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一章・追放編
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十二話
「ってなんで俺らは逃げないと行けないんだよ……」
彼らは未だに走って王都イデロードから遠ざかっていました。
息切れをしてしまうほどの距離を走り続け王都が見えなくなったところで追っ手が来てないことを確認し彼らは一度立ち止まりました。しかし今は夜、周りはもちろん真っ暗で月明かりに照らされる草原は一切の障害物が無く地平線の向こうまで続いてるかのような果てしなく広がっているように見えます。
しかし、夜だからといって安心はできません。障害物はないと言えど魔物は昼間よりも活発に動いたり、夜にしか現れない魔物もいるため案外危険な地なのですから。
「なんかごめんなさい陸斗君」
「いや、いいんだ」
「……追っ手、こない、どうする?」
「それなんだけど、陸斗君とーー」
先ほどの出会ったばかりの鈴はもちろん乃亜に名前は言っていません。
そのため乃亜は言葉がつまり、名前を聞こうとした時でした。
「……鈴、梅坂鈴」
「私は天月乃亜です!鈴ちゃんよろしくね!で、えっと陸斗君と鈴ちゃんをとりあえず魔界に招待します!」
と、乃亜はたっとポニーテールを揺らしつつ前に出て鈴に挨拶した後にそう言います。
しかし魔界に行くとなると先程のセリロの行為から、人は魔族を嫌っているというのは確か、ならば魔族も人を嫌っていて当然と考えると行かない方が身のためではと感じてしまいます。
「敵対してるみたいだし俺らは行くのやめた方がよくないか?」
「お気になさらずです!さっきも言いましたが魔王の素質?があるみたいだし魔王ってのにもなったから多分何とかなると思いますし!でも、その前にあの変なのをどうにかしないと行けないですかね?」
確かに陸斗と鈴は知らないものの、魔界では人を嫌っている素振りを見せる人はいません。でなければ龍人のドラグニル、魔人スクルドは乃亜を連れてくることはないでしょう。
その事を伝え再び歩み始めようとした時、薄汚れた包帯でグルグルと巻かれた人ぽい何かーーミイラが、地面の下から大量に現れていたのです。
「……あれはミイラ、幽霊、一人で、天日干し、体乾燥、包帯を巻く、こうなった」
「その知識どっから出てくるんだよ……ってそもそも幽霊ってそんなことしないよな!?」
相変わらずの特徴的な口調でのボケとその口調を理解しつつのツッコミですが初めてみた乃亜は唖然とするしかありません。
更に、まるで意思があるかのようにミイラも鈴のギャグで何体かコケていました。
「まあいいか、ともかくここは俺らに任せろ、乃亜は来たばっかで戦ったことないだろ?」
「わかりました、ガンバです!」
だが、それが合図となったのか、周囲にいたミイラは一斉に前線の陸斗の元……いえ、何故かすっと武器を構えた陸斗や鈴を尻目に、武器を持たない乃亜に向かってなぜか歩きだし……いや走り出しました。
「ーー……ミイラ、頭いい」
「関心してないで助けてくださいぃぃぃ!?」
わらわらと数も増していき乃亜の元に集って襲おうとしますが、もちろん乃亜はそれに恐れ、必死に逃げます。
ですが、逃げた先にも別の魔物がいて方向を変えまた逃げる……それを何回もやっているといつの間にか百体以上はいると思うほどの、魔物の軍団と化しました。
ただ魔物の方が足が遅いため彼女は捕まることはありませんでした。
「って集めるのはいいけど、これら俺らが倒すんだぞ!?」
絶句としていた陸斗は我に返るとすぐさまその軍団へと向かい何体もの魔物を倒していきます。
しかし相手はいわゆるアンデッド、刺しても切っても倒しても殴っても何度も立ち上がり、乃亜を追い続けました。
「キリがない!」
「……〈光の柱〉」
何度も立ち上がるミイラに苦戦していると、鈴のたった一言で群れの中心に一瞬温かいような強い光の柱が放たれます。
すると百体以上は居たと思われるアンデッドが次々と燃えていき、ミイラにいたっては乾燥しているからか、はたまた包帯が巻かれているためなのか強く高く火柱が上がりました。
「あの量を燃やした!?てか光魔法!?」
「……光、魔法、アンデッド、苦手」
