2 / 2
錬金術師の弟子になるための試験
しおりを挟む
合格目指す!
「よっしゃあ!! やってやる!」
合格目指して頑張る
「まずは、これを見てくれ」
「これは?」
「これは『賢者の石』といってあらゆる金属の成分を変えられるすごいアイテムなんだ。まあ、僕は鉄しか変えられないんだけどね」
「へぇ~そんなものがねぇ」
「というわけで、早速やってみようか」
「おう! 任せとけ!」
こうして、ナミの試験が始まった。
「まずは、この砂と水を使ってみようか」
「了解!」
『ラボ』はナミの前に砂と水を用意した。
「よし、いくぞ!」
ナミは集中すると、その二つに手をかざした。
すると、その瞬間、水が一瞬にして氷に変わった。
「おぉ!!」
「どうだい?」
「すげえな。これならどんなものでも作れるんじゃねえか?」
「まあ、理論上はね。でも、実際は土とか石とかも作れないから使い勝手は悪いと思うけど」
「それでも、すげえじゃねえか!」
「じゃあ、次は土と水の2つを混ぜ合わせてみよう」
「わかった!」
『ラボ』は、先ほどの砂と水が入った容器と、新たに用意された砂と水の入った容器を渡してきた。
「いくぞ!」
ナミは再び、その二つの物質に手を向けると、再び、一瞬のうちに氷と液体へと変わった。
「これは、なかなか難しいな……」
「慣れれば簡単さ。ほら、もう一度」
「分かった」
その後も、何度も失敗を繰り返しながら、なんとか、一つの物体を作り出すことに成功した。
「できたー!! なんだこりゃ?」
「これは……『スライム』だな」
「『スライム』?」
「うん、『スライム』っていうのは、モンスターの一種さ。いろんなものを食べる習性があるから、素材集めには便利なんだよ」
「そうなのか。便利だな」
「じゃあ、今度はこれを加工していこう」
「おう! まかせろ!」
ナミが、出来上がった『スライム』に触ると、瞬く間に『スライム』が『鎧』へと変化した。
「おお! 出来た!」
「これは『鎧』だな。しかも結構良いものだ」
「マジか!?」
「うん、ただ、かなり重いから、着るのは大変だけどね」
「そうなのか……。だが、これで俺も戦えるってことか」
「うん、でも、まだまだだね。僕が作った『鎧』は、まだ改良の余地ありだ」
「じゃあ、これからもっと修行すれば強くなれるか?」
ラボが
「これなら合格だな……たいしたものだよ君の『魔素』は」
「魔素?」
「魔力の源だね……それが君はかなりの割合を持っているね天性の素質だよ」
「じゃあ!」
「ああ、僕の弟子として認めよう」
「よっしゃあ!」
こうして、ナミの『錬金術師』としての一歩を踏み出したのであった。
「ところで、ナミさんはどこに住むんだい? ここには宿屋は無いんだけど……」
「え?そうなの?船に寝泊まりしても大丈夫だが」
「僕のアトリエで寝泊まりするのはどうかな」
「いいのか?」
「もちろんだよ。それにナミさんの『錬金釜』もあるしね」
「ありがとう。助かるぜ」
こうして、ナミたちの新たな生活が始まった。
「よっしゃあ!! やってやる!」
合格目指して頑張る
「まずは、これを見てくれ」
「これは?」
「これは『賢者の石』といってあらゆる金属の成分を変えられるすごいアイテムなんだ。まあ、僕は鉄しか変えられないんだけどね」
「へぇ~そんなものがねぇ」
「というわけで、早速やってみようか」
「おう! 任せとけ!」
こうして、ナミの試験が始まった。
「まずは、この砂と水を使ってみようか」
「了解!」
『ラボ』はナミの前に砂と水を用意した。
「よし、いくぞ!」
ナミは集中すると、その二つに手をかざした。
すると、その瞬間、水が一瞬にして氷に変わった。
「おぉ!!」
「どうだい?」
「すげえな。これならどんなものでも作れるんじゃねえか?」
「まあ、理論上はね。でも、実際は土とか石とかも作れないから使い勝手は悪いと思うけど」
「それでも、すげえじゃねえか!」
「じゃあ、次は土と水の2つを混ぜ合わせてみよう」
「わかった!」
『ラボ』は、先ほどの砂と水が入った容器と、新たに用意された砂と水の入った容器を渡してきた。
「いくぞ!」
ナミは再び、その二つの物質に手を向けると、再び、一瞬のうちに氷と液体へと変わった。
「これは、なかなか難しいな……」
「慣れれば簡単さ。ほら、もう一度」
「分かった」
その後も、何度も失敗を繰り返しながら、なんとか、一つの物体を作り出すことに成功した。
