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第百七話:ぷちぷち鍋キューブの大ブーム!?
しおりを挟むある日、コンビニの店内に新しい商品が並べられることになった。それが、今話題の「ぷちぷち鍋キューブ」だ。
「これ、なんですか?」と、普段からよく来店する冒険者の一人、アリスター騎士が興味津々でそのパッケージを手に取る。
「お、アリスター様、これが新商品の『ぷちぷち鍋キューブ』です!」と、店員が自信満々に説明を始める。「簡単に言うと、鍋のスープにこのキューブを入れるだけで、あっという間に美味しい鍋ができるという便利なアイテムです。」
アリスター騎士は思わず目を輝かせて言った。「鍋!? ああ、鍋か…これなら寒い夜でも温かい食事が楽しめそうだな!」
「おお! それならちょっと試してみるか!」と、アリスター騎士は早速レジにその商品を持っていく。
その後、少し時間が経ち、他の常連客たちもこの「ぷちぷち鍋キューブ」の噂を耳にして次々と買いに来る。なんと、魔物たちも興味津々でこの商品を手に取り始めた。
「ぷちぷち鍋キューブ? 何だ、それ?」と、あるゴブリンが問いかけると、店員が説明を始める。「これをスープに入れるだけで、簡単に鍋ができるんですよ。寒い季節にはぴったりです!」
ゴブリンはその説明を聞くと、「おお、これは試してみるしかない!」と意気込み、すぐに購入。
その後、意外なことに、近くの魔王様も登場。魔王様はかなり冷徹で、どんな豪華な料理でも口にしないタイプだが、なぜか「ぷちぷち鍋キューブ」に興味を示した。
「ふむ、これは…魔王にも使える鍋か?」と考えながら魔王が呟くと、店員は少しビクビクしながらも頷く。
「はい! どんなお客様にもぴったりの鍋ができると思いますよ。魔王様にもどうぞ!」
魔王は頷くと、「その『ぷちぷち』を少し試してみよう。」と、神妙な面持ちで鍋キューブを手に取った。
その数分後、魔王は「うーん、意外と悪くないな…」と満足げに頷く。
「うむ、これは魔王の好みにも合う。」と、思わずうれしそうな表情を見せた魔王様に、店員もホッと一息ついた。
その後、魔王が続けて言った。「では、サイクロプスも呼んでやるか。あ奴もきっと好きだろう。」
と、サイクロプスを呼びつける魔王。サイクロプスが来店すると、すぐに「ぷちぷち鍋キューブ」を試すことになった。
「おお! これはおいしいぞ!」と、サイクロプスは無邪気に鍋をかき混ぜながら満足げに言う。
店員はその様子を見て、ついに言った。「これ、どんどん売れていきそうですね! ぷちぷち鍋キューブ、流行るかもしれません!」
そして、あっという間に「ぷちぷち鍋キューブ」の人気は広まり、コンビニの売上も急上昇。しかし、問題が発生した。
「ちょっと待って、これって…鍋を作るためだけに使うものじゃないよな?」と、リオネル騎士が訝しげに言う。
他の騎士たちや魔物たちも同様に、次々と「ぷちぷち鍋キューブ」を色々な用途で試し始めた。
「うーん、これをあの『ソーセージの中身』に使えば…」と、ウィンディウスの魔物が考え込む。
「えっ!? それは大丈夫なのか?」と店員が驚きながら心配していると、ウィンディウスはにやりと笑って言った。「問題ないさ、あの魔法の力があれば!」
それからというもの、ぷちぷち鍋キューブは鍋に限らず、様々な用途で使われるようになり、さらに伝説の魔物たちも「ぷちぷち鍋キューブ」の魔法の力に取り憑かれることに…。
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