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104 アダマスとユウキと過去のエドフェルム
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少し彼が落ち着いたのでユウキはエドフェルムに起きた過去の出来事を話始める。
約600年前の事
ユウキはいつものように主神としてこの世界に住まう全ての者の為に出来るとこはなんなのかを毎日のように奮闘していた。
200年ほど前異世界からの脅威に脅かされることが多く困り果てていた頃
魔界エドフェルムから『魔王イドガルム』が協力してくれたお陰もあり
いまの『アドクリフ』があると信じてもいい。
「アドクリフ平和になったな」
自宅でのんびりと暮らせるようになり
ルシフェルとあどけない会話して過ごす事が多くなった。
そんな最中
ミカエルが来て
「すみません主神!魔界エドフェルムから魔王イドガルム様が来ております」
「イドガルムが?どうしたんだろ」
2人はミカエルに言われるまま応接間にいくと
そこには『イドガルム』が居たのだが……
「やあ、ユウキ!久しぶり。ルシフェル様とはもうお話されたのかな」
(あれ?何か違和感あるな)
そう……それは……魔王イドガルムはその時代の勇者の格好をしている。
そんな違和感に気づくがユウキはその事を言わず、いつもの口調で話をする事にしたのだった
「どうしたんだ急に連絡もなしにお前が来るなんてそれになんであの時の勇者の姿を」
「本題を言う『助けてくれ』!実を言うと俺の世界の神がとんでもない実験をしたお陰で俺たちの世界は荒廃した荒地となってしまった」
「なぜ!?どうして!?お前の世界は化学の禁止を謳い……緑豊かな世界であったろう!」
「現、神が実験としてエクレフェクトを実施したと言ってた……その結果世界は荒廃した荒地とかし生きとし生けるものが上手く暮らせなくなったのだ。どうにか出来ないものか相談しに来た」
「『オーディン様!』」
『分かっておる!いまそっちに行くぞ!アーガスとマナティルも連れていく』
直ぐに全員来てくれた
話し合いをした結果
魔界の神様である『アダマス』を神の座から降ろし世界からも追放するという形で幕を降ろす。
それは約100年という長いスパンがかかったのだ。
その後アダマスの後に神様として登録をする者を誰とするという話し合いで
『オーディン』が
『ユウキ!お主が魔界エドフェルムの新神様として登録するのはどうだ?』
「それだとこの世界は主神が居なくなるのでは?」
『我がこの世界の元々主神だったのを覚えておるか?』
「はい!まさか」
『そのまさかだ。我が再度この世界の神として登録をすればいいのさ。新しい主神が現れるまでな』
「これが俺がエドフェルムの神様になった経緯だ」
「ふん!私の実験をよしとしない輩はこれだから嫌だね」
「てめえ!まだいうのか」
アキトはまた怒りが出てくるけど
「やめろ!アキト」
ユウキに制される。
「お前は神という身でありながら『自分の欲のままにこの世界へ来て実験』した。そしてその結果世界を荒廃させ神の座からも降ろされ追放させられた」
ユウキの言葉に『ぐぬぬ』とする。
そんなアダマスに対し、怒りが止まらない者がいた。
「貴様……」
コテツは1歩前にでて言う……アダマスはそれに気づき『なんだ?』と睨みつけるのだがコテツは続けてこう言ったのだ。
「貴様が魔界をあんな姿にしたのか!!」
この言葉に少し違和感を覚えたユウキは
コテツに
「お前若いけど……まさか魔王軍関連の転生者か?」
「はい!」
「そうか……過去の記憶持ちなんだな」
コテツは静かに頷く。
するとアダマスは、また怒りだしたのだがユウキはアダマスが転生者であることに驚く
「魔王軍にも転生者をかましてたのか?」
と呆れながら言う。
それに付け加えて言うのはコテツであり、自分は転生者に殺された後魔界の者により蘇生し、そして神様としてこの施設で働くことを条件に生き返してもらったと言うのだ……それを聞いたアダマスが言う言葉はやはり信用ならない
そもそもこの世界に存在する。神様は現在においては
アーガスとオーディン様、アキトだけなのである。
「嘘を言うな!私はこの世界で神様として」
「誰に言われたんだ?アダマス?」
「えと『フェルドリング』という者だ」
『フェルドリングは魔王軍の神様で第11世界の神様』
「それは本当の事なのかコテツ」
コテツは頷く。
それを聞いたアダマスは嘘がバレて青ざめるのだがユウキは続けて言うのだ。
「お前もうあとが無くなるな」
ばきぼきと指を鳴らす。
アキトも同じように指を鳴らす。
「あ……あ……あ」
ふたりがにっこりすると
「『ぎゃー!!!』」
という声が木霊しアダマスは消滅した。
(よしと)
そしてふたりは握手する。
『おつかれ』と
「この施設どうするです?」
「あってもなぁ……この世界もどっちかと言うと『化学』は基本禁止だからな。『生物医学』とかはOKだしてるけどな」
無くすか。
施設は消滅させた。
そして
アキト達は葛の葉の都に戻るのであった。
(よし。これで全て終わったな……あとは『第7神族研究所(アダマス)』の跡地に新しく施設を建てようっと)
こうしてアキトの世界も新たなスタートを切ることが出来たのである。