「できたー!! なんだこりゃ?」
「これは……『スライム』だな」
「『スライム』?」
「うん、『スライム』っていうのは、モンスターの一種さ。いろんなものを食べる習性があるから、素材集めには便利なんだよ」
「そうなのか。便利だな」
「じゃあ、今度はこれを加工していこう」
「おう! まかせろ!」
ナミが、出来上がった『スライム』に触ると、瞬く間に『スライム』が『鎧』へと変化した。
「おお! 出来た!」
「これは『鎧』だな。しかも結構良いものだ」
「マジか!?」
「うん、ただ、かなり重いから、着るのは大変だけどね」
「そうなのか……。だが、これで俺も戦えるってことか」
「うん、でも、まだまだだね。僕が作った『鎧』は、まだ改良の余地ありだ」
「じゃあ、これからもっと修行すれば強くなれるか?」
ラボが
「これなら合格だな……たいしたものだよ君の『魔素』は」
「魔素?」
「魔力の源だね……それが君はかなりの割合を持っているね天性の素質だよ」
「じゃあ!」
「ああ、僕の弟子として認めよう」
「よっしゃあ!」
こうして、ナミの『錬金術師』としての一歩を踏み出したのであった。
「ところで、ナミさんはどこに住むんだい? ここには宿屋は無いんだけど……」
「え?そうなの?船に寝泊まりしても大丈夫だが」
「僕のアトリエで寝泊まりするのはどうかな」
「いいのか?」
「もちろんだよ。それにナミさんの『錬金釜』もあるしね」
「ありがとう。助かるぜ」
こうして、ナミたちの新たな生活が始まった。
0
お気に入りに追加
2
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
婚約破棄の後始末 ~息子よ、貴様何をしてくれってんだ!
タヌキ汁
ファンタジー
国一番の権勢を誇る公爵家の令嬢と政略結婚が決められていた王子。だが政略結婚を嫌がり、自分の好き相手と結婚する為に取り巻き達と共に、公爵令嬢に冤罪をかけ婚約破棄をしてしまう、それが国を揺るがすことになるとも思わずに。
これは馬鹿なことをやらかした息子を持つ父親達の嘆きの物語である。
【完結】慈愛の聖女様は、告げました。
BBやっこ
ファンタジー
1.契約を自分勝手に曲げた王子の誓いは、どうなるのでしょう?
2.非道を働いた者たちへ告げる聖女の言葉は?
3.私は誓い、祈りましょう。
ずっと修行を教えを受けたままに、慈愛を持って。
しかし。、誰のためのものなのでしょう?戸惑いも悲しみも成長の糧に。
後に、慈愛の聖女と言われる少女の羽化の時。
悪役令嬢にざまぁされた王子のその後
柚木崎 史乃
ファンタジー
王子アルフレッドは、婚約者である侯爵令嬢レティシアに窃盗の濡れ衣を着せ陥れようとした罪で父王から廃嫡を言い渡され、国外に追放された。
その後、炭鉱の町で鉱夫として働くアルフレッドは反省するどころかレティシアや彼女の味方をした弟への恨みを募らせていく。
そんなある日、アルフレッドは行く当てのない訳ありの少女マリエルを拾う。
マリエルを養子として迎え、共に生活するうちにアルフレッドはやがて自身の過去の過ちを猛省するようになり改心していった。
人生がいい方向に変わったように見えたが……平穏な生活は長く続かず、事態は思わぬ方向へ動き出したのだった。
〈完結〉友人の義母の遺した手紙が怖かった。
江戸川ばた散歩
ファンタジー
「私」アイダの元に、学校時代の友人、子爵夫人リーシャがやってきた。怯える彼女が持ってきたのは数年前に亡くなった義母の遺した手紙の束だった。黒リボンで括られたそれは果たして。
母は姉ばかりを優先しますが肝心の姉が守ってくれて、母のコンプレックスの叔母さまが助けてくださるのですとっても幸せです。
下菊みこと
ファンタジー
産みの母に虐げられ、育ての母に愛されたお話。
親子って血の繋がりだけじゃないってお話です。
小説家になろう様でも投稿しています。
閉じ込められた幼き聖女様《完結》
アーエル
ファンタジー
「ある男爵家の地下に歳をとらない少女が閉じ込められている」
ある若き当主がそう訴えた。
彼は幼き日に彼女に自然災害にあうと予知されて救われたらしい
「今度はあの方が救われる番です」
涙の訴えは聞き入れられた。
全6話
他社でも公開
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる