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感謝SS 『アラン君の不遇な一日』
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俺の名前はアラン・プロシード。
最高峰の魔導師にして魔術師団を束ねるカーク・ジルベルト師団長の一番弟子にして、補佐官も務める優秀な魔術師だ。
実は俺には前世の記憶というものがある。
前世の俺は深淵の闇から生み出された魔物で、気の遠くなるような年月を地の底で過ごし、ある時たまたま魔王様の目に留まり気紛れに地上へと引きずり出された。
その日俺は魔王様と契約し、魔王様の使い魔となった。
それからまたかなりの年月を過ごし、いい加減この生活にも飽きてきたな、なんて思ってた頃。
突然魔王様が『神と取り引きした』と言い出したのだ。
その内容は今度魔王討伐にやってくる勇者を自分の生け贄とする代わりに、その生け贄に飽きるまでの間、大人しくするというものだった。
見た目普通。中身は童貞を拗らせたゲスとしか言い様のないレオン・バートの何が気に入ったのか俺にはさっぱりわからなかったけど、魔王様が決めたというのなら使い魔でしかない俺に否やはない。
こうして魔王様は表面上勇者の手により消滅し、新しく生まれ変わる世界へと旅立たれたのでした。
めでたしめでたし。
……って思ってたんだけど。
輪廻の輪の中に組み込まれ、漸く気の遠くなるようなこの生に終わりが来るんだと思った瞬間。
俺はアラン・プロシードという人間として生まれ変わっていた。
よりにもよって魔王様ことカーク・ジルベルト様の側近という役処で。
使い魔って主人と魂レベルで契約されてんの忘れてたよ……。
◇◆◇◆
今日も朝から遠慮もへったくれもない魔王様からの呼び出しがくる。
いつでもどこでも何をしてても念話魔法ひとつで呼びつける上司。
前世と違って今はやることがいっぱいあるっていうのに、たまにはこっちの都合も考えて欲しいと思いながらも、そんなことを言おうものなら大変なことになりかねないのはわかっているので、大人しく転移魔法を発動させる。
そして勇者が住んでいる部屋の前まで跳ぶと、これから目の当たりにするであろう光景に少しだけ憂鬱な気持ちになりながら控え目にノックをした。
中に入ると案の定。
この間造らせたばかりの乳首責めの淫具をつけてカーク様の極太の剣で串刺しにされた勇者のあられもない姿が目に飛び込んできてビビる。
「お呼びでしょうか。ジルベルト師団長」
努めて平静にそう言ってはみるが、心情的には何つーとこに呼んでくれてんだコノヤロウって感じだ。
でもって。
「アラン。暫くそこに立ってレオン・バート閣下の素晴らしいお姿をしっかりと見ていろ」
やっぱりって感じの命令に、俺はひきつりそうになる表情を必死に取り繕いながら「かしこまりました」と答えた。
「あぁッ……!これ嫌ぁ……!はずかしい……、見ないで……、ダメぇ……」
「見られてさっきより明らかに興奮してるくせに何がダメなんだ? もっと恥ずかしい目にあわせて欲しいのか?」
カーク様は勇者の痴態がよく見えるようわざわざ体勢を変えてガツガツと攻め立て、勇者は口では恥ずかしがってても悦んでるのが丸わかりなほどだらしない表情で喘いでいる。
それを見ていると、自分の意思とは関係なしに俺の身体にも少しだけ変化が起こる。
魔物だった時には無かった性欲というものが、人間の身体には当たり前のものとして備わっているのだから仕方ない。
今日のカーク様の予定の調整することを考えながら何とか目を逸らすことなくやり過ごすと。
やがて盛大に勇者が精を噴き出したところをたっぷりと見せつけられたところで、カーク様が俺を一瞥し、ここでの任務が終了した。
◇◆◇◆
やっと通常業務が始まったと思ったら、執務室の自分の席で目を閉じ、難しい顔で考え込んでいる様子のカーク様。
他の人間が見たらきっと、何か崇高な事を考えているに違いないとでも思うのだろうが、俺は知っている。
