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51話
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「優斗?ちょっといいか?」
「真司?いいよ」
ガチャリとドアを開けると、そこには机に向かって勉強している優斗の姿があった。
俺が入ってきたことに気がつくと彼は立ち上がってこっちに来る。
そして俺の顔を見て、何かを悟ったかのように優斗が言った。
「どうしたんだ?まさかお前……」
「……お前のことだ」
俺は優斗の目を見ながら答える。すると、彼が俺から目を逸らしながら言った。
「そ、その話はまた後にしようぜ」
俺は首を横に振る。
「お前が俺のことが好きなことは知っている。でも俺の気持ちはまだ決まっていない」
優斗が不思議そうにこちらを見る。
「だから優斗の気持ちに応えられない」
俺がそう言うと、優斗は驚いた様子を見せた。
「…………なあ?真司?……ベッドの方に行こうここだとなんだから」
言われた通りにベッドに2人で腰掛ける。すると、少しだけ間を開けてから口を開いた。
「俺のこと好き?」
俺は何も言わずにコクリと首肯する。優斗が続けて言った。
「じゃあさ……俺の告白の答えを教えて欲しいんだ」
俺は答えられなかった。その瞬間、今までに感じたことのない恐怖が俺を襲う。心臓の鼓動がドクンドクンと激しくなっていくのを感じた。怖い、怖すぎる。
でもここで答えないと、きっと後悔するだろう。
優斗が抱きつく。
(あ、やばいこれだと)
「……真司……!……すごくドキドキしてるね」
「優斗!待ってくれ!!」
俺の叫びは虚しくも彼には届かないようだった。
(あー、もう!)
俺は優斗を押し倒した。そのまま彼に跨る。
これでもう優斗は動けないはず。後は、自分の答えを伝えるだけだ。
「優斗……俺は……!」
だけど言葉は続かなかった。何故なら俺はある事に気がついたからだ。優斗も同じように顔を真っ赤にする。
「し……真司……」
そう。
今の俺たちの状況は非常にマズイものだったのだ。それはまるで、 優斗が俺に押し倒されているかのような形になっていた。
(な、何だよこの状況!?)
すると、優斗が俺の耳元で囁いた。
「このままで良い……」
え?それってどういう意味だ。
俺は戸惑う。
すると優斗が続けて言った。
「この体勢のまま俺にキスしてくれ」
俺は一瞬躊躇ったけど、彼の要望に応えることにする。
俺はゆっくりと唇を重ねた……。
~優斗視点~
…………俺は優香姉に言われた通り行動することにした。
真司に好きだと伝えるために、昨日の放課後に優香姉のいる図書室に向かうとそこには既に彼女が居た。
「あれ?今日は何しに来たのかな?」
優香姉がニヤッとした表情を浮かべながら問いかけてきた。俺は素直に用件を話す。
すると彼女は俺の話を聞いてくれた。
そして最後に一言、「頑張れよ」と言われた気がした。それから家に帰る前に俺はある場所へと向かうことにした。その場所とは病院である。目的は勿論、お見舞いだ。
俺は病室に入ると、そこには眠っている彼女がいる。
そして、彼女の頭を撫でると俺は
「今日、俺は……好きな彼真司に告白される気がする……彼の事考えると俺は心臓がドキドキする。彼の告白に答えるつもりでいる」
それを言い終わると俺は家に帰る。
そして、
その夜
彼が部屋に来る。
俺をフるために。
彼は俺の告白にOKを出してくれるだろうか? そんな不安を抱きつつ俺はベッドの上で彼を待ち続けた。……数分後 コンコン ガチャ 部屋の扉を叩く音が聞こえると、俺は起き上がって返事をした。すると彼が入ってきた。
俺はいつも通りのテンションで言う。
すると彼は少しだけ緊張しているような顔つきになった。
そんな姿を見た俺は胸が苦しくなる。
「どうしたんだ?まさかお前……」
俺は首を横に振った。
「お前のことだ」
どうやらまだ大丈夫らしい。
すると、彼は突然立ち上がりドアの方へと向かっていく。どうやら出ていくようだ。
(やめて!!行かないで!!!)