そう、彼女が唱えた魔法はアンデッド系が恐れる光の魔法。光を浴びればアンデッドは燃えてしまう特性から、様々光の魔法がアンデッドに対して効果があると言われているのです。故に彼女は“わざと”乃亜を囮に使い一気に仕留めたという訳です。
さらにアンデッドは光が苦手ということもあり、彼女が放った光の柱がその場限りで魔除となり、仕留められなかったアンデッドもただただ地に帰る他ありませんでした。
「にしても何で乃亜に集ったんだ?」
「私にもわかりません…… でも、もしかしたら弱い人を襲う習慣でもあるんじゃないですかね?ゲームでもそうですし」
陸斗達のところへ戻ってくると直ぐに陸斗の疑問に答えますが、その答えは遠まわしに自分が弱いと言っているようなもの。しかし彼女は天然なのか、それとも自覚がないのかそんなことには気づきません。
もちろん陸斗と鈴はわかっていますが、武器を持っていない乃亜は確かに弱いと納得もできるためあえて何も言わず、話を続けます。
「もしそうだとしたら街の人危なくないか?」
「……大丈夫、夜、人、出歩かない……結界、ある、魔物、来ない」
「そうなのか……なら安心だな。てかさっきの人達いるならそもそも心配もいらないか」
「ですね、っとここでのんびりしてたらまた魔物来ちゃいますね……ここからは私に着いてきてください!」
そう言うと、まるでさっきのことは無かったかのように夜の草原を恐れることなく、彼等の先頭を歩き彼等を導いていきます。
それから数分後、森のような所に入り更に奥へ進むと開けた場所にたどり着き、遺跡の様な、はたまた洞窟の入口のようなものが目に入ります。
その入口はどこか暗い雰囲気……いえあたりが暗いからそう感じるだけかも知れません。ですがやはり何かを感じ取れました。
暗く黒く、入口の方から食に飢えた虎にでと睨まれているかのような殺気ーーいえ、入り口から感じ取れる気配じゃありません。これはどう考えても乃亜から放たれていた謎の力でした。
今まで気づかず、一緒に行動していたとなるとかなり恐ろしいものです。
ただ森の中とあってなのか、陸斗と鈴は乃亜から出ている気配とはわかっていません。逆に乃亜は自分から出てるもの故にその事にはわかるわけがありませんでした。
「ちょ、凄く悪寒がするんだが……」
「……何かでる、雰囲気」
「そうかな?何も感じないんですが……と、ちょっと待っててください!」
するとその気配の元凶である乃亜はその遺跡へと入っていきました。
そのお陰なのかその場に佇んでいた黒い気配は薄らと消えることになりますが、数分後に再び黒い気配を感じ取れます。
というのも、ズシリと重い音と共に遺跡から長いポニーテールを揺らす乃亜と乃亜が乗ってきた黒龍が出てきたのです。
「いやー本当にいて助かったですー、もしいなかったらどうしようかと思いましたよ」
とにっこり笑顔で乃亜は言いますが、陸斗達はにっこり笑顔なんて今は作れる状態じゃありません。
むしろできたとして苦笑いでしょう。
「この龍はさっき見ましたよね?さあ乗って!」
「いやいや、流石に乃亜の言ったことでもこれは……」
「……乗る、怖い」
二人は乗ることに抵抗しますが、なぜ抵抗するか……それは先ほどの気配のこともありますが、目の前にいる龍の迫力により抵抗が生まれてしまったのです。
龍は黒い鱗がずらりと頭から尻尾まで綺麗に連なっており、大空を飛ぶための大きい翼もありました。ただ、人が三人は乗れると思うほどの大きさで森の木々までとは行きませんがかなり大きい龍でした。
そして絶句としてしまった陸斗と鈴を見た彼女は苦笑いしながらも。
「私だって最初は怖かったんですが乗ってみると案外そうでもないですよ?。とりあえずここで夜を過ごすのも危険ですから早く!」
「そういう問題じゃ……」
そう言って龍を座らせたあと、彼らを引っ張り黒龍の硬い翼を辿って黒龍の背中に乗りました。
下を除くと建物の二階にいるかのような高さで龍が立ち上がると一瞬で四階に登ったかのような感覚になります。
「座ってないと飛ばされちゃいますよ?」
落ちれば骨折する可能性があるため見ることはやめ、今にも動き出しそうな龍に彼らは座り念のためかしがみつきます。
彼らはまだ行くとは一言も言ってない気がしますが、行かないとなると危険な森で一夜を過ごさないといけなくなるため、命の保証がありません。そのため問答無用で乃亜は彼らを無理やり龍にのせーー
「ーーさあ、ドラゴンフルーツ!魔界にレッツゴー、です!」
