異世界で気づけば世界最強になっていた

みなと劉

文字の大きさ
上 下
35 / 153

35 オーガ討伐

しおりを挟む
「アキト様……どうかこれまで通りに強く可愛い貴方様でいて下さい。我が親愛なる主よ」
「すぅすぅ」
翌朝
「ふあ、よく寝た。」
(結構スッキリしてる……まあ、昨日ヤッたのもあるし……いろいろな意味でスッキリしてるな)
服を着替え食堂に行く。
(朝食を食べたあと冒険者の店に行ってみよう)
今日の朝食は
『目玉焼き』
『ベーコン』
『コーンスープ』
『サラダ』
「いただきます」
まずは、ベーコンから食べる。
カリッカリッ 肉汁が溢れ出す。
(美味い)
次に目玉焼きを食べる。
「黄身は半熟か……うまい」
コーンスープを飲む。
「濃厚だけど飲みやすい」
最後にサラダを食べ終わる。
(ふぅー食べ終わった。)
部屋に戻り荷物を持って宿を出る。
「アキト様、どちらへ行かれるのでしょうか?」
「ちょっと、冒険者の店まで」
「承知しましたでは俺も行きます」
「うん」
大通りを歩く。
「ところでアキト様はどのような武器をお使いになるのですか?」
「剣も使うし槍も使う、大剣も持つこともあるね……セットするスキルによっては『体術』の鬼になることもあるよ」
「ええ!?」
「うーんとね……僕のセットするスキルには『剣格士』と『魔格士』てのがあってね」
「それは職業ではなくてですか?」
「僕の場合はそれらも全て『スキル』なんだよ。で、それらをセットしておくと
体術は覚えたやつ全て一括りにされるから個別にスキルセットする必要すらないんだ」
「それって凄くないですか!」
「そうだよ。だから僕はどんな相手でも戦える」
(ただ、魔力消費が激しいから長時間の戦闘は無理だけど……)
さあて、冒険者の店だ。
「いらっしゃい!依頼は奥の掲示板から剥ぎ取って持ってきね」
「わかりました」
早速、依頼書を見にいく。
(ん~どれがいいかな?……これなんかどうだろう)
『オーガ討伐、報酬金貨五枚、期限なし、備考:レベル30以上推奨、場所:南の森林』
(これにしよう。場所は近いし条件も厳しく無いみたいだしな)
(オーガについて欲しえてくれ)
『はい、オーガは身長2メートル50センチほどで全身緑色の皮膚をした筋肉質の魔物です。力は強く、腕力だけなら成人男性の数倍はあると言われています。知能はある程度高いですが、魔法は使ってこないので注意すれば大丈夫です。』
(なるほど、ありがとう)
受付嬢のところへ行く。
「この依頼を受けたいのですが」
「はい、受理致します。では、ギルドカードをお願いします」
カードを渡す。
「確認いたしました。頑張ってください」
「はい、頑張ります」
ラムレスとグラウディウスは外で待っている。
「アキト様、準備ができました」
「じゃあ、行こうか……ラムレスさんはなんでいるの?宿屋経営はいいの?」
「はい、問題ありません。私の分身体を街に置いているので」
「そんなこともできるのか……」
(まじかよ……さすが魔族といったところか……僕も分身術つかえるようになるかな?)
門を出てすぐの森に入る。
「アキト様、ここからは俺が先頭に立ちます」
「わかった」
森の奥へ進む。少しすると開けた場所に出た。
(あれがそうかな?)
そこには大きな赤い肌をした鬼がいた。
こちらに気がついたようだ。
(緑色の肌だとあいつは言っていたが……?)
「グオォォ!」
(どういうことだ?)
「ラムレス、俺の後ろに隠れろ!」
「はい!グラウディウス様!俺は、後ろから魔術で支援します」
(なあ?あればオーガで間違いないのか?教えろ)
『はい、あれはオーガの『特殊個体』である『ヤクトオーガ』です。』
(なら、その『ヤクトオーガ』について教えてくれ)
『はい、ヤクトオーガは、通常よりも体が一回り大きく、身体能力が高いです。また、魔力量も多くなっているため注意が必要です。』
(なるほど、ありがと)
「さあ、アキト様始めましょう」
「うん」
「俺が行く!」
グラウディウスが突っ込む。
僕は、『魔格士』をスキルセットして『武術用装備』を身につけた。
「行くぞ!は!とう!や!はあ!『水龍撃』」
僕は『水龍撃』で攻撃する。
『水龍撃』のレベルがあがりました。「まだまだぁ!!」
グラウディウスは連続で切りかかる。
「ふん!せい!やあ!はあ!」
「ぐおぉ!」
ヤクトオーガはダメージを食らう。
「よし、効いているな……しかし、なかなか硬いな」
「グラウディウス頼みがある。アイツに能力低下の魔術を掛けてくれ」
