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145話
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「あれは一体なんなの!?」
蓮司が答える。
「多分、この前のやつの上位種だろう……」
それを聞いた美鈴は、驚きながら言った。
「嘘……あんなの勝てるわけないじゃん!」
優斗が言う。
「とにかくやるしかないよ!」
それを聞いて美鈴が言う。
「よし!やろう!」
蓮司は、少しだけ考えていたが、すぐに切り替えて武器を構えた。
一方、真司と美鈴とグレンは固まって行動していた。
グレンは、真司と美鈴に回復魔法を使い、2人を援護する。
真司と美鈴は、それぞれ1体ずつ相手をして戦っていた。
真司の攻撃は当たっているのだが、あまりダメージを与えられていない様子だった。
一方、美鈴は、持ち前の身体能力で攻撃をかわしつつ、攻撃を繰り出しているが、こちらも効いているのかわからないくらいの威力しかなかった。
そんな時、美鈴がドラゴンの尻尾の攻撃を受けてしまう。
美鈴は、そのまま飛ばされて壁にぶつかる。
「うっ……」
美鈴は、その場で倒れてしまった。
それを見た真司が言う。
「おい!大丈夫か!」
グレンも心配そうな顔をして近寄ってきた。
美鈴は立ち上がろうとするが立てなかった。
真司は、グレンに聞く。
「グレンさん!どうしたらいいですか!?」
グレンが答えた。
「今は戦うのをやめるんだ……そして、美鈴を連れて逃げるんだ……」
それを聞いた真司は、グレンに聞いた。
「でも……それじゃあ……」
真司が言い終わる前に、ドラゴンが炎を吐いた。
真司は、それをギリギリで回避したが、その衝撃により吹き飛んだ。
「ぐあっ……」
真司は、地面に叩きつけられた。
グレンは、真司と美鈴に回復魔法をかけると、美鈴を担いで走り出した。
グレンは、真司に回復魔法をかけながら走っていた。
真司は、起き上がると、真一と美鈴を追いかけた。
真司は、必死に追いかけたが、なかなか追いつけずに、どんどん離されていった。
そして、とうとう真一と美鈴に追いつくと、真一が言う。
「俺に任せろ!」
そう言うと真一は、美鈴を下ろして、ドラゴンに向かって行った。それを見た真司は、慌てて真一に叫ぶ。
「無茶だ!逃げよう!」
それを聞いた美鈴が言う。
「ダメ!真一を置いて行けない!」
そう言うと、美鈴は、また歩き出した。
それを見た真司は、急いで美鈴の後を追った。
***
その頃、蓮司たちは、苦戦しながらもなんとかモンスターを倒していた。
蓮司は、周りを警戒していたが、特に気配を感じなかったので、安心した表情を浮かべていた。
その時、蓮司の後ろから声が聞こえてきた。
「久しぶりね……蓮司くん」
蓮司が振り向くと、そこには、あの時の女性の姿があった。
蓮司は、戦闘態勢に入りながら言う。
「やっぱり……お前か……」
それを聞いた女性は、フードを取ると、その姿を現した。
その姿を見て蓮司は、驚いた。
なぜなら、目の前にいる女性が、昔自分が殺したはずの人間だったからだ。
女性は、自分の姿を見ると、悲しげな目をしながら蓮司の方へ歩いてきた。
蓮司は、剣を構えている。
しかし、女性は、蓮司の前まで来ると、蓮司のことを抱きしめると、蓮司の唇を奪った……
蓮司は、いきなりの出来事に頭が真っ白になっていた。
すると、女性の口から血が流れ出す。
その光景を見て蓮司は我に帰ったが、体が思うように動かなかった……
(なんだ……力が抜けていく……)
それからしばらくして、蓮司は、やっと動けるようになった。
すると女性が話しかけてくる。
「これで私の役目は終わったわ……」
それを聞いて蓮司が言う。
「どういうことだ?」
それを聞いた女性が答える。
「私はもうすぐ死ぬってことよ……」
それを聞いた蓮司が言う。
「なんでだ?お前は、あそこで死んだはずだ!」
それを聞いた女性は、少し間を空けてから言う。
「そう……確かに……私が死んだはずだった……でも……生きていたのよ」
それを聞いて蓮司が言う。
「なぜ、生きている?」
それを聞いた女性が答える。
