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二章・魔界ファーステリア編
魔界の焼鳥
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十三話
「さあ着きましたよ!」
「本当に来たのかぁ……」
黒龍ーードラゴンフルーツの背中で揺られること数時間、いつの間にか日が昇り彼らが目指していた魔界、といってもゲームなどで出てくるような悪の塊のような悪い雰囲気はほぼ無く、魔界なのかと疑ってしまうほどのどかな場所にたどり着きました。
さらに日が登ったからなのか、不思議とあの黒い気配は感じ取れなくなっていました。
「……本当に魔界なのか……ここ」
「信じがたいほどに魔界ですね」
「本当に魔界なのか。思ってたのと違うなぁ……こう、魔界って人を攫って利用してく悪いところだと思ってた」
ドラゴンフルーツが魔界に着くとゆっくり、ゆったりと空を滑空してくれたため慎重に落ちないようにとドラゴンフルーツから魔界を見下ろして、彼は驚きました。
彼が想像していた魔界は人が一度その地に足を踏み入れれば死に至るなどと、いい話を全く聞くことがない魔界。
それなのに対してここは至って平穏。皆が盛りすぎ、人を殺めてしまうような雰囲気は一ミリたりとも出ていませんでした。
「そうそう、陸斗君と鈴ちゃんを私は攫ってって、やらせないでください!?それにどこぞのゲームじゃないんですから!……まあでも確かにそんな感じですよね普通、鈴ちゃんもそう思いますよね?」
「…………まあ」
乃亜のひとりツッコミに驚き反応し損ねかけてましたが、独特な口調故かなんとか誤魔化していました。
ゲームや創作ものだと陸斗が言った通り悪い国のイメージが強いですが、実際は見かけによらず違うかもしれません。
ただ王都イデロードにいた人達の反応からするにここ魔界と人は何か揉め事でもあったのでしょうか。
そんなことを考えているうちにドラゴンフルーツは地上へと降り立ち、魔王である乃亜と陸斗、鈴が降りたのを確認するとバサりと大きな翼を羽ばたかせその場から遠のいていきました。
「ドラゴンフルーツ……君のことは忘れないです……」
「まて、まだ死んでないぞ」
「なんですかぁ、わざとに決まってるじゃないですかぁ……って話それちゃうね、とりあえずこっちです!」
わざと黒龍が死んだかのように呟いたため、真顔で真実を伝えるかのように死んでないと否定をする彼ですが、まさかの反応だったのか彼女は驚きと本当のことを口に出してしまいます。勿論隠すものでもないので口走ってしまっても大丈夫なわけですが……そのあとはすぐに気を取り直して彼らをリードするように目的地に歩いき始めました。
通る道は人……いえ人ならざるものがあちらこちらで話をしていたり、数名ほど彼らを見て何か話をしていたり屋台を開き商売をしている者もいました。
「……何も食べてない……」
「た、確かに……」
乃亜に導かれながら屋台から香る香ばしく肉が焼けたような匂いを嗅ぎ、陸斗と鈴はその事に気付かされていました。
お腹が減っている二人にとってこの香しい匂いは鼻翼をくすぐり、更にお腹を空かせてしまい、連鎖的にか乃亜までもがお腹を鳴らし、空腹を周りに知らせてしまいました。
「た、食べてきたいのは山々ですけど私達ここの世界のお金なんてないですよね?」
「それがあっちゃうんだよなぁ、昨日バンファで稼いだから」
「……その時の二十五銀貨、小遣い、三十銀貨、ある……一銀貨百円」
「えっと?てことは今手元に五千五百円あるってことですか?」
「そういう事だ。てことで一度なんか食わないか?」
もう陸斗の頭は何かを食べたいという気持ちに支配されているのか言葉よりも行動が早く自然と屋台の方へと足を進めてしまいます。
勿論空腹には勝てない人ですから、鈴も乃亜も陸斗に続いて屋台の方へと向かいました。
ーー少し歩くと先程から鼻腔をくすぐっていた香ばしい匂いがする屋台へとたどり着きます。ただそこの店主は、角が生えた闘牛の頭、それに似合うことの無い人の身体と人ならざるものというより完璧な魔物でした。
「ヘイ、ラッシャイ!」
「魔物が店を開いてます!?」
「ナンデェ、おかしい事か?」
「……ミノタウロス……人、牛の頭の皮、被った、マスクマン……」
早速ユニークなことを言い出す鈴。その言葉で角が生えた魔物ーーミノタウロスは高らかに笑ってしまいます。
しかし慣れてしまった陸斗だからこそ、それは珍しい方で、鈴のユニークな言葉で笑うのは不思議でしかないのです。
「ハッハッハ!人のムスメよ、中々オモシロイ事言うじゃねぇか!それにここに来ってこタァ、腹減ってんだろ?ならオマケしてやるよ!」
案外親切な魔物……いえミノタウロスのようです。その善意を受け取りその屋台に置かれていた大きめの串料理ーー焼き鳥を一人三本ずつ買い、オマケで一本貰っていました。
ただやはりここでも料理の名前は違うようで看板を見ればいつもの異世界文字で《オトリサマ・ファイヤー》と書かれていました。
「って結局焼き鳥だし変わんないよな!?」
「……誰にいってるの?」
「あ、すまん、なんでもない……ってそいえば俺たち普通に人ってバレてるよな!?」
誰もいないところでツッコミをしだす彼は周りから見てしまえばもはや変人です。
でも《オトリサマ・ファイヤー》というのは単語と単語をくっつけただけで、正しく和訳すると《火の鳥》です。そこから彼はひとひねり加えた事で焼き鳥という単語が出てきたのでしょう。
ちなみに彼は気づいていませんが、この焼き鳥の肉は陸斗と鈴が退治したあの魔物の肉。つまり一見生臭そうなバンファの蛙のような胴体の肉。そのものなのです。
「人のコよ、別に俺らファーステリアの魔物は人を嫌ってるわけじゃねェ。逆に仲良くやりてェ方だ。そう緊張すんな」
それにミノタウロスの言葉で魔界の魔物達は人を嫌っている様子は無いことがわかりました。と言ってもミノタウロスだけの反応かも知れませんから絶対ということではないんですが。
「お、もう行くのか、人のムスメよ。ならまた来るとイイ!いつでもサービスしてやるよ!」
「……それ、忘れる、ダメ。あと覚悟」
中々に意味深な言葉を残しその屋台を後にし、また乃亜に連れられ目的の場所へ歩いていきました。
それから数分後、上空からも見えていた大きな城が遠目から見え始めました。
「あの城が私達の目的の場所です!確か城の名前はーー」
「さあ着きましたよ!」
「本当に来たのかぁ……」
黒龍ーードラゴンフルーツの背中で揺られること数時間、いつの間にか日が昇り彼らが目指していた魔界、といってもゲームなどで出てくるような悪の塊のような悪い雰囲気はほぼ無く、魔界なのかと疑ってしまうほどのどかな場所にたどり着きました。
さらに日が登ったからなのか、不思議とあの黒い気配は感じ取れなくなっていました。
「……本当に魔界なのか……ここ」
「信じがたいほどに魔界ですね」
「本当に魔界なのか。思ってたのと違うなぁ……こう、魔界って人を攫って利用してく悪いところだと思ってた」
ドラゴンフルーツが魔界に着くとゆっくり、ゆったりと空を滑空してくれたため慎重に落ちないようにとドラゴンフルーツから魔界を見下ろして、彼は驚きました。
彼が想像していた魔界は人が一度その地に足を踏み入れれば死に至るなどと、いい話を全く聞くことがない魔界。
それなのに対してここは至って平穏。皆が盛りすぎ、人を殺めてしまうような雰囲気は一ミリたりとも出ていませんでした。
「そうそう、陸斗君と鈴ちゃんを私は攫ってって、やらせないでください!?それにどこぞのゲームじゃないんですから!……まあでも確かにそんな感じですよね普通、鈴ちゃんもそう思いますよね?」
「…………まあ」
乃亜のひとりツッコミに驚き反応し損ねかけてましたが、独特な口調故かなんとか誤魔化していました。
ゲームや創作ものだと陸斗が言った通り悪い国のイメージが強いですが、実際は見かけによらず違うかもしれません。
ただ王都イデロードにいた人達の反応からするにここ魔界と人は何か揉め事でもあったのでしょうか。
そんなことを考えているうちにドラゴンフルーツは地上へと降り立ち、魔王である乃亜と陸斗、鈴が降りたのを確認するとバサりと大きな翼を羽ばたかせその場から遠のいていきました。
「ドラゴンフルーツ……君のことは忘れないです……」
「まて、まだ死んでないぞ」
「なんですかぁ、わざとに決まってるじゃないですかぁ……って話それちゃうね、とりあえずこっちです!」
