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一章・追放編
追放者
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十一話
「こんな祭り日になんだぁ!?」
上半身裸の彼ーーセリロは鳴り響いた警報に驚き、そのまま外に出ていきました。そんなことを日本でやれば変質者として問題が起こりますが、この世界では問題は起きないのでしょうか?
そんなことを思っているとギルドの建物に、いえ深夜の街中に受付人の声が響き渡りました。勿論警報がなったため収穫祭は即座に中止となります。
『緊急警報!謎の魔力源を付近で感知!手が空いている冒険者の方は直ちにギルド、または正門までお越しください!』
その言葉を最後に街中に響き渡るアナウンスが聴こえなくなり、それと同時に陸斗と鈴の元にアナウンスをしていた受付人が血相を変えて近寄ってきました。
「君たち!戦えますか!?」
「ま、まあな」
「なら、正門の方に行って魔力源を確認してきて下さい!もちろん報酬も用意します!」
報酬を用意するという言葉で鈴がピクリと反応しました。彼女はどうやらお金に目がないようです。
その証拠に表情には出てませんがその頼みを受ける気満々な雰囲気でした。
「……陸斗、やる?」
「やりたいんだろ?前に迷惑かけたしな」
軽く息を吐き陸斗はそう返事し、彼らは正門の場所を聞いてからその場所へと向かい、たどり着く頃には最初に出ていったセリロと街にいた冒険者達が集っていました。
「君達もこっちに来たのか、丁度いい、今の状況を説明しようじゃないか!」
こんな時でもテンションが高めなセリロですが案外ちゃんとしてて、こと細かく現状況を説明しだしました。
「謎の魔力源の正体が今しがたわかったところでな。龍と人一人がその正体だ。だが最も恐れないといけないのは人の方、魔王とそっくりな……いやそれ以上の魔力を持ってやがる」
「この世界に魔王はいるんだな」
と言っていると微かにでもはっきりと龍の鳴き声のようなのが聞こえました。
暗がりの向こうから大きな影が近づいてきます。
「噂をすればだな……もしもの為だ、構えとけ!」
見た感じ武器を持ってなさそうなセリロですがどうやら拳が武器のようです。
でもそんなに強そうな筋肉はないのに大丈夫何でしょうか?
ですがそんなことはあまり気にせず陸斗も鈴も武器を構えました。
ーーそんな中“龍に乗りイデロード王都付近を飛ぶ乃亜”は、遠くされども夜という闇に包まれた王都を見てそこが龍人、ドラグニル達が言っていた王都だということがわかります……が、普通ならば闇に包まれ、光も少ない王都を見て、そこが『王都』だということはわかる訳もなく、ましてや見えることもほぼ無いでしょう。それなのにも関わらず彼女は見えていたのです。
「ここですね、一回降りましょう?」
「ガァァ」
図体が大きいのにも関わらず、小さな鳴き声でかつ乃亜の言葉がまるでわかっているかのように鳴くと大きな龍はバサリと翼を羽ばたかせつつ陸斗達の前に降り立ち、乃亜も龍の翼から滑り台のように滑っておりました。
「ありがとうございます!ドラゴンフルーツ!」
「って、確かに龍だけどそれ食べ物!!」
彼女がドラゴンフルーツと呼んだ大きな龍は再び羽を大きく羽ばたかせ、来た方向へと飛んでいきました。
そして自然的に龍の名前につっこみを入れる陸斗は、再度武器を構え直して。
「で、お前は誰だ?」
「私ですか?私は天月乃亜……って名前言ってよかったですかね?」
「天月乃亜……?」
彼女は被っていたフードを脱ぎ、素顔を晒すと共に敵意はないということを証明するべくか両手を上げます。しかしその直後、ぱっと周りを見た時に彼女は驚くこととなりました。
「って、陸斗君!?」
「あ、えっと……どなた?」
「えー、まあ覚えてないのもしょうがないですよ。陸斗君、不登校さんですから」
毎日毎日、陸斗の姿が見えなくなり心配していたからこそ、こうして陸斗に再開したことが驚きな彼女。