「わからない……気がついたら……ここにいた……」
それを聞いた蓮司が言う。
「ここはどこだ?お前は、何者だ!?」
それを聞いた女性は、少しだけ考える素振りを見せると言った。
「それは言えない……ごめんなさい……」
それを聞いて蓮司が言う。
「なら、質問を変えるぞ……」
それを聞いた女性が答える。
「えぇ……」
蓮司が言う。
「お前は、ここで何をしているんだ?」
それを聞いた女性は、悲しい顔で答える。
「私は……貴方に会うためだけに生き返ったの……」
それを聞いた蓮司が言う。
「なんのためにだ!?」
それを聞いた女性は、涙を流す。そして、消え入りそうな声で言った。
「もう一度……会いたかったのよ……」
それを聞いた蓮司は、動揺していた。
そして、蓮司は、思い出していた。
昔のことを……
蓮司は、その女性と出会っていたのだ。
ただ、それがいつなのかは、覚えていなかった。
だが、その記憶だけは残っていたのだ。
すると、女性は、蓮司から離れていった。
そして、言った。
「さようなら……」
そして、そのまま姿を消した。
残された蓮司は、ただ呆然としていた。
それからしばらく経ってから、ようやく動き出した。
そして、優斗達のところへと走っていった。
グレンは、美鈴を担ぎながら真司達の元へと向かっていたが、途中で力尽きてしまい、倒れてしまった。
そこに、真司達が駆けつける。
美鈴は、グレンのことを見て、すぐに回復魔法をかけた。
グレンは、目を覚ますと、真司にお礼を言う。
真司は、グレンに聞く。
「大丈夫ですか?」
グレンは、起き上がりながら答えた。
「あぁ……大丈夫だよ」
それを聞くと真司達は、洞窟の奥へと向かった。
***
真司達が奥に進むとそこには、大きな扉があり、その中には巨大なドラゴンがいた。
真司は、ドラゴンに攻撃しようとするが、ドラゴンが炎を吐いてきたので回避するしかなかった。
ドラゴンの攻撃はそれだけでは終わらず、尻尾や爪で攻撃を仕掛けてきた。
真司と美鈴は、ドラゴンに近づきながら戦っていたが、なかなかダメージを与えられずにいた。
一方、グレンは、離れたところで回復魔法を使ってサポートをしていた。
その時、美鈴がドラゴンの攻撃をくらってしまう。
美鈴は、飛ばされて壁にぶつかった。
真司は、美鈴に回復魔法をかけると、美鈴を担いで逃げようとした。
しかし、それを阻止しようとドラゴンが襲いかかってきた。
真司は、美鈴を庇いながら回避したが、壁まで吹き飛んだ。
美鈴は、何とか立ち上がろうとするが、上手く立てなかった。
それを見た真司が言う。
「おい!大丈夫か!」
美鈴は、真司に回復魔法をかけようとしたが、真司に止められてしまう。
「今は戦うのをやめよう……そして、美鈴を連れて逃げるんだ……」
それを聞いた美鈴は、真司に反論した。
「でも……それじゃあ……真一を置いて行けない!」
それを聞いた真司が言う。
「ダメだ!美鈴を置いていくことはできない!」
それを聞いた美鈴が言う。
「私は、真一を置いていけない!」
それを聞いた真司が言う。
「それでもだ!俺は、お前を助けたいんだ!」
真司の言葉を聞いた美鈴が言う。
「わかったわ……」
それを聞いた真司が言う。
「ありがとう……」
そう言うと二人は立ち上がり、ドラゴンに向かっていった。
その頃……蓮司たちは、モンスターを倒していた。
蓮司は、周りを警戒していたが、特に気配を感じなかったので、安心した表情を浮かべていた。
蓮司たちが戦闘を終えると、蓮司たちの目の前に女性が立っていた。
蓮司は、警戒しながら女性に声をかけた。
「久しぶりね……蓮司くん」
蓮司は、その声を聞いて驚いていた。なぜなら、その女性が蓮司が昔殺したはずの人間だったからだ。
蓮司は、剣を構えながら言う。
「やっぱり……お前か……」
それを聞いた女性は、フードを取ると、その姿を現した。
その姿を見て蓮司は、驚いた。
なぜなら、目の前にいる女性が、蓮司が殺したはずの人間だったからだ。
女性は、自分の姿を見ると、悲しげな目をしながら蓮司の方へ歩いてきた。
蓮司は、剣を構えている。
しかし、女性は蓮司の前まで来ると、蓮司のことを抱きしめると、蓮司の唇を奪った……
蓮司は、いきなりの出来事に頭が真っ白になっていた。
