わらせておかなきゃならないんだけど……。
パーティーに出席するために遥斗さんが用意してくれたスーツ一式を前に、俺は眉を寄せずにはいられなかった。
どう考えても大学生が気軽に着れるものとは思えないハイブランドの品は、袖を通すのにも気後れしそうな存在感をバリバリ放っている気がしてならず。またパーティーの会場になっている高級ホテルにしても、遥斗さんの言うところの『堅苦しいパーティーじゃない』という言葉を全力で否定するには充分過ぎるところだった。
よくよく考えてみたら俺、普通のパーティーがどんなのか知らないし、会場がホテルのパーティーなんて結婚式くらいしか縁がなかったし。
その結婚式にしたって、小学生の頃、母の友人の結婚式に招かれたってだけの話で、ただ座って普段食べれないような料理の類いを堪能したというだけのものだ。
俺は今更ながらに遥斗さんの言葉を鵜呑みにして安請け合いをしたことを物凄く後悔していた。
そもそもセレブな遥斗さんの友人がセレブじゃないわけがないんだよ。
絶対場違いだよね! いくら半分血が繋がっているといっても所詮庶民の俺が行っていい場所じゃないと思うんだ!
でも、ドタキャンするっていう選択肢を選べる筈もない俺は、若干腰が引けながらも高級ブランドのスーツに身を包み、なんとか支度を整えた。
鏡の前に立ち自分の姿を確認する。
……衣装に着られている感が半端ない。
普段こういうのをさらっと着こなしているイケメン達が身近にいるせいか、余計自分が貧相に感じられ、軽く落ち込んだ。
◇◆◇◆
約束の時間に迎えに来てくれた遥斗さんに軽く髪を整えてもらい、パーティー会場のホテルへと移動する。
遥斗さんは自分の見立てに大満足だったらしく、『さすが俺の弟』と兄馬鹿なセリフを連発してたけど、普段芸能人と一緒にいても全く見劣りしないハイスペックな遥斗さんこそ『こんなイケメンが俺の兄ちゃんなんだぞ』って自慢しまくりたくなるほどの格好良さだ。
ホテルのフロントで無駄に注目を集めている遥斗さんの後ろ姿をボーッと見ていると。
「どうした?」
ちょっとだけ心配そうな顔をした遥斗さんが俺の顔を除き込む。
イケメンのどアップにドギマギしながらも、何とか平静を装って遥斗さんと視線を合わせ口を開いた。
「やっぱり遥斗さんは格好いいなぁ、と思ってさ」
「ハハッ、ありがとう。凛にそう言ってもらえると嬉しいよ。ついでに『大好き。お兄ちゃん』って言ってくれてもいいんだぞ。もちろんハグ付きで」
軽くウィンクしながらそう言った遥斗さんに、少し離れたところから黄色い声があがる。
本人はこういう反応に慣れているのか、それとも全く気にならないのか。動じるどころか気にする素振りすらみせず、「じゃあ行こうか」と声をかけてきた。
俺は周囲の人達の視線をたっぷりと感じながら、遥斗さんと並んで歩き出す。
──前言撤回。
この人と血が繋がってるって言っても誰も信じてくれないだろうから絶対言わない。
俺は100%母親似。無い物ねだりはするだけ無駄だ。
そう自分に言い聞かせながら、俺はパーティー会場へと向かったのだった。
◇◆◇◆
『I.D.games 創立五周年記念パーティー』
そう書かれた文字を見て暫し固まる。
ねぇ、これ、全然堅苦しくないパーティーじゃなくない?
このホテルで一番大きいと思われる会場にかなりの人の出入りがあるし、それにどう見ても一般人って感じの雰囲気じゃない人がわんさかいるんですけど!
っていうか、ここ。完全部外者の俺が来ていいとこじゃないよね?
「凛、おいで。俺の友人達を紹介するから」
キョロキョロと物珍しげに辺りを見回している俺を遥斗さんが手招きする。
その前方にはやたらと目立つきらびやかな集団。
まさかあれが遥斗さんの友達?