やはり久々の再開とあってかタッと陸斗に向かって走り近づくと彼の手を取り、可愛らしい笑みでぴょんぴょん跳ねていました。
跳ねたことでふわり、またふわりと彼女の後ろでポニーテールとして縛られている艶のある黒髪が、まるで一本一本生きているかのように宙に舞います。しかしスタイルは抜群とは言えなく、身長以外殆ど発達しなかったため彼女の髪以外に揺れるものは特にありませんでした。
「あ……もしかしてーー」
「へい、ブラザー、その謎の魔力を持った子、知り合いなのかい?」
「子供の頃からの付き合いだ。暫く会ってなかったから一瞬でてこなかったが……その前に二回目だがお前の弟になった覚えはない」
「仕方ないだろう!名前を知らないんだから」
と収穫祭が始まった時と同じようなツッコミをしますが、確かに陸斗はセリロに名前を言っていません。そう考えると呼ばれるのも仕方の無いことですね。
そして陸斗は言いました。
「てか二年で急に成長したな、二年前はあんなにちっさかったのに、まあ育ったところが身長だけってのは……」
「殴りますよ?」
ガッと陸斗の頭をチョップをかましてそう言います。ってやった後に言っても意味無いと思うのですが。
でも陸斗は慣れているかのように頭は抑えていますが案外ケロッとしてました。
「で、何でここに?お前も召喚された系か?」
「んー、連れてこられました。魔王の素質?があるとかで魔王になっちゃったみたいです。ってこれは言っちゃダメなやつでした!多分!」
「相変わらずの馬鹿は変わってないな!?」
目の前にいる幼馴染の彼女が魔王と知った瞬間、周りの人達ーー陸斗、鈴、そして乃亜を除く全員から少しだけ殺気が放たれます。
どうやらこの世界もよく見るファンタジー世界と同じでこの世界の人達は皆、魔王や魔族は嫌っているようです。
それを察知した陸斗は乃亜を庇うかのように。
「乃亜は魔王みたいだが悪くは無いやつだ、だから落ち着いてくれ」
ですが庇ってしまったことで、周りの雰囲気がガラッと変わります。それは先ほどの殺気、それらが一段と強く猛獣のように陸斗達を襲ったのです。
ーーそう、人は意思と言葉で動く動物。例えその行動が過ちを犯すことだとしても、全ては言葉と意思によって人は動いてしまうのです。
そのせいで、周りには味方だったはずのセリロやギルドにいた冒険者がたった今、彼らの敵と化したのです。
「ブラザー、君とはいい仲間として期待していたが……失望したよ。まさか魔王の仲間だったなんてな!不本意だがこっちは命がかかってる。さあて煌々と照らして追い払おうじゃないか!!」
「おいっ……いや、話は聞いてくれなさそうだな。にしても二対大勢か……」
「……私、いる」
「鈴!?……まぁでもどっちみち三対大勢でも勝ち目は無い、そのうえ攻撃はできない、となると『逃げ』だ!てことで行くぞ鈴、乃亜!」
「ふぇ!?」
その場にいたギルド員全員が武器を構え直し、セリロが拳同士をぶつけると同時に冒険者は彼らに剣やら拳、魔法など様々な攻撃方法で襲いかかってきます。
ですが相手は多く、数で負けてしまいます。そのため陸斗は『逃げる』ことを選び、多数の攻撃から逃れるため、そして乃亜を殺させない為に、彼らは王都イデロードから遠ざかっていったのです。
鈴は魔法、陸斗は剣を持ってるため一応戦うことができますが、何故攻撃しないと断言し逃げたのか。それは、相手を傷つけてしまうとそれこそ敵と思われるからと言う陸斗の考えです。
そしてそれを見届けるかのように腕を組みつつセリロはその場にいた人全員にこう言いました。
「まて、“あの二人”は追わなくていい、この先も長くは持たないだろうしな……ハッハッハッ!今日も煌々と問題を解決したぞ!さあ、同士達よ戻ろうじゃないか!」
その一言で冒険者を支配し操っているかのように、追いかけていった人、待機していた人は無言で何も無かったかのように王都内へと戻っていきました。
「こんな祭り日になんだぁ!?」
上半身裸の彼ーーセリロは鳴り響いた警報に驚き、そのまま外に出ていきました。そんなことを日本でやれば変質者として問題が起こりますが、この世界では問題は起きないのでしょうか?