すると、女性の口から血が流れ出す。
その光景を見て蓮司は我に帰ったが、体が思うように動かなかった……
(なんだ……力が抜けていく……)
それからしばらくして、蓮司は、やっと動けるようになった。
すると女性が話しかけてくる。
「これで私の役目は終わったわ……」
それを聞いた蓮司が言う。
「どういうことだ?」
それを聞いた女性は、少し間を空けてから言う。
「私はもうすぐ死ぬってことよ……」
それを聞いた蓮司が言う。
「なんでだ?お前は、あそこで死んだはずだ!」
それを聞いた女性が答える。
「そう……確かに……私が死んだはずだった……でも……生きていたのよ……」
それを聞いた蓮司が言う。
「なぜ、生きている?」
それを聞いた女性は、少し間を空けてから言う。
「わからない……気がついたら……ここにいた……」
それを聞いた蓮司が言う。
「ここはどこだ?お前は、何者だ!?」
それを聞いた女性は、少しだけ考える素振りを見せると言った。
「それは言えない……ごめんなさい……」
それを聞いた蓮司が言う。
「なら、質問を変えるぞ……」
それを聞いた女性が答える。
「えぇ……」
蓮司が言う。
「お前は、ここで何をしているんだ?」
それを聞いた女性は、悲しい顔で答える。
「私は……貴方に会うためだけに生き返ったの……」
それを聞いて蓮司が言う。
「なんのためにだ!?」
それを聞いた女性は、涙を流す。そして、消え入りそうな声で言った。
「もう一度……会いたかったのよ……」
それを聞いた蓮司は、動揺していた。
そして、蓮司は思い出していた。
昔のことを……
蓮司は、その女性と出会っていたのだ。
ただ、それがいつなのかは、覚えていなかった。
だが、その記憶だけは残っていたのだ。
すると、女性は、蓮司から離れていった。
そして、言った。
「さようなら……」
そして、そのまま姿を消した。
残された蓮司は、ただ呆然としていた。
***
その頃……真司と美鈴は、ドラゴンと戦っていたが、ドラゴンが倒れていた。
真司と美鈴は、ドラゴンに止めを刺そうとしたが、ドラゴンは、二人を睨みつけると、息絶えた。
美鈴は、ドラゴンに回復魔法をかけた。
真司は、美鈴にお礼を言う。
「ありがとう……」
真司は、美鈴に聞く。
「大丈夫ですか?」
美鈴は、起き上がりながら言う。
「あぁ……大丈夫だよ」
真司は、美鈴に回復魔法をかけると、美鈴を担いで逃げようとした。
しかし、それを阻止しようとドラゴンが襲いかかってきた。
真司は、美鈴を庇いながら回避したが、壁まで吹き飛んだ。
美鈴は、何とか立ち上がろうとするが、上手く立てなかった。
真司は、美鈴に回復魔法をかけると、美鈴を担いで逃げようとした。
しかし、それを阻止しようとドラゴンが襲いかかってきた。
真司は、美鈴を庇いながら回避したが、壁まで吹き飛んだ。
美鈴は、何とか立ち上がろうとするが、上手く立てなかった。
真司は、美鈴に回復魔法をかけると、美鈴を担いで逃げようとした。
しかし、それを阻止しようとドラゴンが襲いかかってきた。
真司は、美鈴を庇いながら回避したが、壁まで吹き飛んだ。
美鈴は、何とか立ち上がろうとするが、上手く立てなかった。
真司は、美鈴に回復魔法をかけてから、急いで逃げた。
その時、グレンが真司たちに向かって走ってくるのが見えた。
真司と美鈴は、グレンと合流すると、城から出て行った。
~~~~~~~
シルエルティは、真司が美鈴を連れて逃げると、魔剣を構えた。
「これで邪魔者はいなくなった……さて……続きを始めるか……」
魔王クシャラドも、戦闘態勢に入った。
「望むところだ……」
二人は同時に攻撃を仕掛けた。
音速に近い速度で移動しながら攻撃する。
二人の戦闘は、数分続いた。
お互いの攻撃が当たることはなかった。
二人は、お互いに距離をとると、構え直した。
「なかなかやるじゃねぇか」
「貴様こそ……」
「次は本気でいくぜ」
「俺も本気を出すとしよう」
二人が同時に動き出した。
光速を超えた速さだった。
その瞬間、大きな爆発音が聞こえてきた。
その音を聞いて、美鈴と真司は驚いていた。
二人は、その方向を見ると、そこには大きな穴ができており、そこから煙が出ていた。