数週間後
今日はアキトは久しぶりにユウキ達の家に行くことになっていた。
ユウキの、自宅前に着くとチャイムを鳴らす。
約600年前の事
ユウキはいつものように主神としてこの世界に住まう全ての者の為に出来るとこはなんなのかを毎日のように奮闘していた。
200年ほど前異世界からの脅威に脅かされることが多く困り果てていた頃
魔界エドフェルムから『魔王イドガルム』が協力してくれたお陰もあり
いまの『アドクリフ』があると信じてもいい。
「アドクリフ平和になったな」
自宅でのんびりと暮らせるようになり
ルシフェルとあどけない会話して過ごす事が多くなった。
そんな最中
ミカエルが来て
「すみません主神!魔界エドフェルムから魔王イドガルム様が来ております」
「イドガルムが?どうしたんだろ」
2人はミカエルに言われるまま応接間にいくと
そこには『イドガルム』が居たのだが……
「やあ、ユウキ!久しぶり。ルシフェル様とはもうお話されたのかな」
(あれ?何か違和感あるな)
そう……それは……魔王イドガルムはその時代の勇者の格好をしている。
そんな違和感に気づくがユウキはその事を言わず、いつもの口調で話をする事にしたのだった
「どうしたんだ急に連絡もなしにお前が来るなんてそれになんであの時の勇者の姿を」
「本題を言う『助けてくれ』!実を言うと俺の世界の神がとんでもない実験をしたお陰で俺たちの世界は荒廃した荒地となってしまった」
「なぜ!?どうして!?お前の世界は化学の禁止を謳い……緑豊かな世界であったろう!」
「現、神が実験としてエクレフェクトを実施したと言ってた……その結果世界は荒廃した荒地とかし生きとし生けるものが上手く暮らせなくなったのだ。どうにか出来ないものか相談しに来た」
「『オーディン様!』」
『分かっておる!いまそっちに行くぞ!アーガスとマナティルも連れていく』
直ぐに全員来てくれた
話し合いをした結果
魔界の神様である『アダマス』を神の座から降ろし世界からも追放するという形で幕を降ろす。
それは約100年という長いスパンがかかったのだ。
その後アダマスの後に神様として登録をする者を誰とするという話し合いで
『オーディン』が
『ユウキ!お主が魔界エドフェルムの新神様として登録するのはどうだ?』
「それだとこの世界は主神が居なくなるのでは?」
『我がこの世界の元々主神だったのを覚えておるか?』
「はい!まさか」
『そのまさかだ。我が再度この世界の神として登録をすればいいのさ。新しい主神が現れるまでな』
「これが俺がエドフェルムの神様になった経緯だ」
「ふん!私の実験をよしとしない輩はこれだから嫌だね」
「てめえ!まだいうのか」
アキトはまた怒りが出てくるけど
「やめろ!アキト」
ユウキに制される。
「お前は神という身でありながら『自分の欲のままにこの世界へ来て実験』した。そしてその結果世界を荒廃させ神の座からも降ろされ追放させられた」
ユウキの言葉に『ぐぬぬ』とする。
そんなアダマスに対し、怒りが止まらない者がいた。
「貴様……」
コテツは1歩前にでて言う……アダマスはそれに気づき『なんだ?』と睨みつけるのだがコテツは続けてこう言ったのだ。
「貴様が魔界をあんな姿にしたのか!!」
この言葉に少し違和感を覚えたユウキは
コテツに
「お前若いけど……まさか魔王軍関連の転生者か?」
「はい!」
「そうか……過去の記憶持ちなんだな」
コテツは静かに頷く。
するとアダマスは、また怒りだしたのだがユウキはアダマスが転生者であることに驚く
「魔王軍にも転生者をかましてたのか?」
と呆れながら言う。
それに付け加えて言うのはコテツであり、自分は転生者に殺された後魔界の者により蘇生し、そして神様としてこの施設で働くことを条件に生き返してもらったと言うのだ……それを聞いたアダマスが言う言葉はやはり信用ならない
そもそもこの世界に存在する。神様は現在においては
アーガスとオーディン様、アキトだけなのである。
「嘘を言うな!私はこの世界で神様として」
「誰に言われたんだ?アダマス?」
「えと『フェルドリング』という者だ」
『フェルドリングは魔王軍の神様で第11世界の神様』
「それは本当の事なのかコテツ」
コテツは頷く。
それを聞いたアダマスは嘘がバレて青ざめるのだがユウキは続けて言うのだ。
「お前もうあとが無くなるな」
ばきぼきと指を鳴らす。
アキトも同じように指を鳴らす。
「あ……あ……あ」
ふたりがにっこりすると
「『ぎゃー!!!』」
という声が木霊しアダマスは消滅した。
(よしと)
そしてふたりは握手する。
『おつかれ』と
「この施設どうするです?」
「あってもなぁ……この世界もどっちかと言うと『化学』は基本禁止だからな。『生物医学』とかはOKだしてるけどな」
無くすか。
施設は消滅させた。
そして
アキト達は葛の葉の都に戻るのであった。
(よし。これで全て終わったな……あとは『第7神族研究所(アダマス)』の跡地に新しく施設を建てようっと)
こうしてアキトの世界も新たなスタートを切ることが出来たのである。
数週間後
今日はアキトは久しぶりにユウキ達の家に行くことになっていた。
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