「わかりました!アキト様……我が主よ……我が身に宿る精霊よ……我が声を聞け……『グラビティ』」
グラウディウスは『グラビティ』を使った。
「今だ!『雷閃』」
ズドン!!
「グギャァーーーーー!!!」
『雷閃』のレベルがあがりました。
「よし、倒した」
『ヤクトオーガを倒しました。経験値を獲得しました。レベルが上がりました。』
『『剣豪』のレベルがあがりました。
『『体術』が『拳闘』に統合されます。』
『『拳闘体術』に進化しました。』
『『魔導の極み』を取得しました。』
『『魔格士』のレベルがあがりました。』
『『魔術の深淵』を取得しました。』
『『中級魔術師』が『上級魔術師』になります。』
『『火属性』が『炎熱』に変わります。』
『『氷結』が『氷河』に変わります。』
『『風刃』が『嵐舞』に進化します。』
『『地脈』が『大地の加護』に進化します。』
(かなり上がったし一部統合に進化したな)
だけども目的は
通常のオーガ討伐だからまだすすむぞ。
「さて、次の獲物を探しますか」
「ええ、行きましょう」
再び森の奥へ進んで行った。
それから、しばらく進むと今度は緑色の肌をした鬼が現れた。
「こいつは……ゴブリンだな」
「そうですね」
「ラムレス、こいつの情報を教えてくれ」
『はい、ゴブリンは身長130センチほどで、力は弱いですが、知能は高く集団行動が得意なので厄介な魔物です。』
(ふむ、とりあえず倒そう)
「ラムレス、頼んだ」
「はい、我が主よ……我が身に宿りし風の精霊よ……我の呼びかけに応え敵を切り裂く武器となれ……『ウインドブレード』」
『ウインドブレード』のレベルがあがりました。←へえ、味方側の魔術レベルも上がるんだな。
ラムレスは『ウインドブレード』で攻撃した。
「グギィ!」
ゴブリンはダメージを受けた。
「アキト様、とどめを」
「わかった」
僕は『魔格士』で『剣術』をセットして『武術用装備』を身につけ、さらに『双剣流』で『二刀流』にした。
「はあ!」
「グギャア!」
「ふう、終わった」
『レベルが上がりました。』
『『双剣士』のレベルがあがりました。』
『『魔術の深淵』のレベルがあがりました。』
『『上級魔術師』が『超級魔術師』になります。』
(そこそこに上がったな)
さらに進むと
緑色のオーガがいた。
(獲物発見!)
「次はこいつを倒すよ」
「はい」
「グオオォォ!」
(なんか怒ってないか?)
「グラウディウス、あいつに能力低下の魔術を頼む」
「はい!我が主にして友よ……我が願いを聞き届けよ……我が名はグラウディウス……我が友よ……汝の名は…………『グラビティ!』」
よし、今のうちに!
「ラムレス、行くぞ!はあ!やあ!せい!はあ!」
「グギャオォォォ!」
「よし、効いてるな」
さらに攻撃する。
「はあ!やあ!とう!せい!はあ!『雷閃』」
「グギャァーー!!」
『オーガを倒しました。経験値を獲得しました。』
『『オーガの剛腕』を取得しました。』
『『オーガの肉』を取得しました。』
『『オーガの角』を取得しました。』
『『オーガの牙』を取得しました。』
『『オーガの皮』を取得しました。』『『オーガの魔石』を取得しました。』
『『オーガの魔核』を取得しました。』
『『オーガの心臓』を取得しました。』
『『オーガの肝臓』を取得しました。』
『『オーガの胆嚢』を取得しました。』
『『オーガの血液』を取得しました。』
(結構いいものが取れたな)
「さあ、帰ろう」
「はい」
僕たちは冒険者の店に戻り報告した。
「これが依頼書の報酬金金貨五枚です」
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

少し冷めた村人少年の冒険記

mizuno sei
ファンタジー
 辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。  トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。  優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる

十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

性転のへきれき

廣瀬純一
ファンタジー
高校生の男女の入れ替わり

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

処理中です...