わざと黒龍が死んだかのように呟いたため、真顔で真実を伝えるかのように死んでないと否定をする彼ですが、まさかの反応だったのか彼女は驚きと本当のことを口に出してしまいます。勿論隠すものでもないので口走ってしまっても大丈夫なわけですが……そのあとはすぐに気を取り直して彼らをリードするように目的地に歩いき始めました。
通る道は人……いえ人ならざるものがあちらこちらで話をしていたり、数名ほど彼らを見て何か話をしていたり屋台を開き商売をしている者もいました。
「……何も食べてない……」
「た、確かに……」
乃亜に導かれながら屋台から香る香ばしく肉が焼けたような匂いを嗅ぎ、陸斗と鈴はその事に気付かされていました。
お腹が減っている二人にとってこの香しい匂いは鼻翼をくすぐり、更にお腹を空かせてしまい、連鎖的にか乃亜までもがお腹を鳴らし、空腹を周りに知らせてしまいました。
「た、食べてきたいのは山々ですけど私達ここの世界のお金なんてないですよね?」
「それがあっちゃうんだよなぁ、昨日バンファで稼いだから」
「……その時の二十五銀貨、小遣い、三十銀貨、ある……一銀貨百円」
「えっと?てことは今手元に五千五百円あるってことですか?」
「そういう事だ。てことで一度なんか食わないか?」
もう陸斗の頭は何かを食べたいという気持ちに支配されているのか言葉よりも行動が早く自然と屋台の方へと足を進めてしまいます。
勿論空腹には勝てない人ですから、鈴も乃亜も陸斗に続いて屋台の方へと向かいました。
ーー少し歩くと先程から鼻腔をくすぐっていた香ばしい匂いがする屋台へとたどり着きます。ただそこの店主は、角が生えた闘牛の頭、それに似合うことの無い人の身体と人ならざるものというより完璧な魔物でした。
「ヘイ、ラッシャイ!」
「魔物が店を開いてます!?」
「ナンデェ、おかしい事か?」
「……ミノタウロス……人、牛の頭の皮、被った、マスクマン……」
早速ユニークなことを言い出す鈴。その言葉で角が生えた魔物ーーミノタウロスは高らかに笑ってしまいます。
しかし慣れてしまった陸斗だからこそ、それは珍しい方で、鈴のユニークな言葉で笑うのは不思議でしかないのです。
「ハッハッハ!人のムスメよ、中々オモシロイ事言うじゃねぇか!それにここに来ってこタァ、腹減ってんだろ?ならオマケしてやるよ!」
案外親切な魔物……いえミノタウロスのようです。その善意を受け取りその屋台に置かれていた大きめの串料理ーー焼き鳥を一人三本ずつ買い、オマケで一本貰っていました。
ただやはりここでも料理の名前は違うようで看板を見ればいつもの異世界文字で《オトリサマ・ファイヤー》と書かれていました。
「って結局焼き鳥だし変わんないよな!?」
「……誰にいってるの?」
「あ、すまん、なんでもない……ってそいえば俺たち普通に人ってバレてるよな!?」
誰もいないところでツッコミをしだす彼は周りから見てしまえばもはや変人です。
でも《オトリサマ・ファイヤー》というのは単語と単語をくっつけただけで、正しく和訳すると《火の鳥》です。そこから彼はひとひねり加えた事で焼き鳥という単語が出てきたのでしょう。
ちなみに彼は気づいていませんが、この焼き鳥の肉は陸斗と鈴が退治したあの魔物の肉。つまり一見生臭そうなバンファの蛙のような胴体の肉。そのものなのです。
「人のコよ、別に俺らファーステリアの魔物は人を嫌ってるわけじゃねェ。逆に仲良くやりてェ方だ。そう緊張すんな」
それにミノタウロスの言葉で魔界の魔物達は人を嫌っている様子は無いことがわかりました。と言ってもミノタウロスだけの反応かも知れませんから絶対ということではないんですが。
「お、もう行くのか、人のムスメよ。ならまた来るとイイ!いつでもサービスしてやるよ!」
「……それ、忘れる、ダメ。あと覚悟」
中々に意味深な言葉を残しその屋台を後にし、また乃亜に連れられ目的の場所へ歩いていきました。
それから数分後、上空からも見えていた大きな城が遠目から見え始めました。
「あの城が私達の目的の場所です!確か城の名前はーー」
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