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第百五十九話:『伝説の闇のさらに伝説』

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コンビニ「異世界ワンダー」は今日も盛況だ。騎士、魔物、そして時々空から降ってくる謎の生物までが来店する中、店長はいつものようにレジでお客様を迎えていた。

そんな中、店内に突然どこからともなく不気味な風が吹き込む。照明がチカチカと揺れ、ドアがガタガタと震える。

「な、なんだ?この不吉な感じは……?」店長がつぶやくと、常連の騎士様が顔を青ざめて言った。「おい、まさか……噂の“伝説の闇のさらに伝説”が現れるってのか?」

店内にいた魔物たちが「嘘だろ……?!」と声を上げる中、店の奥から現れたのは黒いローブを纏った謎の男。その目はまるで夜空の星のように輝いていた。

「フッフッフ……我こそは伝説の闇、そのさらに伝説と呼ばれる者……」男は深々と息を吸い、堂々とレジに向かって言った。「……おにぎり一つ、温めてくれ。」

店内は一瞬の静寂に包まれたあと、一斉に「それだけかーい!」というツッコミが飛び交った。

伝説の男は周囲の反応に気付かず、自分の持っているおにぎりをじっと見つめている。「これが温まった時、伝説が再び始まるのだ……」

「いやいや、それはおにぎりが温かくなるだけだろ!」と店長が思わず突っ込みを入れると、男は冷ややかな目で店長を見つめ、低い声で言った。

「……この店、気に入った。また来よう。」

男はスッと姿を消したが、店内にはなんとも言えない緊張と笑いが同時に漂っていた。

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