その光景を見た美鈴と真司は、その場から離れることにした。
その少し前……
グレンと魔王の戦いは続いていた。
「お前……強いな……」
「お前もな……」
「そろそろ決着をつけるとするか……」
「そうだな……」
すると、突然……
ドォーン! 巨大な地響きが鳴った。
「なんだ?」
「まさか……」
「おい……あれを見ろ!」
「マジかよ……」
その光景を見て、二人は驚いていた。
なぜなら、先程まで戦っていた場所に大きなクレーターができているからだ。
そして、その中心には、一人の男が立っていた。
その男は、勇者だった。
その姿を見て、二人は思った。
((あの野郎……やりやがった……))
勇者は、剣を構えると、二人に向かってきた。
「お前らが新しい魔王だな……俺は、お前らを倒すためにここに来た!」
それを聞いたグレンと魔王は、勇者の方を見て言う。
「いや……俺たちは……」
「違うぞ!」
それを聞いた勇者は、言う。
「うるさい!」
すると、今度は地面が揺れ始めた。
「なんだ?」
「地震か?」
「まぁ……いい……」
「お前らを倒せば、問題ない……」
そして、勇者は二人に襲い掛かってきた。
グレンと魔王は、それを回避すると、反撃に出た。
グレンは、聖属性の魔力を纏うと、高速で移動すると、勇者の背後へ回り込んだ。そして、背中を斬りつけた。
「はぁー!!」
勇者の体からは血が流れ出していた。だが、それでも止まらずに攻撃をしてきた。
グレンは、攻撃を回避しきれずにダメージを受けてしまった。
魔王も同様に攻撃を受けてしまいダメージを負ってしまった。
それを見た勇者は言う。
「どうした?そんなものなのか?」
そして、再び攻撃を仕掛けてくる。
グレンたちは、回避するが、徐々に追い詰められていった。
そして、ついに回避しきれなくなり、攻撃を受けた。
すると、魔王が言った。
「仕方がない……奥の手を使うとするか……」
そして、魔王は詠唱を始めた。すると、辺り一面に黒い霧が現れた。そして、それはすぐに晴れたが、そこには誰もいなかった。
「どこに行った!?」
「探せ!!まだ遠くに行っていないはずだ!!」
「見つけたら殺せ!!」
そして、しばらくすると、一人の兵士が報告にやってきた。
「申し上げます!この近くにはおりませんでした!」
「そうか……なら、手分けして探し出せ!」
「わかりました!!」
兵士は、どこかへと行ってしまった。
そして、兵士たちが散りじりになって捜索していると、また別の兵士がやって来た。
「報告します!城の中に侵入者が現れました!!」
「なんだと!?」
「早く捕まえるんだ!!」
~~~~~~
その頃、蓮司は目を覚まし、ベッドの上で寝ていた。
すると、誰かが部屋に入ってきた。
「大丈夫ですか?」
その声に反応するように目を開けると、そこには美鈴の姿があった。
美鈴は、心配そうな顔で蓮司を見ていた。
真司は、美鈴から話を聞くと安心した表情を見せた。
美鈴は、蓮司にお礼を言う。
「助けてくれてありがとうございます」
蓮司は起き上がると美鈴の顔を見るなり、顔を赤く染めた。
美鈴は、不思議に思いながら聞く。
「どうかしましたか?」
その言葉に、蓮司は答える。
「いえ……なんでもありません」
美鈴は、首を傾げた。
真司は、その光景を見て笑みを浮かべていた。
その後、三人は部屋を出て行った。
~~~~~~
真司と美鈴は、城の中を探索することにした。
すると、大きな広間に着くと、そこにはグレンがいた。
グレンは、真司たちに気づくと言った。
「お前たちも無事だったのか……」
真司は、グレンに質問をする。
「あぁ……なんとかな……」
「ところで……何が起きたんだ?」
美鈴も気になっていたらしく、真司の言葉に同意した。
「私も聞きたいです……」
「わかった……」
グレンは、今起きていることを簡単に説明をした。
魔王と勇者のことについて……
そして、これからについて……
それを聞いた真司と美鈴は驚いた。
「えっ!勇者がいるんですか!?」
「はい……今は、城の中で暴れています」
「そんな……」
それを聞いた真司は、焦っていた。
勇者は、強い。
だから、もし戦うことになったら、勝ち目はないだろう。
そんなことを考えていると、美鈴が口を開いた。
