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第百十話:異世界の最新商品『スライムドリンク』の反響
しおりを挟むある日、店長が異世界市場で見つけた新商品『スライムドリンク』がコンビニに入荷された。ラベルには「ぷるぷる感がたまらない!疲労回復効果抜群!」と、どこか胡散臭いキャッチコピーが書かれている。
騎士団の副団長エリックがその棚を見て眉をひそめた。「スライムを飲むのか…まさか生きたままじゃないだろうな?」
店員がニコニコしながら説明する。「ご安心を、これ、ちゃんと加工されていますよ。味はフルーツ風味で、食感はゼリーみたいな感じです。」
その場で試飲をしたのは、いつも好奇心旺盛なゴブリンのポポ。「ん?なんか…ぷるんぷるんだ!しかも、りんご味!」彼の目が輝いた。
次々とお客様が試しに購入し始める。聖騎士ルーカスは最初こそ眉をひそめていたものの、飲んだ途端「なんだこれ、爽やかだ…!」と感嘆した声を上げた。
その様子を見ていた魔女ルフィーリアは、自らの杖をポンポンと叩きながら言った。「次は『魔女特製ドリンク』も置いてもらおうかしら。お客様、目が3つになりますよ~。」
店内の空気が凍りつく中、店長は冗談に引っかからないよう、にっこり笑って「検討します」と答えたのだった。
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