カーク様が遠視魔法で勇者の行動を覗き見してるだけだってことを。
暫くその状態が続いたと思ったら、突然立ち上がり転移魔法でどこかに消えた。
何かあったんだな……。
俺は仕方なしにカーク様の机に積まれたまま手もつけられていない書類に目を通していった。
今度は呼ばれませんように、と祈りつつ仕事に励んでいると。俺の願いも虚しく、念話魔法で呼び出しがかかる。
指定の場所へと跳ぶと、そこには何かあったんだとひと目でわかるような荒れた室内と、満身創痍の気絶状態で床に転がっている男。
よく見ると、男の顔面は怪しげな液体で濡れていた。
全てを察した俺は手早く清浄魔法と回復魔法を発動させると、魔法で部屋の状態を元に戻し、ついでに男の記憶も操作しておいた。
これでよし。
しかし、この日結局カーク様が執務室に戻ってくることはなく、俺は深夜まで仕事に励むことになったのだった。
それにしても。
いくら平和のためとはいえ、勇者を生け贄に魔王様の都合通りの世界を造るなんて神も思いきったことしてくれる。
しかも勝手に生け贄にしちゃったお詫びにと、なるべく勇者の希望に沿えるようにもした結果がこれだっていうんだからビックリだ。
イケメンになりたいとか、金持ちになりたいとか、名声が欲しいとか、そういうのはまだいい。
『羞恥、乳輪でクパクパのハレンチライフが送りたい』って何だよ!?
俺は神から勇者がそういう条件を出したと聞いて、あまりの俗物ぶりに呆れ果てた。
魔王様はそういう薄汚い欲望にまみれた勇者が好ましいらしいけど、はっきり言って理解不能だ。
本人達は大満足だろうけど、周りの迷惑度ハンパないんですけど!!
一日一回はハプニング的なハレンチイベントが起こるというとんでもスキルを持った勇者と、それを理由に嬉々としてお仕置きエッチに励む魔王様。
そのツケが全て回ってくる俺。
不遇な日々はまだまだ続く。
*******************
お読みいただきありがとうございました!
『酒池肉林でウハウハのハーレムライフ』ある意味達成ということで……。
最高峰の魔導師にして魔術師団を束ねるカーク・ジルベルト師団長の一番弟子にして、補佐官も務める優秀な魔術師だ。
実は俺には前世の記憶というものがある。
前世の俺は深淵の闇から生み出された魔物で、気の遠くなるような年月を地の底で過ごし、ある時たまたま魔王様の目に留まり気紛れに地上へと引きずり出された。
その日俺は魔王様と契約し、魔王様の使い魔となった。
それからまたかなりの年月を過ごし、いい加減この生活にも飽きてきたな、なんて思ってた頃。
突然魔王様が『神と取り引きした』と言い出したのだ。
その内容は今度魔王討伐にやってくる勇者を自分の生け贄とする代わりに、その生け贄に飽きるまでの間、大人しくするというものだった。
見た目普通。中身は童貞を拗らせたゲスとしか言い様のないレオン・バートの何が気に入ったのか俺にはさっぱりわからなかったけど、魔王様が決めたというのなら使い魔でしかない俺に否やはない。
こうして魔王様は表面上勇者の手により消滅し、新しく生まれ変わる世界へと旅立たれたのでした。
めでたしめでたし。
……って思ってたんだけど。
輪廻の輪の中に組み込まれ、漸く気の遠くなるようなこの生に終わりが来るんだと思った瞬間。
俺はアラン・プロシードという人間として生まれ変わっていた。
よりにもよって魔王様ことカーク・ジルベルト様の側近という役処で。
使い魔って主人と魂レベルで契約されてんの忘れてたよ……。
◇◆◇◆
今日も朝から遠慮もへったくれもない魔王様からの呼び出しがくる。
いつでもどこでも何をしてても念話魔法ひとつで呼びつける上司。
前世と違って今はやることがいっぱいあるっていうのに、たまにはこっちの都合も考えて欲しいと思いながらも、そんなことを言おうものなら大変なことになりかねないのはわかっているので、大人しく転移魔法を発動させる。