「だから龍だけどそれは食べもーー」
そう言おうとした所で龍はバサりと翼を広げ漆黒の大空を飛びました。
「ってなんで俺らは逃げないと行けないんだよ……」
彼らは未だに走って王都イデロードから遠ざかっていました。
息切れをしてしまうほどの距離を走り続け王都が見えなくなったところで追っ手が来てないことを確認し彼らは一度立ち止まりました。しかし今は夜、周りはもちろん真っ暗で月明かりに照らされる草原は一切の障害物が無く地平線の向こうまで続いてるかのような果てしなく広がっているように見えます。
しかし、夜だからといって安心はできません。障害物はないと言えど魔物は昼間よりも活発に動いたり、夜にしか現れない魔物もいるため案外危険な地なのですから。
「なんかごめんなさい陸斗君」
「いや、いいんだ」
「……追っ手、こない、どうする?」
「それなんだけど、陸斗君とーー」
先ほどの出会ったばかりの鈴はもちろん乃亜に名前は言っていません。
そのため乃亜は言葉がつまり、名前を聞こうとした時でした。
「……鈴、梅坂鈴」
「私は天月乃亜です!鈴ちゃんよろしくね!で、えっと陸斗君と鈴ちゃんをとりあえず魔界に招待します!」
と、乃亜はたっとポニーテールを揺らしつつ前に出て鈴に挨拶した後にそう言います。
しかし魔界に行くとなると先程のセリロの行為から、人は魔族を嫌っているというのは確か、ならば魔族も人を嫌っていて当然と考えると行かない方が身のためではと感じてしまいます。
「敵対してるみたいだし俺らは行くのやめた方がよくないか?」
「お気になさらずです!さっきも言いましたが魔王の素質?があるみたいだし魔王ってのにもなったから多分何とかなると思いますし!でも、その前にあの変なのをどうにかしないと行けないですかね?」
確かに陸斗と鈴は知らないものの、魔界では人を嫌っている素振りを見せる人はいません。でなければ龍人のドラグニル、魔人スクルドは乃亜を連れてくることはないでしょう。
その事を伝え再び歩み始めようとした時、薄汚れた包帯でグルグルと巻かれた人ぽい何かーーミイラが、地面の下から大量に現れていたのです。
「……あれはミイラ、幽霊、一人で、天日干し、体乾燥、包帯を巻く、こうなった」
「その知識どっから出てくるんだよ……ってそもそも幽霊ってそんなことしないよな!?」
相変わらずの特徴的な口調でのボケとその口調を理解しつつのツッコミですが初めてみた乃亜は唖然とするしかありません。
更に、まるで意思があるかのようにミイラも鈴のギャグで何体かコケていました。
「まあいいか、ともかくここは俺らに任せろ、乃亜は来たばっかで戦ったことないだろ?」
「わかりました、ガンバです!」
だが、それが合図となったのか、周囲にいたミイラは一斉に前線の陸斗の元……いえ、何故かすっと武器を構えた陸斗や鈴を尻目に、武器を持たない乃亜に向かってなぜか歩きだし……いや走り出しました。
「ーー……ミイラ、頭いい」
「関心してないで助けてくださいぃぃぃ!?」
わらわらと数も増していき乃亜の元に集って襲おうとしますが、もちろん乃亜はそれに恐れ、必死に逃げます。
ですが、逃げた先にも別の魔物がいて方向を変えまた逃げる……それを何回もやっているといつの間にか百体以上はいると思うほどの、魔物の軍団と化しました。
ただ魔物の方が足が遅いため彼女は捕まることはありませんでした。
「って集めるのはいいけど、これら俺らが倒すんだぞ!?」
絶句としていた陸斗は我に返るとすぐさまその軍団へと向かい何体もの魔物を倒していきます。
しかし相手はいわゆるアンデッド、刺しても切っても倒しても殴っても何度も立ち上がり、乃亜を追い続けました。
「キリがない!」
「……〈光の柱〉」
何度も立ち上がるミイラに苦戦していると、鈴のたった一言で群れの中心に一瞬温かいような強い光の柱が放たれます。
すると百体以上は居たと思われるアンデッドが次々と燃えていき、ミイラにいたっては乾燥しているからか、はたまた包帯が巻かれているためなのか強く高く火柱が上がりました。
「あの量を燃やした!?てか光魔法!?」
「……光、魔法、アンデッド、苦手」
そう、彼女が唱えた魔法はアンデッド系が恐れる光の魔法。光を浴びればアンデッドは燃えてしまう特性から、様々光の魔法がアンデッドに対して効果があると言われているのです。故に彼女は“わざと”乃亜を囮に使い一気に仕留めたという訳です。