「あの……一つ提案があるのですが……」
「なんでしょうか?」
蓮司が答える。
「多分、この前のやつの上位種だろう……」
それを聞いた美鈴は、驚きながら言った。
「嘘……あんなの勝てるわけないじゃん!」
優斗が言う。
「とにかくやるしかないよ!」
それを聞いて美鈴が言う。
「よし!やろう!」
蓮司は、少しだけ考えていたが、すぐに切り替えて武器を構えた。
一方、真司と美鈴とグレンは固まって行動していた。
グレンは、真司と美鈴に回復魔法を使い、2人を援護する。
真司と美鈴は、それぞれ1体ずつ相手をして戦っていた。
真司の攻撃は当たっているのだが、あまりダメージを与えられていない様子だった。
一方、美鈴は、持ち前の身体能力で攻撃をかわしつつ、攻撃を繰り出しているが、こちらも効いているのかわからないくらいの威力しかなかった。
そんな時、美鈴がドラゴンの尻尾の攻撃を受けてしまう。
美鈴は、そのまま飛ばされて壁にぶつかる。
「うっ……」
美鈴は、その場で倒れてしまった。
それを見た真司が言う。
「おい!大丈夫か!」
グレンも心配そうな顔をして近寄ってきた。
美鈴は立ち上がろうとするが立てなかった。
真司は、グレンに聞く。
「グレンさん!どうしたらいいですか!?」
グレンが答えた。
「今は戦うのをやめるんだ……そして、美鈴を連れて逃げるんだ……」
それを聞いた真司は、グレンに聞いた。
「でも……それじゃあ……」
真司が言い終わる前に、ドラゴンが炎を吐いた。
真司は、それをギリギリで回避したが、その衝撃により吹き飛んだ。
「ぐあっ……」
真司は、地面に叩きつけられた。
グレンは、真司と美鈴に回復魔法をかけると、美鈴を担いで走り出した。
グレンは、真司に回復魔法をかけながら走っていた。
真司は、起き上がると、真一と美鈴を追いかけた。
真司は、必死に追いかけたが、なかなか追いつけずに、どんどん離されていった。
そして、とうとう真一と美鈴に追いつくと、真一が言う。
「俺に任せろ!」
そう言うと真一は、美鈴を下ろして、ドラゴンに向かって行った。それを見た真司は、慌てて真一に叫ぶ。
「無茶だ!逃げよう!」
それを聞いた美鈴が言う。
「ダメ!真一を置いて行けない!」
そう言うと、美鈴は、また歩き出した。
それを見た真司は、急いで美鈴の後を追った。
***
その頃、蓮司たちは、苦戦しながらもなんとかモンスターを倒していた。
蓮司は、周りを警戒していたが、特に気配を感じなかったので、安心した表情を浮かべていた。
その時、蓮司の後ろから声が聞こえてきた。
「久しぶりね……蓮司くん」
蓮司が振り向くと、そこには、あの時の女性の姿があった。
蓮司は、戦闘態勢に入りながら言う。
「やっぱり……お前か……」
それを聞いた女性は、フードを取ると、その姿を現した。
その姿を見て蓮司は、驚いた。
なぜなら、目の前にいる女性が、昔自分が殺したはずの人間だったからだ。
女性は、自分の姿を見ると、悲しげな目をしながら蓮司の方へ歩いてきた。
蓮司は、剣を構えている。
しかし、女性は、蓮司の前まで来ると、蓮司のことを抱きしめると、蓮司の唇を奪った……
蓮司は、いきなりの出来事に頭が真っ白になっていた。
すると、女性の口から血が流れ出す。
その光景を見て蓮司は我に帰ったが、体が思うように動かなかった……
(なんだ……力が抜けていく……)
それからしばらくして、蓮司は、やっと動けるようになった。
すると女性が話しかけてくる。
「これで私の役目は終わったわ……」
それを聞いて蓮司が言う。
「どういうことだ?」
それを聞いた女性が答える。
「私はもうすぐ死ぬってことよ……」
それを聞いた蓮司が言う。
「なんでだ?お前は、あそこで死んだはずだ!」
それを聞いた女性は、少し間を空けてから言う。
「そう……確かに……私が死んだはずだった……でも……生きていたのよ」
それを聞いて蓮司が言う。
「なぜ、生きている?」
それを聞いた女性が答える。
「わからない……気がついたら……ここにいた……」
それを聞いた蓮司が言う。
「ここはどこだ?お前は、何者だ!?」
それを聞いた女性は、少しだけ考える素振りを見せると言った。
「それは言えない……ごめんなさい……」