そして勇者が住んでいる部屋の前まで跳ぶと、これから目の当たりにするであろう光景に少しだけ憂鬱な気持ちになりながら控え目にノックをした。
中に入ると案の定。
この間造らせたばかりの乳首責めの淫具をつけてカーク様の極太の剣で串刺しにされた勇者のあられもない姿が目に飛び込んできてビビる。
「お呼びでしょうか。ジルベルト師団長」
努めて平静にそう言ってはみるが、心情的には何つーとこに呼んでくれてんだコノヤロウって感じだ。
でもって。
「アラン。暫くそこに立ってレオン・バート閣下の素晴らしいお姿をしっかりと見ていろ」
やっぱりって感じの命令に、俺はひきつりそうになる表情を必死に取り繕いながら「かしこまりました」と答えた。
「あぁッ……!これ嫌ぁ……!はずかしい……、見ないで……、ダメぇ……」
「見られてさっきより明らかに興奮してるくせに何がダメなんだ? もっと恥ずかしい目にあわせて欲しいのか?」
カーク様は勇者の痴態がよく見えるようわざわざ体勢を変えてガツガツと攻め立て、勇者は口では恥ずかしがってても悦んでるのが丸わかりなほどだらしない表情で喘いでいる。
それを見ていると、自分の意思とは関係なしに俺の身体にも少しだけ変化が起こる。
魔物だった時には無かった性欲というものが、人間の身体には当たり前のものとして備わっているのだから仕方ない。
今日のカーク様の予定の調整することを考えながら何とか目を逸らすことなくやり過ごすと。
やがて盛大に勇者が精を噴き出したところをたっぷりと見せつけられたところで、カーク様が俺を一瞥し、ここでの任務が終了した。
◇◆◇◆
やっと通常業務が始まったと思ったら、執務室の自分の席で目を閉じ、難しい顔で考え込んでいる様子のカーク様。
他の人間が見たらきっと、何か崇高な事を考えているに違いないとでも思うのだろうが、俺は知っている。
カーク様が遠視魔法で勇者の行動を覗き見してるだけだってことを。
暫くその状態が続いたと思ったら、突然立ち上がり転移魔法でどこかに消えた。
何かあったんだな……。
俺は仕方なしにカーク様の机に積まれたまま手もつけられていない書類に目を通していった。
今度は呼ばれませんように、と祈りつつ仕事に励んでいると。俺の願いも虚しく、念話魔法で呼び出しがかかる。
指定の場所へと跳ぶと、そこには何かあったんだとひと目でわかるような荒れた室内と、満身創痍の気絶状態で床に転がっている男。
よく見ると、男の顔面は怪しげな液体で濡れていた。
全てを察した俺は手早く清浄魔法と回復魔法を発動させると、魔法で部屋の状態を元に戻し、ついでに男の記憶も操作しておいた。
これでよし。
しかし、この日結局カーク様が執務室に戻ってくることはなく、俺は深夜まで仕事に励むことになったのだった。
それにしても。
いくら平和のためとはいえ、勇者を生け贄に魔王様の都合通りの世界を造るなんて神も思いきったことしてくれる。
しかも勝手に生け贄にしちゃったお詫びにと、なるべく勇者の希望に沿えるようにもした結果がこれだっていうんだからビックリだ。
イケメンになりたいとか、金持ちになりたいとか、名声が欲しいとか、そういうのはまだいい。
『羞恥、乳輪でクパクパのハレンチライフが送りたい』って何だよ!?
俺は神から勇者がそういう条件を出したと聞いて、あまりの俗物ぶりに呆れ果てた。
魔王様はそういう薄汚い欲望にまみれた勇者が好ましいらしいけど、はっきり言って理解不能だ。
本人達は大満足だろうけど、周りの迷惑度ハンパないんですけど!!
一日一回はハプニング的なハレンチイベントが起こるというとんでもスキルを持った勇者と、それを理由に嬉々としてお仕置きエッチに励む魔王様。
そのツケが全て回ってくる俺。
不遇な日々はまだまだ続く。
*******************
お読みいただきありがとうございました!
『酒池肉林でウハウハのハーレムライフ』ある意味達成ということで……。
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