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第百八十五話:魔法のクーポンと爆笑レジ騒動
しおりを挟む異世界コンビニ「ワンダー」は今日も大繁盛。店内には、騎士様や魔物たちが列を作っており、その中心で何やら騒ぎが起きていた。
「これでお得に買い物ができるはずだ!」
そう叫びながら、魔導士グリモが手にした巻物をレジに差し出した。その巻物には「特別割引クーポン」と大きく書かれているが、何か魔法陣が刻まれているようにも見える。
店長レオがそれを慎重に受け取ると、隣のアルバイトのエルフ、ミリアが顔をしかめた。
「レオさん、それ絶対怪しいですよ。普通のクーポンに魔法陣なんてありませんよ!」
「まあまあ、客の期待を裏切るわけにはいかないし、試してみよう!」
レオがクーポンをスキャンすると、突然レジが光り輝き、「ピピピピピ!」と異常音が響き渡る。
「何これ!?レジがしゃべりだした!」と驚くミリア。
レジの画面に現れたのは、魔法陣が変形した謎のキャラクターだった。
「こんにちは!私は割引精霊クーピンだよ!君の買い物を20%オフにしてあげる代わりに、爆笑の呪いをお届けします!」
「爆笑の呪い?」と首をかしげるレオ。その瞬間、店内にいた全員が急に笑い出した。騎士様も魔物も、笑いすぎて商品棚にもたれかかり、大混乱に。
「これ、止められないのか!」とレオが必死にクーポンを取り消そうとするが、精霊クーピンは楽しそうに踊りながら消え去った。笑い声はますます店内に響き渡る。
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最終的に、笑いの呪いを解くために、隣の占い屋でお祓いグッズを買う羽目になったレオ。
「まったく、次から魔法クーポンは禁止だ!」と看板を立てることを決意。
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新たな注意書き
「※魔法クーポン使用不可。笑いの呪い、レジの負担となります」
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