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第百八十二話:騎士様と魔物の突撃!サンドイッチ対決
しおりを挟むある晴れた日、コンビニ「ワンダー」に賑やかな声が響き渡った。店の前には、見慣れた顔の騎士様と魔物たちが集結していた。
「今日は、俺がサンドイッチ作りの腕を披露する時だ!」騎士ロックが、大きな包丁を持って登場する。彼の後ろには、魔物たちもスタンバイしており、何やら自信満々に構えている。
「まさか、サンドイッチ対決?」レオが驚きの声を上げる。
「そうだ! 俺は騎士の名にかけて、最高のサンドイッチを作り上げる! そして、魔物の連中にも勝ってもらう!」ロックは胸を張って言う。
魔物側からは、リーダーのバフォメットが手を挙げて「もちろん! 俺たち魔物もこの挑戦を受けて立つ!」と応じる。
レオは困惑しながらも、サンドイッチ作りのコーナーに案内し、対決が始まることになった。
「ルールは簡単だ! 一番美味しいサンドイッチを作った者が勝者だ!」ロックが宣言すると、魔物たちもそれぞれ自分の特技を活かすべく、準備を始めた。
まず、ロックが切り分けたのはジューシーな肉の塊。彼は「これは俺の武器、肉料理のプロフェッショナルだ!」と豪語し、肉をふんだんに使った豪快なサンドイッチを作り始めた。
一方、魔物たちは「野菜マスター」のスライムが自慢の緑野菜を使ったサンドイッチを作り、バフォメットは「魔力を感じるサンド」を目指し、珍しい香辛料を使った秘密のソースを添える。
「俺のサンドイッチが勝者だ!」ロックが完成したサンドイッチを披露するが、その中にはあまりにも肉が多すぎて、食べるのが一苦労だ。見た目は迫力満点だが、食べづらさは満点だ。
「これはちょっと…無理だな」レオは苦笑しつつ、魔物側のサンドイッチを味見する。
「おお、これは新しい味だ!」レオは目を丸くして言う。魔物たちのサンドイッチは、驚くほど調和が取れていて、奇妙な食材を使いながらも不思議と美味しい。
そして、最終的には…魔物たちのサンドイッチが見事に勝利!ロックは肩を落とし、悔しそうに「さすがだな、魔物たち…」とつぶやく。
「でも、次は俺がリベンジするからな!」ロックは諦めずに言い放ち、魔物たちに宣戦布告。
レオはその様子を見ながら、「また、次回も盛り上がりそうだな…」とつぶやいた。
その日のコンビニは、サンドイッチ対決のおかげで大盛況。次はどんな騎士様や魔物たちの挑戦が待っているのか、誰もが楽しみにしているのだった。
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