心の中でそう叫ぶと、自然と身体が動いた。
「真司?!ちょっとまって!」
俺は咄嵯に声をかけて真司を引き止めることに成功した。良かった……
そして、ベッドのところまで連れてくると、ベッドの上に腰を下ろしてもらった。
その後、俺の気持ちを伝えるため、思い切って俺から抱きついた。
(お願い……抱きしめ返して……そうすれば俺の気持ちが本物だって伝わるはずだから)
すると、思った通りに真司は優しく抱きしめてくれた。
嬉しい気持ちを抑えながら、彼に聞いてみる。
「俺のこと好き?」
彼は無言のまま首を縦に振る。……俺は勇気を振り絞ることにした。
心臓の鼓動が早くなる。息が苦しい。でも言わないと、ここで逃げちゃダメなんだ。
「じゃあさ……俺の告白の答えを教えて欲しいんだ」
俺の言葉を聞いた途端、真司の顔色が変わった。……どうやら告白されることを知っているようだ。だからか、すごく怯えているように見える。
(ごめんね。真司……俺……君を苦しめたくないんだ……でもさ……)
俺も自分の気持ちを伝える為に、勇気を出して耳元で言った。
「俺も君のことが好き……」
俺は彼に抱きつく。
(だからさ……ちゃんと答えて欲しいな)
すると、真司が俺のことを押し倒してきた。
そして、そのまま俺に覆い被さる。……真司は何をするつもりなんだろう?まあ、多分分かってはいるんだけど。でも、やっぱり本人の口から聞きたいよね。だから俺は待つことにした。
「優斗……好きだ」
真司のその言葉が聞こえたとき、嬉しさと同時に悲しさが込み上げてきた。
(あー、ついにこの瞬間が来てしまったのか)
「うん……俺も真司のこと……大好きだよ」
俺は笑顔を作って答えた。本当は泣いていたけど。……真司が顔を近づけてくる。
(ああ……これが……)
キスの瞬間だった。
~真司視点~
俺の唇に、柔らかく、暖かい感触が伝わった。
キスをしている。
「……ん」
優斗の声が漏れるのが聞こえる。……そろそろ頃合いだろう。俺はゆっくりと唇を離す。
優斗は真っ赤になりながら俺を見つめていた。
俺は言う。
「俺の事好き?」
優斗は無言のままコクりと首肯した。俺はさらに聞く。
「俺はお前のこと愛してもいいんだよな?」
優斗は答えない。
「……!……っ」
俺は我慢できなくなって再びキスをする。
そして、今度は優斗の口の中に舌を入れた。……クチュクチュと卑猥な音だけが室内に響き渡る。
「……ッ……っ……んぅ」
……どのくらい時間が経ったのだろうか?優斗は肩で息をしていた。俺はもう一度だけ確認することにした。優斗を押し倒してから俺は聞いたのだ、俺のこと好きなのかと。すると、彼は恥ずかしそうにはにかみながら、ゆっくりとうなずいてくれた。そして俺は再度聞く。
『俺の恋人になってくれ』と。優斗はまたゆっくりとうなずく。
「……真……司……んぅ……やぅ……これ……以上は……ぁー」
優斗が何かを言っているけど、よく分からないので俺は無視することにした。
優斗の身体がビクビクッと痙攣しているのを感じる。
(え?……キスだけでイっちゃったのかな?)
そう思った時、優斗が急に声を上げる。
「真司!待ってくれ!!」
突然のことに驚いて優斗を見ると、優斗の下半身を見てみると濡れていることに気付いた。
「……ッ……今日はここまでにしとく?」
こくんと頷く優斗の顔を真っ赤でとろんとしていて……本当はこの先もしたかったけどやめておくことにした。
「真司?いいよ」
ガチャリとドアを開けると、そこには机に向かって勉強している優斗の姿があった。
俺が入ってきたことに気がつくと彼は立ち上がってこっちに来る。
そして俺の顔を見て、何かを悟ったかのように優斗が言った。
「どうしたんだ?まさかお前……」
「……お前のことだ」
俺は優斗の目を見ながら答える。すると、彼が俺から目を逸らしながら言った。
「そ、その話はまた後にしようぜ」
俺は首を横に振る。
「お前が俺のことが好きなことは知っている。でも俺の気持ちはまだ決まっていない」
優斗が不思議そうにこちらを見る。
「だから優斗の気持ちに応えられない」
俺がそう言うと、優斗は驚いた様子を見せた。
「…………なあ?真司?……ベッドの方に行こうここだとなんだから」
言われた通りにベッドに2人で腰掛ける。すると、少しだけ間を開けてから口を開いた。
「俺のこと好き?」
俺は何も言わずにコクリと首肯する。優斗が続けて言った。
「じゃあさ……俺の告白の答えを教えて欲しいんだ」
俺は答えられなかった。その瞬間、今までに感じたことのない恐怖が俺を襲う。心臓の鼓動がドクンドクンと激しくなっていくのを感じた。怖い、怖すぎる。
でもここで答えないと、きっと後悔するだろう。
優斗が抱きつく。
(あ、やばいこれだと)
「……真司……!……すごくドキドキしてるね」
「優斗!待ってくれ!!」
俺の叫びは虚しくも彼には届かないようだった。
(あー、もう!)
俺は優斗を押し倒した。そのまま彼に跨る。
これでもう優斗は動けないはず。後は、自分の答えを伝えるだけだ。
「優斗……俺は……!」
だけど言葉は続かなかった。何故なら俺はある事に気がついたからだ。優斗も同じように顔を真っ赤にする。
「し……真司……」
そう。
今の俺たちの状況は非常にマズイものだったのだ。それはまるで、 優斗が俺に押し倒されているかのような形になっていた。
(な、何だよこの状況!?)
すると、優斗が俺の耳元で囁いた。
「このままで良い……」
え?それってどういう意味だ。
俺は戸惑う。
すると優斗が続けて言った。
「この体勢のまま俺にキスしてくれ」
俺は一瞬躊躇ったけど、彼の要望に応えることにする。
俺はゆっくりと唇を重ねた……。
~優斗視点~
…………俺は優香姉に言われた通り行動することにした。
真司に好きだと伝えるために、昨日の放課後に優香姉のいる図書室に向かうとそこには既に彼女が居た。
「あれ?今日は何しに来たのかな?」
優香姉がニヤッとした表情を浮かべながら問いかけてきた。俺は素直に用件を話す。
すると彼女は俺の話を聞いてくれた。
そして最後に一言、「頑張れよ」と言われた気がした。それから家に帰る前に俺はある場所へと向かうことにした。その場所とは病院である。目的は勿論、お見舞いだ。
俺は病室に入ると、そこには眠っている彼女がいる。
そして、彼女の頭を撫でると俺は
「今日、俺は……好きな彼真司に告白される気がする……彼の事考えると俺は心臓がドキドキする。彼の告白に答えるつもりでいる」
それを言い終わると俺は家に帰る。
そして、
その夜
彼が部屋に来る。
俺をフるために。
彼は俺の告白にOKを出してくれるだろうか? そんな不安を抱きつつ俺はベッドの上で彼を待ち続けた。……数分後 コンコン ガチャ 部屋の扉を叩く音が聞こえると、俺は起き上がって返事をした。すると彼が入ってきた。
俺はいつも通りのテンションで言う。
すると彼は少しだけ緊張しているような顔つきになった。
そんな姿を見た俺は胸が苦しくなる。
「どうしたんだ?まさかお前……」
俺は首を横に振った。
「お前のことだ」
どうやらまだ大丈夫らしい。
すると、彼は突然立ち上がりドアの方へと向かっていく。どうやら出ていくようだ。
(やめて!!行かないで!!!)
心の中でそう叫ぶと、自然と身体が動いた。
「真司?!ちょっとまって!」
俺は咄嵯に声をかけて真司を引き止めることに成功した。良かった……
そして、ベッドのところまで連れてくると、ベッドの上に腰を下ろしてもらった。
その後、俺の気持ちを伝えるため、思い切って俺から抱きついた。
(お願い……抱きしめ返して……そうすれば俺の気持ちが本物だって伝わるはずだから)
すると、思った通りに真司は優しく抱きしめてくれた。
嬉しい気持ちを抑えながら、彼に聞いてみる。
「俺のこと好き?」
彼は無言のまま首を縦に振る。……俺は勇気を振り絞ることにした。
心臓の鼓動が早くなる。息が苦しい。でも言わないと、ここで逃げちゃダメなんだ。
「じゃあさ……俺の告白の答えを教えて欲しいんだ」
俺の言葉を聞いた途端、真司の顔色が変わった。……どうやら告白されることを知っているようだ。だからか、すごく怯えているように見える。
(ごめんね。真司……俺……君を苦しめたくないんだ……でもさ……)
俺も自分の気持ちを伝える為に、勇気を出して耳元で言った。
「俺も君のことが好き……」
俺は彼に抱きつく。
(だからさ……ちゃんと答えて欲しいな)
すると、真司が俺のことを押し倒してきた。
そして、そのまま俺に覆い被さる。……真司は何をするつもりなんだろう?まあ、多分分かってはいるんだけど。でも、やっぱり本人の口から聞きたいよね。だから俺は待つことにした。
「優斗……好きだ」
真司のその言葉が聞こえたとき、嬉しさと同時に悲しさが込み上げてきた。
(あー、ついにこの瞬間が来てしまったのか)
「うん……俺も真司のこと……大好きだよ」
俺は笑顔を作って答えた。本当は泣いていたけど。……真司が顔を近づけてくる。
(ああ……これが……)
キスの瞬間だった。
~真司視点~
俺の唇に、柔らかく、暖かい感触が伝わった。
キスをしている。
「……ん」
優斗の声が漏れるのが聞こえる。……そろそろ頃合いだろう。俺はゆっくりと唇を離す。
優斗は真っ赤になりながら俺を見つめていた。
俺は言う。
「俺の事好き?」
優斗は無言のままコクりと首肯した。俺はさらに聞く。
「俺はお前のこと愛してもいいんだよな?」
優斗は答えない。
「……!……っ」
俺は我慢できなくなって再びキスをする。
そして、今度は優斗の口の中に舌を入れた。……クチュクチュと卑猥な音だけが室内に響き渡る。
「……ッ……っ……んぅ」
……どのくらい時間が経ったのだろうか?優斗は肩で息をしていた。俺はもう一度だけ確認することにした。優斗を押し倒してから俺は聞いたのだ、俺のこと好きなのかと。すると、彼は恥ずかしそうにはにかみながら、ゆっくりとうなずいてくれた。そして俺は再度聞く。
『俺の恋人になってくれ』と。優斗はまたゆっくりとうなずく。
「……真……司……んぅ……やぅ……これ……以上は……ぁー」
優斗が何かを言っているけど、よく分からないので俺は無視することにした。
優斗の身体がビクビクッと痙攣しているのを感じる。
(え?……キスだけでイっちゃったのかな?)
そう思った時、優斗が急に声を上げる。
「真司!待ってくれ!!」
突然のことに驚いて優斗を見ると、優斗の下半身を見てみると濡れていることに気付いた。
「……ッ……今日はここまでにしとく?」
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