それを聞いて蓮司が言う。
「なら、質問を変えるぞ……」
それを聞いた女性が答える。
「えぇ……」
蓮司が言う。
「お前は、ここで何をしているんだ?」
それを聞いた女性は、悲しい顔で答える。
「私は……貴方に会うためだけに生き返ったの……」
それを聞いた蓮司が言う。
「なんのためにだ!?」
それを聞いた女性は、涙を流す。そして、消え入りそうな声で言った。
「もう一度……会いたかったのよ……」
それを聞いた蓮司は、動揺していた。
そして、蓮司は、思い出していた。
昔のことを……
蓮司は、その女性と出会っていたのだ。
ただ、それがいつなのかは、覚えていなかった。
だが、その記憶だけは残っていたのだ。
すると、女性は、蓮司から離れていった。
そして、言った。
「さようなら……」
そして、そのまま姿を消した。
残された蓮司は、ただ呆然としていた。
それからしばらく経ってから、ようやく動き出した。
そして、優斗達のところへと走っていった。
グレンは、美鈴を担ぎながら真司達の元へと向かっていたが、途中で力尽きてしまい、倒れてしまった。
そこに、真司達が駆けつける。
美鈴は、グレンのことを見て、すぐに回復魔法をかけた。
グレンは、目を覚ますと、真司にお礼を言う。
真司は、グレンに聞く。
「大丈夫ですか?」
グレンは、起き上がりながら答えた。
「あぁ……大丈夫だよ」
それを聞くと真司達は、洞窟の奥へと向かった。
***
真司達が奥に進むとそこには、大きな扉があり、その中には巨大なドラゴンがいた。
真司は、ドラゴンに攻撃しようとするが、ドラゴンが炎を吐いてきたので回避するしかなかった。
ドラゴンの攻撃はそれだけでは終わらず、尻尾や爪で攻撃を仕掛けてきた。
真司と美鈴は、ドラゴンに近づきながら戦っていたが、なかなかダメージを与えられずにいた。
一方、グレンは、離れたところで回復魔法を使ってサポートをしていた。
その時、美鈴がドラゴンの攻撃をくらってしまう。
美鈴は、飛ばされて壁にぶつかった。
真司は、美鈴に回復魔法をかけると、美鈴を担いで逃げようとした。
しかし、それを阻止しようとドラゴンが襲いかかってきた。
真司は、美鈴を庇いながら回避したが、壁まで吹き飛んだ。
美鈴は、何とか立ち上がろうとするが、上手く立てなかった。
それを見た真司が言う。
「おい!大丈夫か!」
美鈴は、真司に回復魔法をかけようとしたが、真司に止められてしまう。
「今は戦うのをやめよう……そして、美鈴を連れて逃げるんだ……」
それを聞いた美鈴は、真司に反論した。
「でも……それじゃあ……真一を置いて行けない!」
それを聞いた真司が言う。
「ダメだ!美鈴を置いていくことはできない!」
それを聞いた美鈴が言う。
「私は、真一を置いていけない!」
それを聞いた真司が言う。
「それでもだ!俺は、お前を助けたいんだ!」
真司の言葉を聞いた美鈴が言う。
「わかったわ……」
それを聞いた真司が言う。
「ありがとう……」
そう言うと二人は立ち上がり、ドラゴンに向かっていった。
その頃……蓮司たちは、モンスターを倒していた。
蓮司は、周りを警戒していたが、特に気配を感じなかったので、安心した表情を浮かべていた。
蓮司たちが戦闘を終えると、蓮司たちの目の前に女性が立っていた。
蓮司は、警戒しながら女性に声をかけた。
「久しぶりね……蓮司くん」
蓮司は、その声を聞いて驚いていた。なぜなら、その女性が蓮司が昔殺したはずの人間だったからだ。
蓮司は、剣を構えながら言う。
「やっぱり……お前か……」
それを聞いた女性は、フードを取ると、その姿を現した。
その姿を見て蓮司は、驚いた。
なぜなら、目の前にいる女性が、蓮司が殺したはずの人間だったからだ。
女性は、自分の姿を見ると、悲しげな目をしながら蓮司の方へ歩いてきた。
蓮司は、剣を構えている。
しかし、女性は蓮司の前まで来ると、蓮司のことを抱きしめると、蓮司の唇を奪った……
蓮司は、いきなりの出来事に頭が真っ白になっていた。
すると、女性の口から血が流れ出す。
その光景を見て蓮司は我に帰ったが、体が思うように動かなかった……
(なんだ……力が抜けていく……)
それからしばらくして、蓮司は、やっと動けるようになった。
