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第百七十七話:ドラゴンの来店と深刻なタバコ問題

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「よう、そこにいる坊主!」と突然、大きな声が店内に響いた。振り向くと、巨大なドラゴンが店の入り口に立っていた。その姿は威圧的だが、どこかおかしみを感じさせる。

「おお、ドラゴン様!どういったご用件でしょうか?」と、慌てて店長が対応する。

ドラゴンは鼻をふんふんと鳴らしながら「ワシはタバコを探しているんだ!」と語りかけた。「タバコが吸いたいんだが、どこにあるんだ?」

店長は目を大きく開けて、「えっ、ドラゴン様がタバコを?」と驚くが、すぐに冷静を取り戻し、「こちらです!」とタバココーナーへ案内した。

ところが、ドラゴンがタバコを手に取ると、店内に衝撃が走った。「これじゃない!」「火を使わないと吸えん!」と大きな声で怒り出すドラゴン。店長はその勢いに驚きながらも、「お客様、火種の問題は…」とつぶやくが、ドラゴンはすでに魔法の火を口から吐き出し、タバコを点火した。

「これでようやく満足じゃ!」ドラゴンは満足そうに一服しながら、タバコの煙をふわっと空に放つ。しかしその煙が広がると、店内の全員が咳き込んでしまう。「すみません!店内は禁煙です!」と店長が必死に言うも、ドラゴンは「禁煙?ほう、これは面白い規則だな」とまったく気にしていない様子。

その後、店内の騎士たちがドラゴンに注意し、魔物たちも異常に敏感に反応して、結局ドラゴンは外に出される羽目になった。外で煙をぷかぷかと吹かしながら、「こんなに面白い規則があるなんて…」と笑いながらつぶやくドラゴンの姿が見えた。

「今日はもう、店内のタバコは封印だな」と店長がぼやく中、他の客たちはドラゴンが引き起こした騒動に大笑いしていた。

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