さらにアンデッドは光が苦手ということもあり、彼女が放った光の柱がその場限りで魔除となり、仕留められなかったアンデッドもただただ地に帰る他ありませんでした。
「にしても何で乃亜に集ったんだ?」
「私にもわかりません…… でも、もしかしたら弱い人を襲う習慣でもあるんじゃないですかね?ゲームでもそうですし」
陸斗達のところへ戻ってくると直ぐに陸斗の疑問に答えますが、その答えは遠まわしに自分が弱いと言っているようなもの。しかし彼女は天然なのか、それとも自覚がないのかそんなことには気づきません。
もちろん陸斗と鈴はわかっていますが、武器を持っていない乃亜は確かに弱いと納得もできるためあえて何も言わず、話を続けます。
「もしそうだとしたら街の人危なくないか?」
「……大丈夫、夜、人、出歩かない……結界、ある、魔物、来ない」
「そうなのか……なら安心だな。てかさっきの人達いるならそもそも心配もいらないか」
「ですね、っとここでのんびりしてたらまた魔物来ちゃいますね……ここからは私に着いてきてください!」
そう言うと、まるでさっきのことは無かったかのように夜の草原を恐れることなく、彼等の先頭を歩き彼等を導いていきます。
それから数分後、森のような所に入り更に奥へ進むと開けた場所にたどり着き、遺跡の様な、はたまた洞窟の入口のようなものが目に入ります。
その入口はどこか暗い雰囲気……いえあたりが暗いからそう感じるだけかも知れません。ですがやはり何かを感じ取れました。
暗く黒く、入口の方から食に飢えた虎にでと睨まれているかのような殺気ーーいえ、入り口から感じ取れる気配じゃありません。これはどう考えても乃亜から放たれていた謎の力でした。
今まで気づかず、一緒に行動していたとなるとかなり恐ろしいものです。
ただ森の中とあってなのか、陸斗と鈴は乃亜から出ている気配とはわかっていません。逆に乃亜は自分から出てるもの故にその事にはわかるわけがありませんでした。
「ちょ、凄く悪寒がするんだが……」
「……何かでる、雰囲気」
「そうかな?何も感じないんですが……と、ちょっと待っててください!」
するとその気配の元凶である乃亜はその遺跡へと入っていきました。
そのお陰なのかその場に佇んでいた黒い気配は薄らと消えることになりますが、数分後に再び黒い気配を感じ取れます。
というのも、ズシリと重い音と共に遺跡から長いポニーテールを揺らす乃亜と乃亜が乗ってきた黒龍が出てきたのです。
「いやー本当にいて助かったですー、もしいなかったらどうしようかと思いましたよ」
とにっこり笑顔で乃亜は言いますが、陸斗達はにっこり笑顔なんて今は作れる状態じゃありません。
むしろできたとして苦笑いでしょう。
「この龍はさっき見ましたよね?さあ乗って!」
「いやいや、流石に乃亜の言ったことでもこれは……」
「……乗る、怖い」
二人は乗ることに抵抗しますが、なぜ抵抗するか……それは先ほどの気配のこともありますが、目の前にいる龍の迫力により抵抗が生まれてしまったのです。
龍は黒い鱗がずらりと頭から尻尾まで綺麗に連なっており、大空を飛ぶための大きい翼もありました。ただ、人が三人は乗れると思うほどの大きさで森の木々までとは行きませんがかなり大きい龍でした。
そして絶句としてしまった陸斗と鈴を見た彼女は苦笑いしながらも。
「私だって最初は怖かったんですが乗ってみると案外そうでもないですよ?。とりあえずここで夜を過ごすのも危険ですから早く!」
「そういう問題じゃ……」
そう言って龍を座らせたあと、彼らを引っ張り黒龍の硬い翼を辿って黒龍の背中に乗りました。
下を除くと建物の二階にいるかのような高さで龍が立ち上がると一瞬で四階に登ったかのような感覚になります。
「座ってないと飛ばされちゃいますよ?」
落ちれば骨折する可能性があるため見ることはやめ、今にも動き出しそうな龍に彼らは座り念のためかしがみつきます。
彼らはまだ行くとは一言も言ってない気がしますが、行かないとなると危険な森で一夜を過ごさないといけなくなるため、命の保証がありません。そのため問答無用で乃亜は彼らを無理やり龍にのせーー
「ーーさあ、ドラゴンフルーツ!魔界にレッツゴー、です!」
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