すると女性が話しかけてくる。
「これで私の役目は終わったわ……」
それを聞いた蓮司が言う。
「どういうことだ?」
それを聞いた女性は、少し間を空けてから言う。
「私はもうすぐ死ぬってことよ……」
それを聞いた蓮司が言う。
「なんでだ?お前は、あそこで死んだはずだ!」
それを聞いた女性が答える。
「そう……確かに……私が死んだはずだった……でも……生きていたのよ……」
それを聞いた蓮司が言う。
「なぜ、生きている?」
それを聞いた女性は、少し間を空けてから言う。
「わからない……気がついたら……ここにいた……」
それを聞いた蓮司が言う。
「ここはどこだ?お前は、何者だ!?」
それを聞いた女性は、少しだけ考える素振りを見せると言った。
「それは言えない……ごめんなさい……」
それを聞いた蓮司が言う。
「なら、質問を変えるぞ……」
それを聞いた女性が答える。
「えぇ……」
蓮司が言う。
「お前は、ここで何をしているんだ?」
それを聞いた女性は、悲しい顔で答える。
「私は……貴方に会うためだけに生き返ったの……」
それを聞いて蓮司が言う。
「なんのためにだ!?」
それを聞いた女性は、涙を流す。そして、消え入りそうな声で言った。
「もう一度……会いたかったのよ……」
それを聞いた蓮司は、動揺していた。
そして、蓮司は思い出していた。
昔のことを……
蓮司は、その女性と出会っていたのだ。
ただ、それがいつなのかは、覚えていなかった。
だが、その記憶だけは残っていたのだ。
すると、女性は、蓮司から離れていった。
そして、言った。
「さようなら……」
そして、そのまま姿を消した。
残された蓮司は、ただ呆然としていた。
***
その頃……真司と美鈴は、ドラゴンと戦っていたが、ドラゴンが倒れていた。
真司と美鈴は、ドラゴンに止めを刺そうとしたが、ドラゴンは、二人を睨みつけると、息絶えた。
美鈴は、ドラゴンに回復魔法をかけた。
真司は、美鈴にお礼を言う。
「ありがとう……」
真司は、美鈴に聞く。
「大丈夫ですか?」
美鈴は、起き上がりながら言う。
「あぁ……大丈夫だよ」
真司は、美鈴に回復魔法をかけると、美鈴を担いで逃げようとした。
しかし、それを阻止しようとドラゴンが襲いかかってきた。
真司は、美鈴を庇いながら回避したが、壁まで吹き飛んだ。
美鈴は、何とか立ち上がろうとするが、上手く立てなかった。
真司は、美鈴に回復魔法をかけると、美鈴を担いで逃げようとした。
しかし、それを阻止しようとドラゴンが襲いかかってきた。
真司は、美鈴を庇いながら回避したが、壁まで吹き飛んだ。
美鈴は、何とか立ち上がろうとするが、上手く立てなかった。
真司は、美鈴に回復魔法をかけると、美鈴を担いで逃げようとした。
しかし、それを阻止しようとドラゴンが襲いかかってきた。
真司は、美鈴を庇いながら回避したが、壁まで吹き飛んだ。
美鈴は、何とか立ち上がろうとするが、上手く立てなかった。
真司は、美鈴に回復魔法をかけてから、急いで逃げた。
その時、グレンが真司たちに向かって走ってくるのが見えた。
真司と美鈴は、グレンと合流すると、城から出て行った。
~~~~~~~
シルエルティは、真司が美鈴を連れて逃げると、魔剣を構えた。
「これで邪魔者はいなくなった……さて……続きを始めるか……」
魔王クシャラドも、戦闘態勢に入った。
「望むところだ……」
二人は同時に攻撃を仕掛けた。
音速に近い速度で移動しながら攻撃する。
二人の戦闘は、数分続いた。
お互いの攻撃が当たることはなかった。
二人は、お互いに距離をとると、構え直した。
「なかなかやるじゃねぇか」
「貴様こそ……」
「次は本気でいくぜ」
「俺も本気を出すとしよう」
二人が同時に動き出した。
光速を超えた速さだった。
その瞬間、大きな爆発音が聞こえてきた。
その音を聞いて、美鈴と真司は驚いていた。
二人は、その方向を見ると、そこには大きな穴ができており、そこから煙が出ていた。
その光景を見た美鈴と真司は、その場から離れることにした。
その少し前……
グレンと魔王の戦いは続いていた。
「お前……強いな……」
「お前もな……」
「そろそろ決着をつけるとするか……」