そんなことを思っているとギルドの建物に、いえ深夜の街中に受付人の声が響き渡りました。勿論警報がなったため収穫祭は即座に中止となります。
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その言葉を最後に街中に響き渡るアナウンスが聴こえなくなり、それと同時に陸斗と鈴の元にアナウンスをしていた受付人が血相を変えて近寄ってきました。
「君たち!戦えますか!?」
「ま、まあな」
「なら、正門の方に行って魔力源を確認してきて下さい!もちろん報酬も用意します!」
報酬を用意するという言葉で鈴がピクリと反応しました。彼女はどうやらお金に目がないようです。
その証拠に表情には出てませんがその頼みを受ける気満々な雰囲気でした。
「……陸斗、やる?」
「やりたいんだろ?前に迷惑かけたしな」
軽く息を吐き陸斗はそう返事し、彼らは正門の場所を聞いてからその場所へと向かい、たどり着く頃には最初に出ていったセリロと街にいた冒険者達が集っていました。
「君達もこっちに来たのか、丁度いい、今の状況を説明しようじゃないか!」
こんな時でもテンションが高めなセリロですが案外ちゃんとしてて、こと細かく現状況を説明しだしました。
「謎の魔力源の正体が今しがたわかったところでな。龍と人一人がその正体だ。だが最も恐れないといけないのは人の方、魔王とそっくりな……いやそれ以上の魔力を持ってやがる」
「この世界に魔王はいるんだな」
と言っていると微かにでもはっきりと龍の鳴き声のようなのが聞こえました。
暗がりの向こうから大きな影が近づいてきます。
「噂をすればだな……もしもの為だ、構えとけ!」
見た感じ武器を持ってなさそうなセリロですがどうやら拳が武器のようです。
でもそんなに強そうな筋肉はないのに大丈夫何でしょうか?
ですがそんなことはあまり気にせず陸斗も鈴も武器を構えました。
ーーそんな中“龍に乗りイデロード王都付近を飛ぶ乃亜”は、遠くされども夜という闇に包まれた王都を見てそこが龍人、ドラグニル達が言っていた王都だということがわかります……が、普通ならば闇に包まれ、光も少ない王都を見て、そこが『王都』だということはわかる訳もなく、ましてや見えることもほぼ無いでしょう。それなのにも関わらず彼女は見えていたのです。
「ここですね、一回降りましょう?」
「ガァァ」
図体が大きいのにも関わらず、小さな鳴き声でかつ乃亜の言葉がまるでわかっているかのように鳴くと大きな龍はバサリと翼を羽ばたかせつつ陸斗達の前に降り立ち、乃亜も龍の翼から滑り台のように滑っておりました。
「ありがとうございます!ドラゴンフルーツ!」
「って、確かに龍だけどそれ食べ物!!」
彼女がドラゴンフルーツと呼んだ大きな龍は再び羽を大きく羽ばたかせ、来た方向へと飛んでいきました。
そして自然的に龍の名前につっこみを入れる陸斗は、再度武器を構え直して。
「で、お前は誰だ?」
「私ですか?私は天月乃亜……って名前言ってよかったですかね?」
「天月乃亜……?」
彼女は被っていたフードを脱ぎ、素顔を晒すと共に敵意はないということを証明するべくか両手を上げます。しかしその直後、ぱっと周りを見た時に彼女は驚くこととなりました。
「って、陸斗君!?」
「あ、えっと……どなた?」
「えー、まあ覚えてないのもしょうがないですよ。陸斗君、不登校さんですから」
毎日毎日、陸斗の姿が見えなくなり心配していたからこそ、こうして陸斗に再開したことが驚きな彼女。
やはり久々の再開とあってかタッと陸斗に向かって走り近づくと彼の手を取り、可愛らしい笑みでぴょんぴょん跳ねていました。
