異世界でコンビニ経営したらなんか騎士様やら魔物やらも買い物にきた！？

第百六十三話：鍋の底に隠された謎の魔物

寒い冬の夜、ワンダーコンビニは温かい鍋を提供していることで賑わっていた。人気の鍋セットに、新たに追加された「謎の具材」なるものが登場した。これが大ヒットを飛ばし、騎士様たちも魔物たちもこぞって購入していく。

「この具材、何だろうな？」と、冷静な騎士団長ガレスが鍋の中を覗き込む。「見たことないけど、なかなか美味しそうだ。」

その時、鍋から突如として「ブクブク」と泡が立ち上がる。騎士たちが一斉に後退し、「何だ！何か出てきたぞ！」と叫び声を上げる。すると、鍋から勢いよく飛び出したのは、なんと小さな魔物だった。

「私、鍋の精霊、スープス！よろしくね！」と、妙に元気な声で言う小さな魔物が登場。

「お前が具材なのか？」と驚くガレス。

「いや、あくまで鍋の守護精霊！美味しさを守る役目を担ってるんだ！」と、スープスは胸を張って答える。「でも、ちょっとだけサービスで具材になったんだ！」

その後、鍋を食べた一部の騎士たちが「うわ、うまい！これはうまいぞ！」と大絶賛。しかし、食べ終わった後、あたりが騎士や魔物たちのスープス愛に包まれる。

「スープス、魔物界の鍋界でも有名だって聞いたけど、ほんとにすごいんだな。」と驚きの声が上がる中で、店長が呆れ顔。

「マジか、これ本当に何の仕事してるんだ…」と頭を抱える店長の姿が印象的だった。

次回、鍋の精霊スープスが引き起こす新たな騒動とは！？