「そうだな……」
すると、突然……
ドォーン! 巨大な地響きが鳴った。
「なんだ?」
「まさか……」
「おい……あれを見ろ!」
「マジかよ……」
その光景を見て、二人は驚いていた。
なぜなら、先程まで戦っていた場所に大きなクレーターができているからだ。
そして、その中心には、一人の男が立っていた。
その男は、勇者だった。
その姿を見て、二人は思った。
((あの野郎……やりやがった……))
勇者は、剣を構えると、二人に向かってきた。
「お前らが新しい魔王だな……俺は、お前らを倒すためにここに来た!」
それを聞いたグレンと魔王は、勇者の方を見て言う。
「いや……俺たちは……」
「違うぞ!」
それを聞いた勇者は、言う。
「うるさい!」
すると、今度は地面が揺れ始めた。
「なんだ?」
「地震か?」
「まぁ……いい……」
「お前らを倒せば、問題ない……」
そして、勇者は二人に襲い掛かってきた。
グレンと魔王は、それを回避すると、反撃に出た。
グレンは、聖属性の魔力を纏うと、高速で移動すると、勇者の背後へ回り込んだ。そして、背中を斬りつけた。
「はぁー!!」
勇者の体からは血が流れ出していた。だが、それでも止まらずに攻撃をしてきた。
グレンは、攻撃を回避しきれずにダメージを受けてしまった。
魔王も同様に攻撃を受けてしまいダメージを負ってしまった。
それを見た勇者は言う。
「どうした?そんなものなのか?」
そして、再び攻撃を仕掛けてくる。
グレンたちは、回避するが、徐々に追い詰められていった。
そして、ついに回避しきれなくなり、攻撃を受けた。
すると、魔王が言った。
「仕方がない……奥の手を使うとするか……」
そして、魔王は詠唱を始めた。すると、辺り一面に黒い霧が現れた。そして、それはすぐに晴れたが、そこには誰もいなかった。
「どこに行った!?」
「探せ!!まだ遠くに行っていないはずだ!!」
「見つけたら殺せ!!」
そして、しばらくすると、一人の兵士が報告にやってきた。
「申し上げます!この近くにはおりませんでした!」
「そうか……なら、手分けして探し出せ!」
「わかりました!!」
兵士は、どこかへと行ってしまった。
そして、兵士たちが散りじりになって捜索していると、また別の兵士がやって来た。
「報告します!城の中に侵入者が現れました!!」
「なんだと!?」
「早く捕まえるんだ!!」
~~~~~~
その頃、蓮司は目を覚まし、ベッドの上で寝ていた。
すると、誰かが部屋に入ってきた。
「大丈夫ですか?」
その声に反応するように目を開けると、そこには美鈴の姿があった。
美鈴は、心配そうな顔で蓮司を見ていた。
真司は、美鈴から話を聞くと安心した表情を見せた。
美鈴は、蓮司にお礼を言う。
「助けてくれてありがとうございます」
蓮司は起き上がると美鈴の顔を見るなり、顔を赤く染めた。
美鈴は、不思議に思いながら聞く。
「どうかしましたか?」
その言葉に、蓮司は答える。
「いえ……なんでもありません」
美鈴は、首を傾げた。
真司は、その光景を見て笑みを浮かべていた。
その後、三人は部屋を出て行った。
~~~~~~
真司と美鈴は、城の中を探索することにした。
すると、大きな広間に着くと、そこにはグレンがいた。
グレンは、真司たちに気づくと言った。
「お前たちも無事だったのか……」
真司は、グレンに質問をする。
「あぁ……なんとかな……」
「ところで……何が起きたんだ?」
美鈴も気になっていたらしく、真司の言葉に同意した。
「私も聞きたいです……」
「わかった……」
グレンは、今起きていることを簡単に説明をした。
魔王と勇者のことについて……
そして、これからについて……
それを聞いた真司と美鈴は驚いた。
「えっ!勇者がいるんですか!?」
「はい……今は、城の中で暴れています」
「そんな……」
それを聞いた真司は、焦っていた。
勇者は、強い。
だから、もし戦うことになったら、勝ち目はないだろう。
そんなことを考えていると、美鈴が口を開いた。
「あの……一つ提案があるのですが……」
「なんでしょうか?」
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