なんて思ってたら案の定。
「よう、遥斗! 噂の可愛い弟連れてきたんだろ? 紹介してくれよ」
集団の中にいたちょっとチャラそうな茶髪の男の人が目敏く俺達を見つけ、声を掛けてきた。
すると、その周囲にいた人達が一斉にこっちに注目する。
なんか怖いんですけど……。
俺が一瞬怯みかけると、遥斗さんが大丈夫だと言うように俺の背中を軽く叩いてくれた。
「門藤。声が大きい。凛がビックリしてるだろ」
「悪ぃ。早く麗しの凛君に会いたくてさー」
チャラそうな人はいたずらっぽく笑いながらウィンクする。
えーと。この界隈じゃイケメンはもれなくウィンクつきで話をするのが普通なのかな?
「凛、こいつは門藤皇祐。こんな感じだけど一応医者だ」
「一応医者の門藤です! 俺は紅鸞の出身じゃないけど、今は紅鸞で校医やってるんだ。よろしくねー」
紅鸞って確か遥斗さんの母校で、中高一貫の全寮制の男子校だっけ。
「凛です。よろしくお願いします」
ペコリと頭を下げる。
今目の前にいる軽いノリの門藤さんと医者っていう職業のギャップが凄すぎて戸惑いを隠せそうになかったけど、それは愛想笑いで誤魔化した。
「今日のパーティーの主催者で【I.D.games】の代表の御堂圭吾だ」
「はじめまして。御堂です」
門藤さんの隣にいた落ち着いた雰囲気のイケメンが、柔らかな笑顔を俺に向けてくれる。
同じ茶髪でもなんか品があるっていうか、チャラくない。
「はじめまして。凛です」
「圭吾は紅鸞学園時代の同級生なんだ。紅鸞学園は元々圭吾の実家が運営しててね、今は圭吾が理事長なんだよ」
こんなに若いのに会社の運営に、学校の理事長までやってるなんて……。すごすぎる。
「突然パーティーにお邪魔してしまって申し訳ありません」
「こっちこそ無理言って来てもらっちゃってごめんね。でも会えて嬉しいよ」
その上、性格まで良さそうだなんて完璧としか言い様がない。
「こっちは志波海成。こいつも紅鸞学園の同級生」
「志波だ。よろしく」
これまた雰囲気の違ったイケメンに手を差し出され、俺も反射的に握り返す。
「凛です。よろしくお願いします」
ワイルド系イケメンの志波さんは大手警備会社の役員で、一番下の弟さんが今紅鸞学園にいるのだそうだ。
「俺の弟も凛君みたいに可愛かったら良かったんだけどな。遥斗が羨ましいよ」
「弟はともかく、可愛いっていうだけなら従兄弟がいるだろ?」
どこか含みがあるように感じられる御堂さんの指摘に、志波さんがちょっと困ったような顔をする。
「ああ、壱琉? アイツは見た目は可愛いいんだけどな……。まあ、性格が独特だからな」
そんな事を言いながらもすぐに優しい表情になった志波さんは、たぶんその『いちるさん』って人のこと可愛くて仕方ないんだろう。
「そして、橘 秋人。【I.D.games】の開発部門のトップで、俺とは学部は違うけど同じ大学の出身なんだ」
「はじめまして。橘 秋人です。いつも遥斗から凛君の話聞いてるよ」
ぎこちない笑顔で挨拶してくれた橘さんは、一言で言うと儚げな美人さんだった。男の人にこういう表現していいのかわかんないけど、その言葉が一番しっくりくると思う。
「秋人の弟も紅鸞にいて、海成の弟と同級生なんだ。夏樹君っていうんだけど、すっごく良い子でね。たぶん凛と合う気がする」
「そうだね。夏樹と凛君は仲良くなれそうな感じ」
遥斗さんの言葉に同調した橘さんが花の蕾が綻ぶように可憐に微笑む。それを見た遥斗さんも嬉しそうに微笑んでいる。
なんか気のせいかもしれないけど、入り込めない雰囲気?
遥斗さんと一番仲が良いのはこの橘さんなんだろう。
イケメン同士。並んで笑い合ってる姿は絵になるなぁ。
他の遥斗さんの友達もみんなタイプは違うけどハイレベルなイケメンばかり。学歴も社会的地位もある上に背も高い! 一番低い橘さんだって俺より高いし。
う~ん。この人達に囲まれてると、自分だけ別の生き物なんじゃないかとすら思えてくる。
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