跳ねたことでふわり、またふわりと彼女の後ろでポニーテールとして縛られている艶のある黒髪が、まるで一本一本生きているかのように宙に舞います。しかしスタイルは抜群とは言えなく、身長以外殆ど発達しなかったため彼女の髪以外に揺れるものは特にありませんでした。
「あ……もしかしてーー」
「へい、ブラザー、その謎の魔力を持った子、知り合いなのかい?」
「子供の頃からの付き合いだ。暫く会ってなかったから一瞬でてこなかったが……その前に二回目だがお前の弟になった覚えはない」
「仕方ないだろう!名前を知らないんだから」
と収穫祭が始まった時と同じようなツッコミをしますが、確かに陸斗はセリロに名前を言っていません。そう考えると呼ばれるのも仕方の無いことですね。
そして陸斗は言いました。
「てか二年で急に成長したな、二年前はあんなにちっさかったのに、まあ育ったところが身長だけってのは……」
「殴りますよ?」
ガッと陸斗の頭をチョップをかましてそう言います。ってやった後に言っても意味無いと思うのですが。
でも陸斗は慣れているかのように頭は抑えていますが案外ケロッとしてました。
「で、何でここに?お前も召喚された系か?」
「んー、連れてこられました。魔王の素質?があるとかで魔王になっちゃったみたいです。ってこれは言っちゃダメなやつでした!多分!」
「相変わらずの馬鹿は変わってないな!?」
目の前にいる幼馴染の彼女が魔王と知った瞬間、周りの人達ーー陸斗、鈴、そして乃亜を除く全員から少しだけ殺気が放たれます。
どうやらこの世界もよく見るファンタジー世界と同じでこの世界の人達は皆、魔王や魔族は嫌っているようです。
それを察知した陸斗は乃亜を庇うかのように。
「乃亜は魔王みたいだが悪くは無いやつだ、だから落ち着いてくれ」
ですが庇ってしまったことで、周りの雰囲気がガラッと変わります。それは先ほどの殺気、それらが一段と強く猛獣のように陸斗達を襲ったのです。
ーーそう、人は意思と言葉で動く動物。例えその行動が過ちを犯すことだとしても、全ては言葉と意思によって人は動いてしまうのです。
そのせいで、周りには味方だったはずのセリロやギルドにいた冒険者がたった今、彼らの敵と化したのです。
「ブラザー、君とはいい仲間として期待していたが……失望したよ。まさか魔王の仲間だったなんてな!不本意だがこっちは命がかかってる。さあて煌々と照らして追い払おうじゃないか!!」
「おいっ……いや、話は聞いてくれなさそうだな。にしても二対大勢か……」
「……私、いる」
「鈴!?……まぁでもどっちみち三対大勢でも勝ち目は無い、そのうえ攻撃はできない、となると『逃げ』だ!てことで行くぞ鈴、乃亜!」
「ふぇ!?」
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ですが相手は多く、数で負けてしまいます。そのため陸斗は『逃げる』ことを選び、多数の攻撃から逃れるため、そして乃亜を殺させない為に、彼らは王都イデロードから遠ざかっていったのです。
鈴は魔法、陸斗は剣を持ってるため一応戦うことができますが、何故攻撃しないと断言し逃げたのか。それは、相手を傷つけてしまうとそれこそ敵と思われるからと言う陸斗の考えです。
そしてそれを見届けるかのように腕を組みつつセリロはその場にいた人全員にこう言いました。
「まて、“あの二人”は追わなくていい、この先も長くは持たないだろうしな……ハッハッハッ!今日も煌々と問題を解決したぞ!さあ、同士達よ戻ろうじゃないか!」
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